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天空への回廊
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天空への回廊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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大変満足しました。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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他のレビューにもありますが、ありえない設定の連続に無理矢理プロットを 当てはめただけで、人物描写は平凡、結末も予定調和的、日本語の表現 も陳腐です。作者は頭に浮かんだビジュアル的なイメージをそのまま文章に 書き写しただけでは、と思われます。敵や味方の端役が途中からいろいろ 登場するので、名前を覚えるだけでも大変です。 ただし、あまり考えずに漫画を読むような感じで読み進んでいけば、「ありえない」 「なにこれ」とつぶやきながらも、よい頭の体操になると思います。 | ||||
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第1の不満は、余りと言えば余りに、偶然が重なりすぎること。 こんなに都合よく、知識や能力のある人間が簡単に集まり、あっという間に国際的陰謀の全容が解明、なんてストーリー展開は、できすぎ。 第2の不満は、人物造型が平凡であること。 偶然が重なりすぎたとしても、運命の転変に翻弄される人間像が陰影深く描き出されていれば、それなりに納得できる。 しかし残念ながら、主人公たちの愛とか友情とかが、どこにでもあるような平凡な描写でしか、表現されていない。 そして第3の不満、というか、この小説の根本的な問題点として、舞台がエベレストである必然性が無い。 事件の背景にある陰謀は、世界的なスケールであり、巨額の費用、大掛かりな人員、周到な準備が必要であった。 それなら、わざわざ舞台をエベレストに選ぶ必要など、はじめから無いのだ。 なぜ、グリーンランドにしなかったのか? サハラ砂漠にしなかったのか? 他の舞台を選んでいれば、この陰謀は成功していたはずではないか。 結局のところ、小説としては出来すぎ、作りすぎであり、登場人物は全員、作者の動かす駒に過ぎず、作者の都合でストーリーが進んでいくだけ、という印象をぬぐえない。 その意味から言えば、これは、意欲だけが空回りした失敗作である。 終盤を読みつつ、「ひょっとしたら、作者は自分なりの『傭兵たちの挽歌』を書きたかったのか?カナディアン・ロッキーの代わりに、ヒマラヤ、エベレストを選んだのか?」と思ったりした。 | ||||
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エベレストを舞台に世界を巻き込む壮大な陰謀と野望に民間人のクライマーが立ち向かう。読み始めは何本にも散らかっていたストーリーと人物が、読み進めるうちに、糸を撚るように一本につながってくる。後半は息もつかせぬ展開で一気に読み進めてしまった。 | ||||
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標高8,848mのエベレストが舞台というのは少なくとも私が読んだ国際謀略小説としては最高高度である。 類似作としては『北壁の死闘』『アイガー・サンクション』が有名だが、 どちらもヨーロッパアルプスのアイガー北壁が舞台でその頂も3,970mに過ぎない。 標高8,000mで空気中の酸素濃度は地上の約1/3となる。所謂“デスゾーン”である。 ただ存在するだけで死に向かうこの領域を主人公は繰り返し登り降りする。読んでいるだけで息苦しくなる。 但、山岳描写は秀逸だが陰謀が余りにもお粗末過ぎ!国際テロにも彼等なりの大義が必要。 | ||||
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前半部分のストーリーが ややくどい感がしました。 ただ、後半では前半の マイナスを補って余りある 展開で大変よかったです | ||||
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壮大なスケール感、いままでにない浮遊感を受けました。 | ||||
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エベレスト頂上付近に墜落したアメリカの秘密衛星。事情を嗅ぎつけたテロ集団は、墜落した衛星のROMを入手、まだ頭上を周回しているペアの衛星をコントロールし、核ミサイルによって世界恐慌をもくろむ。 他方、当事国アメリカは水面下、極秘裏に回収、解決を図る。白羽の矢がたてられたのが、たまたま墜落現場付近にいた著名な日本人クライマーの真木郷司。極寒、悪天のエベレストで単身テロリストに対峙するが…。 600ページを超える大作冒険小説。作者は相当綿密に下調べ、調査、情報収集を行い、筆を取った様子がありありとうかがえる。細かなストーリー展開、細部のディテールにそれがうかがえる。 しかし、500ページを過ぎるまでは退屈。ラスト、過酷な状況下でのクライマックスはさすがに手に汗握る展開。これだけでも読む価値ありか。 | ||||
