1Q84

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1Q84の評価:

3.66/5点 レビュー 983件。 D ランク

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平均点3.66pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,146件 341〜360 18/58ページ
No.806
(2pt)

アイテムに頼りすぎかな。

文章は面白かった。
文学的なことは、私にはよくわからない。
ただ、この本に救いや共感を求めると、何か違うと思いました。
実体験として同じような子供時代を送った私からすると…
いろいろ出てくるアイテムに頼りすぎだでした。自分を受け入れてくれる他者がひとりでもいれば…というのは共感できました。ただ、何かの比喩表現なのかもしれないけど、不可思議な出来事や人に物事を進展させていて、悪い言い方をすれば、流されがちなオタク的なご都合主義を感じました…。
もっともっと、こういう経験をした者は、自分から湧き上がってくる力で這い上がらないと、うまく生きていけない。
音楽を効果に使っていたりするので、この話は、音楽のように流しながら、ファンタジックな読み物として楽しむべきものか…。なら良いか。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.805
(3pt)

こういうラブストーリもいいね。

村上春樹の小説がはじめて面白いと感じた。
10年前と比べ、自分の世界が拡がったことを気づかせてくれた。

本書は作中の言葉をかりると「多義的で暗示的」である。
読み手ひとりひとりに多様な解釈をさせ、各自が自分に向けられた暗黙のメッセージを受信する。

ストーリーが進むにつれ幻想的な世界に引き込まれる。
実際に月が二つあるのではないかと、何度か夜空を見上げたりもした。

こういうラブストーリもいいね。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.804
(5pt)

何が善なるものであれ、何が悪なるものであれ、これからは私が原理であり、私が方向なのだ

Book 1,2,3とも発売当初に読んでしまっていたのだが、今般ゆっくりと再読。
Book3の初読時については、結末が知りたい一心で先へ先へページをめくり、
だいぶ読み飛ばしてしまっていた。時を置いて再読することによって
(「牛河」の視点を導入し物語の「動き」を補っている部分はあるにせよ)
改めてこの作品が「青豆」と「天吾」のロマン=小説であることが印象付けられる。

このBook3においては、あれだけ暴れていたリトル・ピープルが、
その「声を聴くもの」の消滅により、一転その活動を鈍らせる。
代わりに前面に出てくるのは、主人公二人の深い深い場所での結びつきである。
メインキャラクター二人がほとんど物理的空間を移動しないという
異常なシチュエーションの中、濃密な人と人との関係性が描かれていく。

異世界を舞台にした作品ではある。パラレルワールドものとしては
中途半端なSFにとどまっているのは間違いない。
しかし「この世界」であれ、「あの世界」であれ、
血の通う私たちがそこで生きていかなければならない、
という事実に変わりは無い。
しかし本書で作者がもう一歩その歩みを進めているのは、
「ここにいることは私自身の主体的な意思でもあるのだ。(p476)」
とその運命にも似た何かを自らの手で選び取る覚悟である。
「何が善なるものであれ、何が悪なるものであれ、
これからは私が原理であり、私が方向なのだ(p531)」
この強いメッセージから、作者がこれからどこへ向かおうとしているかは
判らない。しかしこれからも否応無く惹きつけられるのは間違いない。

1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.803
(3pt)

最初に冷や汗箇所あり

BOOK1後半から引き継いだオカルト的な緊張感をBOOK2で見事に始めの方で牛河と天吾の電話で受け継いでいる。
読んでいて冷や汗ものの感覚だ。
牛河の描写はとても身なり外見ともにこの上なくセンスが無く悪くな感じがして想像するだけで面白い。
醜悪な外見とは反対に温厚なところが見受けられて、この正反対な内と外とのキャラクターにはとても興味を引かれる。

タマルの心情や過去の風景が殺伐としていて何かにすがるように生きている幼馴じみなどが読んでいて興味深かった。

これらの登場人物で面白くスラスラと読めてしまうが
青豆の暗殺をした後での読みどころである短かい逃亡シーンで稚拙さが出てしまっている。
逃亡に電車やタクシーを使おうとするところなど会社帰りのOLではあるまいし、
ましてや行き先を告げてしまうなどかなりの失態だ。
暗殺前の持ち物検査も子供を相手にしているようで緊張感もスピードダウンしてしまい逃亡で読むページも遅くなってしまう。

