川は静かに流れ

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

川は静かに流れの評価:

3.44/5点 レビュー 36件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.44pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全36件 21〜36 2/2ページ
No.16
(4pt)

家族という絆という名の鎖

 ミステリーが好きだ。ミステリーの「話を終盤にむけてまとめていかなければならない所」が好きだ。もちろんそうじゃないミステリーもあるけれど、私が好きだと思うのはそういう本が多い。
 川は静かに流れは、久しぶりに読んだ長編ミステリーの中でも心に残るものとなった。
 この話は、家族という鎖が話の肝になっている。
 家族の仲が話をつくりだしているから、ミステリーとしてより良い意味で「面倒」になっている。
 家族がこんなに複雑に絡まっていなければ、この話はミステリーとして成立していない。逆に家族が複雑に絡まっているからこそ、面白いミステリーだ。
 人間には立場があって、気持ちがあって動いている。
 意味がない行動なんて、きっと何一つないのだ。「なんでこんなことしたんだろう」と思うような行動にも絶対「気持ち」がある。そんなの分かってて、でもうまくいかないから面白いのだ。
 この話はたくさんの事件が次から次におこらない。人間を真ん中にもってきている話の場合、それが一番だと思う。テレビドラマのように暇なひとが離れてしまう場合は3分に一度なにか起こるべきだけど。一つの事件をたいせつに、根っこにもって進む話。そしてたぶんだけど、和訳が上手な気がする。海外の小説であらすじを読むと面白そうなのに実際読み進められない本が私には多くあります。そんな中でこの本はとても読みやすかった。
 旅行にいく前にかった本だったけど、旅先でお酒のみながらゆっくり読むには最適な本でした。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.15
(2pt)

うーん

面白くない。全然読み進められなくて放棄した。
実は彼には前回も挑戦し同じような感想をもった。

きっと合わないんだと思う。
お父さんとも合わないし。

読みずらい上にダラダラ進むといった感じでした。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.14
(2pt)

うーん

面白くない。全然読み進められなくて放棄した。
実は彼には前回も挑戦し同じような感想をもった。
きっと合わないんだと思う。
お父さんとも合わないし。
読みずらい上にダラダラ進むといった感じでした。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.13
(5pt)

評判通りの面白さをもった小説

無罪になったとはいえ、5年前に殺人の嫌疑をかけられたアダムは事件の後に故郷を逃げるように離れた。親友のダニーからの突然の電話に懇請されて帰郷した彼を待ち受けていたのは、自分を勘当した父や昔の恋人である女性警官、そして新たな殺人事件であった。

 私は普段3冊前後の本を並行して読むのが常ですが、本書は他の書を脇に置いて黙々と読み続けてしまうほど魅力的な書でした。

 巻頭で著者が遠慮がちに注意を促すかのように記していますが、これは正攻法のミステリー小説というより、まさに「家族をめぐる物語」以外のなにものでもありません。だからこそ、この物語はひょっとしたらあなたの、そして私の物語であるかもしれない、という思いを心の底に生む展開を見せるのです。

 登場人物たちは物語の至るところで厭世的なセリフを吐露します。
 「人間とはそういうものだ。さっさと決めつけ、いつまでもねちねちと覚えている。」
 「歳を取れば取るほど背負うものが増える。押しつぶされるほどの重荷がな。」
 「人生は苛酷だ。…いろいろ大変だぞ。いいことも悪いことも、そのあとのことも。」
 5年前の事件以後もかさぶたのまま残ってしまった傷跡をさらにほじくり返すかのように、家族や友人たちは新しい事件を追う途上で鋭く切り結んでいきます。既に生きることに疲れてしまった人々をさらに完膚無きまでに打ちのめす新たな事件。

 それでもアダムの元恋人ロビンはこう語ります。
 「人生は短いのよ、アダム。心から大切だと思える人にはそうたくさん出会えない。だから、出会えた人を手放さないためには、どんなことでもするべきよ。」
 「なんの話だ?」と訝るアダムに対してロビンはこう言葉を継ぎます。
 「人間は誰でも過ちを犯すと言っているの。」

 だからこその赦しの物語と取るのか、それとも戒めの物語と取るのか、この570頁の小説に対する判断は読者に委ねられるでしょう。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.12
(5pt)

