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うつくしい子ども
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うつくしい子どもの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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神戸連続児童殺傷事件を題材にしているので、薬丸岳の『友罪』と比べてしまう。 こちらは、なんだか少年冒険物語みたいで、題材を単に消費しただけ。 薬丸作品はきちんと社会問題として考えさせる内容で、同じ題材でもこうも違うのかと、かなり残念な感じ。 『北斗』を読んだ後だったので、肩透かしを食らったな。 | ||||
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最初私服着てるから小学校かと思ったら中学校の話。地域のモデル校になるほどの進学校らしいけど、いじめっこが罰ゲームに自分の排泄物を食べさせると提案したり、ましてやそれを袋に入れて持ってきたり、ドン引きな出だし…実際持ってきたらその行為だけでいじめられるでしょ…妙に物分り良すぎて聖人みたいな性格の主人公も、自慰の話を平気で口に出せる女子生徒もなんだかみんな中学生っぽくない。大人っぽいとか子供らしくないという意味ではなくて、悪い意味で物語の中でしか存在しないようなちぐはぐな性質のキャラクターばかり。下品な言葉ばかり書いて申し訳ないんですが、その下品さに読んでて辟易したんで、このようなレビューを書かせてもらいました。 サスペンスとしてもラストに刑事ドラマみたいに犯人が一気に真相を語りだして興醒めだし、犯人が典型的な物語の中でしか存在しないような存在しないようなスパルタ教育を受けたサイコパス天才少年で感情移入しにくいし、人格歪むほどスパルタ教育したお父さんの全然それっぽくない性格と行動が気になるし、なんか全てがチグハグ…あと作者の言いたいことをひたすら主人公に語らせるって感じのスタイルだからかな。いや作者の意見の代弁を登場人物にさせる作品がほとんどなんでしょうけど、この小説の場合見るからに主人公の考えじゃなくて作者の考えが透けてるから、あくまで主人公は言わされてる感があって白けるんですよね。もう一人の主人公である記者も結局大した活躍しなかったしなんでわざわざこの人の視点を置いたのかよくわからなかった。 | ||||
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ネタバレあり 13歳の少年が9歳の女児を殺害、、、って酒鬼薔薇事件モデルにしてるんだろうけど、この手の小説は腐るほどあって、その中でも本作は割と後味の良い、やや爽やかな中学生向けくらいのレベルで書かれている。 新聞記者や刑事たちの描写もあまり細かくないので、あくまで少年が主人公の謎解き小説のつもりで読んだ方がいいかも。 大人への階段をのぼりつつ、揺れ動きやすい不安定な少年の心理と、それを利用する洗脳の形……っていう発想はまあ悪くないんだけど、とにかくラストが雑。 主人公は果たして……と期待するも、単にナイフ忍ばせるだけだし。 しかも、あの親、何人も殺害してる事実があるならまだしも、そうそう社会的権威のある人間が我が子の過ち反省して、半ば心中なんて形とるかなあ…。 そんな物わかりの良い親ならあんな歪まない気もする…、まああの異常性は、先天的なものが関係してるんだろうけど。 2時間サスペンスみたいに殺す前にベラベラ喋る……このパターンきちゃうと興ざめ。 主人公の少年の優しさっや強さ、助けてくれる友人たちのキャラは多少魅力的ではあったけど、少年活劇なのか社会問題について熱い思いを書きたいのかはっきりしない。 脇を固めるキャラも皆キャラが薄い……。 惜しいな…と思う反面、正直まったく心に残らない小説、何故こんなに評価が高いのか謎。 | ||||
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買うまでもないかなと思って図書館で借りたけど、正解 内容というより作者の頭が薄っぺらいのではないかと思う 内容がつまらないのはともかく、ちょっと調べればわかることまで 適当に書いてる 警察のキャリアは33歳で警視正になるとか書いてあるけど、 ありえないでしょうが 早くても40歳くらいじゃないですか? あと、影の犯人マツウラは英才教育ほどこされてて 何でも簡単にこなしちゃうってなってるけど それなら公立行くなんてありえないでしょ 地方に住んでるとしても、寮あるとこに行かせるって あと、洗脳されてるとはいえ まだ13歳で女の子殺すと言い出すような度胸ある弟が 捕まったあとでもマツウラにおびえて何も言わないなんておかしいって | ||||