もうちょっと一流のサスペンスなら用意してある架空ナンバーの車で逃げるなどのサバイバル要素や偶然の重なり合いで
逃げ切る逃亡劇を用意して欲しかった。
せっかく強く長い腕を持っている組織が相手なのに。
作者はあまりこのシーンは重要と考えてはいないのか力を抜いているような気がする。
それか恋愛小説主流で慣れていないのかとても残念だ。

暗殺を終えてから面白さがスピードダウンしてしまうがこれからの牛河の登場が期待で何とか読み終えた。

1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.802
(5pt)

非常に面白い優れた作品 (ただ、宗教への無理解は残念)

今のところBOOK1だけを読んだが、とても面白い小説だと思った。

たとえば、すっきりしない、落ち着かない気持ちを「すっきりしない、落ち着かない気持ち」と表現することは平凡なことであり、このような表現は人を楽しませることができず、飽きをもたらすし、美しくない。このすっきりしない、落ち着かない気持ちを作家たちはできるかぎり技巧的で美しく新鮮に表現しようとする。また、作品の中で同じ語彙を繰り返さずに、洒脱な会話を展開させようとしたりする。当たり前のことかもしれないが、村上春樹はそのような文学的技術に卓越していると思う。たとえば、彼はすっきりしない、落ち着かない気持ちを「厚い雲の切れ端を何かと間違えて呑み込んでしまった人のように、すっきりしない、落ち着かない気持ち」と表現する。このような優れた新鮮な技巧的表現が約550ページに渡ってほぼ間断なく展開されることに驚かされる。

ストーリーもエンターテイメント性に富み、先が予想できず、この先どのように展開して行くのかと人を惹き付けるものになっていると思う。登場人物も個性的かつ魅力的に生き生きと描かれている。

この本が他の村上作品と共通している点をいくつか挙げてみたい。
・繊細な心の人間には特に負担となるような人間関係や社会的しがらみからできるかぎり離れた平穏でひっそりとした「楽な」生活が村上のおそらく一つの理想だと思われることをうかがわせる。しかし、物語の中ではそのような「理想的」生活は大きく乱されて行く。
・性と暴力への強い関心。
・現実世界には存在しない不可思議な容易に理解を許さない謎の存在の登場。
・人生の不可解さの強調とその中での生き方の模索。
・人と違う特質を持つ人間は人間社会、特に子どもの社会ではいじめられ、孤立を招く要素となるという主張。

これに対して、今回の作品(BOOK1)に特徴的だと思われる点をいくつか挙げてみる。
・宗教への関心ないし反感。
・子どもの頃に受ける深い傷とその後の人生へもたらす大きなないし決定的な影響への並みならぬ関心。
・他人を平気で傷つけるような俗悪な人間への嫌悪。そのような人間の存在への問題意識。(このことは他の作品にも見られるかもしれない。)

ここでは村上における宗教に関連することを書いてみたい。

他でも言われているようだが、私見でも村上の宗教理解は浅い。この作品では宗教が批判的に書かれているが、取り上げられるのはキリスト教でもかなり異端的な分派とカルト的な新興宗教であり、また、歴史を持つ既成宗教に関しても語られるのはその本質ではなく(おそらく村上は本質を理解していない)、歴史上誤った形で現れてしまった派生的な負の側面にすぎない。

村上は「神」に関心がないとどこかで書いていたのを読んだことがあるが、その「神」への無理解こそが、村上の作品の深みに限界を与えてしまっていると思われる。この無理解は彼が卓越した想像力と表現力を持っているにも関わらず、ドストエフスキーには及ばない決定的な理由だと思う。容易な理解を許さない大きな力を持った(ただし有限の)存在を登場させても、この世界の謎を解き明かすことはできないと思われる。そのような存在は人工的な側面が強く、単なる「文学的な遊び」的な存在で人々に新たな発見的「理解」をもたらすことはなく、作品に深みを与えることはできないだろう。そもそも村上に世界の謎を明らかにする意図はないかもしれないけれども。世界について本質的なことを知りたければ、「神」に関わらざるを得ないと思われる。少なくとも歴史の深い既成宗教の多くは一致してそう考えていると思われる。(仏教でも「空」ないし「無」は「神」に当たると思われる。)