分類不能

著者が冒頭の謝辞で書いているとおり、この小説は「家族をめぐる物語である」。いくつかの殺人が物語の中核をなすため、スリラーやミステリーに分類されるのでしょうが、話の中心はそこにはないと思われます。あくまで、血のつながった、または血のつながらない大きな意味での家族・友人をめぐる物語と感じました。そのため、犯人探しやタネ証しはサイドストーリーにしかすぎないと思います。
 ミステリー好きの方には「犯人すぐわかっちゃったよ〜」ってことなのかもしれないので、犯人探しに重きを置く方や、トリックに重きを置く方には不向きな小説だと思います。私が鈍いだけかもしれませんが、私はかなり後半まで犯人すらわからず、ただ主人公に感情移入してあっという間に読み進んでしまいました。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.11
(2pt)

閉塞した世界での物語

帯に惹かれて読んでみたが、確かに文章は素晴らしく、途中でやめることの出来ない魅力のある本だったが、物語そのものは暗くて澱んだ世界で、登場人物もその鬱屈のたまった人間ばかりで、読後、暗い印象しか残らなかった。

アメリカの地方の小都市という、普通の日本人は知らない世界が舞台なので、ミステリーというには辻褄のあわない捜査や理解不能な人間関係など、わかっていてもあえて追求されないで放置される殺人事件、レイプ事件含めて、納得のいかないこと、理解及ばないものが並ぶ。

個人的には、どの人物に至って主観的な視野で情に流されるままに対処しているようにしか見えず、個人的都合による言動に周囲が巻き込まれるというものばかりのような気がして、うんざりすることもしばしば。
ミステリーとして読むと、かなり気を削がれる可能性もあるような気がした。
正直、まっとうな判断と行動を取る人がひとりでもいれば、こんなことにはならなかったんじゃないのか?と思ったりもするが、そういう人がひとりもいなかったというのがこの物語の基にあるので、読み終わって感銘を受ける、感動するというには至らない。

独特の空気感みたいなものは、なんともいえない味わいがあり、そこはとてもよかった。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.10
(2pt)

閉塞した世界での物語

帯に惹かれて読んでみたが、確かに文章は素晴らしく、途中でやめることの出来ない魅力のある本だったが、物語そのものは暗くて澱んだ世界で、登場人物もその鬱屈のたまった人間ばかりで、読後、暗い印象しか残らなかった。
アメリカの地方の小都市という、普通の日本人は知らない世界が舞台なので、ミステリーというには辻褄のあわない捜査や理解不能な人間関係など、わかっていてもあえて追求されないで放置される殺人事件、レイプ事件含めて、納得のいかないこと、理解及ばないものが並ぶ。
個人的には、どの人物に至って主観的な視野で情に流されるままに対処しているようにしか見えず、個人的都合による言動に周囲が巻き込まれるというものばかりのような気がして、うんざりすることもしばしば。
ミステリーとして読むと、かなり気を削がれる可能性もあるような気がした。
正直、まっとうな判断と行動を取る人がひとりでもいれば、こんなことにはならなかったんじゃないのか?と思ったりもするが、そういう人がひとりもいなかったというのがこの物語の基にあるので、読み終わって感銘を受ける、感動するというには至らない。
独特の空気感みたいなものは、なんともいえない味わいがあり、そこはとてもよかった。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.9
(1pt)

これは推理小説として読むとがっかりします

これは推理小説ではありません。犯人とか犯罪の流れとかまさかこんな簡単な
ものじゃないだろうと思ったがそのままでした。だれでも想像する内容の話し
です。家族の嘘とかに異常に反応する頭の悪い主人公の私小説として読んでく
ださい。アメリカの田舎町はこんないい加減な捜査してるの?って感じです。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.8
(5pt)

前作は

さして面白いとも思われず、物語途中で読むのを止めてしまったのですが、本作は「週間文春」が5★を
付けていたので、騙されたつもりで読み始めたところ、一気読みとなって
しまい、うれしい誤算でした。詳しく書くとネタばれなので止めますが、なぜ嘘の証言を
していたのかなど、後半の驚きの展開は、前半のそれそれの人生を鑑みて、納得の出来る
ものでした。
読後感も良く、今年読んだ中では<ミレニアム1&2>と並んで5星です。
そんなわけで、途中でやめた<キングの死>もう一度読み直してみます。
次回作が待ち遠しいです。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.7
(5pt)

前作は

さして面白いとも思われず、物語途中で読むのを止めてしまったのですが、本作は「週間文春」が5★を
付けていたので、騙されたつもりで読み始めたところ、一気読みとなって
しまい、うれしい誤算でした。詳しく書くとネタばれなので止めますが、なぜ嘘の証言を
していたのかなど、後半の驚きの展開は、前半のそれそれの人生を鑑みて、納得の出来る
ものでした。
読後感も良く、今年読んだ中では<ミレニアム1&2>と並んで5星です。
そんなわけで、途中でやめた<キングの死>もう一度読み直してみます。
次回作が待ち遠しいです。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.6
(5pt)

