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(短編集)
4TEEN フォーティーン
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4TEEN フォーティーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全118件 81~100 5/6ページ
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やはり、自分も14歳ということで、買いました。やっぱり14歳の時読むのが一番いいのであって、他の年の時に読むと、感じ方やどれだけの共感が生まれるかも違うと思いました。もうすぐ自分は15歳を迎えることになるのですが、最後の章は「十五歳への旅」という題で、もう一度、読む価値はとてもあると思います。それに、この本は大人が読んだって構わないし、読む義務はあると思うんです。本当に、今の自分に「この本」が生まれていて、読むことができて、ラッキーだなぁと思っています。石田さんも、大人からの視点でしょうか、14歳を題にして書かれて、感謝したいくらいです。こういう友達いたらなんだって、乗り越えられそうだなぁ。 | ||||
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14歳の4人の少年達の、悩みや葛藤、日々の生活などがリアルに書かれている。IWGPもそうですが、石田さんが少年を書くとすさまじくリアルで驚いてしまう。まさに今の月島を描いたストーリーであり、読み終わった後にさわやかな気持ちになれました。最近の石田さんが書かれた「ブルータワー」や「アキハバラ@ディープ」も面白いのですが、やはりIWGPや4TEENのような少年達のストーリーがいいですね。 | ||||
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私は高知の田舎で14歳のころを過ごしました。同級生の数約80名いましたが、そのころのことを考えると、自転車旅行、女性器に対する興味とか、年代も住むところも違うのに、考えることはまったく同じだなと感じました。今丁度現役中学生の娘は読んで拒食症の女の子のもどすシーンとかが気持ち悪いとか、エッチなとこが多いとか言ってました。私は文体がスパッとしていて、石田流の読みやすさが気持ち良く感じました。 | ||||
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何だか、背中をむずむずされているような、昔のことを思い起こされるようで恥ずかしくなる作品。いい思い出なんだけど、言われるのはね、っていう。「あんたがこれくらいの頃は…」って母ちゃんに言われるそんなの。ずっこけ三人組だっけ?それを思い出す。佃、月島が舞台だけど氏のエンジェルもそこだけどなんか関係あるのかな?こんなに事件はなかったけど何だか共感できるな、甘酸っぱい。 | ||||
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14歳の少年4人という意味を賭けたタイトルの「4TEEN」。中学生という難しい時期に、ましてや少年達の心の中がこれほどリアルに感じられる本はなかったのではないだろうか。勉強に部活に友情と恋愛に・・・という揺れる心を持ち始める年代。でも、これはやはり男性作家でなければ描くことはできないだろうという少年達の日々、心情。事件がおきると勉強ができるとかできないとか、家がお金持ちor貧しい、健康かそうでないか・・・いろいろな問題を探そうとする大人たちがいるけれど、この本を読むと男同士の友情ってそうじゃないんだよなぁ、と女である私は一種うらやましくも思うのだ。電車で隣り合った男の子達や、昔男の子だった周囲の男性達も、多かれ少なかれこういう時代をすごしてきたのだ、と思うと彼らを少し理解できたようで、優しくなれそうな気がする。 | ||||
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14才を過ぎ、ずいぶん来てしまった私には正直、「ガキっぽいなー」と思うところも多々ありました。でも14才の私が読んでも・・・?、ようするに「男の子」ってガキっぽいのかもしれない。軽薄でムカツクところもあるけれど愛すべき少年達。「月の草」の最後がじんとしました☆` | ||||