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石田衣良さんの小説を3冊ほど読みましたが、総じて「浅薄」という印象です。本作について言えば、ところどころで主人公の少年の心の動き1つ1つに心を揺り動かされることもありましたが、読み終えてから振り返ると、何故だか「良い本を読んだな」と余韻に浸ることが出来ませんでした。 読み始めてから読み終えるまでの過程で瞬間、瞬間に感じる「瑞々しさ」のようなものは好きですが、読み終えたときの喪失感はやるせない気持ちにさせます。 読み手がどちらを重んじるかで評価が分かれるのではないでしょうか。 | ||||
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これまで石田作品でハズレたことはなかったが、 今回は唯一の駄作だなと思った。 本の帯には殺人犯の犯人の名が書かれている。 13歳の弟の真相を知りたいと、 中学2年生の兄が調べ始めるんだけど、 この兄が現実にはあり得ないぐらいできすぎている。 だから物語からリアリティがまったく感じられない。 嫌がらせをされても耐え、警察で調べられなかったことを、 いとも簡単に調べ上げ、そして「真犯人」を突き止めるのに、 彼らが自殺するとその秘密を守ってあげる。 そんなこと、あり得るだろうか? さらに、この作品が最もダメなのが、 「真犯人」の存在である。 真犯人は実際には手を下しておらず、 弟の犯罪は許さざるべき残虐なものなのに、 無実の兄が犯罪をそそのかした「真犯人」を発見することで、 まるでその真犯人すべてが悪いような物語に結果としてなっている。 結局それじゃ、誰か悪者を作ってバッシングする、 本書で批判するマスコミと何ら変わりないだろう。 | ||||
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中学が軽い読書として読むのはあまりにも残酷すぎた。 読んでからすぐにした事は 一刻も早くこの内容を忘れること。 古本屋にあった意味が理解できました。 ストーリーが濃すぎるんですよ。 一度読むだけで全てを汲み取ることができてしまうし、 非常にインパクトのある話だったので 内容が忘れられないんです。 特にこの本はミステリーの分類にはいるものなので…。 読み終わりは一応ハッピーエンド?にしてあるようですが、 それまでの残酷なストーリが忘れられるわけもなく…。 そういった作品に抵抗のある方は読まないことをお勧めします。 | ||||
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「早い時点で犯人がわかる」のにもかかわらず とても先が気になる内容でした。 被害者。加害者。マスコミ。家族。友達。警察。 全ての登場人物がうまい具合に絡み合って、 とても上手に作り上げられてて関心します。 ですが、正直ラストで落胆しました。 ココまで「現実問題」をからめて話が進んでいたのに ラストの警察署長の場面でいっきに「棒読み」な文章に 変わってしまったように感じました。 | ||||
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あると思った。石田さんの持ち味というべきか、やはりIWGPで見せたようなガキの攻撃的、自己防衛やらうんたらかんたらを、独自のかたちでえがいている。石田さんの癖にハマってる人には、読んだあとに鼻から息が抜ける感じの作品であった。 | ||||
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誰がどう読んでも「例の事件」が下敷きになっている、とわかる小説。非常に悲劇的な話なのにキレイにまとまり過ぎていて、深みがない。被害者の怒りや悲しみ、あるいは加害者の家族の苦しみがちっともリアルに伝わってこなかった。だからこそこんなつらい内容にもかかわらず、サラリと読めたのだが。酒鬼薔薇の両親が書いた手記と比較するのはおかしいことかもしれないが、現実のほうがはるかに残酷で、罪深い。 | ||||
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