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カラスの親指 by rule of CROW's thumb



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カラスの親指 by rule of CROW's thumbの評価: 4.11/5点 レビュー 244件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全182件 161~180 9/10ページ
No.22:
(4pt)

意外と楽しめました

最初のほうは普通の感じですが、後半のストーリーの進み方は展開も面白く途中から一気に読みきってしまいました。本の題名もよーくわからなかったが、最後に点と点が線になる気持ちよさがありました。また、忘れたころに読み返したくなる1冊です。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbAmazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.21:
(4pt)

意外と楽しめました

最初のほうは普通の感じですが、後半のストーリーの進み方は展開も面白く途中から一気に読みきってしまいました。本の題名もよーくわからなかったが、最後に点と点が線になる気持ちよさがありました。また、忘れたころに読み返したくなる1冊です。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.20:
(4pt)

罪を償うこと

核心部分については他のレビューで十分書かれてあるので、あえて違った視点で
気になったことを書きたいと思います。
最後は心温まるハッピーエンドとなっていますが、何か物足りないなと感じました。
7年間あるいは20年間詐欺で生計を立ててきたとすれば、それだけ多くの人が
不幸な目に遭わされているわけです。また、死に追いやってしまった某母親の遺族に対する
償いはあれで終えたのかもしれませんが、母親本人に対する罪の償いは終えていません。
これまで散々他人を不幸に陥れておきながら、「ようやく気づきました」
「やり直せるだろうか」・・・で片付けられたのではたまったものではありません。
連日、新聞紙面に振り込め詐欺被害の記事が踊っている現在、フィクション小説とはいえ、
罪を償うということを疎かにしてはいけないのかなと感じます。
人生やり直すならまずは罪を償ってから。刑期を全うし、出所してからのことです。
これだけ酷評していながら星4つなのは、単純にこの小説が小説として楽しかったからです。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbAmazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.19:
(4pt)

罪を償うこと

核心部分については他のレビューで十分書かれてあるので、あえて違った視点で
気になったことを書きたいと思います。

最後は心温まるハッピーエンドとなっていますが、何か物足りないなと感じました。
7年間あるいは20年間詐欺で生計を立ててきたとすれば、それだけ多くの人が
不幸な目に遭わされているわけです。また、死に追いやってしまった某母親の遺族に対する
償いはあれで終えたのかもしれませんが、母親本人に対する罪の償いは終えていません。
これまで散々他人を不幸に陥れておきながら、「ようやく気づきました」
「やり直せるだろうか」・・・で片付けられたのではたまったものではありません。
連日、新聞紙面に振り込め詐欺被害の記事が踊っている現在、フィクション小説とはいえ、
罪を償うということを疎かにしてはいけないのかなと感じます。
人生やり直すならまずは罪を償ってから。刑期を全うし、出所してからのことです。

これだけ酷評していながら星4つなのは、単純にこの小説が小説として楽しかったからです。


カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.18:
(4pt)

ミステリーなのか、それとも中年と若者の群像劇なのか

ミステリーとすれば、星は2。
群像劇なら4。
ミステリーとして読むと、後出しがこれほど多い小説も珍しく、中には腹を立てる人もいるかもしれない。
しかし、中年オヤジと若者たちの再生への群像劇と見るなら人情味もあり面白いと思う。ただ2回は読めないと思った。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbAmazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.17:
(4pt)

ミステリーなのか、それとも中年と若者の群像劇なのか

ミステリーとすれば、星は2。
群像劇なら4。
ミステリーとして読むと、後出しがこれほど多い小説も珍しく、中には腹を立てる人もいるかもしれない。
しかし、中年オヤジと若者たちの再生への群像劇と見るなら人情味もあり面白いと思う。ただ2回は読めないと思った。

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.16:
(5pt)

父娘もの

ペーパームーンやレオンなどと同じ父娘もののヴァリエーションの一つ。謎解きに重点のおかれた本格派ミステリーでありながら、登場人物同士の微妙な距離感と思いやりの交差がなかなか。でも最後の謎解きはちょっとくどかったかな。読者を信用して、もう一回はじめから読んでみさせるくらいのつもりで書いて欲しいかも。とはいえ、最初から最後までとても楽しく読めた。伏線のはり具合もなかなか。これは伏線と思わせておいてはずれだったり、裏の裏があったり。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbAmazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
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No.15:
(5pt)

父娘もの

ペーパームーンやレオンなどと同じ父娘もののヴァリエーションの一つ。謎解きに重点のおかれた本格派ミステリーでありながら、登場人物同士の微妙な距離感と思いやりの交差がなかなか。でも最後の謎解きはちょっとくどかったかな。読者を信用して、もう一回はじめから読んでみさせるくらいのつもりで書いて欲しいかも。とはいえ、最初から最後までとても楽しく読めた。伏線のはり具合もなかなか。これは伏線と思わせておいてはずれだったり、裏の裏があったり。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.14:
(4pt)

