砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

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評判

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの評価:

4.28/5点 レビュー 179件。 B ランク

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平均点4.28pt

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全324件 321〜324 17/17ページ
No.4
(5pt)

お勧めです

読み終えた後、仮に自分の身近に虐待を受けているらしい子供がいたとして、その子に何かしてあげられるだろうか?
助けてあげられるだろうか?そう考えてみた。以前なら間違いなく「可哀想に…」と思うだけで何もしなかった。
けれど1人の大人として、それでは駄目なんだ、手遅れになってから「こんなことになるなんて思ってなかった!」
「誰かが何とかすると思ってた!」と後悔しても遅いんだと、この1冊に気づかされました。
いつか自分が親になる時が来たら、その子には安心をあげたい…。
『今日もニュースでは繰り返し、子供が殺されている。どうやら世の中にはそう珍しくないことらしい、とあたしは気づく』
このなぎさの言葉が事実であることをとても悲しく思います。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)より
4829162767
No.3
(4pt)

砂糖菓子の弾丸は苦かった

「青春暗黒ミステリ」のあおりには正直「なんじゃそりゃ!?」ってかんじだったんですが読後このあおりは間違ってなかったなあと実感しました。実際ハードカバーで出てても違和感ない内容です、かわいいイラストが浮いてしまうくらい容赦ない話なんで(笑)いや、私はオタクなんでかわいい挿絵があったほうがお得だなーって感じですが。
虐待の話です。たった13歳で人生に絶望して妄想に逃避した女の子が出てきます。自分が人魚だと信じることで脆い精神の均衡を保つ危うく儚い少女がでてきます。
これは少女と少女の不均衡な友情の話です。
主人公が欲したのは世界に打ち込むことができる実弾、それは即ち経済力や自立心などを意味するものでした。自分の足と力で家族の生活を支えるための実弾。その友人が欲したのは甘い甘い砂糖菓子の弾丸、妄想の世界に打ち込むことで脆く危うい自我を支える虚構の弾丸。
少女たちはそれぞれのやり方で世界に弾丸を打ち込んでいた。
彼女たちは二人とも子供で、大人に庇護されなければ生きられないかよわい存在だったから。
けど、大人が庇護してくれない場合は?
自分が最も庇護してほしい大人から傷つけらてボロボロにされた場合は?
藻屑と渚の選択はあまりに切なく、藻屑に訪れた結末は不条理なものでした。
「砂糖菓子の弾丸では、子供は世界と戦えない」
読後、この言葉がいつまでも耳に残ります。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)より
4829162767
No.2
(4pt)

ゆれる心理状態をひたすらていねいに説明しつづける本

桜庭一樹の話を基本的にシンプルな話が多い。そしてシンプルである分、ひたすらキャラクターたちがなにを考えているかをていねいにそしてわかりやすく書きまくるのである。心理状態をていねいに描写し続けることは文章が難しくなったりする危険を常時はらんでいるが、著者はこの問題を実力で解決している。中学生から大学生のレンジに対してターゲットを設定しているが、もっと高年齢でも十分に楽しむことできる本だと考える。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)より
4829162767
No.1
(4pt)

いきなりバッドエンディング

最初でいきなりゲームのバッドエンディングを宣告されます。しかしなぜそうなったかについては分からないので、ついついやってしまいます。もしかしたら途中の選択肢でもっといいエンディングがあるかもと思うわけです。小説は1本道なので選択肢は無いわけですが、そんな中でも希有な希望を抱いて読んでしまう1本でした。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)より
4829162767