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太平洋の薔薇
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【この小説が収録されている参考書籍】
太平洋の薔薇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全58件 21~40 2/3ページ
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大藪春彦賞受賞作品ですし、大沢在昌が目頭を熱くしたという帯もあるので、ちょうど読む本が切れていたので上下をあわせて買って読みました。 普通は小説も5年以上前の作品だと急激に変わる時代で話が時代に合わず劣化しますが、いまだに海賊問題が解決していないですし、古いという印象がなく読めました。(サスペンス、冒険ものでは現在は携帯電話がある時代なのに、携帯のない作品で連絡手段がなく困ったシーンなどを読むと違和感を感じたりしますが、この作品にはそういう経年劣化を感じさせません。) 内容は商品の説明を読んでいただけると大体分かると思いますが、それ以外にも日本の政府の事なかれ主義や建前主義なども痛烈に批判している点は良かったかと思います。また著者が元々この業界にいたため、船や航海、海などの博識ぶりには驚きました。ただこの説明が信憑性を持たすためにくどくかかれすぎているせいか、話の展開がくどくてストーリー展開が若干遅く感じました。 また星を4つにした点は、明らかに感動させようという点(キャプテンに対しての賛辞が多すぎ)が気になりました。 日本人ではなく、ハリソン・フォードあたりを主役にして、ハリウッドで映画を作れるくらいに良く出来手いると思います。 | ||||
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大藪春彦賞受賞作品ですし、大沢在昌が目頭を熱くしたという帯もあるので、ちょうど読む本が切れていたので上下をあわせて買って読みました。 普通は小説も5年以上前の作品だと急激に変わる時代で話が時代に合わず劣化しますが、いまだに海賊問題が解決していないですし、古いという印象がなく読めました。(サスペンス、冒険ものでは現在は携帯電話がある時代なのに、携帯のない作品で連絡手段がなく困ったシーンなどを読むと違和感を感じたりしますが、この作品にはそういう経年劣化を感じさせません。) 内容は商品の説明を読んでいただけると大体分かると思いますが、それ以外にも日本の政府の事なかれ主義や建前主義なども痛烈に批判している点は良かったかと思います。また著者が元々この業界にいたため、船や航海、海などの博識ぶりには驚きました。ただこの説明が信憑性を持たすためにくどくかかれすぎているせいか、話の展開がくどくてストーリー展開が若干遅く感じました。 また星を4つにした点は、明らかに感動させようという点(キャプテンに対しての賛辞が多すぎ)が気になりました。 日本人ではなく、ハリソン・フォードあたりを主役にして、ハリウッドで映画を作れるくらいに良く出来手いると思います。 | ||||
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上巻では場面が頻繁に切り替わり展開が遅かったきらいがあるが、 下巻では張られた伏線が収束して行き、感動のラストを迎える。 ハリウッド映画の如く、読者の期待通りのストーリー展開を見せる。 ただ、難を言えば、作者の都合が優先する展開があったり、テロリスト があっけなく死んでしまったりする部分が気になった。 そもそも、あえて目立つハイジャックをする必要があったのか疑問である。 終盤はグレート船長柚木マンセーの描写が演出過剰気味に思えたりもする。 とはいえ、海洋冒険小説、国際謀略小説として読み応え充分な作品である 事は間違いない。 | ||||
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魅力的な海洋冒険小説であり、国際謀略小説です。 ただ、上巻ではロシアで盗まれた生物兵器の捜査、アメリカのCIA、 豪華客船に乗る謎の大富豪と執事、大富豪の主治医となる船医など、 多くの人物が登場し、頻繁に場面が切り替わるため、物語の中心となる ハイジャックされた船のストーリーがなかなか進まない。 下巻になると様々な伏線が収束し、感動的なラストを迎えるのだが。 | ||||