「神」不在で生きることによる無自覚的な不安と欲求不満が、その大きなはけ口であり、一時的(かつ虚しい)解消法である性と暴力への関心に村上を向かわせていると思われる。

私としては村上が、日本という特定の地域の現代という一時代の単なる優勢な思潮にすぎない唯物論と無神論に流されず、きちんとした宗教を真剣に学んだ後の作品を読んでみたい。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.801
(5pt)

心から一歩も外に出ないものごとなんて、この世界には存在しない(P250)

Book1,2,3とも発売当初に読んでしまっていたのだが、今般ゆっくりと再読。
初読時にはBook1,2が同時発売で、Book2で終結すると思っていたので
本書の後半はストーリーを追いたくて、だいぶ読み飛ばしてしまっていた。
時を置いて再読することにより改めて、本作品は章立ての文字通り
「青豆」と「天吾」の物語として再読でき、また映画の画面構成のように
二つの物語が並行する緊張感と、異世界のスリリングさを体験できている。

この大著のメインキーワードはもちろんリトル・ピープルであり、
「リトル・ピープルが何ものかを正確に知るものは、おそらく
どこにもいない(p241)」と書いてはあるものの、この中盤、
そのヒントがないわけではない。青豆の決断のシーンはおそらく
本作品を貫くクライマックスであるが、その場に「暗い獣たちと精霊が
 その入り口を囲んでいた(p292)」とある。明確なビッグ・ブラザーに
対峙する存在としてのリトル・ピープルの解釈に、これからも
私たちは(作者のイスラエルでの講演内容も足掛かりとして)
真摯に向き合うべき対象として頭を悩ませていくのだろう。

前に述べたように、異世界を舞台にした作品ではある。
しかしその世界は単なるヴァーチャルな疑似世界ではない。
その世界でも人は傷つき、死に至る。
前にいた本来の「その世界はもうない(p292)」のだ。
その世界の中で、作者の分身は「これからこの世界で生きていくのだ
(p500)」と心に決める。これはおそらく「私の作った言葉(p249)」が
世界の写し絵のみならず、まぎれもなくその一部であることの自覚と
その主張を我がものとして受け入れる覚悟である。まさに「心から一歩も
外に出ないものごとなんて、この世界には存在しない(P250)」のだ。

1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.800
(1pt)

なんだ、このつまらない結末は…

面白いと言われている話題の本なので、期待しながら3冊あっという間に読んだのだが…
途中から面倒臭くなってきて…
「なんだ、このつまらない終わり方。読んで損した。」そんな気分になった。
どうしてこんなに評価が高いのか?どうしてこんなに売れているのか?
理解し難い…。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.799
(5pt)

何はともあれ、私はこの人生を生きていくしかない(p443)

BOOK1,2,3とも発売当初に読んでしまっていたのだが今般ゆっくりと再読。
最初に読んだ時には、あまりにそれとわかる宗教団体の描写に、
社会的に大丈夫か?と無駄な心配をしたりしていたが、
時を置いて再読することにより、ようやく文字通り
「青豆」と「天吾」の物語として読むことができている。
BOOK3までもう一度読み終えてから、この部分は語りたい。

この大著のメインキーワードはもちろんリトル・ピープルなのだが
本書BOOK 1にて既にその答えは一部明かされている。
「リトル・ピープルは目に見えない存在だ。(中略)しかしそいつは
着実に我々の足元を掘り崩していくようだ。(P422)」
3/11とその後のごたごたを見る限り、日本にはまるで
1Q84の世界の如くリトル・ピープルが跳梁跋扈しているようだ。
それがイコール○○だ、と紋切り型に喝破できるのであれば、
氏はこんな大著を記したりはしない。それを判りにくい、
答えが出ていないという声を上げるのはお門違いというものであろう。

冒頭から相変わらずの村上節で、決して取っ付き易い作品ではない。
しかし今、日本の外で暮らし分かったことは、書店にまともに
何作品も並ぶ日本の作家は氏だけだということだ。
長い作家生活の中で、少しずつその作品世界は広がっている。
それを心地よく思わない昔からの読者も多いであろう。しかし
「何はともあれ、私はこの人生を生きていくしかない(p443)」
という地に足をつけた決意は、世界の人たちも待ち続ける、
確かな歩みが続いていることの何よりの証だ。

