1Q84

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1Q84の評価:

3.66/5点 レビュー 983件。 D ランク

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平均点3.66pt

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,146件 361〜380 19/58ページ
No.786
(5pt)

そこがどのような世界であろうと

理科の実験のとき天悟が青豆に助けの手を差し伸べたことがきっかけだった。
ほかには誰もいない教室で天悟の手を握りしめながら、その少女は天悟の顔をまっすぐ見ていた。
そう、そこには月があった。まだ夕暮れには間があったが、そこには月がぽっかりと浮かんでいた。


三日目の夜に、山羊が大きく口を開けた。そしてそこから小さな人々がぞろぞろと出てきた。
『白雪姫と七人のコビトたち』みたいだ、と少女は思った。


私はたぶん、ふかえりと天悟がこしらえた「反リトル・ピープル的モーメント」の通路に引き込まれてしまったのだ。
そのモーメントが私をこちら側に運んできた。
青豆はまわりを見回した。つまり、私は天悟の立ち上げた物語の中にいることになる、と青豆は思う。


1984年も1Q84年も、原理的には同じ成り立ちのものだ。君が世界を信じなければ、またそこに愛がなければ、
すべてはまがい物に過ぎない。


天悟くんは今に至るまで君以外の女性を誰一人、心から愛したことはない。それは疑う余地のない事実だ。

1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.785
(2pt)

それで・・・

それで・・・どうなるの?って感じ。
BOOK4が出るの?
「ノルウェーの森」で初めて村上春樹を体験して、とてもおもしろく読ませてもらったので、その勢いで読んだけど、長かった割には展開が乏しい気がします。
頭の中で音楽が鳴らないし、残念な感じでした。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.784
(5pt)

私を信じてくれたら、すべては本物になる

ここにいることは私自身の主体的な意思でもあるのだ。
彼女はそう確信する。
そして私がここにいる理由ははっきりしている。理由はたったひとつしかない。
天悟と巡り合い、結びつくこと、それが私がこの世界に存在する理由だ。いや、逆の見方をすれば、
それがこの世界が私の中に存在している唯一の理由だ。あるいはそれは合わせ鏡のようにどもまでも反復
されていくパラドックスなのかもしれない。この世界に私が含まれ、私自身の中にこの世界が含まれている。


私たち二人の意思がひとつになり、この入り組んだ物語を立ち上げ、進行させている。
それはおそらくどこか深い見えないところで行われている作業なのだろう。
だから顔を合わすことがなくても、私たちはひとつに結びついていられる。私たちが物語をつくり、その一方で物語が私たちを
動かしていく。


あれ以来、おれが彼女のことをずっと思い続けていたのと同じように、彼女もおれのことを考えていた。
それは天悟には信じがたいことに思えた。この動きの激しい迷宮にも似た世界にあって、一度も
顔を合わせることもなく、人と人の心が変わることなくひとつに結びあわされてきたということが。


ここを去ることにとくに心残りはない。・・・青豆が一緒にどこかに移動したいというのであれば、
迷いなく行動を共にすることができる。


何があっても、どんなことをしても、私の力でそれを本物にしなくてはならない。いや、私と天悟くんとの二人の力で、
それを本物にしなくてはならない。

1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.783
(3pt)

微妙だった

なんだかんだ文句言いながら結局BOOK3まで
読みました。
謎が気になったのと、
天吾と青豆にめぐり合って幸せになってもらいたかったから。

後者は、最後青豆と天吾が無事出会って穏やかに終わったので
それは満足。ほっとした。
ただ、やはり謎は謎のまま、むしろさらに支離滅裂なことが起こって
なんの説明もなく終わりましたね…。
「リトルピープル」「空気さなぎ」「ドウタ マザ」
それらは結局一体なんなの???
まあ私のような「すべてはっきりさせて欲しい!」
という人間は
この本は手にしてはいけなかったんでしょうね。
映画でいうと「マトリックス」のようなよく分からないストーリーでした。

BOOK2は夢中になって読んだのですが
BOOK3は物語に動きがないのでちょっとつまらなかった。


1Q84おもしろかったかといったら
「微妙。無名の小説なら一巻のはじめで放り出していた」
という感じです。
きっと気に入る人は気に入るし
ダメな人はダメな小説なんでしょうね。


ただ、夢中になった部分もかなりあったし結局3冊読まされてしまった
のでそこに敬意を表して☆1プラスして☆3で。

1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.782
(3pt)