何かもの足りない

第140回の直木賞候補の一作である。
このレビューがアップされる頃には直木賞の結果が出てることと思うが
きっとこの作品は落選であろうと思う。
スト−リー仕立てに何か問題があるわけでもない。
それぞれの登場人物のキャラクターもよく書けている。
作品の主題も悪くはない。
だけどどこかもの足りなさを感じるのはなぜだろう。
何かを取り戻そうとするそれぞれの人物
世を捨てて生きなければ自らの存在すら希薄になるような
危うげな中年男性にある種の感情移入はできる。
痛快に展開していく物語はエンターテーメント小説の真髄
ぐいぐいと話に引き込んでくれる。
ある意味で予定調和などんでん返しも
それはそれで楽しく読める。
だけど何かもうひとつ足りないものがあるように思う。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbAmazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.13:
(4pt)

何かもの足りない

第140回の直木賞候補の一作である。
このレビューがアップされる頃には直木賞の結果が出てることと思うが
きっとこの作品は落選であろうと思う。

スト−リー仕立てに何か問題があるわけでもない。
それぞれの登場人物のキャラクターもよく書けている。
作品の主題も悪くはない。
だけどどこかもの足りなさを感じるのはなぜだろう。

何かを取り戻そうとするそれぞれの人物
世を捨てて生きなければ自らの存在すら希薄になるような
危うげな中年男性にある種の感情移入はできる。

痛快に展開していく物語はエンターテーメント小説の真髄
ぐいぐいと話に引き込んでくれる。

ある意味で予定調和などんでん返しも
それはそれで楽しく読める。

だけど何かもうひとつ足りないものがあるように思う。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.12:
(4pt)

お父さん、お母さんのどっちも揃っているのが一番いい

詐欺をしている二人組みとスリで生計を立てている少女がひょんなことから共同生活をすることになったのだが、それぞれ過去に同じヤミ金組織に苦しめられたという共通点があった。そんな生活に我慢できず、ヤミ金組織への復讐を計画するのだが、最後の最後までどんでん返しがあっておもしろかった。きちんと伏線も張られていたので、注意深く読んでいれば気付けたかもしれないが、すっかり騙されてしまった。
また、テツさんがタケさんに話した「お母さん指だけだと赤ちゃん指にくっつけられないけど、お父さん指をお母さん指にくっつけてやると赤ちゃん指にくっつく。お父さん、お母さんのどっちも揃っているのが一番いい」というの言葉が印象に残った。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbAmazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.11:
(4pt)

お父さん、お母さんのどっちも揃っているのが一番いい

詐欺をしている二人組みとスリで生計を立てている少女がひょんなことから共同生活をすることになったのだが、それぞれ過去に同じヤミ金組織に苦しめられたという共通点があった。そんな生活に我慢できず、ヤミ金組織への復讐を計画するのだが、最後の最後までどんでん返しがあっておもしろかった。きちんと伏線も張られていたので、注意深く読んでいれば気付けたかもしれないが、すっかり騙されてしまった。
また、テツさんがタケさんに話した「お母さん指だけだと赤ちゃん指にくっつけられないけど、お父さん指をお母さん指にくっつけてやると赤ちゃん指にくっつく。お父さん、お母さんのどっちも揃っているのが一番いい」というの言葉が印象に残った。

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.10:
(5pt)

現時点での最高傑作

道尾秀介といえば、あっと驚く騙しの仕掛けでしょう。でもその仕掛けを成立させるために作られたような作品も少なくありません。それはそれで面白いのですが・・・
いつもの作者からすると、この作品はあっと驚く仕掛けは薄いです。その代わり、登場人物の造形や会話が素晴らしい。トリックなどにこだわらなくても面白く読めるはずです。はっきり言ってこの作者に、ここまで物語性豊かな作品が書けるとは思っていませんでした。批判する人もいるでしょうが、これは間違いなく彼の最高傑作だと思います。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbAmazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.9:
(5pt)

現時点での最高傑作

道尾秀介といえば、あっと驚く騙しの仕掛けでしょう。でもその仕掛けを成立させるために作られたような作品も少なくありません。それはそれで面白いのですが・・・
いつもの作者からすると、この作品はあっと驚く仕掛けは薄いです。その代わり、登場人物の造形や会話が素晴らしい。トリックなどにこだわらなくても面白く読めるはずです。はっきり言ってこの作者に、ここまで物語性豊かな作品が書けるとは思っていませんでした。批判する人もいるでしょうが、これは間違いなく彼の最高傑作だと思います。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.8:
(5pt)

普通の話だなぁと思いきや・・・

詐欺師の中年二人とスリの女の子とその姉とその彼氏。
それぞれに想いを抱える5人が、ひょんなことから共に生活をすることになる。
そして、ある時、あることをみんなで決行することになる。
終盤まで読んだ時点で、まずまずな感じで話が終わるのかと思いきや、最後まで読んだ時、
この小説の印象がガラリと変わり、最初から読み直したくなりました。
全体の8割まで読んで、なんとなく結末を想像して投げ出そうとする人が、もしいたら、
ぜひ!あと少し、ラストまで読んでください。
ネタばれになるので理由は書きませんが、本のタイトルも素晴らしいネーミングです。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbAmazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.7:
(5pt)

