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交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔(遠野麻衣子・最後の事件)
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交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔(遠野麻衣子・最後の事件)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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時系列的には前作「交渉人」から数ヶ月後の話です。逮捕された教祖を救うべく無差別爆弾魔となった信者が不特定多数の一般人を人質に警察を脅迫する…というなかなか刺激的なシーンからの開幕。 前作は(深く考えなければ)面白かったので続編である本作にもそれなりに期待していました。文章は相変わらずサクサク読めていいんですが、前作と比べると本作は圧倒的にテンポが悪い。基本的に犯人とはメールのやり取りのみになるので、メール送信→メール受信→メール送信…と延々と同じことやってんなこいつらって印象です。犯人に脅されるまま有効な手段も思いつけずオロオロする警察という金太郎飴みたいな展開が誇張抜きに序盤から終盤まで続くので思いっきり中だるみします。なので多少飛ばしても大丈夫です。状況変わってませんから。 前作と違い、本作は群像劇に近いスタイル。いろいろな視点から事件を観察できるのはいいんですがそのせいで主人公がブレてしまった感じがあります。視点が変わる度にご丁寧にもその登場人物の生い立ちから始めるので「それはどうでもいいから…」と何度もじれったくなりました。 事件自体は単純なだけに代わり映えのしない展開に飽きがくるのも早かった。本作は8割方膠着状態なので前作のように盛り上がりをいくつも用意したストーリーが好きな方は読まない方がいいと思います。作中主人公も言っていますが、メールのみしか対話手段がないためネゴシエーターとしての本領も発揮できていません。(前作もできていませんでしたが)つまり「交渉人」としての仕事はしていないのでタイトル詐欺…とまでは言いませんが、まあその部分は期待しない方がいいということで。結局卓越した交渉術の欠片も披露することはなく、犯人とは至って普通のやり取りしかしませんでした。 総合して☆2.5。教祖逮捕のきっかけになった過去の事件、あれ多分サリン事件を下敷きにしてるんだろうなぁ…。 | ||||
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少しダラダラする展開だが、それなりに楽しく読めた。犯人は分かっているので、推理を楽しむと言うよりは『経過』を楽しむタイプの作品。 | ||||
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エンタメとして充分に楽しんだが、印象として、「冗長」な感じがした。 ひと昔前だと、「海外経由」するのに現地にPC設置する必要があったんだな~、と、そっちに「へえ~」と思ってしまった。 | ||||
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前作を読んで、面白かったので買ってみたのですが、ダラダラと説明的な部分が多く含まれていて、物語の進行が悪く途中で飽きます。最後まで読むのが苦痛になってしまうくらいです。一気読みには程遠い作品だと思います。 | ||||
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前作よりも、緊迫感があり、個人的にこういう題材は、好きなので割りとさらっと読めました。まさかまさかの暴き方で最後に犯人がわかった時は、なんと、この人が、と、思いました 、 | ||||
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真犯人の動機という点では、少し感情移入ができにくかったのだが、緊迫感という点では、前作の一枚も二枚も上回っていると思う。 だから評価としては同じ星四つかそれ以上をつけてもいいのだけれど、この手の作品の場合個人的には動機派なので星は3つにしておいた。 本作のような作品の場合、面白い面白くないを重要視するのは当然のことだけど、それと同じかそれ以上に大切なことがある。 それが、動機なのだと思う。 犯人の動機もしっかり読むこと、そしてそのような人が生まれてしまわないようにしっかり考えること、それが本作のような作品を読むときに心がけておかなければいけないことだと思う。 著者の作品を多く読んでいる人には読んでもらいたい。 また自分と同じく、”動機派”の人にも読んでもらいたい。 | ||||