BOOK1と同じで抽象的な説明が多い

2日間で一気に読みました。

やっぱり自分にはなじめない文章です。
抽象的ですっきりしない。
物語に直接関係ない記述が多く物語が進むスピードが遅い。
アニメでいうとエヴァンゲリオンのような
感じです。
意味がありげで暗示的。謎が多い。
でも、エヴァンゲリオン(謎が最終回で明かされると思いきや
一切謎は解決せず、さらに意味不明な展開で終わる)
と同じで
BOOK3を読んでも謎は謎のまま、
伏線は回収されずに終わってしまうのではと思います。
解説本が出ているということは。
この予想が外れるといいのですが。


それでも読んでしまうのは続きが気になるから。
ということは、偉そうなことを言いながらも
作者に負けたということです^^;


1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.781
(3pt)

正直ここまでなぜ人気なのか分からないが…

まだbook2、book3は読んでいません。
このbook1のみの感想です。
かなり有名な本なのでさぞ面白いのだろうと期待して
読みました。
そしてがっかりしました。
話がなかなか進まず、物語の展開に関係のない
(もしかしたらこれから関係が出てくるのかもしれませんが)
描写や比喩、情景の説明、セックスシーンなどがだらだら
描かれていて退屈だと思ったからです。
さくさく進む話が好きなので、
この著者の方の書き方が私にはなじまないんだと思います。

途中で読むのをやめようと思いましたが、
ここまで人気なのだからもったいないと思い読み続け、
そしてbook1の最後の方でやっと物語の続きが気になり始めました。

2と3は読まないでいいかと思っていましたが、
1を読み終えて続きを気になる気持ちがますます強くなったので
この物語最後まで読もうと思います。

ということで評価は後半にさしかかるまで☆1でしたが
読み終えた今は、続きがかなり気になるので☆3にします。


1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.780
(5pt)

ハッピーエンドではないのか。

今更ながらbook3を読了。

別な世界に迷い込んで、
現実には起こりえないと思えるようなことが自分の身に降りかかり、
それが起きた理由は説明できない。むしろ、意味などはじめから存在していない。
人の身に降りかかることすべてに、意味があるのが当り前のように思いがちだけど、
そんなわけないじゃない。

個人的には他の村上春樹さんの作品を読んで感じるのはそんなことが多いが、
これもまさにそう。
むしろbook2で終わっていてもそれは作品としてありだと思っていた。

しかしあえてbook3を出され、少しでも読者に対して謎を残さないように配慮されたのではないかと思えるほどでした。

これはネタバレになってしまうのかもしれないけど、
個人的にはハッピーエンドで話が完結しているようにみえて、
少々驚いています。
もっと何か、すっきりしたのかしないのかわからないような感じになるのかと思っていたので、意外に思っています。

明るい未来がイメージできるような結末は私は好きなので、
★5つにしました。

長編ですが、どの作品もそうですが、これも読み込む価値はあると思う。


1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.779
(5pt)

最低3度は読んでから批評してみませんか


村上春樹氏は本当に稀有な小説家です。

1度目は物語の展開と文体で一気に読ませ。

2度目で細部に気づかされて。

そして3度目で人生を考えさせられる。

そして至極の言葉の集まりでもあります。


最低でも3度は読んでみるべきです。
世には多くの批判もあるようですが
そうしてから批判してもらいたいものです。


村上氏の本質が分からないのは
もしかしたら人生の宝物を見過ごしているかもしれません。
すべての氏の長編小説がそうです。
だから私は氏の作品だけはすべて手元に残っています。


氏のインタビューからも分かりますが
かなり意識して創作されています。


勿論1Q84のそういう作品です。


50代のオヤジでも十分満足できる作品です。


1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.778
(5pt)

最低3度は

村上春樹氏は本当に稀有な小説家です。

1度目は物語の展開と文体で一気に読ませ。

2度目で細部に気づかされて。

そして3度目で人生を考えさせられる。
(できれば少し時間をおいて)

そして至極の言葉の集まりでもあります。


最低でも3度は読んでみるべきです。
世には多くの批判もあるようですが
そうしてから批判してもらいたいものです。


村上氏の本質が分からないのは
もしかしたら人生の宝物を見過ごしているかもしれません。
すべての氏の長編小説がそうです。
だから私は氏の作品だけはすべて手元に残っています。


氏のインタビューからも分かりますが
かなり意識して創作されています。


勿論1Q84のそういう作品です。


50代のオヤジでも十分満足できる作品です。


1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.777
(5pt)

