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ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹
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ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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とても楽しませてもらいました。予想外の展開ばかりで驚きました。 | ||||
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とても素早い対応で安心して購入することができました。また、内容も良く とても気に入りました。 | ||||
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名探偵の体質を持ち自覚した人間の話。 普通の人間が何度も事件に巻き込まれ、それが続く。が、そんな事はあり得ない。 だけど二次元だからこそ、西尾維新だからこそできる話。 事件が起きても動じない、いつもの事だから。 自分が死ぬことになっても構わない、だって死にたいから。周りに死を振り撒く、そんな人間は死んだ方が良いのだから。 一人一人憶えていたら悲しいから、壊れるから。だから、名前や顔を覚えない。 主人公は死体に慣れ、親しい者の死を達観(逃避)した。 加害者を許さない、殺人を許容しない。 死を誰よりも見てきた。 そんな主人公がようやく前へと進む話。 被害者にも加害者にも決して成れない。彼は傍観者なのだから。 このシリーズはそういう人間の話。 | ||||
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著者の人生観なのか過去に物語の中で死んだ人物も違和感なく登場します。既に死んだ人も生きているけれども目の前にいない人も大差が無いと感じている印象です。 前半のコメディタッチな部分がとても楽しかった。 自分はこういうシーンを楽しむために陰惨な殺人事件につき合っているかもしれない。 この巻で生まれた謎もいくつか放置されたまま終わりました。 そして大きな謎がひとつ、特に主人公の心の中に残されて終わります。 何事にも動じない主人公が戦慄するほどの謎。 あとがきでは予定通り次の三部作で完結すると宣言されています。 好評だろうが不評だろうが関係なくといった感じで自信がうかがえます。 残り3冊、たっぷり楽しませてもらいます。 | ||||
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話のテンポが非常に良くて、序盤までなら満点を付ける人も多いんじゃないでしょうか。 ネコソギラジカルはまだ読んでいないのですが、現時点で戯言シリーズ一番のお気に入りになりました。 いやーそれにしても、主人公の周りにどんどん変人が集まってきますね。本当に見ていて飽きない(笑) 今回はあまり小難しい謎とかはなく、いーちゃんの歪な人間関係や変化にスポットライトが当たっています。 個人的には春日井春日の再登場にグッジョブ! ただ、作者がキャラクターに対して愛がなさそうな所が気になる・・・好きなキャラが簡単に死ぬのでちょっと悲しい。 | ||||
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ようやく戯言シリーズ最大の見せ場の為の下拵えが終ったのかな、という感じ。 ここに及んでもまだ主人公と玖渚の具体的な過去には踏み込んでいない。ついに最終作品迄持ち越されてしまうようだ。 本書の内容は、さる助教授の研究のバイトに誘われた主人公が例のように事件に巻き込まれる、というもの。 ただし、これまでの作品と違って推理要素・迷宮要素が殆ど存在せず、事件自体にも複雑性がない。 その分だけバトル要素が増えているかというと、そうでもないのだが。 会話部分が多めなのに加え、複雑な表現が減っているので、厚さの割に文章の量感は普通である。 これまでの作品における主人公の臆病で執拗で不遜な内心が、大きく変化するのが特徴的である。 あれはあれでウザかったが、止められたら止められたで寂しいものだと感じた。 この巻までの道のりはそれなりに長かったが、時には苛々を堪えながらも読み進めて良かったと思う。 なぜ西尾維新が人気作家であるのかも理解できた。この上は三分冊の最終巻を楽しみたい。 | ||||