家族の絆を問う重厚なストーリー

殺人の容疑をかけられ、故郷を去ったアダム。旧友の切迫した電話を受け、5年ぶりに故郷ノースカロライナの農場に帰ったが、そこでは新たな事件が待ち受けていた…。
 ストーリーはミステリ仕立てだが、これは家族の絆、しがらみを問う物語でもある。重厚なストーリー展開はずしりと重く、大人の小説である。じっくり読ませる。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.5
(3pt)

アメリカ人を泣かせる本

殺人の汚名をきて故郷を追われた主人公が、父をはじめとした
周囲の人間との確執に悩みながら事件を解決する話です。
心理描写はさすがと思わせるところがあります。
ただ、家族との確執、故郷に対する執着、子供の頃の心の傷、環境問題
とアメリカ作家によくある設定です。またかと思ってしまいました。
最後の犯人等に対する大甘の態度も不自然です。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.4
(3pt)

うーむ。

帯に出ている北上次郎氏の「期待は絶対に裏切られない」の文といい、雰囲気が感じられる表紙のデザインといい、「これは傑作かも」と、読み始めました。
ミステリとしての完成度はそれほど高くないと思います。ある人物の目撃証言で、主人公が殺人犯にされてしまうのか疑問。 
家族というものを改めて考えさせる物語と言えそうです。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.3
(4pt)

一語一句が胸に染み入る、味読に値するエドガー賞受賞作

ジョン・ハートの、デビュー作『キングの死』に次ぐ第二作の本書は、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」ベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)の’08年度受賞作である。
殺人の濡れ衣を着せられてノース・カロライナの農場をあとにした‘僕’ことアダムは、5年ぶりに帰郷する。しかし、待っていたのは戸惑う家族や知人、昔の恋人だった。そして、決して歓迎されない‘僕’はまたしても新たな殺人事件の渦中に巻き込まれてゆく・・・。ストーリーは、幼い頃、母親が自殺するという辛い過去や、今なお5年前の事件の影を抱える‘僕’が、もがきながらも事件の真相を追う形で進行してゆく。最後の最後まで真実は明らかにならないが、その間にも‘僕’の周りで次々と動きがあり、‘僕’の心象風景を中心とした、結末までの話の持って行き方が実にうまい。
謝辞で著者ジョン・ハートが述べているように、この小説は、ミステリーの形をとりながら、実は、‘僕’自身や‘僕’を取り巻く人々の友情や恋愛、そして兄弟や親子の絆を哀しくやるせなく描いた、謎解きは二の次といってもいい、家族をめぐる物語である。
翻訳ものながら、読んでいて、その文章の一語一句がこれほど胸に染み入る物語はなかなか出会えないという気がした。
本書は、さすがはエドガー賞の栄誉に輝いた、味読に値する傑作である。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.2
(5pt)

こういう本が面白い本だと思う

殺人事件そのものも面白いが、親子を巡る心理描写や情景描写が物凄く良く、一文一文を堪能しながら読める。最後のページの意味深さにほとほと満足して余韻を残したまま、しばらくぼーっとする時の心地よさ。たまにこういう本に出会うから本を読むのはやめられない。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029
No.1
(5pt)

人間関係の描写が秀逸で、自然に引き込まれる

本書の舞台はアメリカ南部で、主人公のアダムは広大な敷地を所有する大地主の跡取りだったが、
5年前に殺人事件の容疑者となり裁判では無罪となったものの疑いが晴れぬまま故郷を追われ、
ニューヨークで暮らしていた。
ある日アダムは親友に頼まれて故郷に戻ってきたが、新たな殺人事件に巻き込まれてしまう。
本書は父親との確執など人間関係の描写が秀逸で、自然に物語に引き込まれる。
また舞台となった地方は著者の故郷でもあり、アメリカ南部の雰囲気が実に見事に描写されている。
南部は最初の入植者たちによって切り開かれた、アメリカ人にとっては心のふるさととも言える場所であり、故郷とか親子関係をテーマにした小説には非常にマッチしていると思われる。
ミステリー自体は比較的シンプルかと思われるが不可解な動機や無理なトリックも無く、
本書が米国アマゾンのレビューで非常に評価が高いのも頷ける。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151767029