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魅力的な海洋冒険小説であり、国際謀略小説です。 ただ、上巻ではロシアで盗まれた生物兵器の捜査、アメリカのCIA、 豪華客船に乗る謎の大富豪と執事、大富豪の主治医となる船医など、 多くの人物が登場し、頻繁に場面が切り替わるため、物語の中心となる ハイジャックされた船のストーリーがなかなか進まない。 下巻になると様々な伏線が収束し、感動的なラストを迎えるのだが。 | ||||
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面白い! 海洋冒険小説の傑作と言ってもいいです。 特に最後は目頭が熱くなります。 「天空の回廊」といい、本作と言い笹本稜平さんの小説は、最後に目頭が熱くなる物が多いような気がします。 ちょっと難点を言えば、最初は綿密なテロリストが最後の方は行き当たりばったりの行動をしてしまうところがムムムですかね。 | ||||
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面白い! 海洋冒険小説の傑作と言ってもいいです。 特に最後は目頭が熱くなります。 「天空の回廊」といい、本作と言い笹本稜平さんの小説は、最後に目頭が熱くなる物が多いような気がします。 ちょっと難点を言えば、最初は綿密なテロリストが最後の方は行き当たりばったりの行動をしてしまうところがムムムですかね。 | ||||
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こんな人にお勧め。 1、徹夜でも平気で本が読める。 2、海の男と聞いただけで許せてしまう 3、感動して泣きたい 4、女王陛下のユリーシズが好き こんな小説をお探しの方是非! ラストは思わず感動の涙が! | ||||
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こんな人にお勧め。 1、徹夜でも平気で本が読める。 2、海の男と聞いただけで許せてしまう 3、感動して泣きたい 4、女王陛下のユリーシズが好き こんな小説をお探しの方是非! ラストは思わず感動の涙が! | ||||
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テロリストにより占拠された貨物船「パシフィック・ローズ」を嵐の中操舵しながら、船員達の命と希望を守るために尽くす船長柚木静一郎。 それを救いたいと手を尽くす国際海事曲海賊情報センター勤務の娘、柚木夏海。 対峙するテロリストのほか各国の思惑や、組織内の軋轢、などがパシフィックローズの救出を阻み、ラストまで気が許せない展開で、大変面白く読みました。 最後の美しい場面は涙をおさえられませんでした。 たいへん面白い小説一気によんでしまいます。 | ||||
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テロリストにより占拠された貨物船「パシフィック・ローズ」を嵐の中操舵しながら、船員達の命と希望を守るために尽くす船長柚木静一郎。 それを救いたいと手を尽くす国際海事曲海賊情報センター勤務の娘、柚木夏海。 対峙するテロリストのほか各国の思惑や、組織内の軋轢、などがパシフィックローズの救出を阻み、ラストまで気が許せない展開で、大変面白く読みました。 最後の美しい場面は涙をおさえられませんでした。 たいへん面白い小説一気によんでしまいます。 | ||||
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パシフィックローズ という貨物船が 海賊にハイジャックされます。 船長はこの航海を最後に引退しようとしていた伝説の船乗り柚木清一郎。 柚木は、船員の命を守るために、海賊との心理的な戦いを船の中で強いられることになります。 遠くロシアでは細菌兵器にかかる動きがみられます。 死んだとされていたテロリストの活動を発見したCIAの工作員が活動を始めます。 世界中をめぐる豪華客船の上で大富豪の学者が船医に研究所の研究員とならないかとさそいをかけます。 一見つながりのなさそうなそれぞれの出来事が、結び付けられていきます。 船長の柚木の「実直な」性格がスケールの大きなお話を親しみやすいものにして読ませてくれます。 展開も速く複雑なのに、とても面白く読み進むことが出来ます。 | ||||
