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カラスの親指 by rule of CROW's thumb
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カラスの親指 by rule of CROW's thumbの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21~38 2/2ページ
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巨匠によくある、とても安定感のある作品でした。 人に読まれる為に作った小説。とても読みやすい作品です。 記憶に残る作品ではありませんが、程々に面白い作品です。 ご都合的な流れもありましたが、映画化しやすい作品ではあったと思います。 | ||||
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すごく引き込まれて先が気になり、途中でやめることができず一気に読みました。 余計な登場人物が多すぎもせず、それぞれの過去に話が戻ったりしても読みやすかったです。 初めて読んだ作家さんですが、小説家としてはすごい力量なのでしょう。 ただ、ラストがどんでん返しとは聞いていましたが、「こんなのかよ〜(ーー;」とビックリ。(少し悪い意味です) ※以下ネタバレ含みます。知りたくない人は絶対読まないでください。 主人公が借金のカタにサラ金の取り立て屋になった理由が娘のためになら、自己破産とどちらがよいのだろうと考えてしまいました。(それじゃドラマティックではないですね) 自分が脅した相手が自殺したことで目を覚まし、そのサラ金ヤクザ組織を滅ぼすところまでは良かったのですが、自殺した人の残された娘たちに、詐欺で稼いだ金をこっそり送金して罪滅ぼしになるのかどうか。 大体、その自殺した人は、夫が詐欺師と気づいて離婚するような、清潔で真っ当な母親なのです。 その夫も、妻に頼まれても詐欺師をやめられず離婚に応じるような人で、つまり妻が母子家庭となってサラ金のお世話になった原因は自分なのに、それを棚に上げて、妻を自殺に追いやったサラ金の取り立て屋やヤクザだけを悪として憎み、ヤクザに一矢報いて「悪いヤツやっつけた〜ボク正義〜」と子供のように喜んでいる意味がわかりません。。(¥¥? 娘たちは娘たちで、「母親を自殺に追いやった取り立てヤクザからの金なんて受け取れない」とか言いながら、売春したり罪もない人から財布をスったり・・・どんな理屈?(まあ、こんな環境で育った子供なら道理がヘンでもわからなくはないが。父親の血?^^;) 役者さんたちも、実際に犯罪に当たることをしてながら罪悪感の欠片もなく、どいつもこいつも!といった感じです。喜んでやっているなら悪でしょう。 映画的なエンターティメントに、現実的な細かいことを言っても始まらないのですが、途中面白かっただけに後味がよくないです。 結局、父親は娘たちに詫びることなく、罪を償わず、正義のつもりで死んでいくし。 とにかくこれを正義とは言わないでしょう。。(X_X) | ||||
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前半、借金の返済のために家族を失い現在も不安定な生活をしている人たちが集まって、同じ目的を持つところまではとても一気に読めました。 けれど、目的に向かって行動を起こし始めた後半から緊迫感を感じなかったり、話もあれ?と思う部分やすんなり行き過ぎ?など思うところも出てきました。そして、ラストはずっと騙されていたにもかかわらず平和に穏やかに終わる。期待が空回ってしまった感が少しありました。 どんでん返しなどはいつも期待するところですが、騙されるならこんなにゆるい感じではなく、大きく揺さぶった後に鮮やかに騙されたいという想いがあるのであまり評価は良くないです。 | ||||
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普段ほとんどミステリは読まないのですが、評価が良さそうだったので試しに読ませていただきました。 文章自体は読みやすく難しい言葉も表現もないため、引っかかることなくすらすらと読めました。あっさりと読み進むことができるぶん、記憶にも残らなさそう…。 最後のどんでん返しを評価されている方が多かったのですが、個人的にはどうにも納得がいかなかったです。読み手側にはあまりフェアじゃないというか…。 それと気に入らなかった点がもう一点。終盤に種明かしをひとつひとつご丁寧に説明してくれているのですが、箇条書きのようなこの書き方があまり好きではありませんでした。内容的にこうするより仕方がなかったのだろうか…。 軽い感じの小説が好きな方にはオススメします。 | ||||
