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君よ憤怒の河を渉れ
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【この小説が収録されている参考書籍】
君よ憤怒の河を渉れの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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ムリな場面も多いが、展開が早くて面白い。 | ||||
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リメイクされた映画「マンハント」があまりにもひどかったので、原作を40年ぶりにじっくり読んだ。 いまでも通用するテンポの良さと、奥深さだ。 ただ、読み返してみると「黄金の犬」や「ふたたび渚」にほど、エロティックバイオレンスはなかった。 しかし、初めてでセスナを飛行させ、海面に突っ込むなど、無茶は爽快。さしずめ、いまななら沢里裕二が書きそうなダイナミックな展開だった。 巨匠に脱帽。原作には、馬は風つにしか出てこないな。かつての日本映画のほうでは、新宿の町中を馬の群れが走り回ったのが、一つの話題であったが、原作では、それよりもクモについての考察がすごい。くもってやばいね。 | ||||
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普通でした。 | ||||
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昔、逃亡犯系のドラマがよくありましたが、それにクマと製薬会社が絡んでいるのが興味深かった | ||||
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無謀な主人公にあり得ない事が次々に起こり、都合よく助けが入る。子供向けの冒険譚というのなら判るが、あまりにも非現実的でうんざりした。犯罪のトリックもあっさりし過ぎでそんな不確実な手段で殺人を計画する人間が居るとは思えない。主人公を追う刑事が少し良かった。 | ||||
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amazon primeで0円で読めたので購入。冤罪の疑いをかけられた検事が嵌めた連中を探し出していくストーリー。なんで俺がこんな目に遭わされなければならないのか、という経験は誰にでもあると思うが、そういう理不尽な自身の境遇を投影して読むと、おもしろく読めて良いと思う。個人的には元検事出身の弁護士としばらく一緒に仕事をしたことがあり、その時にその人に感じた”検事という人たちは頭がよくてストイックでかっこいいな”、というイメージを投影できたのでおもしろく読めました。 | ||||
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老齢の父に頼まれてこの本を購入しました。 父はとても喜んでくれました。 | ||||
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映画化とのタイアップで平積みされていて「ハードボイルドの最高傑作」と本の帯に書かれていたので買いましたが、現代とのギャップ感が大きかった。(新宿をサラブレッドを放して暴走させる)あり得ない設定もあった。(逃亡者がセスナの操縦の経験がないのに北海道から茨城まで無事飛行する等)ストーリー展開もスピーディーでない。途中で読むのをやめようかと何度か思った。 | ||||
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大スター・高倉健が古巣である東映から独立して(フリーとなって)出演したサスペンスアクション映画『君よ憤怒の河を渉れ』〈1976、監督:佐藤純彌〉! 中国でも文化大革命後に初めて公開された外国映画(原題『追捕』)として公開され、観客動員が8億人を超える大ヒットとなり、中国で高倉健を有名にした作品でもある(中国を代表する張芸謀(チャン・イーモウ)監督も本作に影響を受けて、後に高倉健主演で『単騎、千里を走る。』〈2005〉を撮影した)。 本作のリメイク映画として作られたのが本日公開の映画『マンハント』〈監督:ジョン・ウー、主演:チャン・ハンユー、福山雅治〉だ。 今回の映画化により20数年ぶりに読書に至った次第である。 東京地検のエリート検事・杜丘冬人は、新宿駅の雑踏で突然、女性から強盗強姦犯人だと指弾される。濡れ衣を着せられたその日から地獄の逃亡生活が始まった。 ある捜査において杜丘と対峙し、逃亡者となった杜丘を追いながら事件の真相を突き止めようとする警視庁捜査一課・矢村警部、命を救われた事から逃亡者である杜丘を手助けし、真相の追及に協力する北海道の広大な日高牧場の令嬢・遠波真由美、その父親で指名手配の杜丘を信じて逃亡に協力する地元の名士である日高牧場の経営者・遠波善紀、杜丘の上司で矢村とともに杜丘の行方を追う検察庁の伊藤守検事正、ある事件に疑惑を持たれたために杜丘を強盗強姦事件に仕立てた黒幕である厚生省の薬事局薬事課長・北島竜二、東邦製薬営業部長・酒井義広、城北病院院長・堂塔康竹、…など。 分かりやすくいえば『逃亡者』的なお話であるが、東京~能登半島~千歳~北海道~東京~伊豆半島と大規模な広範囲での逃亡劇となっている。 映画のイメージが強いので大まかなストーリーは本書を読んで思い出した。映画では、逃亡中なのにBGMがのどかでマヌケに聞こえる音楽だったのが印象的だったし、熊に襲われるシーンも映像的にチャチだったし(明らかに着ぐるみのような熊で五社英雄監督作『北の螢』と並ぶ日本映画のダメさを象徴する熊襲撃シーンだ)、遠波真由美役の中野良子さんと杜丘の濡れ場シーンは明らかに杜丘役の健さんが吹き替えっぽいし、ホテルの一室へ矢村警部が踏み込んだ時に真由美が隠れている杜丘を守るために裸になるシーンなど断片的におかしな(変な)場面が印象に残る作品だった。 その他にも都内で警察に包囲網を張られた杜丘の逃亡を手助けするために真由美が大群の馬を走らせたり(裸のシーンとこのシーンは本書にもあるので見ものだ)、ツッコミどころの多い作品でもあるのだ。 原作も映画とほぼ同じでラストの展開が違っていたのは意外だった。てっきりラストも原作と同じだと思っていた(映画では精神病院を○○○○病院と言葉にする時点でアウトなのだが…)。 作者の趣味嗜好(もしくは得意分野)である動物、昆虫のある描写の件は専門的でものすごく細かいのだが、逃亡劇とかサスペンス的な描写は失礼ながら凡庸のような気がした。現在活躍されている作家の方がもっと面白く描けると思うので『マンハント』公開にあたって原作もリメイクしてもよいと思う。 | ||||