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今中学生で、これを読むことのできる人が少しうらやましい。私が中学生の時、男の子は訳のわからないイキモノでした。同じ教室にいるのに、何を考えているのかわからない。友達同士楽しそうで、不機嫌で残酷で優しくて。こんなことを考えているもんなのかな、と思いながら読みました。実際には、こんな優しい14歳はこの世にいないと思うけど。でもだからこそ、彼らの優しさが読んでてとても有りがたかったです。自分も14歳の時これを読んでたら、教室のなかの彼らを、ひとりひとりもう少し良く知ろうとしたのかもしれないのにと思わせてくれました。個人的には「空色の自転車」が一番好きです。ダイの優しさと悲しさを感じました。これを読んで、自分の中学時代に重ねあわせる人はそう多くはないような気はします。でも、明日会える友達にさよならを言う事はもう少なくなってても(実際に明日も確実に会えるのは、別に会いたくない会社の同僚や上司だったりするのがオトナ社会なので)その時の気持ちは思い出せるし、もし明日も会える友達がいるなら、その幸せを少し感じられるテーマはわりと重かったりするのに読後感がすごく爽やかでした。 | ||||
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第129回直木賞受賞作品。14歳の男子四人組が、一年間に出会った8つの物語を中心にして、構成されている本書「4TEEN」は、瑞々しく、大切な<いま>がありました。誰しもが通る14歳という年齢には(14歳という年齢に限らずですが)、様々な壁があります。特に今の現代には多種多様な壁が。そんな中で、4人の少年は、友であり、それぞれがなにかに悩み、傷つき、恋をし、一年間で少しずつですが、たしかに輝く<いま>を積み重ねて、成長していきます。本書を読んでいるとき、こんな14歳たちいるわけないだろ、なんて思いながら、読んでいました。読み終わってから思ったんですが、そんなくだらない感情のもとは、この4人に嫉妬していたからかな、と。私の中学時代、14歳のときは、なんとなく終わっていたような気がします。別に<いま>が輝くでもなく、どっちかといえば<きのう>も<あした>も重荷でしかなく、引きずりながら。そんな自分の過去の姿に、この4人組の姿を読んで、大切な当時の<いま>を無視していたんだなと、いまさらになって気付きました。「4TEEN」を過ぎ、そこで得た<いま>がある。私の人生があとどれほどなのかはわかりませんが、どんな<いま>も意味があると思い、4人の少年の姿から見えた残像を、しっかりと自分の目に焼き付けて、一生懸命生きていきたい。そう思いました。是非、読んでみてください。 | ||||
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十四歳は遙か昔に通り過ぎてしまった身としては、新鮮でそれでいてどこか懐かしいモノを見た感じ。著者の人気シリーズIWGPの面々よりも登場人物の年齢が低いせいか、よりあっさりとしてソフト雰囲気なのだが、作中でとりあげられている数々のエピソードは決して軽いものではない。ともすれば陰気で重苦しくなりそうな材料たちを、友情と登場人物の魅力というスパイスを効かせてすっきり爽やかに仕立て上げたのは見事!(石田作品は、大概どんな話でも小奇麗にまとまっている。悪く言えば現実感の欠如ということになるのだろうが、この4TEENの場合は主人公たちの年齢や作品の雰囲気を考えるとそれがとてもよい方向に出ているのではないだろうか)「現実だったらこうはいかないよな」とか「こんな奴いねーよ」というツッコミはとりあえず脇においておいて、四人の冒険者たちが縦横無尽に駆け巡る現代版ファンタジーを心ゆくまで楽しんでほしい。 | ||||
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彼らの生活には現代社会であげられている話題が凝縮されてて、非常に濃いなぁと。。。実際の中学校生活って意外とぼんやり過ごしてしまいがちというか受験勉強に追われてた気が...(って私の場合ですけど)せいぜい関わっても不登校のことかなってくらいだけど、だからと言って過剰に現代社会問題を取り上げているわけではない、やっぱり自分の周りでおきてもおかしくない現実味のある物語でした。彼らが暑苦しい(変に勢いのいい)ものをみて冷める感覚を大人のなかで理解している人は少ないんじゃないかな~と、実際私の周りにも数少ないなぁ。。。 | ||||
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月島を舞台に4人の14歳の少年たちが青春を謳歌するお話。月島に行ったことのある人は、衣良さんの細かい情景描写によって、月島を想像しながら、自分が月島にいるような気分で読めます。たとえば、駅前のマックなどが出てきます。この作品は他の衣良さんの作品より少し劣る気がしますが、一気に読みおわってしまうほどの魅力はあります。最終話が僕のお気に入りです。 | ||||
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14歳、そしてティーンが4人で4TEEN。憎いダブルミーニングだ。切なくて、甘酸っぱい青春物語が、現代の社会問題を背景に描かれているけれど、兎に角楽しい。自分の子供に是非読ませたい一冊。 | ||||
