砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

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評判

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないの評価:

4.28/5点 レビュー 179件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全324件 221〜240 12/17ページ
No.104
(4pt)

切ないけど傑作

切ない。
この喪失感は何なんだろう?
純真さというものは誰もが失いたくないものかもしれないけど、
もしそれを自分達の住む世界から最も遠い場所に
置いてこなければいけないとしたら…。
社会で働くことと自分が犠牲にしているものを
考えさせられるのは、年を取った証拠かな。
なぎさと同じ十三歳の時に読んでいれば、
間違いなく違う感想になると思う。
これは傑作だと思います。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.103
(3pt)

ハテナの連続でした。

「砂糖菓子の弾丸」と言うタイトルからも分かるように
この本には、妙に気になる言葉遊びや比喩表現が、ふんだんに詰め込まれています。
面白いのは、その言葉1つ1つに意味があります!

主人公は、海辺に暮らす女子中学生です。
ある日、彼女のもとに自分は人魚だと名乗る転校生“海野藻屑"が現れる。
この海野藻屑という奇妙奇天烈なネーミングセンスも桜庭さんの作品の面白いところです。
この独特な雰囲気は他の本には無いです。

本文には海野藻屑の正体は何者?という伏線がたくさん張られており、それらは意外な形で回収されていきます。

この本は、ミステリーに分類されますが
本格ミステリーでは無く、どちらかと言うとライトノベルでした。
そのため、万人向けではありません。人によっては物足りないと感じると思います。

実際私も本の内容には面白いと思いました。
しかしミステリーとしては、もうひとつでした。

このタイトルの意味を知りたいと思う人は、是非読んでみて下さい。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.102
(3pt)

ハテナの連続でした。

「砂糖菓子の弾丸」と言うタイトルからも分かるように
この本には、妙に気になる言葉遊びや比喩表現が、ふんだんに詰め込まれています。
面白いのは、その言葉1つ1つに意味があります!

主人公は、海辺に暮らす女子中学生です。
ある日、彼女のもとに自分は人魚だと名乗る転校生“海野藻屑"が現れる。
この海野藻屑という奇妙奇天烈なネーミングセンスも桜庭さんの作品の面白いところです。
この独特な雰囲気は他の本には無いです。

本文には海野藻屑の正体は何者?という伏線がたくさん張られており、それらは意外な形で回収されていきます。

この本は、ミステリーに分類されますが
本格ミステリーでは無く、どちらかと言うとライトノベルでした。
そのため、万人向けではありません。人によっては物足りないと感じると思います。

実際私も本の内容には面白いと思いました。
しかしミステリーとしては、もうひとつでした。

このタイトルの意味を知りたいと思う人は、是非読んでみて下さい。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.101
(1pt)

好きじゃない

この作品に関して、自分には良いか悪いかでは判断する事が出来ない。

ただ、好きじゃない。

かなり非現実で中学生が『惰眠を貪る』や『微睡む』なんて言葉を会話で使うかよ!と白けてしまった。

桜庭一樹の作品は構成は好きだけれども、会話がいつも白けてしまう。


砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.100
(1pt)

好きじゃない

この作品に関して、自分には良いか悪いかでは判断する事が出来ない。

ただ、好きじゃない。

かなり非現実で中学生が『惰眠を貪る』や『微睡む』なんて言葉を会話で使うかよ!と白けてしまった。

桜庭一樹の作品は構成は好きだけれども、会話がいつも白けてしまう。


砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.99
(5pt)

甘くない、むしろ苦い

まだ幼い少女たちがだんだんと成長していくうちに
いろいろなことを学んでいく

砂糖菓子の弾丸しか撃てなかった少女
そして、その甘い弾丸の意味に気付かなかった主人公

けして、読み終わった後、心地いい気持にはなりません
むしろ、心にどっと何かが重くのしかかるような感じです
けれど、何かがこの本を読む前後では大きく変わっていることでしょう

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.98
(5pt)

甘くない、むしろ苦い

まだ幼い少女たちがだんだんと成長していくうちに
いろいろなことを学んでいく

砂糖菓子の弾丸しか撃てなかった少女
そして、その甘い弾丸の意味に気付かなかった主人公

けして、読み終わった後、心地いい気持にはなりません
むしろ、心にどっと何かが重くのしかかるような感じです
けれど、何かがこの本を読む前後では大きく変わっていることでしょう

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.97
(2pt)

