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そこにいる人



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【この小説が収録されている参考書籍】
そこにいる人
そこにいる人 (幻冬舎文庫)

そこにいる人の評価: 4.75/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

短いのに、深く考えさせられる作品

短めでサラッと読める内容にも関わらず、こんなにも胸が締め付けられる、悲しみで涙が溢れる小説で、とても感動しました。
病気の姉を持ち、「姉ばかり心配かけられて、優しくされてずるい」という妬みと寂しさを抱える直子が主人公です。
読者として客観的に見ると「そんな僻まなくても…」とかって思っちゃうんですが、本人は本人なりに一生懸命なので、最善の感情に陥ってるのかなと。後書きにもあるように、家族のコミュニケーション不足が引き起こした結果なのかなと思います。みんなそれぞれ一生懸命。いろんなことを自分の頭で考えてる。けど、もっとお互いがお互いの話を聞いてあげられたら…と。命について深く考える一冊でした。
そこにいる人Amazon書評・レビュー:そこにいる人より
4120029425
No.3:
(4pt)

家族って・・・

子供が成長するうえで、変っていく家族のカタチ

根本的なものは変っていないのに
時と共に
お互いが素直に愛情を表現したり、ちゃんと言葉で相手に伝えていないことで
まさか!と思うような誤解を相手がしてたりする

家族といえども、目を見て言葉で伝えなければ
大切なことが幻のように消えてなくなりそうになる

でも
嘘のない正直な思いを言葉にすれば
気づかなかったことに気づき
見えなかったことが見えて
それまで以上に絆が深まるものなのかもしれない

張り詰めた空気の中でさえ
相手をねぎらう気持ちや感謝の思いを伝えれば
たったそれだけで笑顔になれるから。

こんな言葉にも共感しました

「家族なんだから、一緒に暮らしていたんだから、
場面場面でいろんな感情をもって当たり前だったんだと思う。
人間の心って、玉葱みたいなもんじゃない。
実じゃないと思ってどんどん剥いていくと、しまいにはなんにもなくなる。
結局、一枚一枚が全部実なんだ。
お姉さんを鬱陶しいと思ったのも本当なら、お姉さんを愛しているっていうのも本当なんだ。
そうだろう」
そこにいる人Amazon書評・レビュー:そこにいる人より
4120029425
No.2:
(5pt)

命と存在価値

病気の姉をもつ主人公・直子。
生と恋の狭間で揺れるジレンマが歯痒い。
そこにいる人Amazon書評・レビュー:そこにいる人より
4120029425
No.1:
(5pt)

生命の価値

この作品は綺麗ごとなものなどなく、姉妹が各々の生命の価値を考え、それを信じて行動した。その結果がこの作品の一つの結末なのだろう。言葉にすると軽々しくなってしまうが、深い、深い話だと思う。
そこにいる人Amazon書評・レビュー:そこにいる人より
4120029425

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