砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

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評判

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの評価:

4.28/5点 レビュー 179件。 B ランク

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平均点4.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全324件 241〜260 13/17ページ
No.84
(5pt)

心地良い異世界物語(鳥取市)のイメージに浸る!!

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹著 を 先程読み終える。とある縁から読み始めたが、なんか心に残る佳作の映画みたいだな。 それもしょうもないセリフや、大根役者、ぶざまなカメラワーク、貧相なセット情景の出来の悪い日本の映画ではなく、「読んでいる自分自身がぼんやりと描く良質なイメージの世界」と言うに尽きる、つまり読者本人が心のなかで形成する無音無声の世界に心地良く浸りきれたという満足感と、その余韻を感じている。 前述の出来の悪い(日本)映画は、観る人がその映像世界に白けたり、ガッカリしたということやね・・誰とはいえんが、人気若手俳優とかがおだてられて作った映画のことやけど。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.83
(5pt)

読まない方が良かった…。

知人に進められて読んでみたのですが、あまりにも素晴らしすぎるが故に、四日間くらい落ち込み続けました。
ネタバレは避けますが、これほどまでに短くまとめて、内容がしっかり濃いものになってる作品は珍しいと思います。
ただ、優れているがゆえに、感動ではなくあまりにも可哀想で涙が流れました。正直あんまり人にはオススメしたくないです。
桜庭さんの不可避な悲劇を描いた初期作品で、桜庭さんファンには大いに価値のあるものなのでしょうが、自分にはショッキング過ぎました。
小説としては非常に優れているのですが、読むには注意が必要な一冊です。
ただ、素晴らしい作品である事はどうしても否定できません。
「どうせフィクションなんて作り事だ」と思える方になら、必読なのではないでしょうか?
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.82
(5pt)

読まない方が良かった…。

知人に進められて読んでみたのですが、あまりにも素晴らしすぎるが故に、四日間くらい落ち込み続けました。
ネタバレは避けますが、これほどまでに短くまとめて、内容がしっかり濃いものになってる作品は珍しいと思います。
ただ、優れているがゆえに、感動ではなくあまりにも可哀想で涙が流れました。正直あんまり人にはオススメしたくないです。
桜庭さんの不可避な悲劇を描いた初期作品で、桜庭さんファンには大いに価値のあるものなのでしょうが、自分にはショッキング過ぎました。
小説としては非常に優れているのですが、読むには注意が必要な一冊です。
ただ、素晴らしい作品である事はどうしても否定できません。
「どうせフィクションなんて作り事だ」と思える方になら、必読なのではないでしょうか?
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.81
(5pt)

「子供を生き抜いた」という不思議な感覚

虐待される子供、引き籠る子供という現代的なテーマを、大人との戦場を生き残った子供が大人になれる、そして大人になるとそれを忘れてしまう、とヒロイン「なぎさ」の視点で、友人の美少女「藻屑」に起こった不幸な事件を回想するといった手法で描かれている。

虐待を虚言でまぎらわすヒロインの友人「藻屑」と、引き籠りでヒロインだけに理知的な話をする兄「友彦」は、いわば戦場でキャンディーでできた弾丸を撃っているようなもので無力であった。
結局「藻屑」は自身の父親に殺されてしまい、事件後、兄「友彦」はキャンディーでない実弾を撃つために、少し象徴的すぎる感もあるが、自衛隊に入隊することになる。

凄惨な悲しい事件であるはずなのに、猟奇的でもなく扇情的ではなく、美しく静かな文章で作者の力量が光る。何度も読み返したくなる作品。
子供だけでなく、忘れられた思春期の何とも言えない「子供を生き抜く」という不思議な感覚を回想をするために、大人にも薦めたい。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.80
(5pt)

「子供を生き抜いた」という不思議な感覚

虐待される子供、引き籠る子供という現代的なテーマを、大人との戦場を生き残った子供が大人になれる、そして大人になるとそれを忘れてしまう、とヒロイン「なぎさ」の視点で、友人の美少女「藻屑」に起こった不幸な事件を回想するといった手法で描かれている。

