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模造人格



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【この小説が収録されている参考書籍】
模造人格
模造人格 (幻冬舎文庫)

模造人格の評価: 2.75/5点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

面白いは面白いんだけれども・・

北川歩実さんの作品は常に医療の裏付けの香りがして、とても骨太で読みやすい。

本作もとにかく、いったい何が真実で誰が誰、生き残ったのは誰で本当の悪は誰?
と、はらはらしながら前半を終えた。
後半を一気に読みきって、いや実際面白くはあったのだが・・

なんだろう、この微妙な違和感は?

折原一の倒錯モノのような入り組んだ構成に、ショックはまるで安孫子武丸の殺戮にいたる病レベル。
あれ、でも、なんでこう、納得いかないんだ???

うまくは言えないが、良く言えば余韻のある(謎を残した)、悪く言えば微妙にぼかした奇妙な残滓感が、
どうも作品全体に流れているようでそこがとても気持ち悪い。

なので、最後に爽快感がない。
かといって二人に入れ込めるほどでもない。
視野がくるくる変わるせいか、登場人物の誰にも感情移入できなくて、
結果最後に誰の幸せを祈ればいいのかわからん。

ということで、すごく凝った手のこんだ料理を食べたはいいが、なんだかちっともお腹がふくれなかった感じ。
模造人格Amazon書評・レビュー:模造人格より
4877281304
No.1:
(3pt)

面白いんだけど・・

北川歩実さんの作品は常に医療の裏付けの香りがして、とても骨太で読みやすい。

本作もとにかく、いったい何が真実で誰が誰、生き残ったのは誰で本当の悪は誰?
と、はらはらしながら前半を終えた。
後半を一気に読みきって、いや実際面白くはあったのだが・・

なんだろう、この微妙な違和感は?

折原一の倒錯モノのような入り組んだ構成に、ショックはまるで安孫子武丸の殺戮にいたる病レベル。
あれ、でも、なんでこう、納得いかないんだ???

うまくは言えないが、良く言えば余韻のある(謎を残した)、悪く言えば微妙にぼかした奇妙な残滓感が、
どうも作品全体に流れているようでそこがとても気持ち悪い。

なので、最後に爽快感がない。
かといって二人に入れ込めるほどでもない。
視野がくるくる変わるせいか、登場人物の誰にも感情移入できなくて、
結果最後に誰の幸せを祈ればいいのかわからん。

ということで、すごく凝った手のこんだ料理を食べたはいいが、なんだかちっともお腹がふくれなかった感じ。
模造人格Amazon書評・レビュー:模造人格より
4877281304

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