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サブキャラクターの貫太郎が理想的なマジックと理想的な詐欺の違いについて語った台詞。「理想的な詐欺はですね、相手が騙されたことに気づかない詐欺なんですよ。それが完璧な詐欺なんです。でも、それと同じことがマジックにも言えるかというと、これが違う。まったくの反対なのです。マジックでは、相手が騙されたことを自覚できなければ意味がないのですよ。」 この作品は「理想的な詐欺」を目論む主人公達を描いた「理想的なマジック」のような小説と言えばよいでしょうか。 ヤミ金業者に人生を狂わされた主人公達が復讐の詐欺を企て実行して行くのですが、そこに大きなトリックが仕掛けられていて、結末はしてやられた感があります。 こんなプロットよく書けるよなぁと、その緻密な構想力に感心し、読了後には再度読み返して「ダブルミーニング」の台詞を楽しんだりしたのですが・・・。 残念なのは人間描写がやや平面的と言うか、人の生き様がやや平坦な感じがして、ミステリーとしては充分に面白いのですが、同時に人間ドラマとしての深さも求めてしまう私にとっては、やや物足りなさも残ってしまいます。 | ||||
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文体がコミカルすぎて、動作に重みがなくどきどき感が少なかった。 最後の落ちが、「これはすごい!」か「くだらね」と思うかで作品全体の評価が変わってくる。 自分は後者です。 | ||||
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道尾秀介では、初映画化作品。 ではありますが…他の作品にインパクトがあるので。。 こちらの作品は、良くも悪くも普通な感じ。 ドラマ的な話としては面白くなりそうです。 ただ、誘導しているのは誰かってのには意外性があったかな? 道尾作品に初めて触れるには、ちょうどいいのかもしれません。 | ||||
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登場人物たちの共同生活がホームドラマのようにポップな感じがして、街金の被害者の危うさが表現しきれていない。 余りにも惨めな話だと小説にならないとは思うが、かといって加害者と被害者が共存する弱者の集まりが、一挙両得の結末を迎えるのは上手く行きすぎだろう。推理小説としてはよくできているのかもしれないが、策士策に溺れた感がないではない。 | ||||
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道尾さんの作品はこれで3つめですが、龍神の雨、ラットマンと比べるといまいちでした。 この5人組がどんな事をやらかしてくれるんだろうと、ワクワクしながら読み進めて、 最後の最後までは良かったのですが、ラストのどんでん返しが作品を台無しにしてしまっていると感じました。 約500ページの長編です。 | ||||
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二時間ドラマや映画にして楽しむにはいいかもしれないが、小説として味わうには、今まで読んできた著者の作品に比べ、仕掛けが粗い感じがする。ただいろんな鳥の名前を使って章を組み立てている点は著者の得意の工夫が認められる。題名もそのひとつ。 著者のこれまで読んできた作品は、いろんな伏線が張りめぐらされていて、濃厚な感じがしたが、本作品は拡散しているイメージがあり、最後の展開もあっと言わせる内容だが、いつもの様な押し迫ってくる迫力は感じられなかった。 | ||||
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詐欺師の話だけあって、小説自体もトリックに満ちた作品。 ドロドロした闇金の話、ほんわかした同居生活、 そして起死回生の大勝負。 最後があまりにどんでん返しで、予定調和すら感じてしまった。 犯罪小説というよりは、コン・ゲーム。 なかなか面白かったです。 | ||||
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「この作品が日本推理作家協会賞?」、特に中盤にかけて様々な部分で粗が目立ち始めました。しかし、そこでふと気付いたんです。「俺は今までかなりの本を読んできた。大賞作品の粗を見つけられる程に読み手としてのレベルがアップしてしまったのではないか…」。見事に勘違いでした。ラストの展開で私が感じていた粗は一つ一つ覆されていき、さながらオセロで逆転負けを喰らったような感覚を味わいました。 ある者は娘を、ある者は妻を、ある者は親を悲惨で形で失ったケチな詐欺達の「ONCE AGAIN」の物語です。序盤でメインキャラクター達が背負った重い過去が明らかにされていく場面は秀逸で「何でも良いからこいつ等には幸せになって欲しい」と思わずにいられませんでした。 残念だった点は、サブキャラクターのせいで物語の魅力が半減してしまったことです。彼(彼女)達のせいでメインキャラクターの背負った過去の重みが損なわれたり、話が冗長的になったりと負の効果しか感じませんでした。物語の構造上どうしても中盤の推進力が弱くなり、読者の興味が削がれていく中で、余計なエピソードでページを増やしてしまったのは完全にマイナスでした。話自体をタイトにするか、メインキャラクターを掘り下げるかしたら、確実に★★★★は付けられた作品でした。 | ||||