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短編なので学校での空き時間にちょこちょこ読んでいました。ずっと登場する4人の友達はひとつの物語のなかでいろいろな人に出会います。その一つ一つに現代社会の抱える問題が生かされ、それを4人のユニーク、そして心温まる判断と行動で乗り越えていく姿におもわずほっと顔がほころびます。べたべたした友情でもなく、さっぱり冷たい関係でもない。そんな友情に思わず自分はどうだったろうと振り返ります。 | ||||
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IWGPもいいけど本書もいいですね。中学生を題材にしてる分だけ、IWGP程なんでもありな痛快さはないけれど、その分なにかあったかさとか、切なさを感じるというか・・・・・。つまりは青春小説という事ですね。個人的には是非高校編が読みたいです。また違う道を歩く4人の物語を描いたらきっとこのレビューのタイトルに挙げた2作の様に歯切れの良い青春小説になるのではないでしょうか?著者の今後に期待します。 | ||||
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とても大切な4人の友達のことが書かれています短編が連なった長編のため、空き時間に読むこともできますし、一気にも読める、大変読みやすい物語です今の中学生の希望、考え、情熱、エネルギーを見させられました特に「空色の自転車」は、その友情がもっとも表れていて、とにかく泣けます私も中学生の時にこんなたくさんの友人に出会いたかったたくさんはいないけど自分の友人と少し長い話をしようと思いました | ||||
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最初は、直木賞受賞作品だし、結構話題の図書だし・・・とミーハーな気持ちから(世代も違うし分かんないよなきっと、と思いつつ)手に取ったのですが、ぐいぐいと惹かれていきました。月島という最先端的なものとある種ノスタルジアの部分が混じりあった土地を舞台に、現代的なネガティブな部分(援助交際や出会い系サイト等)を受け止めつつも、普遍的な純粋な部分(友達を信じ、いたわりあう気持ち等)でそれらを昇華させながら、まっすぐに育っていく4人の姿が気持ちよかったです。「現代版、スタンド・バイ・ミー」なんて評価もあったようですが、この作品独自の世界をきちんと評価したいと思います。 | ||||
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つまらない授業中にいっきに読んだ。中学生の話だけれど、すごく共感できるし、私も同じような思いを抱いている。中学生って一番不安定な時期だと思う。けど、迷いながら何かを探し得るには一番良い時期でもあると思う。彼らは何が大切なのか知っている。自分にもこんな仲間がいるから、気持ちがよくわかる。そう思える友達がいなかったら、私はただひたすらこの中の主人公たちに憧れていたと思う。大人の世界があるように、ガキの世界がある。最近の中学生や高校生を小馬鹿にしている人に読んで欲しい。価値観を少しでも広げ、見方を変えてほしい。もちろん同年代でも読みやすいから、読んでほしいけど★ | ||||
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表紙とタイトルに惹かれて購入しました。同年代の子たちの話として受け止めやすく、話にも入り込みやすかったです。非現実的じゃなくて、今にも起こっている事のような話しです。話も読みやすくて、友達っていいな。そう思える本です。同年代の中学生、高校生に読んでもらいたいです(自分もそうですが) | ||||
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直木賞受賞作品だというので呼んで見ました。タイトルとおり、中学生の男の子達の仲良しグループがであった、色々な出来事について書かれています。都会の14歳は、性的な情報も持っているし、援助交際や出会い系サイトなど、大人の世界に触れることも多く、ませているな、と思いました。しかし、主人公の少年達が、出会った事件それぞれに対して、素直で正直に受け止め、友情を大切にしながら成長していく様子は、非常に好感が持てました。どきっとするような、都会の毒のただ中にありながら、感受性豊かでまっすぐに育つ少年達の姿がすがすがしかったです。 | ||||
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ズッコケ三人組が4人になって平成に帰って来た!そんな感じの青春小説。 品の良い文体が好きです。爽やかな風を感じる読後感が良い! | ||||
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