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第6回大藪晴彦賞受賞。 2004年度版 このミス 13位 伝説の船長柚木の最後の航海は老朽船「パシフィックローズ」。 しかし、この老朽船がテロリストにより占拠され、柚木らはロシアへ向かうように指示される。ロシアで待ち受けるのは旧ソ連時代の驚異の生物細菌兵器。有効な解毒剤がないため、驚異の兵器として封印されていたこの兵器を巡り、日・米・露、それぞれの思惑が交錯する。 テロを阻止せんとする柚木。柚木を懸命に捜索する娘の夏海、そして、兵器を開発し米国へ亡命した科学者ザカリアンなど、キャラクターのたてかたもうまくできている。 たしかにディテールの甘さがあるし、たとえば、用意周到なテロリストが、後半急に弱くなる!!など、作者のご都合ですすむ展開等、欠点もある。 しかしこれらの欠点を差し引いても、十分に優れた海洋冒険小説であり、一読の価値がある作品として、おすすめできる。 同じ年に「終戦のローレライ」という海洋冒険小説の怪物がいなかったら、もっと注目を集めた作品だと思う。 私にとって2003年、掘り出し物の一冊となった。 | ||||
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パシフィックローズという老朽船とその船長を主人公とした海洋冒険小説である。主人公が生涯最後の航海で船を民族自決を掲げるテロ組織にシージャックされ、奪還すべく、陸で国際海事機関に勤務する主人公の娘他と協力するというストーリー。結果がハッピーエンドになることは、読み始めるときから分かってはいるのだが、徐々に引き込まれていってしまう文章力のうまさがある。前半の伏線の記述がちょっとくどくて、多少我慢しながら読み進めなければならないところがあるが、後半に入ると、そのくどいと思われたそれぞれの伏線が生きて、地理的にも時間的にも絡み合ってくる点は見事。 | ||||
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パシフィックローズという老朽船とその船長を主人公とした海洋冒険小説である。主人公が生涯最後の航海で船を民族自決を掲げるテロ組織にシージャックされ、奪還すべく、陸で国際海事機関に勤務する主人公の娘他と協力するというストーリー。結果がハッピーエンドになることは、読み始めるときから分かってはいるのだが、徐々に引き込まれていってしまう文章力のうまさがある。前半の伏線の記述がちょっとくどくて、多少我慢しながら読み進めなければならないところがあるが、後半に入ると、そのくどいと思われたそれぞれの伏線が生きて、地理的にも時間的にも絡み合ってくる点は見事。 | ||||
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パシフィックローズという老朽船とその船長を主人公とした海洋冒険小説である。主人公が生涯最後の航海で船を民族自決を掲げるテロ組織にシージャックされ、奪還すべく、陸で国際海事機関に勤務する主人公の娘他と協力するというストーリー。結果がハッピーエンドになることは、読み始めるときから分かってはいるのだが、徐々に引き込まれていってしまう文章力のうまさがある。前半の伏線の記述がちょっとくどくて、多少我慢しながら読み進めなければならないところがあるが、後半に入ると、そのくどいと思われたそれぞれの伏線が生きて、地理的にも時間的にも絡み合ってくる点は見事。 | ||||