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面白かった。作品紹介は次のとおり。都内各所で爆弾事件が発生。要求は二千人の死者を出した“宇宙真理の会地下鉄爆破テロ事件”首謀者・御厨の釈放だった。交渉人に指名された広報課の警部・遠野麻衣子はメールのみの交渉で真犯人を突き止め、東京どこかに仕掛けられた爆弾を発見しなければならない。さもないと東京は未曾有の大惨事に見舞われる―。手に汗握る、傑作警察小説。 一般文学通算698作品目の読書完。通算1043冊目の作品。2011/06/11 | ||||
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前作の中心に居た石田に比べるとヒロインの魅力があんま無いのは残念だが、 作品としては面白い 特に犯人をダイレクト検索な感じで探すシーンは圧巻といえる ただ爆破の順番は旬な時期を逃すと分かる要素が少なくなってしまうのはやや難点か | ||||
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最後まで一気に読みました。 事件が起きている最中、松本清張さんの”神と野獣の日”を思い出しながら読みました。”神と…”の東京のパニックを、私はショックを受けながら読みました。両方の作品とも、パニックを淡々と描いていく筆力に感心しました。さらに、こちらでは、舞台が現代になっているだけに、より身近でリアルな問題だと思えて、鳥肌を立てながら読みました。 クロージングに向けての論理性や緊迫感も良かったと思います。犯人には同情しますが、”わたしたちは人間です。神ではありません。”という麻衣子の言葉にしびれました。 なお、事件が起きている最中に、警察やマスコミは普通に動いているように見えた点だけ、違和感を持ちました。身動きできない状態だったんではないのでしょうか? ここは、細かな点だと思い、星の数は減らしません。 | ||||
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初めて読んだのですが、かなり引き込まれました。 あとがきにあるとおり、2度読めば、 2度目には新たな驚きがあります。 背景をわかった上で読むと、 真犯人を指し示す細かな伏線に 気づくでしょう。 また、日本の現実から大きく離れていないところも 好感が持てました。 | ||||
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交渉人シリーズの新作かと思ったら「交渉人・遠野麻衣子最後の事件」が改題されて文庫化されたのでした。 シリーズが再開(「交渉人・籠城」が連載〜完結)して「最後の事件」ではなくなったからだな。 というわけで「遠野麻衣子最後の事件」を読んでるひとは間違って購入しないようにしましょう。 | ||||
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前作「交渉人」の続編。前作の事件から2年後、警視庁広報課に異動となった遠野警部が新たな事件に巻き込まれます。交渉の相手は無差別爆弾テロ事件の犯人。連絡手段はメールのみ。一方的なそれにより交渉術をうまく発揮できない窮地の中、爆弾が次々と見つかります。 怒濤の展開は前作を凌ぐプロット力で構成されていて読者を飽きさせません。抜群のリーダビリティも健在。ただし、ミステリーにとって肝心の部分は前作同様弱いです。本作も最終章に至る前に犯人が解ってしまいました。それだけフェアに伏線を張っていると言えなくもないですが、ちょっと伏線出し過ぎかもしれません。なんにせよ、ミステリーよりサスペンスと言った方がいいでしょうね。 前作同様、映像化すると面白い作品になるのではないかと思いました。遠野警部、前作の時は眞鍋かほりさんかなぁと思ったのですが、やっぱり常盤貴子さんの方がしっくり来るかなと思い直しました(高いけど・・・w)。今回ペアを組む島本警部役には舘ひろしさんかな(贅沢かな)。 | ||||
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前半部分は交渉というより、事件のなりゆきや警察の動きが中心に描かれているが、後半はわずかな手がかりから犯人にせまっていくという、交渉人としての真価が問われる事件だった。事件の詳細や警察の体制など、綿密に描かれリアリティがあるのは前の作品と同じだが、読み出したら止まらないおもしろさがあった。最後の事件と言わず、ぜひまた続編が読みたいと思った。 | ||||
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話を大きくしすぎでしょう。 パニック状態を細かく視点を変えて描写していますが、意外性のある展開も面白い話題もなくただ冗長なだけです。 発端で交渉人を指定する意味がありません。 音声も映像もないメールによる交渉では、本人を特定できないからです。 つまり、最初の電話だけが本人であれば、それ以後は誰でもよいことにります。 犯人と警察、双方ともに矛盾を犯している思います。 ラストもすっきりしません。 無能で悪意ある上級警察官は、免職とかの措置が執られたら良かったと思います。 これらを減点してもなお優れたミステリーと評価するのは、主人公たちの毅然とした態度に好感が持てるからです。 | ||||