1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.798
(5pt)

面白かったというだけ

こんなに、読んだ後に内容がどうだったか覚えていない小説も数少ない。面白く読み終わるんですけど、なあんにも残りません。良かったよではなく、まあその時間つぶしには悪くないというかなんなんでしょう。これだけの長編を読ませておいて、なあんにもないというのはあんまりじゃありませんか。村上マジックに手玉にされてる嫌な感じです。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.797
(5pt)

牛河さんは残念な人なのか?(ネタバレ含む)

子供は親を選べないし、牛河さんの容姿が醜いのは、運が悪かったとしか言えない。確かに、作家の牛河さんの描写はいささか残酷だけど、牛河本人は、はたして、自分を「残念な人」と見ていたのであろうか?牛河本人が劣等感を持っていたであろうか?劣等感を持っている人間に、読者がひきつけられるであろうか?彼は自分の醜い容姿をそのまま受け入れているように思う。ただ、彼は、好奇心が強すぎる。森の奥に入りすぎたため、殺されてしまった。タマルによって殺されてしまったが、タマルが殺さなくても牛河は死ぬべき人間だったように思う。

牛河を「死」へ導いたものは彼自身の「好奇心」であろう。
事実、牛河は、天吾の母親の秘密を知ってしまった。天吾の父が墓場まで持って行った”秘密”を。
しかし、牛河はその秘密を誰にも言わず、死ぬ。

BOOK3終わりでは、とりあえず青豆と天吾のハッピーエンド。

でも、
・天吾が書いている小説
・青豆のお腹の子ども
が気になる

とりあえず月がひとつの世界に戻ってきたが、作者はしかるべきときに4を出版する?

私は、最近3冊いっき読みしたが、BOOK2でとりあえず終了した作品に続編3が出たとのこと。
いや、2や3で終わるはずがない。
これは作者の読者に対する計画的犯罪のような気がする。
それとも、好奇心はこの辺でおしまいってこと?!

1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.796
(3pt)

面白い小説。

最近実用書しか読まないので久しぶりに文学的なものを期待して
尚且つベストセラーな気軽に読める本をと、かなり期待して手に取りました。

読み始めはヤナーチェックなど聞いたことが無い音楽の不思議な雰囲気の感じと少女が著した本の題名に
牽引されるかのように読み始めました。
でも出てくる登場人物がどの人物もまるでがっかりするような設定で思わず読むのを止めようかと思いましたが
後でどうしてなのか訳がわかってきてホッとしました。
中盤からは緩やかな坂がだんだん急になってきて目が離せなくなってきますので
すらすら展開が開けて話しが面白くなってきます。
そしてあと数ページで読み終わるところで一瞬で怖くなるような数行の描写で
急に背筋が凍ったのは私だけでしょうか。
性描写については読んでてかいつまんだように出てきてかなり不快感は否めませんが、けだるい感じは良く伝わってきます。

帯紙に異世界、現代的エロスとかそのあたりの記載があれば最初から読むときにギャップは防げたのかも。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.795
(5pt)

BOOK 2にして、いよいよ本質に迫る展開

村上春樹の熱心な読者とは言えない自分だが、この1Q84はのめり込むように読んでしまった。BOOK 2は、BOOK 1の前提や世界観の説明臭さも影を潜め、より率直にストーリーが展開し、引きずり込まれた。

特にこのBOOK 2は、BOOK 1で多用された性描写(まぁ、他の小説に比べてみればたいしたことないけど...)も少なくなり、よりストレートな展開だったので集中して読めた。

ふかえりが象徴する不可思議な出来事が、10歳の時に運命的な出会いをしながら、決して交わることのないように思えた天吾と青豆の人生を再び交えようとするところなんて、最後のページまでドキドキして読み進めてしまった。

この作品は、近年稀に見るような圧倒的なベストセラーでありながら、他の村上春樹作品ほど評価を受けていないように感じられるが、久しぶりに村上春樹の単行本を読む私には、改めて、村上春樹のストーリーテリングや描写の巧者ぶりを再認識させられる作品だった。

次は、BOOK 3。久しぶりに徹夜してでも読みたい本だ。

1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.794
(5pt)