桜庭ワールドの原点

”私の男”から、”少女七竈と七人の可愛そうな大人”へ、そしてこの本。
という順番で読みました。
よりライトノベルへ向かう方向となった為、
エキセントリックなキャラクタの立ち居振る舞いに、ちょっと違和感ありましたが、
桜庭さんが描く、美少女、美少年、相対する普通の人、地方都市、親子愛、
というモチーフは顕在。というか、元々お得意だったのね。

鳥取の片田舎の中学校に、東京から美少女で芸能人の娘、藻屑が転校してくる。
美し過ぎて完全に浮いてしまう存在の藻屑は、
唯一感心を示してこないクラスメイト、なぎさに興味を持つ。
主人公であるなぎさは、現実的で確実な力を持つ『お金』つまり実弾が欲しい。
藻屑はその実弾を持っているのに、砂糖菓子の弾のような、夢想的で妄想的な言動ばかり。。
しかし、藻屑の抱える家族問題が、甘ったるい物語を一気にシメていきます。

登場人物は、ライトノベルっぽく、変人とそれに振り回される主人公という感じで、ベタ。
しかしライトノベルという枠の中でも、
作家特有の残酷な描写や、ねじ曲がっているけど濃く強い愛が、
平然と、唐突に放り込まれています。
このアンバランスな内容でも、すんなりと読ませるテンポは、なんなんでしょう。

藻屑が血の繋がる父に求めた愛情は、結局得られません。
この矛盾に自らが壊ずに耐える為の武装が、砂糖菓子だった。
それを知った、なぎさは大人になることを決心します。
少女の成長物語ですが、とても悲しい物語。

とはいえ、私の男なんかと比べると、訴求力はやっぱり落ちるので星2つ。
とにかく後の作品と繋がる、プロローグのような本でした。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.96
(2pt)

桜庭ワールドの原点

”私の男”から、”少女七竈と七人の可愛そうな大人”へ、そしてこの本。
という順番で読みました。
よりライトノベルへ向かう方向となった為、
エキセントリックなキャラクタの立ち居振る舞いに、ちょっと違和感ありましたが、
桜庭さんが描く、美少女、美少年、相対する普通の人、地方都市、親子愛、
というモチーフは顕在。というか、元々お得意だったのね。

鳥取の片田舎の中学校に、東京から美少女で芸能人の娘、藻屑が転校してくる。
美し過ぎて完全に浮いてしまう存在の藻屑は、
唯一感心を示してこないクラスメイト、なぎさに興味を持つ。
主人公であるなぎさは、現実的で確実な力を持つ『お金』つまり実弾が欲しい。
藻屑はその実弾を持っているのに、砂糖菓子の弾のような、夢想的で妄想的な言動ばかり。。
しかし、藻屑の抱える家族問題が、甘ったるい物語を一気にシメていきます。

登場人物は、ライトノベルっぽく、変人とそれに振り回される主人公という感じで、ベタ。
しかしライトノベルという枠の中でも、
作家特有の残酷な描写や、ねじ曲がっているけど濃く強い愛が、
平然と、唐突に放り込まれています。
このアンバランスな内容でも、すんなりと読ませるテンポは、なんなんでしょう。

藻屑が血の繋がる父に求めた愛情は、結局得られません。
この矛盾に自らが壊ずに耐える為の武装が、砂糖菓子だった。
それを知った、なぎさは大人になることを決心します。
少女の成長物語ですが、とても悲しい物語。

とはいえ、私の男なんかと比べると、訴求力はやっぱり落ちるので星2つ。
とにかく後の作品と繋がる、プロローグのような本でした。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.95
(3pt)

感じていない苦悩を無理矢理搾り出している

著者の作品性が一番シンプルな形でまとまっている作品だと思う。
出来そのものは佳作だと考えていい。

ただ、読んでいてどこか著者の考えについて疑問に思うところがあった。
意見がまとまりすぎてはいないか?
著者がここまでこの主題についてまとまった意見を語っていいのだろうか?
そしてその結論を言う資格が著者にあるのだろうか?
手堅くまとめられた物語に納得する反面、そんな気持ちも否定できない。

この物語で否定的に描かれた人物はどれも著者の影の部分だろう。
だが、著者はその影に没頭するオタク道を極めることによって自己が納得できる生を得たのではないか。
自虐的な作風とはいえ、そんな著者がこの主題を否定的に扱うのは傲慢であり欺瞞なのではないか。
その道にある豊かな利益を享受した人間が「こんな道はつまらないから通るな」と言っても、そこに説得力はあるのだろうか。
何というか、自身の人生経験や人間観察を元にして作っているようなのだが、著者自身の本の虫としての性格と作風があまり融和している感じがしない。
よく書けているとは思うが、アルチュール・ランボーの「地獄の季節」をそのまま翻案しているような気がして仕方がなかった。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.94
(3pt)