虐待を虚言でまぎらわすヒロインの友人「藻屑」と、引き籠りでヒロインだけに理知的な話をする兄「友彦」は、いわば戦場でキャンディーでできた弾丸を撃っているようなもので無力であった。
結局「藻屑」は自身の父親に殺されてしまい、事件後、兄「友彦」はキャンディーでない実弾を撃つために、少し象徴的すぎる感もあるが、自衛隊に入隊することになる。

凄惨な悲しい事件であるはずなのに、猟奇的でもなく扇情的ではなく、美しく静かな文章で作者の力量が光る。何度も読み返したくなる作品。
子供だけでなく、忘れられた思春期の何とも言えない「子供を生き抜く」という不思議な感覚を回想をするために、大人にも薦めたい。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.79
(4pt)

無力故に刻まれるもの。

砂糖菓子で出来た弾丸では子供は世界と戦えない。 あたしの魂は、それを知っている。 桜庭一樹の出世作となった本作。 筆者が十八番とする、“あたし”の物語。 “少女には向かない職業” “推定少女” “私の男” といった順番で筆者の作品を読んでいるのだが これらの作品に比べると、“あたし”と“大人”の距離は遠い。 別次元の生き物として表されている様に感じるというよりも “あたし”は自分の見える範囲、認識出来る範囲でしか物事を捉えられない。 その象徴としての“教師”や或は“友人”なのだが 本作は“あたし”=“どこにもいけない無力な子供”を 先にあげた三作よりも強調して表現している。 無論それは筆者の作品を発表した順から考えれば逆であり 最近の作品になる程に、“あたし”と“大人”の違いを様々なテーマで 描く様になっているのであるが。 先の順番で読んでいる私にとっては寧ろ本作は、 無力故に、無知故に何も出来ずにただ現実を生き 次第に嫌悪している対象へと自身が進まざるを得ない現実を。 決して忘れずに、かつてそれらと戦ったという想いを胸に 世界を行きていく辛さを書き表している。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.78
(4pt)

無力故に刻まれるもの。

砂糖菓子で出来た弾丸では子供は世界と戦えない。 あたしの魂は、それを知っている。 桜庭一樹の出世作となった本作。 筆者が十八番とする、“あたし”の物語。 “少女には向かない職業” “推定少女” “私の男” といった順番で筆者の作品を読んでいるのだが これらの作品に比べると、“あたし”と“大人”の距離は遠い。 別次元の生き物として表されている様に感じるというよりも “あたし”は自分の見える範囲、認識出来る範囲でしか物事を捉えられない。 その象徴としての“教師”や或は“友人”なのだが 本作は“あたし”=“どこにもいけない無力な子供”を 先にあげた三作よりも強調して表現している。 無論それは筆者の作品を発表した順から考えれば逆であり 最近の作品になる程に、“あたし”と“大人”の違いを様々なテーマで 描く様になっているのであるが。 先の順番で読んでいる私にとっては寧ろ本作は、 無力故に、無知故に何も出来ずにただ現実を生き 次第に嫌悪している対象へと自身が進まざるを得ない現実を。 決して忘れずに、かつてそれらと戦ったという想いを胸に 世界を行きていく辛さを書き表している。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.77
(5pt)

神なき国の神義論

ドストエフスキーが創造したイワン・カラマーゾフが児童虐待を許す神の義を問うたのは19世紀だった。私たちは問いかける相手を持たない。神なき国で神の義を問う道は、生き残って世界と戦い続けることだけだ。この作品は、砂糖菓子の弾丸で世界と戦おうとした少女に生命を与えることに、確かに成功した。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.76
(5pt)