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西尾氏は戯言シリーズの登場人物に思い入れがあるのかないのか 実際よく分からないけれど、読者の予想を裏切る展開をする。 シリーズの作中で「死んで良い人間なんていない」との発言が あったように思うが、非常に遺憾。 それは作品が遺憾というより、作中の登場人物の「死」に対する 読み手の気持ちである。本当に「生」というのは儚い。 作品自体は、読み手を最後まで飽きさせない。 なんにせよ、この作品まで読んだらこのシリーズは 最後まで読まざるを得ない気分になってしまい、 残る作品を大人買いしてしまった。。。 本作をお奨めするかと聞かれると微妙なところ。 | ||||
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戯言シリーズの第5弾、6冊目。 今回は推理小説という性格は比較的薄く、 笑いありバトルありで、ライトノベルとしての性格が色濃い。 葵井巫女子(クビシメロマンチスト)、 紫木一姫(クビツリハイスクール)、 春日井春日(サイコロジカル)などのキャラが再登場して、 彼女らの個性的なキャラクターのおかげで、 笑いの要素が他のシリーズよりも格段に多くなっている。 後半では戯言シリーズの最終章であるネコソギラジカルに繋がるような伏線も現れ始め、 今までのシリーズを完結に導くような位置付けになっている。 事件が起きた時の衝撃は、戯言シリーズ中最大とも言えるほどで、 解決編も今までのシリーズとは趣が異なる。 また、主人公の人間的な感情が露見するのも、 今作の大きな魅力の一つ。 変化球のような作品ではあるが、 さすがは西尾維新、面白さのキレ味は相変わらず鋭い。 | ||||
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『戯言シリーズ』の5作目にして6冊目,03年07月のノベルスの文庫化です. 重要な鍵を握るであろう人物の登場,その人物から主人公への『宣言』があるなど, ここへきて物語は大きく動き出したようで,それに併せて世界観も語られていきます. 反面,やや唐突でスケールにも戸惑うところがあり,終盤に繰り広げられるバトルなど, もはや初期のころとはまったく違う雰囲気に,もしかしたら違和感を抱くかもしれません. 物語は主人公の『変化』が内外面から描かれ,これまでとは一変する感情の爆発や, 抱えた内面の吐露,そしてそれを受け止め,送り出す相手とのやり取りが印象的です. また,ある人物に起きる『できごと』はかなりの衝撃で,過去作との繋がりはもちろん, 本作でのかわいらしい,いじらしいやり取りの反動もあって,強く胸を締めつけられます. ただ,文庫にしてはかなりのボリュームも,中盤を過ぎるまでは大きな動きもないため, どうしても中だるみになるのは否めず,にぎやかなやり取りにもくどさを感じることが…. 強く残る場面があるだけに,このあたりもう少しスマートにまとめてほしかったところです. ノベルス版との違いは,いつものとおり表紙,表紙袖の前口上,扉絵,アトガキ,しおりで, カバーにはノベルス版のとき同じく,『作品になぞらえた』仕掛けがあるので要チェックです. | ||||
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主人公のモンキートークは相変わらず健在。表紙のキャラ匂宮出夢はなかなか、いい味出してます。気に入った人も多々いるでしょう。しかし、今回の巻はより一層、誰も救われないという印象が強かったです。特に、あるキャラの主人公に対する想いとその結末には涙です。自分は軽く鬱になりました。そして、とあるキャラが登場し物語はいよいよ次の巻で、終盤へ… 世界の終わりは近い…… | ||||
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戯れ言シリーズ第4弾。紫木一姫が登場し、いーちゃんとバイトにいきますが、その診療所ではやばや殺されてしまいます.え〜、ひどい。姫ちゃんのファンなのに、ひさびさに登場したとたんに殺されてしまいました.双子の殺人鬼、匂宮兄妹といーちゃんの戦いですが、どちらかというと西東天の出現、「世界の終わり」など、大団円に向けての前ふりの印象が強い作品です.なんとなくトリックはわかってしまいますが、ミステリというより伝奇ものというか、ホラーSFっぽいかんじに、なっていくようです. | ||||