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第6回大藪晴彦賞受賞。 2004年度版 このミス 13位 伝説の船長柚木の最後の航海は老朽船「パシフィックローズ」。 しかし、この老朽船がテロリストにより占拠され、柚木らはロシアへ向かうように指示される。ロシアで待ち受けるのは旧ソ連時代の驚異の生物細菌兵器。有効な解毒剤がないため、驚異の兵器として封印されていたこの兵器を巡り、日・米・露、それぞれの思惑が交錯する。 テロを阻止せんとする柚木。柚木を懸命に捜索する娘の夏海、そして、兵器を開発し米国へ亡命した科学者ザカリアンなど、キャラクターのたてかたもうまくできている。 たしかにディテールの甘さがあるし、たとえば、用意周到なテロリストが、後半急に弱くなる!!など、作者のご都合ですすむ展開等、欠点もある。 しかしこれらの欠点を差し引いても、十分に優れた海洋冒険小説であり、一読の価値がある作品として、おすすめできる。 同じ年に「終戦のローレライ」という海洋冒険小説の怪物がいなかったら、もっと注目を集めた作品だと思う。 私にとって2003年、掘り出し物の一冊となった。 | ||||
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国際謀略小説の分野では第一人者笹本稜平の’04年「第6回大薮春彦賞」を受賞した、1200枚に及ぶ超大作。 あらゆる脅威に敢然と立ち向かう海の男たちの矜持を高らかに謳い上げている。 「海洋版ダイハード」と呼んでもいいくらい、まるでハリウッドの大作映画を観ているような迫力を感じた。 老朽貨物船「パシフィックローズ」のベテラン船長柚木の、テロリストにハイジャックされながらも、嵐の荒海を操船する誇りに満ちた行動を中心に、脅威の生物兵器<ナターシャB>、アメリカ、ロシアの大国の思惑、ひそかに活動する両国の諜報機関部員、暗躍するロシアンマフィア、亡命したアルメニア人の科学者、豪華客船の船医、謎の殺し屋、海賊情報センター職員で船長柚木の安否に一喜一憂する娘の夏海、「パシフィックローズ」を救わんと苦闘する海上保安庁の男たち。大掛かりな「謀略のスケール」と拮抗しうるさまざまな登場人物たちのそれぞれの「個人」をしっかりと描いている点は見事で、国際謀略小説と海洋冒険小説を融合することにも成功している。 とくにラストの2章は感動もので、私は読みながら久々に涙してしまった。 | ||||
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国際謀略小説の分野では第一人者笹本稜平の’04年「第6回大薮春彦賞」を受賞した、1200枚に及ぶ超大作。 あらゆる脅威に敢然と立ち向かう海の男たちの矜持を高らかに謳い上げている。 老朽貨物船「パシフィックローズ」のベテラン船長柚木の、テロリストにハイジャックされながらも、嵐の荒海を操船する誇りに満ちた行動を中心に、脅威の生物兵器<ナターシャB>、アメリカ、ロシアの大国の思惑、ひそかに活動する両国の諜報機関部員、暗躍するロシアンマフィア、亡命したアルメニア人の科学者、豪華客船の船医、謎の殺し屋、海賊情報センター職員で船長柚木の安否に一喜一憂する娘の夏海、「パシフィックローズ」を救わんと苦闘する海上保安庁の男たち。大掛かりな「謀略のスケール」と拮抗しうるさまざまな登場人物たちのそれぞれの「個人」をしっかりと描いている点は見事で、国際謀略小説と海洋冒険小説を融合することにも成功している。 とくにラストの2章は感動もので、私は読みながら久々に涙してしまった。 | ||||
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国際謀略小説の分野では第一人者笹本稜平の’04年「第6回大薮春彦賞」を受賞した、1200枚に及ぶ超大作。 あらゆる脅威に敢然と立ち向かう海の男たちの矜持を高らかに謳い上げている。 老朽貨物船「パシフィックローズ」のベテラン船長柚木の、テロリストにハイジャックされながらも、嵐の荒海を操船する誇りに満ちた行動を中心に、脅威の生物兵器<ナターシャB>、アメリカ、ロシアの大国の思惑、ひそかに活動する両国の諜報機関部員、暗躍するロシアンマフィア、亡命したアルメニア人の科学者、豪華客船の船医、謎の殺し屋、海賊情報センター職員で船長柚木の安否に一喜一憂する娘の夏海、「パシフィックローズ」を救わんと苦闘する海上保安庁の男たち。大掛かりな「謀略のスケール」と拮抗しうるさまざまな登場人物たちのそれぞれの「個人」をしっかりと描いている点は見事で、国際謀略小説と海洋冒険小説を融合することにも成功している。 とくにラストの2章は感動もので、私は読みながら久々に涙してしまった。 | ||||
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