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うつくしい子ども



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うつくしい子どもの評価: 4.07/5点 レビュー 107件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.07pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全107件 101~107 6/6ページ
No.7:
(5pt)

例の事件

池袋ウェストゲートパークを読んで「やばい、読み遅れた。」と思ってます。で、この本を読んだのですが。や、いいですね。神戸の事件を下地に書いているのですが、物語がテンポ良く進んでいくのに、実に深い。一人称、三人称が入り交じる、その構成の良さ。テクニックもいい。読み返して観ると、色々と複線が張ってあったり。最近仕事が忙しいので読書に充てる時間がなかったんですが、話の半分をすぎてから、なんとなく仕事が手につかなかったので、仕事ほっぽり出して読み切ってしまいました。(迷惑書けた人、すみません。)
うつくしい子どもAmazon書評・レビュー:うつくしい子どもより
4163184503
No.6:
(4pt)

報道について考えさせられた

今まで、朝のワイドショーなど何気なくみていた殺人事件などの報道だが、この本を見てからは殺人犯にも家族・友人などがいて報道されていない心のき・生活環境の変化などがある事を考えさせられた。また、ミステリー性も絶で、最後までハラハラしたり感動したりと印象深い作品でした。
うつくしい子どもAmazon書評・レビュー:うつくしい子どもより
4163184503
No.5:
(4pt)

飽きのこないダブルキャスト

4つの目を通して描写される1つの悲しい事件。犯罪を犯してしまった少年の兄が家族として苦しみ、兄として事件の根っこを掘り進めながら成長していく様子を。もう一方では事件を報道するメディア側として、一人の新聞記者が少し離れた視点で事件全体を映し出しています。最初から最後まで重い題材を引きずる中で、それでもどこか優しさに包まれながら読み進めていける作品です。少年犯罪が増加の一途をたどる今だからこそ、読んでおきたい一品かもしれません。
うつくしい子どもAmazon書評・レビュー:うつくしい子どもより
4163184503
No.4:
(4pt)

エンターティメント性のある良質の作品

ストーリーは確かにあの神戸の事件を題材にしているが、そんな話題性で読むというのでは無く、もっと単純に、その手法や淡々と描かれる登場人物の心情を読むこの愉しみ。なにより殺人犯の兄である主人公の少年の周囲との関係性が、ともかく美しい。また新聞記者の視点と主人公の視点により語られていく事件は、何もかもワイドショーの俎上に上げてしまうマスコミの作り上げた像とは別の形を結んでいる。多少メロゥではあるが、一読の価値有り。
うつくしい子どもAmazon書評・レビュー:うつくしい子どもより
4163184503
No.3:
(4pt)

兄のすばらしさ

まだまだ、若い兄が弟を思ってライフワーク、問題解決をするところがすごいと思う。また、読んでいて兄の部分と新聞記者の部分と別々に書かれているところで物語の想像がすごく浮かんできた。そして、自分はどちらから見ているかと言えば、やっぱ、外からだから、新聞記者からの目線なんだろうと思う。
うつくしい子どもAmazon書評・レビュー:うつくしい子どもより
4163184503
No.2:
(4pt)

読書感想文に書くつもりです。

僕がこの本を買うきっかけになったのは、石田衣良さんの小説が好きっていうのはもちろんありますが、下の(レビューを書いてくださった)方のレビューが魅力的だったからです。(+修学旅行に持っていくため) レビューの人の『酒鬼薔薇少年事件をモデルにした小説である』という文章が妙に気になったからです。「酒鬼薔薇少年事件って何年か前にあった大事件だよなぁ」当時までの僕は、ニュースなどに無関心でした。(今は違いますが)なので、その事件のことはたいして知りませんでした。 そのことにより、『酒鬼薔薇少年事件』が気になって気になって、「この小説を読むことにより、酒鬼薔薇少年事件について分かるかもしれない」と思いました。あいにく分かりませんでしたが・・・。この本を買ったのは、今年の四月の終わり、家に本が届いたのは修学旅行の四日前。 この本を買って本当に正解でした。修学旅行で全て読み終わりました。(2泊3日の修学旅行でした)最終的に言いたいのは、主人公の気持ちがひしひしと伝わってきますし、この世の中には主人公の立場の人が沢山いるので、その人々に気持ちを少しでも分かるような気になりました。 この夏読書感想文に書こうと思います。(それほどいいストーリー) だから、買う価値はあります。 以上です。
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4163184503
No.1:
(3pt)

もうひとりの酒薔薇聖斗

 有名進学中学に兄弟が通う。彼等が住む高級住宅街は豊かな自然に囲まれている。彼等にはCMのモデルをやるようなかわいい妹がいる。その妹と同年の9才の女の子が殺される。犯人は13歳の弟だった。  家族の生活は大きく変わる。夫婦は離婚する。夫は会社に辞表をだすも遺留され独身寮に住み込み会社に通う。妻は子供二人を引き取りアパートを借りパートの仕事を始める。兄は心を強く持ち、これまでの中学に虐めに耐えながら通う。妹は学校を変える。兄は弟が犯罪者になっても自分の弟であることに変わりはないと思いを定め、弟の気持ちをなんとか理解しようと、調査を始める。一種の探偵ごっこを始める。  弟の犯罪は犯罪ではなく、13歳の少年は犯罪を犯すことができないので触法行為でしかない。弟は兄と同学の松浦の教唆から女の子を殺した。そして、松浦を追い詰めた兄は松浦の父の申し出を受け入れ、松浦父子の無理心中というシナリオを認めて事件は終息する。 この作品は酒鬼薔薇少年事件をモデルにした小説である。少年がなぜそのような事件を起こしたのか。その問いに石田なりに取り組んだ作品である。ファシズム心理の低年齢化、それが彼の答えである。自分の精神的不充足感を癒すために、誰か超人の命令のままに行動しようとして弟は殺人を犯してしまったのだ。
うつくしい子どもAmazon書評・レビュー:うつくしい子どもより
4163184503

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