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ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹



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ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹の評価: 4.24/5点 レビュー 33件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

主人公の『変化』が強く印象に残る

『戯言シリーズ』の5作目にして6冊目,03年07月のノベルスの文庫化です.
重要な鍵を握るであろう人物の登場,その人物から主人公への『宣言』があるなど,
ここへきて物語は大きく動き出したようで,それに併せて世界観も語られていきます.
反面,やや唐突でスケールにも戸惑うところがあり,終盤に繰り広げられるバトルなど,
もはや初期のころとはまったく違う雰囲気に,もしかしたら違和感を抱くかもしれません.
物語は主人公の『変化』が内外面から描かれ,これまでとは一変する感情の爆発や,
抱えた内面の吐露,そしてそれを受け止め,送り出す相手とのやり取りが印象的です.
また,ある人物に起きる『できごと』はかなりの衝撃で,過去作との繋がりはもちろん,
本作でのかわいらしい,いじらしいやり取りの反動もあって,強く胸を締めつけられます.
ただ,文庫にしてはかなりのボリュームも,中盤を過ぎるまでは大きな動きもないため,
どうしても中だるみになるのは否めず,にぎやかなやり取りにもくどさを感じることが….
強く残る場面があるだけに,このあたりもう少しスマートにまとめてほしかったところです.
ノベルス版との違いは,いつものとおり表紙,表紙袖の前口上,扉絵,アトガキ,しおりで,
カバーにはノベルス版のとき同じく,『作品になぞらえた』仕掛けがあるので要チェックです.
ヒトクイマジカル<殺戮奇術の匂宮兄妹> (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:ヒトクイマジカル<殺戮奇術の匂宮兄妹> (講談社文庫)より
4062762269
No.2:
(3pt)

グランドフェイナーレに向けての序章

戯れ言シリーズ第4弾。紫木一姫が登場し、いーちゃんとバイトにいきますが、その診療所ではやばや殺されてしまいます.え〜、ひどい。姫ちゃんのファンなのに、ひさびさに登場したとたんに殺されてしまいました.双子の殺人鬼、匂宮兄妹といーちゃんの戦いですが、どちらかというと西東天の出現、「世界の終わり」など、大団円に向けての前ふりの印象が強い作品です.なんとなくトリックはわかってしまいますが、ミステリというより伝奇ものというか、ホラーSFっぽいかんじに、なっていくようです.
ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス)より
406182323X
No.1:
(3pt)

なんか、ギャグがマニアックですな

これまでのシリーズでもそうだったので、トリックとかに関してはそれほど期待していなかったのだが、それは正解だった。しかし、もの凄い大技というか、反則技というか・・・そんなトリックだなぁ・・・。何かシリーズを重ねているので仕方が無いかも知れないのだが、内輪ネタの割合が大きくなってきて、会話中のギャグなどもマニアックなものが増えてきているような・・・。いないとは思うが、この作品から読み始めた人は話に付いて行けないと思われる。これまで、どちらかと言うと冷淡、淡々としていた「いーちゃん」の心情が今作では激しく揺さぶられる。この作品だけの特例・・・と言う見方もあるのだろうが、素直にシリーズを通しての変化なのだろう。これまでは、淡々とした主人公を通して、他のキャラクターの心情を見つめる形であったため、やや違和感を覚えたが、これはこれでありなのだろう。評価が分かれることは確かなのだろうが、悪いとは思わない。・・・ギャグのマニアックさとか、かなり範囲は狭そうだが・・・。
ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ヒトクイマジカル―殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社ノベルス)より
406182323X

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