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ハリウッド映画的な、極めてスケールの大きな作品です。 舞台のほとんどはエベレスト山頂付近となる。 墜落した人口衛星をめぐり、様々な陰謀が繰り広げられる。 ところで、エベレストの山頂から電話やメールが出来るとは、 便利な世の中になったものですね。 難を言うなら、登場人物のプロフィールがやたら都合の良い設定 だったり、展開にご都合主義の部分があるのが気になった。 とは言え、娯楽作品として第一級の出来であることは間違いない。 標高8,000メートルを越すエベレスト山頂という過酷な環境で、 死闘を繰り広げる主人公の活躍には引き込まれる。 読み出したらページをめくる手が止まりません。 | ||||
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壮大すぎてロケが出来ない作品だ。 よく調べてあり、現実味のある作品だと思う。ネパールは平穏な国ではない。今では民族のるつぼなのだろう。 | ||||
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作品のジャンルとしては、「冒険小説」としての要素が強いかな。親友・マルクを捜索するために回収班へと加わる郷司。マルクはどこに? そこが物語の入口ではあるものの、物語はどんどんと別の方向へと流れて行く。マルクが発見されれば、意識不明のマルクが口走る「ブラックフット」に焦点があたる。その「ブラックフット」の正体も中盤には大まかなところで判明する。そして…。 主人公・郷司は作中の殆どを過酷な山の中で過ごす。ちょっとしたことが命取りになる8000M級の山中。そこで繰り広げられる数々の事件。そして、そんな郷司を中心にして繋がって行く人々…。国際政治も、大国の駆け引きも関係のない郷司の心にあるもの。そんな郷司を見守る人々…。終盤のこれらの人々の思い、郷司の心にあるもの…。この辺りに響くものがある。 もっとも、気になる点がないわけではない。例えば、登場人物は多くいるものの、明かに描ききれていない者も多い。やや大風呂敷を広げ過ぎているように感じる部分もある。ご都合主義と感じた部分もある。欠点を探せば色々と見出せる。 ただ、そこを差し置いても読了後に感じたものは大きい。そこが、笹本作品の魅力なのかも知れない。 | ||||
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ストーリー的に映画クリフハンガーや、真保裕一さんのホワイトアウトが重なって見えてしまう。そうすると見劣りする。 | ||||
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笹本稜平の作品を読むのは二冊目である。この作者は物語の構成、人物設定の仕方が抜群にうまい。標高8000メートルという人間が生きているのがやっとの世界が舞台。そんな過酷な環境のなかでも、状況は劇的に展開し、読む者を没頭させる。しかしこの小説の最大の魅力はなんといっても真木郷司というキャラクターではなかろうか。序盤はそうでもないが、終盤の彼のかっこよさは一体なんなんだ!小説の中の人物を必死で応援してしまった。超お勧め! | ||||
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「ホワイトアウト」のさらに上にいく作品がこれです。と言っても、舞台が日本じゃなくエベレストと言う事にあります。これは間違いなく映画化したらハリウッドも協力しなきゃならんだろうし場所が場所だけに映画化はまず無理な設定です。でも、映画化したらとてつもなく面白いだろうなぁと言う事は断言できますね。軍事関係やアルピニスト関係の用語が多くて理解に苦しみましたがそんな事どうでも良いくらいスルスルと読めます。 | ||||
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スケールは確かに大きいのでしょうが、大風呂敷の広げ方が陳腐でスリルがありません。一昔前のスパイ映画のノリなのです。細かい山場は随所に用意してありますが、それらがあっけなく解決していき、大きなうねりを生み出しません。何かしら新しい事実が判明すると、登場人物たちが実に簡単に連絡を取りあって情報を共有し、お互いに似たような、或いはどうでもいいような感想を抱くと言うパターンが何度も繰り返され、その分を省くだけでももっとスリムな本になるのではないでしょうか。犯人の最期もああ言う形で片がつくなら、主人公との確執は一体なんだったのかと言いたくなります。 | ||||
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情景から人物にいたるまでのきらびやかな描写が見事な一作。緻密なストーリーには目立った矛盾もなくワールドワイドに展開する各シーンをすんなりと読み進めることができました。登山経験などありませんが、エベレルトの想像を絶する厳しさを肌身に感じ生のエネルギーを感じざるをえませんでした。一番残念なのは、荘厳な山々の情景を自分の想像力の乏しさゆえに想像し切れなかったこと。もう一度読み返し、見落とした細部を拾いながら再度主人公サトシと冒険したいと思ってます。数少ない「もう一度読みたい」本です。 | ||||
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前作「時の渚」がとてもよかったので、つい買ってしまいました。「時の渚」は泣かせるハードボイルド。ところがこちらはまったく方向違いの山岳冒険小説。読み始めるまでは多少違和感がありましたが、読み進むうちに不安は解消。登山などというしんどいスポーツには縁もゆかりもない人生を送ってきた私ですが、エベレストの過酷な自然の描写には、読んでいるうちに体の筋肉がこわばってしまうくらい。もちろん「時の渚」同様、最後は泣かせてくれました。話の切り替えが非常に上手く、全編、スピード感に溢れ、2段組400ページ近いボリュームもぜんぜんストレスを感じさせません。最近読んだ本のなかでは1、2位に位置する感動作でした。 | ||||
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