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ぢん・ぢん・ぢん
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ぢん・ぢん・ぢんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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まだ最後まで読んでない。 いま「下」の真ん中あたり。 主人公が兄弟分にソープをご馳走になりかかっているシーンだ。 登場人物に嫌いな人間が少ない。 僕の中にそれら登場人物の様々な一部がある。 醜いところ、やりきれないところ。 すべて共感できた。 書評を書けない僕は感想。 好きか嫌いか。 大好きな小説になりそう。 | ||||
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すごい作品だと思いました。 長編でしたが、夢中になって読みました。 買って良かったと思います。 | ||||
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おもしろいと言えばおもしろいが、行き当たりばったり感のあるストーリー。途中から主人公が「ノルウェ○の森」のワタナベになってしまっている。男性作家の主人公はどうしてこうもワタナベ化してしまうのか・・・。 | ||||
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数ある花村萬月氏の作品の中でも、実に魅力あるキャラクター設定の主人公(それも、特に青少年)が、暴れ回るかのようにストーリーをグイグイ牽引しておきながら、突然、ちょい役以下とも言える扱いで、あっけなく無様に、救いようもなく死んでしまう…幾つかある、そんな作品に心惹かれます。 その訳は…、命が奪われる時というのは、まさにそんなふうだから… 理不尽に、意味もなく、これまでのすべてがパアになり、奪われ、消える。そうした悲しみを、花村氏は理解してくれているのかも…と思うほど、その残酷さはリアルで、やるせなく胸に迫るのです。 今作も、まさに人生仕切り直し、これから、という時に、いきなり終わってしまう。ラスト、風にさらわれ散り壊れる、大切な愛の結晶…古傷のように、心に残ります。 | ||||
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これは凄い。ある程度のアウトローよりの考え方が出来る人ならば、確実に引き込まれるはず。花村の小説でダントツに面白い。ただ真面目過ぎる人は共感できないかも。 | ||||
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花村萬月が『文学界』で村上春樹を唾棄しているのを読んだのと、現在世間の巷で話題騒然・売行き絶頂の村上新刊を上下巻とも購入したのが相前後した。 幸か不幸か、まず萬月の『父の文章修行』を読み、そして村上本は放擲って(上巻50頁までは読んだが)、本作『ぢん・ぢん・ぢん』を手に取った。数年前、本作が単行本で出たときに買っていて、読まずに手元にあったことを思い出したからだ。 評者は普段エンタメ小説はほとんど読まない。だから本書を購ったのが何ゆえか、当時の記憶がない。これまでに萬月の小説では『二進法の犬』を読んだだけだ。 本書は冒頭からエゲつない。しかし、描写としては節度のあるものという気もした。 本作は所謂ビルトゥングス・ロマンの結構であり、主人公は極めて「倫理性」の高い男である。その倫理性は、最初童貞の恥じらいかとも思われた。しかし、それは違うことが追ってわかる。 本作に対して、半村良ほどのプロ中のプロがダンテ『新曲』に準えて激賞している。それをそのまま受け取るわけにはいかないが、いや待てよ、別に半村が萬月にお愛想を言う必要はないではないか? ドストエフスキーやバルザックといった真の文豪が敬愛してやまぬダンテの古典的作品に、これは準えるべき何かがあるのか? 機会があれば再読してみよう。 まずは『新曲』だな。そういえば、確か山田正紀に『新曲法廷』とかいうまさにダンテの古典を踏まえたミステリがあったなあ。 | ||||
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この作品、ものすごいです。何がすごいって、読み終えて私は1週間ぐらい心がずんと重く沈みました。ほんと救いがない作品なんです。でも問答無用ではまりました。かなり長い作品なんですが毎夜読みたくて読みたくて。スケコマシを生業にするためにさまざまな経験をつむイクオ。そしてイクオに喜ばれたいがために崩れていく則江。その2人が紡ぎだす希望と絶望。やはり萬月は天才です。非日常的な生活に浸りたい方お勧めです。 | ||||
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性と暴力の描写がずば抜けて素晴らしい。それに絡む自意識/自尊心の崩壊、地獄、そして・・・ 暴力にともなう昂ぶり、セックスにおけるエロティシズム、すごくあたりまえのことだけれども、それらを知っている者ならばありありと思い描くことができるのではないだろうか? 一昨年に読んだ作品で最も印象深かったものです。 | ||||
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タイトルのとおりであります。儚いがゆえに性に固執してしまう人達。切ないがゆえに彷徨う激性媚薬、おもむろに激性媚薬・・・。この作家の作品を読んでいると、どんなに過激なセックスシーンもいやらしさというのが全くなく、その行為に溺れてしまわなくてはならない、もしくはならなかった魂の放浪が描かれていると思います。美醜という概念の恐ろしいほどの奥深さ、または残酷さを、この作家はさらりと描いてしまう凄さ。基本的にはエンターテイメントなのですが、三島や壇一雄を彷彿とさせる純文学の精神が根底に流れていて、決して一時の劇薬的小説ではありません。 | ||||
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主人公以外のキャラクターはそれなりに楽しめそうな個性があるのだが...最後の方は哲学書の趣アリ。かといって主人公が抱える疑問の答えには辿り着かず、すごい終わり方をしてしまう。久しぶりに夢に出てきそうな作品(良くない意味で)。 | ||||
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