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交換殺人には向かない夜
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交換殺人には向かない夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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色々と凝った仕掛けがされているのだが、いまいち乗りきれなかった。 私は本格ミステリはフェアであってほしいと思うタイプなのだが…この作品の場合は伏線はあるものの、読者が真相を推理できるだけの情報が隠されているかというと疑問な気がする。(もちろん、私が読み逃しているだけかもしれないが) また、ユーモアまじりの文体もあまり合わなかった。 | ||||
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シリーズ第4弾だそうですが、叙述トリックが面白いということで、1~3をすっとばしていきなり読んでみました。 全体的な感想としてはトリックは面白かったと思いますし、特に4弾から読んでわからなかったという部分もなく読めました。 ただ、主要な登場人物であるさくらという子の言動の奇妙さにちょっと拒否反応を起こしてしまったのと、女性の登場人物の喋り方があまりにも現実的ではなく違和感を覚えたのと、あとこれは好みの問題だとは思いますが、読みやすい文章ではなかったということもあり、読み終えるのに結構時間がかかってしまいました。 | ||||
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内容は他のレビュアーに任せるとして。 作品全体の感想としては、確かに面白かった。し、著者のミスディレクションに途中まですっかり嵌ってしまった。 それなのに読み進めながらどうしてもモヤモヤしてしまう点が幾つかあって、素直に「面白かったー」と手放しで言えませんでした。 ひとつは、登場人物達(の言動)があまりにも「マンガチック」という点。 コメディタッチのドラマなどでよく見られる雰囲気だと思いました。 これはわざとそういう表現にしていると思うので、好みの問題だと思います。 自分としては、「本格推理」と銘打たれたものに「作り物過ぎる」人物がぞろぞろ出てくると小説世界に入り込めなくなるので、微妙でした。一人二人ならばともかく。 女性刑事の雰囲気など、某長寿アニメのあの方そのもの(笑)。 あと、探偵が探偵になっていない所。これもわざとかもしれませんが。 最後の種明かしの部分で、それまでキレ良く推理力を発揮していた探偵が、「なんで?」と思うくらい鈍くなってしまったのに、一瞬で小説世界から現実に立ち返ってしまい。 (ネタばれになるかもしれませんが、なぜ探偵が調査に呼ばれたのか、という話のところで。) 読者と同じカードを持っていながら読者に「鈍い!」と思わせる探偵はどうなんだろう…と。 言動は破天荒でも見ている部分は鋭いと思ってただけに、ガクっときました。 また、文章がとても勢い任せな人だなーと。勢い任せというか、リズム任せに文章をつなげているというか。 所々素人でも分かるほど奇妙な表記が出てきて、その度にどうしても引っ掛ってしまう。 (「言動と行動」とか。そもそも言動が言葉と行いのこと。頭が頭痛というのに近い) 誤植というレベルではない微妙さのあれこれは、校正の段階でもう少し丁寧に修正出来なかったものかと残念に思います。話が面白かっただけに。 それともこれが持ち味ということであえて修正しなかったのか。とすると、それも好み次第…になるのだろうか? 所々のめり込んで読める、軽妙とも感じられる勢いがあるだけに、一方で所々我に返ってしまう隙があるのが、期待していただけに残念な部分でした。 レビューがかなり辛口になってますが、あくまでもこれがライトノベルならば「なかなか面白かったかな」で終わってたと思います。 ノベルスの「長編本格推理」という銘打ちに対する先入観が、こういう感想になってしまった所以かと。 本を読む時に期待する部分が人によって違うと思うので、面白ければ多少表現が変であろうが登場人物の言動に作為的なあざとさがあろうが細かい部分は拘らない、という方には不要なレビューかもしれません。 | ||||
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烏賊川市シリーズ4作目です。 お馴染みの登場人物が別行動をとり、作品も三つのパートに分かれて進行します。3つの伏線が重なりあうところで、事件は解決していきます。(ジャンルは違いますが、村上春樹氏のようなスタイルです。) 結論を先に言えば、どうして本書が絶賛されるのかが分かりません。 たしかに、今までの3作品と比べると、テンポもよく、ユーモアで魅せる言葉の巧みさ、語彙の多さには、最後まで読者をはなさない力はありました。 しかし、事件のトリックの稚拙さ、犯人の意外性のなさは、ミステリーとして致命的です。 個人的な意見ですが、面白いミステリー小説は、読み始めから終わりまで、右肩上がりにのめりこんでゆくものです。「もう少し読みたい!」と、仕事や学校に行くのが残念になるものです。 本書にはそのような勢いが私には感じられませんでした。(日常に影響がないという意味では、良書かもしれません。読み終わった後に、落ち込むことも間違いなくありません。すっきり読めます。) また、殺人に至るほどの人間の動機と心情も、描ききれていないかなと…。人間が人を殺すのはよっぽどの動機と、勢いが必要だと思います。 そういった意味で、敢えて★★★ つまらなくはないですが、今ひとつといった印象です。 | ||||
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この作家さんは軽妙な言葉選びやユーモアが持ち味。 そのため、長い間読んでいると段々「そういう遊びはどうでもいいからとっとと本筋を」と言いたくなる。 のんびりゆったり読める人向きかと。 自分はダメでした… | ||||
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『烏賊川市シリーズ』の4作目で05年09月のノベルスからの文庫落ちになります.ページを開くとまず目に飛び込んでくるのが本作の内容が綴られた見開きの目次.思わせぶりなそれらを見ているだけで,「何かありそう」という期待が膨らみます.タイトルは言わずもがなプロローグと,始まりの段階から『交換殺人』を宣言し,途中からは明らかな疑問,違和感を与えておきながらも詳細は巧みにぼかしたまま.これらにこまめな場面転換とユーモラスなやり取りを絡め物語を引っ張っていきます.ただ,明かされる真相と言いますか『仕掛け』については少し好みが分かれそうで,見事にやられて驚きもするのですが,人によってはスッキリいかないかもしれません.ある人物の口調も気になるところで,意図は掴めるもののちょっと無理があるような….とはいえ,バラバラに進んでいた複数の視点がまさかの形で繋がっていく終盤などは,緻密に,そして幾重にも重ねられていたそれまでに気づいて素直に感心させられますし,物語の重要人物をはじめ,女性キャラクタがみな個性豊かで魅力的なのも印象に残ります. | ||||
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絶賛されてるかたばかりですが・・・正直、「やられた!」と言うより「こんなんアリ?」という感想です確かに辻褄が合わない箇所もありませんし、解りにくくもヒントは有りましたよねでも内容に触れる事は書けませんが、あの解決編は腑に落ちませんこの著者の物は初めて読みましたが自分にはあまり合わなかっただけかな?謎解き以外の部分はコミカルで楽しかったですが・・・ | ||||
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