あまりのベストセラーぶりに文句をつけようかと思いましたが、やっぱり面白かったです。

実は、村上春樹自体はあまり読んでいない。というのも私が80年代に学生時代を過ごしていた時から、ネコも杓子も村上春樹ばっかりだったので、天邪鬼な私はいつしか離れてしまっていた。でも、やっぱりスゴイ。

『ノルウェイの森』以降、単行本を買って読むのを止めてしまった自分だけど、彼が翻訳した本とか雑誌に掲載された文章は読んでいる。結構、好みの文章を書くとは思っていたけど、今回も良かったなぁ。やっぱり食わず嫌いはダメだね。ベストセラーでも、いいものはいいんだ、と改めて反省した。

小説の中身も、実は私好み。まだ、この第1巻ではパラレルワールドっぽい設定やメタ・フィクションっぽい話も垣間見えるだけで、全てが明らかにされているわけではないし、天吾、青豆、ふかえりといった主人公たちの関係がどうなるかも分からないけど、読むのが止められないぐらい面白かった。

どこか、ピンチョンの小説を思わすところも私好み。第2巻、第3巻も続けて読もう。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.793
(5pt)

あまりにもひどいレビューばかりだから…

どうしようもないレビューばかりに呆れて、書かざるえません。
売れると、どうしても叩かれやすい。

結論から言うと、私は、長編短編、全ての村上作品を読みましたが、この作品は、集大成と言ってもよいくらい素晴らしい出来だと思います。
これが村上春樹の世界なのです。

もしも、この本のレビューで星1つだとすれば、はっきり言ってどうしようもない人間です。
ただのアンチか、本気で言っているんだとすれば、病気でしょうね。
その人には、評価する能力がないと思う。じゃあ、逆にどんな本が、どんな文章が素晴らしいのか質問したくなります。

プロ野球の「イチロー」を否定するようなものです。
ボール球でも手を出すとか、足が速いだけだとか…。

ひいき目に見ないでも、最低でも星3つにするべき本であることは間違いありません。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.792
(5pt)

村上さんはどこまでいくのだろう

今この瞬間に読了を終えました。

完璧な読了感。
この本に出会えた事
村上春樹氏はもちろん
いろんな人や出来事に感謝したい気持ちで溢れています。

ミステリーのように
三者(あるいは二者)が追い追われて
物語が巡り会うまでの心地よいスピード感。
ぐっと引き込んでくれます。

かつての「僕」一人称の作風とはちがって
明快でシンプルな印象を受けました。
その作品は
時に謎を多く残したまま物語が終わってしまうことも多々ありました。

今回は
思うにそれぞれの物語を余す事無く書く事で
ちゃんと収束に向うように構成したのかとも思います。

すべてを読み終えた後では既に遅いのですが
仮に
天吾の章だけを読み進めていけば
青豆は
ミステリアスだけれど説得力のあるヒロインとして浮かび上がってきたのじゃないかと思います。
往年の名作たちのように。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.791
(3pt)

ファンが贔屓目に見ても★★★まで

村上春樹さんのファンです。既刊の小説は全て読んでいます。
村上さんの小説には答えが書いておらず、村上春樹のみぞ知るその答えを読者がおのおの想像していくのも醍醐味のひとつです。
しかし、カフカ辺りから、なんとなく思うようになりました。
『あれ?村上春樹って実はなんにも考えてないんじゃね?ただ思いついたままに不思議っぽい作り話だけ書きつらねて雰囲気つくれば、辻褄合わせなくても裏も意味もなんにもなくても、あとは勝手に読者があれやこれや想像してくれるからそれでいっか…みたいな。そんな感じじゃね?』
…と。
今回の作品はそれが顕著にあらわれているように感じました。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.790
(3pt)

この先が重要なのであって

村上春樹が1Q84のBook4があり得るかもしれないとコメントした、というニュースを聞いて愕然としました。
書かないつもりだったのか...と。

今までの村上作品から考えても、私にはこれで完結しているとは思えません。
謎が残っているとか、人物の活躍が不十分だとか言っているのではありません。全部が解決し大団円になる作品なんてこれまでもなかったのだし。
けれど、これまでの主人公は皆、おかしな現象や周りのたくらみや自らの冒険から出る想いを深く沈殿させ、その上澄みを丁寧にすくって、清明なのか白濁しているのかわからない独特の世界を見せてくれていた。でもBook4の主人公2人が、そこまでの深み、軽みを見せてくれているようには思えません。言うなればまだ世界を攪拌中ではないか。