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前半、世代も違う人間達(+動物1匹)が奇妙な共同生活を送る所は楽しかったですね。 よくある設定と言えばそうなのですが、微笑ましくもあり、それでいて「ある緊張感」があり、そしてヒタヒタと迫る不気味な恐怖あり、なかなか魅力的でした。 問題は、何人かの人も書いてますが、やはりオチのどんでん返しでしょう。 個人的には、「あの苦労は何だったんだよ」というモヤモヤが生まれちゃいましたが‥‥ まあそこが意見の分かれる所でしょうね。 | ||||
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前半、世代も違う人間達(+動物1匹)が奇妙な共同生活を送る所は楽しかったですね。 よくある設定と言えばそうなのですが、微笑ましくもあり、それでいて「ある緊張感」があり、そしてヒタヒタと迫る不気味な恐怖あり、なかなか魅力的でした。 問題は、何人かの人も書いてますが、やはりオチのどんでん返しでしょう。 個人的には、「あの苦労は何だったんだよ」というモヤモヤが生まれちゃいましたが‥‥ まあそこが意見の分かれる所でしょうね。 | ||||
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<このミステリーがすごい!2009>トップ10に 2作品がランクインするなど、 注目の作家であることから、 かなり期待をして本作品を読み始めました。 コン・ゲームを中心としたストーリー展開は、 分かりやすい文章で、スラスラと読めます。 ラストのどんでん返しがどんなものかと、 期待はいやがうえにも高まりました。 しかし・・・。正直なところ、 あまり驚きはありませんでした。 同じ発想の仕掛けが凝らされた作品を 読んだことがあるからです。 その作品とは題材も作風も違いますが、 似たような趣向に、「またか」という感は否めません。 ストーリー展開は巧みで面白かったのですが、 ラストが残念な作品です。 | ||||
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<このミステリーがすごい!2009>トップ10に 2作品がランクインするなど、 注目の作家であることから、 かなり期待をして本作品を読み始めました。 コン・ゲームを中心としたストーリー展開は、 分かりやすい文章で、スラスラと読めます。 ラストのどんでん返しがどんなものかと、 期待はいやがうえにも高まりました。 しかし・・・。正直なところ、 あまり驚きはありませんでした。 同じ発想の仕掛けが凝らされた作品を 読んだことがあるからです。 その作品とは題材も作風も違いますが、 似たような趣向に、「またか」という感は否めません。 ストーリー展開は巧みで面白かったのですが、 ラストが残念な作品です。 | ||||
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道尾秀介の作品はほとんど読んでいるが、共通していることは、毎回どんでん返しがあるのは良いが落ちの衝撃度が弱いということである。今回の話も最後にどんでん返しがありタイトルの意味もわかるのだが、やはり個人的には衝撃度が弱かった。「えっ」となるのではなく、「ふーんそうだったのか」といった感じか。 ただ、ストーリー自体はとても面白く満足いくものだったので悪くはないと思う。 衝撃度でいえば、安孫子武丸の「殺戮にいたる病」や麻耶雄高の「神様ゲーム」、綾辻行人の「十角館の殺人」の作品レベルを今後期待したい。 | ||||
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道尾秀介の作品はほとんど読んでいるが、共通していることは、毎回どんでん返しがあるのは良いが落ちの衝撃度が弱いということである。今回の話も最後にどんでん返しがありタイトルの意味もわかるのだが、やはり個人的には衝撃度が弱かった。「えっ」となるのではなく、「ふーんそうだったのか」といった感じか。 ただ、ストーリー自体はとても面白く満足いくものだったので悪くはないと思う。 衝撃度でいえば、安孫子武丸の「殺戮にいたる病」や麻耶雄高の「神様ゲーム」、綾辻行人の「十角館の殺人」の作品レベルを今後期待したい。 | ||||
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