神なき国の神義論

ドストエフスキーが創造したイワン・カラマーゾフが児童虐待を許す神の義を問うたのは19世紀だった。私たちは問いかける相手を持たない。神なき国で神の義を問う道は、生き残って世界と戦い続けることだけだ。この作品は、砂糖菓子の弾丸で世界と戦おうとした少女に生命を与えることに、確かに成功した。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.75
(4pt)

ファンタジーかと思いきや…

タイトルからふわふわと甘いファンタジーものを想像していたらとんでもなかった。もともとはライトノベルレーベルから出版されたらしいが、単行本、一般文庫にして正解だと思う。もう随分と前に書かれたものなのに、まるでつい最近初版が出版されたかのような題材。作家名にひかれてたまたま手に取ったものだったが、読んでいて痛かった。でも読んでよかった。特に最後の数ページは新聞に載せてほしいくらい。最近、この本に出てくるクイズと似たようなものを小学校教師が子供たちに問いかけたというニュースがあって、びっくりした。教師も病んでる。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.74
(4pt)

ファンタジーかと思いきや…

タイトルからふわふわと甘いファンタジーものを想像していたらとんでもなかった。もともとはライトノベルレーベルから出版されたらしいが、単行本、一般文庫にして正解だと思う。もう随分と前に書かれたものなのに、まるでつい最近初版が出版されたかのような題材。作家名にひかれてたまたま手に取ったものだったが、読んでいて痛かった。でも読んでよかった。特に最後の数ページは新聞に載せてほしいくらい。最近、この本に出てくるクイズと似たようなものを小学校教師が子供たちに問いかけたというニュースがあって、びっくりした。教師も病んでる。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.73
(3pt)

社会を「生きるため」の通過儀礼※多少ネタバレを含む内容になります。

とある人からお勧めされて読み始めました。正直「ライトノベル」と言うジャンルには興味が持てない上に、ペドっぽいイラストが受け付けられないので不安に感じました。最初の30Pくらいまで読んだ段階では「文体が気持ち悪い」と感じました。「弾丸」と言う言葉を使う主人公。中学生特有の強がった言葉表現なのかもしれませんが。あと、実の兄、父親に向けられる思慕が、年上の恋人に向けられて入るものにも感じて、私にはちょっと無理…と、感じました。ただ、物語は90P以降からテンポも良くなり、面白くなって(引き込まれていく)いきます。冒頭で「海野藻屑がバラバラ死体で発見される」とあり、「何故彼女は死んだのか」「犯人は誰か」と興味をひかれます。また、話が進むに連れて、『発見当日』の描写が章の間に挟まれており、それを見ると「何故主人公は死体の場所が分かったのか」「何故引きこもりだったはずの主人公の兄が主人公と共に死体を捜しに来ているのか」と、読者の謎は深まるばかりです。100Pを越える辺りから、ストーリーのテンポも良くなり、読みやすく感じました。とある感想では「読者が謎に思った事が解決されてない」と言ったものがありましたが、三章で全てが明らかになります(と、私は思います)。ストーリーの題材が『児童虐待』『進学』『引きこもり』『学級内の孤立』と社会の抱える問題がテーマなので、万人受けする内容とは思えませんが、それなりに面白く読めました。冒頭でも述べられて入るように、海野藻屑は死んでしまいます(それも残酷な方法で)。そのため、主人公が幸せになれたかと言えばそうではありません。が、少なくとも、彼女の環境は良い方向に進んで行きます。それが主人公、読者にとって救いになったと思います。最終的には主人公も、その兄も、その歳なりに『自立』します。ダラダラと年齢を重ねるのではなく、「社会に生きる為の道」を共に選択したのだと思います。贅沢を言えば、もう少し、冒頭部分を簡潔にしてくれたほうが、読者は読みやすく(飽きにくく?)なったかもしれません。(作者によると、小説を1本上げたあと、イメージが浮かんで勢いで書き上げたそうです。それを編集に持って行くとトントン拍子で本になったとか。)キーとなる事件の発端の場面に行くまでは『背骨の無い』文章を延々と読まされているようで面白みを感じませんでした。(キー部分以降は流れるように進むのでサクサク読めました)編集サイドがもう少し頑張ってくれたらな、と思ったので、星は3つにしました。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)より
4829162767
No.72
(4pt)