感じていない苦悩を無理矢理搾り出している

著者の作品性が一番シンプルな形でまとまっている作品だと思う。
出来そのものは佳作だと考えていい。

ただ、読んでいてどこか著者の考えについて疑問に思うところがあった。
意見がまとまりすぎてはいないか?
著者がここまでこの主題についてまとまった意見を語っていいのだろうか?
そしてその結論を言う資格が著者にあるのだろうか?
手堅くまとめられた物語に納得する反面、そんな気持ちも否定できない。

この物語で否定的に描かれた人物はどれも著者の影の部分だろう。
だが、著者はその影に没頭するオタク道を極めることによって自己が納得できる生を得たのではないか。
自虐的な作風とはいえ、そんな著者がこの主題を否定的に扱うのは傲慢であり欺瞞なのではないか。
その道にある豊かな利益を享受した人間が「こんな道はつまらないから通るな」と言っても、そこに説得力はあるのだろうか。
何というか、自身の人生経験や人間観察を元にして作っているようなのだが、著者自身の本の虫としての性格と作風があまり融和している感じがしない。
よく書けているとは思うが、アルチュール・ランボーの「地獄の季節」をそのまま翻案しているような気がして仕方がなかった。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.93
(5pt)

苦しい


表紙と本のタイトルからは想像できない内容だった。

生々しい表現もあって苦しくて、、でも悲しいのはこれが現実に起こっているということ。



それから、読み終わって気付いた。今日が10/4ということに。この本を読んだ人には分かる。

後味は正直良くない。でも、これを読んで良かった。目をそらしてきたものに向き合えた気がした。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.92
(5pt)

苦しい


表紙と本のタイトルからは想像できない内容だった。

生々しい表現もあって苦しくて、、でも悲しいのはこれが現実に起こっているということ。



それから、読み終わって気付いた。今日が10/4ということに。この本を読んだ人には分かる。

後味は正直良くない。でも、これを読んで良かった。目をそらしてきたものに向き合えた気がした。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.91
(2pt)

表紙が恥ずかしい。

有名な作家らしいので、ざっと少し抜かして読んでみた。
この作者の文章が好みでなく、
男が描く女の子に違和感を感じる。
最後は切ない終わり方だけど、
この手の話は良くある話なので、
普通かな。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)より
4829162767
No.90
(5pt)

痛い・・・

「イタイ」話、ではなくて「痛々しい」ですね。どこもかしこも、現代の病理にあふれていて、読み進めるのが辛くなりました。
できれば十代で読みたかったけれど、大人になってからでも、じゅうぶん共感できると思います。文章もラノベ的で軽いようにみせつつ、いかにもな流行り言葉・若者言葉ではないので、大人でも嫌悪感なく読めます。
「大きな賞をとる作家は面白くない!」と勝手に決めつけていたけれど、ごめんなさい、これは面白いです。ぐいぐい引き込まれて、一気読みしました。

痛々しいだけでなくて、「イタイ」部分も多分にあって、ところどころで、吹き出してしまいます。だけど滑稽な描写のはしっこに、深刻なものがあったりするので、こんどは涙ぐんだり。
あと、かなり血みどろに「痛い」物語でもあるので、タイトルと冒頭の数行から、ほんわかしたストーリーを想像した読者は、ショッキングな場面に、目を背けたくなるかもしれません。
そして最初から終わりまで、胸が痛い。

ですが不思議な読後感がやみつきになりそうです。
文学の分野では、かなり久しぶり、「この人の本を全部読みたい」衝動にかられています。今、手元にないのがもどかしいです。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.89
(5pt)

痛い・・・

「イタイ」話、ではなくて「痛々しい」ですね。どこもかしこも、現代の病理にあふれていて、読み進めるのが辛くなりました。
できれば十代で読みたかったけれど、大人になってからでも、じゅうぶん共感できると思います。文章もラノベ的で軽いようにみせつつ、いかにもな流行り言葉・若者言葉ではないので、大人でも嫌悪感なく読めます。
「大きな賞をとる作家は面白くない!」と勝手に決めつけていたけれど、ごめんなさい、これは面白いです。ぐいぐい引き込まれて、一気読みしました。

