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ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹
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ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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『戯言シリーズ』の5作目にして6冊目,03年07月のノベルスの文庫化です. 重要な鍵を握るであろう人物の登場,その人物から主人公への『宣言』があるなど, ここへきて物語は大きく動き出したようで,それに併せて世界観も語られていきます. 反面,やや唐突でスケールにも戸惑うところがあり,終盤に繰り広げられるバトルなど, もはや初期のころとはまったく違う雰囲気に,もしかしたら違和感を抱くかもしれません. 物語は主人公の『変化』が内外面から描かれ,これまでとは一変する感情の爆発や, 抱えた内面の吐露,そしてそれを受け止め,送り出す相手とのやり取りが印象的です. また,ある人物に起きる『できごと』はかなりの衝撃で,過去作との繋がりはもちろん, 本作でのかわいらしい,いじらしいやり取りの反動もあって,強く胸を締めつけられます. ただ,文庫にしてはかなりのボリュームも,中盤を過ぎるまでは大きな動きもないため, どうしても中だるみになるのは否めず,にぎやかなやり取りにもくどさを感じることが…. 強く残る場面があるだけに,このあたりもう少しスマートにまとめてほしかったところです. ノベルス版との違いは,いつものとおり表紙,表紙袖の前口上,扉絵,アトガキ,しおりで, カバーにはノベルス版のとき同じく,『作品になぞらえた』仕掛けがあるので要チェックです. | ||||
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戯れ言シリーズ第4弾。紫木一姫が登場し、いーちゃんとバイトにいきますが、その診療所ではやばや殺されてしまいます.え〜、ひどい。姫ちゃんのファンなのに、ひさびさに登場したとたんに殺されてしまいました.双子の殺人鬼、匂宮兄妹といーちゃんの戦いですが、どちらかというと西東天の出現、「世界の終わり」など、大団円に向けての前ふりの印象が強い作品です.なんとなくトリックはわかってしまいますが、ミステリというより伝奇ものというか、ホラーSFっぽいかんじに、なっていくようです. | ||||
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これまでのシリーズでもそうだったので、トリックとかに関してはそれほど期待していなかったのだが、それは正解だった。しかし、もの凄い大技というか、反則技というか・・・そんなトリックだなぁ・・・。何かシリーズを重ねているので仕方が無いかも知れないのだが、内輪ネタの割合が大きくなってきて、会話中のギャグなどもマニアックなものが増えてきているような・・・。いないとは思うが、この作品から読み始めた人は話に付いて行けないと思われる。これまで、どちらかと言うと冷淡、淡々としていた「いーちゃん」の心情が今作では激しく揺さぶられる。この作品だけの特例・・・と言う見方もあるのだろうが、素直にシリーズを通しての変化なのだろう。これまでは、淡々とした主人公を通して、他のキャラクターの心情を見つめる形であったため、やや違和感を覚えたが、これはこれでありなのだろう。評価が分かれることは確かなのだろうが、悪いとは思わない。・・・ギャグのマニアックさとか、かなり範囲は狭そうだが・・・。 | ||||
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