おもしろい

「アフターダーク」の形式と同じです。
2人主人公がいて、場面が順番に変わります。「青豆」の章と「天吾」の章。
慣れるまでは、場面の切り替わりに、ついていくのが大変でした。
おもしろいから、その場面をもっと読みたいのに、切り替わるのですからつらいです。
と言いながら、やはり、たとえようもなくおもしろいです。

謎に包まれた展開で、これから先どうなるのか、はたまたどうもならないのか、わくわくします。

1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.776
(4pt)

読みました

天吾と青豆の再会直前の時の天吾の「本当に青豆なのだろうか?」みたいな太文字の部分が無理やりというかわざとらしくてちょっと残念でした。疑わないなんておかしいだろう、という読者の声にこたえたかのような感じがしたので。看護婦の「胸と尻は必要な容量を備えていた」という表現には笑ってしまいました。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.775
(4pt)

携帯小説の様なテンポの良さ

大ベストセラーになり、メディアでも大々的に取り上げられた作品、

でも、ここの評価はイマイチ

村上春樹の小説は、晦渋な言葉をあまり使わず、伏線は有って無いようなもの、比喩を多く使い、海外のブランドと小説家を取り上げる傾向と自分は判断してる

なので、普段は小説を読まない人から好かれ、読書家には厳しい目で見られるのではないだろうか

自分の読書量は、その中間程度、その目から見て、この小説は面白い

ノルウェイの森は☆2つ、だったが、これは☆4つ

BOOK1、2は☆5つ、3は☆2つだ

文学を楽しむという事は、物語を楽しむ事であるが、村上春樹の小説は文を楽しむ事が本編で、物語はおまけと思っている

そして、BOOK3は物語として☆1つも無いと思っている


1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.774
(5pt)

1984年を生きてきてこそ面白みのある本かも。

以前は村上春樹の作品はあまり好きではありませんでしたが、
1Q84はあの頃そんなことがあったな、と思い出しながら
ねじれた時空に自分も迷い込んだ気分になり、入り込んでいけました。

3部作という長い話しにもかかわらず、時間を忘れどっぷり浸り、
表現力豊かな描写が、かつて自分が歩いた道、
町並みにダブらせる事ができ、リアルに感じられました。
自分の選択しなかった未来も、1Q84の世界の中に存在しているかもしれません。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.773
(4pt)

村上春樹はやさしくなった

私がこの作品を読んで感じたことは、「村上春樹はやさしくなった」という事です。 これまでの村上作品には、
何か救いや希望の無さ、冷たい風にさらわれたような、時が止まってしまったような、そういう印象を感じていました。

ですがこの作品は違っていました。二人の主人公にはある種の救いと希望が用意されています。ストーリとしても
分かりやすく読者が置いていかれるような感覚も薄く、文学的な普遍性とエンターテイメント性のバランスがうまく
調和していると感じました。

個人とシステム、私と世界というこれまでの小説と同じテーマ・世界観を残しつつ、読者と一緒に新たな
ステージに進みたいとう氏の純粋な野心を感じさせる一冊です。

昔の作品のリズム・メロディー感が好きな人には物足りなく感じるかもしれませんが、私はありだと
思っています。

1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.772
(1pt)

これは無理。苦痛。

あくまで個人的な感想です。

読むことが苦痛でした。
イライラしました。
最後の50ページくらいは我慢できずに会話文以外は流して読みました。


まず、内容とページ数が合致してない。無駄に厚い。だから、文章がクドく、テンポが悪い。必要ない表現や意味分からない表現もある。
セックス関係の話はあんなに必要だったのか疑問。
邪魔でしかない(苦笑)
変態チックな文を入れるくらいなら、もっと物語について書くか、バッサリ切ってほしかった。


盛り上がるのは終盤。しかも、その盛り上がりは乏しい。
中盤までは退屈になることが多かった。
大変、盛り上がりに欠ける。

登場人物は物分かりが良すぎて、言動も変で、人間味がなくて魅力を感じなかった。人としての面白味がない。

どうしてもっと薄くしなかったのでしょうか。
作中に小説は文章を書き加えたり、削ったりして作る、と言っていますが、作者は果たしてそれができているのか。甚だ疑問です。