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前作『交渉人』に比べると、純粋サスペンスとして、ずっと面白い小説。★4個でもいいのだが、現実に起こったテロ事件などをモデルにしている点で、ちょっと安っぽい感じがしたので(設定として借りるだけならまだしも、解決方法にも絡んで来る所は疑問だったし)、減点1にした。この作者なら、完全オリジナルの設定でも十分書ける力があると思うけどね。 あえて難を言えば、犯人との交渉という要素が弱いとは思う。お互い一方通行のメールを発信しているだけで、息づまる駆け引き、というような感じはない。 五十嵐貴久は、私は半分も読んでいないけど、一作ごとに全然違う題材、作風に挑戦し、しかも一定以上のレベルを保っている、そういう多才な作家、という定評は聞いているし、実際、発表された作品群を見ると、『リカ』、『安政五年の大脱走』、『Fake』、『2005年のロケットボーイズ』、『パパとムスメの7日間』…、と題名だけ見ても、実に幅広い。 そういう意味では、前作『交渉人』がベストセラーだったとはいえ、その続編を書くことは、作者として複雑な心境だったのかなあ、と想像してしまう。 内容的には、どうして「最後の事件」なのか、よくわからないのだが、作者としては、第3作は書かないよ、という読者へのメッセージなのか? まあ、シャーロック・ホームズだって「最後の事件」の後で復活したのだから、作者がその気になったら続編を書いてほしい。読者としては気長に待つとしよう。 | ||||
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初めてこの著者の作品を読みました。 読みながら映像が目に浮かんできました。 数日に分けて読もうと思っていましたが、ついついひきこまれてしまい、 あっという間に読み終わりました。達成感がありました。 他の作品も是非読んでみたいと思いました。 | ||||
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五十嵐氏の作品は、読むのが8作目ですが、中でも最低です。公判中の被告の釈放を警視庁に求めるという点が、現実にはあり得ません。その後の展開でも警視庁に決定権があるような記述でした。正しくは、警視庁を窓口にしても、要求は国または法務省に、釈放の決定権は首相にあります。この設定で、この真犯人など絶対にあり得ない誤謬で、ミステリーとしては成り立たなくなります。作品の性格からディテールを書き込んでいるだけに、細かい誤謬やあり得ない設定が多すぎて、無駄に長い作品という印象を持ちました。期待していた犯人とのスリリングな駆け引き・交渉もなく、真犯人も予想通り、スピーディーな展開もなく、間違いだらけで、リアリティを求める方には向きません。 同じ著者の「TVJ」の方が実際にはあり得ないとしても、細部をきちんと書いてあり、筆に勢いがあって楽しめます。前作の「交渉人」の方が良かったと思います。 | ||||
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小説・三池崇史監督「交渉人」が好きだったので手に取りましたが、今回作はサスペンスとしてもミステリーとしても素晴らしい出来だと思います。五十嵐氏の作品はイメージや風景が目に浮かび、かつ臨場感・スピード感もあります。石田警視正辞職後の遠野警部に良いコンビが出来、そのやりとりが楽しく嬉しかったです。遠野警部は三池作品の鶴田真由のイメージから抜けきれません。シヴァは誰が演じるべきかなあ。 | ||||
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映画を見ているような感覚で、400ページを一気に読みきりました。 ただ、本書を読む前に前作「交渉人」を読まれることをおススメします。 そのほうが、より主人公や上司の捜査官の心情が理解できると思います。 | ||||
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交渉人シリーズ第2段です。 ★今回もかなり読み応えたっぷりでした。満足の1冊です。 ★オウム事件や9・11事件等、記憶にまだ新しい衝撃的なテロ事件を思い出さずにはいられませんでした。リアルな事件に基づいているかのように描かれているので実際にありえそうな内容に思わず怖くなってしまった。★自分を信じて時には賭けに出る交渉人の姿にハラハラドキドキです。 ★このシリーズ次回もぜひとつい期待してしまう作品です。 | ||||
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