行きずりの街
評判
行きずりの街の評価:
2.78/5点 レビュー 69件。 C ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全36件 21〜36 2/2ページ
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行きずりの街の評価:
2.78/5点 レビュー 69件。 C ランク
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シミタツをはじめて知り、『このミス』期待でこの本から入った人は本書をミステリーじゃないと言って貶める。しかしそれはあまり正当ではない。91年頃の『このミス』は、ミステリーと言っても本格派からハードボイルド、冒険小説まで非常に広く網をかけて投票されていた。私は1位で良い作品だと思います。「なんで?」と言う人は当時のほかの作品をいろいろ読んでみて再評価したらどうでしょう。
最近のミステリーはプロットの巧妙さだけでうまい下手が言われる嫌いがあるように思うけど、シミタツはミステリーではないし、本人も認めるようにプロット作りはうまくない。本書も皆さんが指摘しているようにあまりに都合のよい展開やややステロタイプ的な人物造形があるのは否めない。だからこういうところが気になる人にはダメですね。私は、最近のミステリーはプロットを複雑にするだけに力を注いでいるように思えて、あまり評価していませんが。
シミタツのすごさはむしろ自然風景、人の情景を描く表現力でしょう。この点についてはほとんどの小説家は適わないのでは? 本書の女性像は確かに男の目線かもしれないけれど、それでも人情の機微が浮き出ているなぁと感心します。
だからこそシミタツは本書だけでなくいろいろな作品を手にとって欲しいと思うのです。