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硝子のハンマー
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硝子のハンマーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21~38 2/2ページ
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入念なトリックを使う相手は全く恨みがない人だからな〜。 別に殺さなくても良かったような。 社長が横領したお金を貴金属でなくあれに変えてたのも??? 買うときは高価でも売るときは安くなってしまうから、いくらかさばらないからといっても財産としてはいまいちだし。 売れたらシリーズ化しようと考えてたようなキャラ設定だけど感情移入できなかったな。 殺人をテーマにしたのでは青の炎もあるけど、こっちの方がキャラを深く掘り下げているし、殺人の動機が納得できた。 貴志さんの作品は今まで何冊か読んだけど一番印象に残らない作品でした。 | ||||
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貴志祐介には珍しい本格的推理もの…なのかな??密室殺人を防犯コンサルタントがといてゆくというイレギュラーな設定はあるものの正統派。最初の事件の部分の文章と、最後の真相の部分の文章がリンクしていて、なるほど真相がわかるとまったく違った意味で読めるのはおもしろいけど、やっぱり貴志祐介を期待しただけに肩透かしかな(こういう固定観念が作者にとっては迷惑だろうけど;)。 | ||||
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タイトルの意味が・・・ 『そういうことか』 と、最後に・・・ お話としては、あれこれ自分で考える余地がありますので、 そういう意味では楽しめます。 ちょっと長いですので、時間が必要ですが。 | ||||
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密室殺人トリック(+アルセーヌ・ルパン風?探偵)小説。 監視カメラ等による密室形成と、検証・否定される奇抜なトリック(アイデア)の数々。 文章は読みやすく、探偵役もユニークな設定で面白いです。 最終、今までに見かけた事のないトリックではありますが、衝撃度としては?の印象でした。 日本推理作家協会賞受賞作、かつ「青い炎」の貴志祐介ですが、本格ミステリーとしては初作。今後に期待したいです。 | ||||
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密室殺人という極めて古典的な題材ながら、流石は「黒い家」の様なサイコホラーから「青の炎」の様な青春倒錯ミステリまで幅広く手掛ける貴志祐介、緻密に紡がれるロジカルなストーリーが一閃を放つ、見事な力作である。 この作品は、会社社長が密室になった社長室で殺害されてから弁護士と防犯コンサルタントのコンビが事件の真相を探るという前半と、意外な犯人の生い立ちから自白に至るまでの後半の二部構成となっている。あくまでハウダニットに主眼が置かれているので、犯人に関する全容は、既に中盤辺りで詳らかになる。 本格ミステリの前半に比べると、後半は犯人の悲惨な人生のドラマになっていて、本格ファンにとっては、やや迫力に欠けるかもしれない。未読の人は、そこを理解された上で読まれた方がいいだろう。 果たして、工学の基礎知識もない無学な犯人にあの様な高度なトリックが実行できるものなのか、また、動機が余りにも短絡的な上に、後半の展開がご都合主義に走り過ぎなのではないか、といった疑問も全くないわけではない。だが、やはり、エンターテイメントに枯渇した私は、そんな読者を捕らえて離さない貴志作品をジャンルを問わずに貪り読んでしまう。貴志祐介といえば寡作な事で知られるが、彼のどの作品を見ても、周到な専門知識の収集や精緻なプロットの構築など、その創作への情熱には感嘆させられる。ホラー、ミステリ、SFと貪欲に守備範囲を拡げる著者からも、そして何よりも、その驚倒すべき完成度を誇る作品からも、今暫くは目が離せそうにない。 | ||||
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ホラーでなくミステリ。 それも本格ミステリ。 この作品を読んだ後にすごく久しぶりにアガサ・クリスティを読みたくなった。 ただ、このトリックに関わる仕事をしていない人間には、とても思いつきようのないトリックなので、上質なミステリの謎解き後に感じるはずの「やられた!!」感は希薄だ。 恐怖感は全くないので、著者の過去の作風から「怖いもの読みたさ」で買おうとする人は買わないほうが無難だろう。 解決の後の探偵役の二人のやり取りは「蛇足」。 シリーズ化を視野に入れた蛇足かもしれないが。 シリーズの次の作品がでているので買うのだろうが、おそらく単行本では買わないだろうな。 | ||||