不思議な読了感

元々がラノベだったからか非常に読みやすかったけど…。作者がなにを伝えたかったのかが理解できなかった。オチは冒頭にある通り。それでもヒロインに救いが欲しかったとか思うのは自分だけでしょうか。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.71
(4pt)

不思議な読了感

元々がラノベだったからか非常に読みやすかったけど…。作者がなにを伝えたかったのかが理解できなかった。オチは冒頭にある通り。それでもヒロインに救いが欲しかったとか思うのは自分だけでしょうか。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.70
(4pt)

不思議な読了感

元々がラノベだったからか非常に読みやすかったけど…。作者がなにを伝えたかったのかが理解できなかった。オチは冒頭にある通り。それでもヒロインに救いが欲しかったとか思うのは自分だけでしょうか。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.69
(4pt)

不思議な読了感

元々がラノベだったからか非常に読みやすかったけど…。作者がなにを伝えたかったのかが理解できなかった。オチは冒頭にある通り。それでもヒロインに救いが欲しかったとか思うのは自分だけでしょうか。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.68
(5pt)

タイトルどおりのセンスのよさ。

タイトルに引かれて思わず手にとってしまいました。
思春期の少年、少女のあやうさ、残酷さ、アンバランスさがセンスのいい文章とあいまってよく表現されていたと思います。
残酷でヘビーな内容なのにどろどろとした感じにならずさわやかでちょっぴり胸が痛むような甘酸っぱい青春ものって感じの読後感・・・。
バラバラ殺人事件を作者独特の世界観、ポップで甘い文章で包み込んで全く違うものに変えてしまっています。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.67
(5pt)

タイトルどおりのセンスのよさ。

タイトルに引かれて思わず手にとってしまいました。
思春期の少年、少女のあやうさ、残酷さ、アンバランスさがセンスのいい文章とあいまってよく表現されていたと思います。
残酷でヘビーな内容なのにどろどろとした感じにならずさわやかでちょっぴり胸が痛むような甘酸っぱい青春ものって感じの読後感・・・。
バラバラ殺人事件を作者独特の世界観、ポップで甘い文章で包み込んで全く違うものに変えてしまっています。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.66
(4pt)

青春の春とは何か

この小説を高校生の内に読めて良かった、と、叫びたい。 青春へと移り行く少女の自我。それを2人の対照的な少女の邂逅から描いた本書である。 主人公・山田なぎさは、母とひきこもりの兄というシングルマザー家庭で過ごし、兄を養うために社会的な自立に価値観を置くリアリスト。転校生・海野藻屑は美人だが空想ばかり言って周囲から浮きがちな儚げ少女。 一方的に藻屑に好かれたなぎさはやがて藻屑に惹かれていく。 子供にとっての大人とは、学校とは、青春とは、それらがどこか幻想的な筆致と共に残酷なまでに鮮やかに描かれていく。 青春とは、重みである。そのことを本書は私達のコンセンサスとして表明してくれた。 あなたが青春の渦中にあっても、あるいはそれを乗り越えた人であってもぜひ読んで欲しい。 しかしライトノベルを意識せざる負えない表現――決して稚拙だという意味ではない――も多々あり、一般受けはしないかもしれない。その点でマイナス1。 興味が湧いたなら、七竈と私の男も合わせて呼んでみることを薦めたい。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)より
4829162767
No.65
(4pt)

社会問題に興味のある方は必見

この小説はDVや引き籠りなどの社会的問題になっているテーマを著者なりに描き切った小説。
小説としては矛盾や構成に不備があるものの、読者に与えるメッセージ性は強烈なものがある。
社会問題に興味のある方はもちろんのことだが、現代社会で起こっている実際の事件を
他人事のようにしか受け止められない人には是非読んでもらいたい一冊だ。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)より
4829162767