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木賀峰助教授から、夏季休暇中のアルバイトとして、研究を手伝うよう依頼される「戯言遣い」こと「いーちゃん」。「死なない研究」をしているというし、木賀峰助教授の性格にも問題ありと思われるものの、報酬に心を動かされたいーちゃんは、モニターとして、研究所に赴くのだが... 今回は、玖渚にどきどきさせられました。 「...いーちゃんが私のものじゃないんなら、私は誰も欲しくない。全部跡形もなく壊す。全部消し炭残らず殺す」 こう言って、笑う。今まで、のほほんとしたコンピュータだけに向かい、生活能力ゼロ、ほんわかお嬢様だった彼女の口から牙が覗いたっ!って感じです。「兎吊木垓輔」のときも、「死線の蒼」の顔をちらりと覗かせた彼女。出たぁーって感じでよいです。 そして、落ち込んで、絶望して、ぼろぼろになったいーちゃん。彼のそこからが良かった。これまでの戯言シリーズ既刊では、(自分は壊れていると言いながらも、)周囲の「特別な人たち」に振り廻される一般人の立場をとっていた彼が、立ち上がります。残念な展開もありましたが、次の作品で終わってしまうこの作品の結末に期待したいです。 | ||||
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これまでと突然雰囲気が変わって、化物語を読んでるような印象でした。 春日井さんと理澄の2人だけでいっぱいいっぱいな感じ・・・(笑) いーちゃんもなんかキャラ変わったような口調多いし。 しかし、そんな雰囲気も中盤まで。 事件発生後から急転直下、一気にダークな雰囲気になってしまいます。 結構キツイ・・・。狐も意外とえげつないし。 読み終わってからの感想になりますが、もうミステリーというカテゴリではなくなってますよね。 犯人は誰だ?と考える余地はほとんど無く、犯人はこいつのはずなんだけど・・・なぜ?という感じ。しかも登場人物がもはや普通じゃないんで考えが追いつかないです。 で、ついでにネコソギを読んでしまった後の感想になりますが、このヒトクイはどうしてもネコソギへの前哨戦という位置付けに思われてしまうため、なんだか印象が薄れてしまってもったいない・・・。ヒトクイを読み終わった後は結構余韻とかすごかったのに。 オチはちょっと「ん〜」という感じ。説明はつくし、ちゃんと布石もあったんだけど。ん〜。 | ||||
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戯言シリーズ五作目。死なない研究をしている木賀峰約の研究所にアルバイトとして赴くことになったいーちゃん、一姫、春日。そこで出会った実験体円朽葉。そして二人で一人、殺戮奇術匂宮出夢、理澄兄妹。さらに狐面の遊び人。そして浅野みいこ、玖渚友、哀川潤。様々な人物の運命を巻き込んだ物語。 今作は読んでいて鳥肌が立った。背筋が凍ったといったほうがいいかもしれない。いーちゃんが地獄を見た場面には。これはひどい。これまでがひどくなかったんじゃない、これがひどすぎるんだ。今回の殺人は辛すぎる。傍観者でいることができない。ひどく悲しすぎた。 そして、いーちゃんに人間らしさが宿った。本性が出た。出さされた。そして生き返った。みいこさん、あんたは、哀川潤か。 「サイコロジカル」が難解な文章だったぶん(上だけだが)、こちらは読みやすい。特に前半はテンポよく読めるし、後半のシリアスなシーンもどんどん読まされる。細かい伏線(宝くじのくだり等)、色々なセクハラ、理澄との漫才まがいの会話、ラストの崩子やらぶみ(まさかの再登場と名前)もおもしろかった。トリックは回を重ねるごとに単純化していく。犯人なんてすぐわかる。もうそこは問題じゃない。おもしろいのはそこじゃない。狐面の言う物語はすでに始まりつつある。人類最悪の遊び人、究極の意味での傍観者、いーちゃんの敵。西東天。ああ、恐い。 初期三作を傑作と呼ぶとして、以降の作品は名作と呼ぶべきだろう。名作「ヒトクイマジカル」。いや、傑作のほうがいいか?どっちでもいいか。おもしろいんだから。 | ||||
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叫び、叫び、叫び。………そして呟き。シリーズを通してのひとつの「答え」が書き殴られています。前シリーズを読んでいない方は取りあえずそちらを。戯言シリーズの真の最高傑作。 全ページ一行ずつ、時間をかけてゆっくりと読んで下さい。 | ||||