普通の話だなぁと思いきや・・・

詐欺師の中年二人とスリの女の子とその姉とその彼氏。
それぞれに想いを抱える5人が、ひょんなことから共に生活をすることになる。
そして、ある時、あることをみんなで決行することになる。
終盤まで読んだ時点で、まずまずな感じで話が終わるのかと思いきや、最後まで読んだ時、
この小説の印象がガラリと変わり、最初から読み直したくなりました。
全体の8割まで読んで、なんとなく結末を想像して投げ出そうとする人が、もしいたら、
ぜひ!あと少し、ラストまで読んでください。

ネタばれになるので理由は書きませんが、本のタイトルも素晴らしいネーミングです。



カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.6:
(5pt)

どんでん返しも満足。そして何より高いリーダビリティ

ひょんな事から一緒に暮らし始めた詐欺師の中年男二人。そこにさらにかわいい女の子とその姉、姉の恋人がくわわり、おかしな共同生活が始まる。
暗い過去を持つ主人公、闇金とやくざ、と来たもんだからこれは私の苦手な「ハードボイルド系」かと思いきや、ちょっと違うタイプ。コメディタッチで笑える所も沢山。
登場人物はみんな過去に重いものを抱えつつ、ユーモラスで温かい。そしてその抱えた傷を作者が丁寧に浮き彫りにしていく。読む側は思わず主人公の気持ちに同化していくのだ。
そしてハラハラさせる大計画。その中で次々とあらわになる事実。
とにかく退屈させず、ページをめくる手が止まらない。そして色々予想していたにもかかわらず、予想を越える結末は秀逸。
でも、読んだ後、「面白かった!」だけで終わらず、家族とは何か、人を思う気持ちとは何かをゆっくりを考えさせられるのは、初めから最後まで作者が、重い荷物を背負った登場人物たちの心を丁寧にやさしく描いているからだろう。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbAmazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056
No.5:
(5pt)

どんでん返しも満足。そして何より高いリーダビリティ

ひょんな事から一緒に暮らし始めた詐欺師の中年男二人。そこにさらにかわいい女の子とその姉、姉の恋人がくわわり、おかしな共同生活が始まる。

暗い過去を持つ主人公、闇金とやくざ、と来たもんだからこれは私の苦手な「ハードボイルド系」かと思いきや、ちょっと違うタイプ。コメディタッチで笑える所も沢山。
登場人物はみんな過去に重いものを抱えつつ、ユーモラスで温かい。そしてその抱えた傷を作者が丁寧に浮き彫りにしていく。読む側は思わず主人公の気持ちに同化していくのだ。
そしてハラハラさせる大計画。その中で次々とあらわになる事実。

とにかく退屈させず、ページをめくる手が止まらない。そして色々予想していたにもかかわらず、予想を越える結末は秀逸。
でも、読んだ後、「面白かった!」だけで終わらず、家族とは何か、人を思う気持ちとは何かをゆっくりを考えさせられるのは、初めから最後まで作者が、重い荷物を背負った登場人物たちの心を丁寧にやさしく描いているからだろう。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.4:
(5pt)

簡単には終わらない

ふとしたことから借金をつくり闇金融と係わりをもつ詐欺師、タケ。
そのアパートへ転がり込んでくるカギやのテツさん。
ミステリーと思いきやハードボイルドでサスペンスな勢いで物語は走り出します。

カラス>玄人、親指>お父さん。
おもわせぶりなタイトル「カラスの親指」の意図するところは
会話のなかで何度か語られますが
読者は納得した気分でそのじつ まんまと何度も騙されます。

仕掛けが大きいので、映画を観ているように場面が二転三転し
深く考える間もなくどんどん物語に取り込まれ.....
いつのまにか作者の術にハマっていた自分を
妙なすがすがしさと透明感のあるラストのなかに見つけます。

読後の良い秀作のミステリーです。

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)より
4062769778
No.3:
(5pt)

簡単には終わらない

ふとしたことから借金をつくり闇金融と係わりをもつ詐欺師、タケ。
そのアパートへ転がり込んでくるカギやのテツさん。
ミステリーと思いきやハードボイルドでサスペンスな勢いで物語は走り出します。
カラス>玄人、親指>お父さん。
おもわせぶりなタイトル「カラスの親指」の意図するところは
会話のなかで何度か語られますが
読者は納得した気分でそのじつ まんまと何度も騙されます。
仕掛けが大きいので、映画を観ているように場面が二転三転し
深く考える間もなくどんどん物語に取り込まれ.....
いつのまにか作者の術にハマっていた自分を
妙なすがすがしさと透明感のあるラストのなかに見つけます。
読後の良い秀作のミステリーです。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbAmazon書評・レビュー:カラスの親指 by rule of CROW’s thumbより
4062148056

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