正直、ベストセラーと呼ばれるものではない気がします。ベストセラーになった意味が分かりません。
何であんなに買った人がいるんでしょう。

たとえ、次巻から面白くなるのだとしても、シリーズものとしては一巻の掴みが大切なはずですから、もっと試行錯誤すべきだったかと。


おそらく、続きは読みません。読んだとしても、最終巻の最後の結末を読むくらいです。
買わずに図書館で借りて良かったです。

僕にはもう読めません。

正直、変態がそういうことを書きたくて書いた小説にしか感じませんでした。

良かったところは比喩の表現が豊かなことくらいですね。

まあ、散々書きましたが、結構当たり外れがあるらしいので、暇があれば同作者の他作品も読んでみようかと思います。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.771
(4pt)

やはり村上春樹

book3まで読みました。久しぶりの長編ということで期待していました。一般の広い読者を意識しているなと思いました。いろいろ言う人はあると思いますが、村上さんが言っている「小説はテーマを提供する」という意味では成功したと思います。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.770
(2pt)

残念な印象。でもこの感じは本物?

私はかなり期待してこの作品を読み始めたのですが、Book1からBook2になるあたりで惰性的にこの物語を読み始めている自分に気がつきました。
時間が戻るなら読まなければよかったと。でもせっかく読み始めたので最後まで読もうと決めてよみました。
結局のところ、この感想はBook3になっても消えず、かなり後悔しました。

私のこの作品に感じたものは、「商業的」とか「娯楽」という部分が大きすぎて、本来の著者の言いたいとこがよくわからなかったということです。
ぐろい性描写や話題性のある事項を取り入れすぎていて、それを抜きに読んだとしても本質が私には伝わってこなかった。
昔、ノルウェーの森を読んだ時のずっと心の奥に残る陶酔性が全くと言っていいほどなかった。
残念。
でも、この感情は本物なのか。
逆にこの感情の持つように著者はしむけたのか。
はたして。。。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.769
(5pt)

バブルと日本人を読み解く傑作

外国語がどんなに得意な人でも母国語よりも上手にあやつれる人はいない、というのを聞いたことがありますが、小説の登場人物もそうではなかろうか。書き手の知性や個性を超えられるキャラクターは、登場しない。村上春樹のファンはそれを知っていたはず。そして、小説が好きな読者もそれを知っておいた上で読むべきものであって、『1Q84』を通して今さら村上春樹論を展開する必要があるのだろうか?

 ホテルの1室でこの小説は終わる。そして、終わる間際に、僕には青豆がバブル期のメークをした、ごくごく普通の当時の女性としてイメージできた。

「バブル」の本質を描いた傑作だと自分は解釈しています。経済的もしくは家柄的には最底辺で人生が始まった登場人物達が、シュールな世界で繰り広げる冒険談を愚かしいまでの平文に『朝日ジャーナル』的な教養を散りばめながらも糸井重里司会の『YOU』をフォローするほど垢抜けてもいなく、あまり縁がなかったであろう女体とフリーセックスとDCブランドを遠巻きに見ているかのような、時代を辺境から見ていた小市民的な視点がなんとも逆説的に「バブル」!

 ちなみに、醜男こそ自分の中に「女」を見つけ、同性(男)にも相手にされないから「俺は野郎に興味はねえ」といった発言をしがちなのでのすが、この小説に出て来る牛河はそういう点で説得力が無さ過ぎる、と思いました。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.768
(1pt)

自分の他の仕事も冒涜するのか

オウム真理教を思わせる教団のリーダーの描き方に違和感を感ずる。

こんな風にexcuseするのでは、村上のやってきた『約束された場所で』『アンダーグラウンド』も冒涜することになるのではないか。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.767
(1pt)

ひたすら陳腐

私はこの人の作品は、『約束された場所で』『アンダーグラウンド』などのドキュメントは別として、小説は短編『眠り』以外は全く評価しないのだが、この作品もやはりひどい。

まず、主人公は1954年生まれで筑波大学出身という設定、苦学した奨学生で、浪人もしていないので、1972年か1973年に入学したことになるが、東京教育大学が再編され筑波大学に改称したのは1978年(私は附属高校出身なのでまちがいない)なので、ありえないこと、どうしてこんな重大なミスを編集者が見過ごすのか不思議でならない。

また、ヒロインはDV加害者を密かに暗殺する殺し屋という設定だが、その偏狭な正義感や、その殺し方が、首の後ろを細い金属で一突きするというもので、テレビの『必殺仕事人』と同じなのもあまり陳腐なので笑える。

これがベストセラーになるというのが信じられない。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222