何年かたったら、たぶんこの作品は作家にとって重要な転換点だったと考えている自分がいるような気がするのですが...
ただ、今の時点、Book4でなくても、別の長編であってもいいから「村上春樹のこの先」が見えない時点では、過去の作品との比較だけで劣ると考えざるを得ません。
早く「転換点だった」と振り返ることのできる「この先」を見せてください。未読の方は、それを待ってから読んでも十分だと思います。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257
No.789
(2pt)

納得のいっていない方にむけて

主人公の二人の純愛を描くために、このようなグロテスクかつ大げさな世界観が必要なのか?と疑問に思う。むしろ、そのようなテーマではここまでしないかぎり、ベストセラーという商業的成功をおさめることができない、とみるべきだろう。

唯一まともな精神を持っているように感じたのはBOOK3で主役の一人に抜擢される牛河である。その彼にしてみても、容姿が醜いというだけで酷い扱われようで、唖然とした。天呉が不倫相手と連絡が取れなくなった理由を、妄想によって、牛河(組織)のせいだと思い込み、彼に詰め寄るシーンは、哀れでしょうがない。まともに考えれば旦那にばれただけなに。また、その牛河が迎える結末は特に酷い。

また、小説としても破綻している箇所があるように思います。ふかえりの父である深田保とさきがけのリーダーは同一人物のはずだが、どうも一致しない。確かセンセイと同じ大学・学部の学者だったはずなのに、暗殺のシーンでは異形の者として描写されています。いつのまにそうなったのでしょうか?そういう記述が見当たらない気がするのですけど、、、。

ただし、色んな視点で読めそうな小説なので、自分が気づいていない可能性にかけて☆二つです。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.788
(2pt)

納得のいっていない即読の方に向けて

主人公の二人の純愛を描くために、このようなグロテスクかつ大げさな世界観が必要なのか?と疑問に思う。むしろ、そのようなテーマではここまでしないかぎり、ベストセラーという商業的成功をおさめることができない、とみるべきだろう。

唯一まともな精神を持っているように感じたのはBOOK3で主役の一人に抜擢される牛河である。その彼にしてみても、容姿が醜いというだけで酷い扱われようで、唖然とした。天呉が不倫相手と連絡が取れなくなった理由を、妄想によって、牛河(組織)のせいだと思い込み、彼に詰め寄るシーンは、哀れでしょうがない。まともに考えれば旦那にばれただけなに。また、その牛河が迎える結末は特に酷い。

また、小説としても破綻している箇所があるように思います。ふかえりの父である深田保とさきがけのリーダーは同一人物のはずだが、どうも一致しない。確かセンセイと同じ大学・学部の学者だったはずなのに、暗殺のシーンでは異形の者として描写されています。いつのまにそうなったのでしょうか?そういう記述が見当たらない気がするのですけど、、、。

ただし、色んな視点で読めそうな小説なので、自分が気づいていない可能性にかけて☆二つです。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.787
(2pt)

納得のいってない方にむけて

主人公の二人の純愛を描くために、このようなグロテスクかつ大げさな世界観が必要なのか?と疑問に思う。むしろ、そのようなテーマではここまでしないかぎり、ベストセラーという商業的成功をおさめることができない、とみるべきだろう。

唯一まともな精神を持っているように感じたのはBOOK3で主役の一人に抜擢される牛河である。その彼にしてみても、容姿が醜いというだけで酷い扱われようで、唖然とした。天呉が不倫相手と連絡が取れなくなった理由を、妄想によって、牛河(組織)のせいだと思い込み、彼に詰め寄るシーンは、哀れでしょうがない。まともに考えれば旦那にばれただけなに。また、その牛河が迎える結末は特に酷い。

また、小説としても破綻している箇所があるように思います。ふかえりの父である深田保とさきがけのリーダーは同一人物のはずだが、どうも一致しない。確かセンセイと同じ大学・学部の学者だったはずなのに、暗殺のシーンでは異形の者として描写されています。いつのまにそうなったのでしょうか?そういう記述が見当たらない気がするのですけど、、、。

ただし、色んな視点で読めそうな小説なので、自分が気づいていない可能性にかけて☆二つです。
1Q84 BOOK 3 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 3より
4103534257