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貴志祐介のホラー小説のファンだったせいか、自分の思い描く貴志作品としては物足りなさを感じてしまった。クリムゾン〜や天使の囀りは10回以上読み返し、夢にまで見るほどの恐怖とリアリティのあるディティールに夢中になったものだが、今作の個人的な感想としては「悪くはないが一度さらっと読めば読み返すこともないだろう・・」というもの。 ホラー以外での作品として「青の炎」があるが、こちらは主人公の思いや切なすぎるラストが印象的だったが、今作にはそういうものもなく今までの貴志作品とは全く違ったものになっている。エンターテイメントとしては面白いとは思う。ただノリが軽い。 殺人の方法は面白いし、今までにない探偵のキャラクター、探偵側と犯人側視点の二部構成も面白い。テンポのよさはさすがにストーリーテーリングの巧さを感じさせる。 こういった探偵もので意外な犯人というのはお約束だろうが、「この中の誰かが犯人」という形式で物語は作られていないので、少々納得しにくい感がある。いきなり「お前が犯人かよ!」というところから二部が始まるためだろう。 陰惨なストーリーでないため、読後感は他の作品と比べると爽やかではある。が爽やか過ぎてものたりん!というのが率直な感想。 シリーズ化されそうな気配がするが、私としてはクリムゾン〜時代の貴志祐介の小説をもっと読みたいと願っている。でも第2弾が出たらファンとしてはきっと買ってしまう。 | ||||
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推理過程の部分と、犯人側の視点と、2部構成になってました。 犯人側の視点でのほうは少し青の炎を思い出しました。 黒い家とか、天使の囀りとかに比べて読みにくかった。 私は青の炎も嫌いじゃないけど好きでもなくて、 それと似た感じを受けました。 | ||||
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貴志祐介氏の本格ミステリーと言うことなので、とりあえず読んでみた。 密室ものはあんまり好きじゃないんだが、それなりには楽しめた。 何だが、密室ミステリーと東野圭吾の「白夜行」の合わせ技のような印象を受けた。 「クリムゾンの迷宮」「黒い家」を越えるような作品を期待したい。 | ||||
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貴志作品はすべて読んでいる。待ちに待った待望の新刊。書店に予約までして発売日に購入し読み始めた。 たしかに普通におもしろい。ただ、残念なことに「普通に」だった。勝手に過度の期待をしていた方が悪いのかも知れないが、ファンとしては氏の過去の名作を超える物を待ち望んでいただけに正直落胆は隠せなかった。 確かに作者の表現力には相変わらず唸らされる。ただ、今回の作品は話の展開がちょっと強引すぎる。たぶん最大の「オチ」を思いついてからそれに肉付けするように話を構成していったのだろうが、トリックにたどり着くまでの人物描写や動機が弱く、今ひとつ感情移入できなかった。 たぶん、主人公の視点を章に寄って変える書き方をしたせいもあるだろうが。 ただ一定の満足はできた。早期の次回作を期待する!4年は長すぎですから・・・・・・。 | ||||
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正直、面白い小説ではあります。密室殺人をテーマにした本格推理物。第1部で事件を描き、第2部でその犯人の描写にスポットをあてています。重要ポイントの密室トリックもなかなかの水準のもの。貴志さんの読みやすい筆力も手伝って、さくさく読める推理小説でしょう。 そう、推理小説なんですねこれが。普通の作家が書けばとても納得の作品。しかし、これを執筆したのはかの貴志祐介先生です。正直、貴志先生の作品(そのうえ待ちに待った新作)でこういったありきたりな推理小説を読みたくはなかったです。「青の炎」「天使の囁き」「黒い家」と、貴志先生ならではの独特の世界が描かれていた世界が、ここには感じられませんでした。欲張りな意見かもしれませんが、貴志先生ならもっと面白いストーリーが書けるはずだと思っています。次回作に期待といったところでしょう。 | ||||
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いっきに読み終えましたが『黒い家』のように夜一人でトイレに行けなくなったり『青の炎』のように切なくて涙がでることも『クリムゾンの迷宮』のように緊張と興奮で全身が汗だくになることもありませんでした。。貴志さんの著書をまだ読んだことがない方は上記のような有名なものを先に読むといいですよ。 | ||||