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感想。まず第一にこれまでの作品と一線を画して、ラノベ色が益々前面にでてきている印象を受けた。第二。あぁ、この作品をもって西尾氏は最盛の期に入ったな、という気がした。本作には前作までとは異なり、何か作者の余裕と言うかゆとりと言うか、そういった鮮やかな「空間」の様なものを行間から感じられてならない。逆説的ではあるが、むしろそれがこの四百七十余貢の物語に短篇小説並みの明確で鋭角的なまとまりを与えている。そしてその「空間」はそのまま、読者に微少のストレスをも感じさせない「読み易さ」を導くハンドルであるともまた言えよう。こうまで読者を気分よく引っ張っていってくれる長編に出会う事は易しくない。オートマチックドライビング。そう。私たちは天才の用意した車のその手触りの良いハンドルを軽く掴み、呼吸もそのままに身を任せていればそれでいいのである。その風景を楽しみながら、時に立ち止まり、時に進路を変えつつも。ロイヤルサルーンとかけまして西尾維新ととく。その心は。快適で素敵な安堵の旅をあなたに提供してくれます。あ、カバー取って明かりに透かしてみてください。裏側から…。感動しますよ | ||||
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戯言シリーズ中、一番分厚い今作ですが、滞ることなく一気に読めました。これの一つ前のサイコロジカルは上下巻あって、しかも内容的にイマイチだったから読むのに時間がかかったのですが、これは面白かったです。多分今まで読んだ戯言シリーズの中で一番好きです。 もはやミステリではないのは言うまでもないのですが、今回注目すべきところは事件性皆無な事件もそうですが、いーちゃんの成長だと思います。 今までただ戯言のみをのたまって生きてきたいーちゃんですが、今回そんな無関心無感動な主人公にとっても感情を揺さぶられるような事件が起こります。それに対していーちゃんは今までの己のあり方を否定するような態度をとります。 まぁそんなわけで今回のいーちゃんはかなり見所満載なわけです。帯にエンタメ小説とか書かれていたけど、その文句に反することなくこれは間違いなくエンタメ小説だと思いますよ。('-,_ω-`)プッ | ||||
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この巻で物語りもいよいよ架橋に入ってきます 「縁」をテーマにして物語りは進んでいき、少しずつ話が大きく展開してしいきます ネタバレしますので内容の方には触れませんが、 ここまで読んで来られた方なら安心して購入をおすすめします ぶ厚いですが一気に読んで楽しんでください | ||||
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いーちゃんの行くところ天才、鬼才、死体ばかり。特にこの巻では哀川さんの父親が登場して、いーちゃんにご挨拶。 「はじめまして、俺の敵。」 これからの展開的にやはり対決へとなっていく様子。いーちゃんのこれからに幸あれ・・・ | ||||
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475ページと、シリーズの中では最厚。しかし、ページをめくることに嫌気を感じることも、残りのページ量にウンザリすることも全く無かった。西尾維新先生の書く本の『読ませる力』は、本当に群を抜いて高レベルだと思う。惜しむらくは、出版社のためか、デビュー作のためかは分からないが、どうしても『ミステリー』という単語を意識してしまうところ。いや、読んでいる最中はそんなことを気にさせられることも無いのだけれど、読み終えた後に、『……これって、ミステリーは?』という考えが、どうしても脳裏をよぎってしまう。今の出版社でなければここまでの人気は出なかったかもしれないけれど、今の出版社だからこそ評価が下がってしまう人もいると思う。もっとも、僕個人としてはミステリが無くても構わないし、『停滞の運命』を辿っていたハズの少年『達』が変化していく今回の物語は、読んでいて大変好感が持てました。『クビシメロマンチスト』を読み終えた時点では『絶望』しか無いかのように思われたこの『世界』に、少しずつ『希望』が見えてきましたね。<P | ||||
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