痛々しいだけでなくて、「イタイ」部分も多分にあって、ところどころで、吹き出してしまいます。だけど滑稽な描写のはしっこに、深刻なものがあったりするので、こんどは涙ぐんだり。
あと、かなり血みどろに「痛い」物語でもあるので、タイトルと冒頭の数行から、ほんわかしたストーリーを想像した読者は、ショッキングな場面に、目を背けたくなるかもしれません。
そして最初から終わりまで、胸が痛い。

ですが不思議な読後感がやみつきになりそうです。
文学の分野では、かなり久しぶり、「この人の本を全部読みたい」衝動にかられています。今、手元にないのがもどかしいです。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.88
(5pt)

評判通り、良かった

読むのが速い人なら1時間ほどで読めてしまうでしょう。
文章も難しい表現を使わず、会話も多いので、するすると内容が頭に入ってきて読みやすいです。
現実に対峙するために"実弾"を必要とする主人公、
現実から逃れるために"砂糖菓子の弾丸"を撃ちまくる藻屑。
でもそれだけでは、中身が大人なのか子供なのかなんて分からないのです。
必死に取り繕った上っ面を、どうにもならない現実が浸食するとき、結局何の力も持たない者は逃げ出すしかない。
こういった思春期の苦悩は語られ尽くしたテーマではあると思いますが、
それでもなお、ここに新しさや惹きつけられる魅力を見いだせるのは、主人公の兄の存在があるからでしょうか。
 
主人公の思いを余所に、どうにもならない現実が彼女を押し流すとき、何が失われて、何が戻ってくるのか。
あっさりとしていますが、素晴らしいラストシーンでした。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342
No.87
(5pt)

評判通り、良かった

読むのが速い人なら1時間ほどで読めてしまうでしょう。
文章も難しい表現を使わず、会話も多いので、するすると内容が頭に入ってきて読みやすいです。
現実に対峙するために"実弾"を必要とする主人公、
現実から逃れるために"砂糖菓子の弾丸"を撃ちまくる藻屑。
でもそれだけでは、中身が大人なのか子供なのかなんて分からないのです。
必死に取り繕った上っ面を、どうにもならない現実が浸食するとき、結局何の力も持たない者は逃げ出すしかない。
こういった思春期の苦悩は語られ尽くしたテーマではあると思いますが、
それでもなお、ここに新しさや惹きつけられる魅力を見いだせるのは、主人公の兄の存在があるからでしょうか。
 
主人公の思いを余所に、どうにもならない現実が彼女を押し流すとき、何が失われて、何が戻ってくるのか。
あっさりとしていますが、素晴らしいラストシーンでした。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)より
4044281041
No.86
(3pt)

表紙や挿絵が恥ずかしいんだよ!!

直木賞作家、桜庭一樹が昔書いていた、たぶんライトノベルスのミステリー。

引きこもりで優雅な生活を送る兄と、母との三人の生活の中、女子中学生の山田なぎさは一刻も早く社会に出て働きたいと願っていた。そんなある日、海野藻屑という変わった転校生がやってくる。彼女は自分を人魚だと言い張り、奇行を繰り返す。そんな藻屑にうんざりしつつも、なぎさは徐々に惹かれていき……。

表紙とあらすじだけで判断すると痛い目をみます。
なんだこりゃ、しょせん書き流しだろう、なんて思ってはダメです。(僕は思っていましたが)
内容は意外にもとてもシリアスで、多感な子供の頃の様子もしっかり描かれています。物語もさり気なく深く、そして悲劇的です。

こういうことってもしかしたらあるかもしれない。
どこかでそう思わせる力をこの作品は持っています。

最後に「それでも生きていかなきゃ」というように終わるのも、あまりにも現実的。
死の扱い方がやや雑ですが、でも面白い本だと思いました。

ちなみにですが、やはり表紙と、ところどころで出てくるアニメ風の絵はいただけません。電車で読んでいると恥かしいです。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫) Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)より
4829162767
No.85
(5pt)

心地良い異世界物語(鳥取市)のイメージに浸る!!

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹著 を 先程読み終える。とある縁から読み始めたが、なんか心に残る佳作の映画みたいだな。 それもしょうもないセリフや、大根役者、ぶざまなカメラワーク、貧相なセット情景の出来の悪い日本の映画ではなく、「読んでいる自分自身がぼんやりと描く良質なイメージの世界」と言うに尽きる、つまり読者本人が心のなかで形成する無音無声の世界に心地良く浸りきれたという満足感と、その余韻を感じている。 前述の出来の悪い(日本)映画は、観る人がその映像世界に白けたり、ガッカリしたということやね・・誰とはいえんが、人気若手俳優とかがおだてられて作った映画のことやけど。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet Amazon書評・レビュー: 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bulletより
4829176342