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これまで貴志作品では外したことがないので、本作も迷わず購入しましたが、もうひとつ何かぐっときたり、アッといわせたりするものが欲しかったです。“今回のトリックは絶対に見破れないだろう”というコメントがありましたが、確かにそうでしょうね。でもトリックが明かされても“へぇ~そんなことができるんだ”という感じで、特に感動はしませんでした。防犯知識はとても参考になりましたが。 | ||||
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到底抜け目のない厳戒なセキュリティー、隣室には秘書や役員がいるという社長室の中で社長が殺されていた。凶器や殺害方法も解明されないまま、専務の久永が逮捕される。久永の弁護をすることになった青砥純子が無実を証明できずに窮して頼った先は、密室トリックを破った経験のある防犯コンサルタント・榎本径だった。純子と径が様々な推理を元に立証しようと試みるが、次々と壁が立ちはだかる。一体、このトリックをどうやって破るのだろうか…。■貴志さんは唯一「作家買い」するのですが、今回“初のミステリー”ということと、“裏方さんの人事異動(噂?)”があったせいか、前作までの「迫り来る恐怖」「焦燥感」など一点に引き付けられては、開放されるというような揺さぶりが少なく、またプロットも伏線を活かしきれていな点が少し残念でした。■しかし、綿密なトリックづくりや犯人の背景は期待通りの濃さでした! | ||||
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第一部は、事件発生からトリックの検証、第二部は犯人の視点からのいわゆる倒叙ものとなるわけですが、この第一部からだけでは論理的な犯行の解明はできないので、本作はいわゆる本格ものとは言えず、あくまで本格風なミステリーとして読まれるべきです。チャレンジ精神は買えますが、貴志氏の実力からすると成功しているとまでは言えないでしょう。第二部ではさすがに貴志祐介と思わせるものはありましたが、全体として物足りなさは否めません。防犯コンサルタント榎本径の設定は非常に興味深いですが、今ひとつキャラが掴みきれませんでした。女弁護士の順子にしても同様です。しかし、シリーズ化も意識されているようなので、これから魅力的なキャラに成長していくことに期待します。特に榎本は、刑事や探偵にはできない非合法な調査をさせる事ができるので、そのポテンシャルは充分です。セキュリティに関する薀蓄は楽しめました。しかし、内容を推察させるタイトルは如何なものかと。4年半も待たされていささか期待し過ぎてしまいましたので、次作は早めにお願いします。貴志先生。 | ||||
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今まで貴志祐介さんの著書は全て読破しているんですが、今回のは期待はずれの感を否めません。 まず、本格ミステリの性質上仕方のないことだと思いますが、登場人物の数が多すぎます。その結果、一人一人の人物描写がおろそかになり、誰に感情移入したり注目したりすればいいのかが、わからなくなってしまいます。 また、探偵役が魅力に乏しいように思えます。一方的に、正義を押しつけているだけのような気がしてしまうのです。 とはいえ、真犯人やトリックが絶対にわからないということだけは保証します。 | ||||
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4年半ぶりということで期待して読んだ。相当綿密な調査をして細部にこだわっているのは好みだけど、殺人動機が腑に落ちなかったし、後半の盛り上がりが今ひとつかな。まぁ、貴志さんの本には高い期待をしているからであって、十分面白かったけど。でも、今だ「黒い家」を超えられず、というところか・・・。 | ||||
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4年半ぶりの貴志さんの新作で、かつ初めての本格ミステリという事で、むちゃくちゃ期待して読んだんですが、やや期待はずれの感は否めません。ミッションインポシブルばりの、セキュリティ破りの話で、おそらくは、かなり専門的な事を調査されて書かれている労作ではあるんですが、犯人の人間造形が薄いし、探偵役がやや魅力不足であるために、傑作とは残念ながらよべない。もちろん、読めば十分面白いと思います。貴志さんが4年半ぶりという事で期待しすぎたのかも知れません。 | ||||
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