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来春公開の福山雅治主演映画の原作本。僕もエキスチラで出演していますが中身は飽きさせない展開で面白く読める。しかし、やや荒唐無稽な点も。もうすこしリアリティが・・・・?、と思ってしまう、一度読めば充分である。残す本ではないが時間つぶしには充分である。 | ||||
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もう絶版の書籍ですので、悪くない品質で満足。コンビニ払い後1週間ぐらいで到着しました | ||||
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発売して数年たった商品だったので、傷や汚れを覚悟していましたが とても状態が良く いい買い物が出来ました。 | ||||
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もし、迷っているなら、映画を先に見たほうがいいです。そのほうが、本の面白さを確認できます。 「逃亡者」の日本版かな?読んでよかった。 | ||||
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多くの場面__ヒグマとの闘い、セスナでの逃亡、悪徳精神病院での薬漬け防御など特に__がスリル満点で、しかもストーリーそのものはシンプルだった__アトロピン使用の殺人方法は謎めいていたものの__ので、「これは冒険小説として”も”、りっぱに通用するじゃないか」なんて感想を抱いていたのである。しかし迫力につられて一気に、寿行さん自身による『作品を書くまで』を読んだら、実は最初から冒険小説として書かれたものだったことが判った。なぜそれが意外に思えたか?単に、危険を乗り越えるシーンの迫力を売り物にする作品にしては、やっぱり寿行さんらしい思想性が溢れ、見事な心理描写だと感じてもいたからである。冤罪を憎む気持ちとか、人の立場なるものの不安定性・頼りなさ、そして__深く考えてみれば__万人に共通する宿命みたいなものを、とても効果的な流れの中で、主人公・杜丘や他の登場人物に語らせていた。もう少し、ここら辺を述べてみよう。過去を土台に今があり、その今は未来を半ば約束してくれる・・・これは錯覚に過ぎない。人生の流れなど頼りなく、その頼りなさの恐るべき影響力からは、人は結局__程度の差こそあれ__逃れ続ける試みによって生きている。権力側にある人間には、特にそうした人運の脆弱さに思いを至らせられないものだ・・・こんな感じか。それにしても寿行さん、権力側のはみ出し人間__杜丘も矢村もそれだ__って、ホントにお好きだったんですね。私もそうだけど。 | ||||
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巨匠・西村寿行の最高傑作長編と言われる作品の新装版。まだハードバイオレンスの西村寿行に羽化していない頃の作品であり、今ひとつ殻を打ち破っていない感がある。西村寿行は、この作中でヘリコプターを『ヘリコ』と書いていない。 東京地検の検事・杜丘冬人は強盗強姦事件の犯人と指弾され、さらには殺人事件の犯人の濡れ衣を着せられ、逃亡の旅路へと… やはり、ハードバイオレンスの西村寿行の方が面白い。 | ||||
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とてもいい本、最近みないようなもの語りでした。みんな読みましょう | ||||
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きっかけは忘れたけど、こんな古い本を読んでみた。 最初の出だしがなんか意味不明で、いきなり検事が強盗犯になってしまう。 前振りがないのでちょっととっつきにくいけど、 この検事が逃走してゆくさまは、手に汗を握るというにふさわしい 行動を行う。 たびたびとても運がいい出会いやチャンスに恵まれるけど、 それはよしとしよう。 この世の中が人間を精神病へ追いやるという、最後の方の件は なんか、その通りね。 | ||||
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結構面白かった! 。。。。。。。。。。。 。。。。。。。。。。。 | ||||
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著者の作品としては、「鯱」シリーズが好きでしたが、たまたまこの作品の映画を見て、久しぶりに読み返しました。映画の方も頑張ってはいるんですが、原作の方が俄然「ハードボイルド」。今このような作品を書ける人はいるでしょうか。ほんのりとした甘美さが無ければ男の美を描くことはできないと思います。ただ一途、不器用なだけ、ダンディーだけでは「良きハードボイルド」ではないと、私は思っています。このバランスがうまくとれた作品だと思います。是非一読を。 | ||||
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1975年発表、西村寿行の記念碑的出世作。 新宿の雑踏で、東京地検のエリート検事・杜丘冬人は突然に見知らぬ女性から強盗強姦犯人だと指差される。もちろん杜丘は潔白の身であるが、彼は逃亡を図った。何者かが彼に罠をかけた。自分自身の手で真犯人を突き止める為、彼の必死の逃亡劇が始まった。さらには殺人者の容疑が掛けられながらも、北海道の山奥へと身を隠すが、警察の追跡網が迫ってくる。 今でこそハード・サスペンス小説の大家として名高い西村寿行であるが、この作品は彼が初めて書き上げた冒険小説で、後に映画化された程のヒット作となった。西村は初めて冒険小説を書こうという気合は相当なもので、中央アルプスの山中にある山寺にひとり篭り書き上げたのだという。断定調の短いセンテンスの文体が特徴の西村寿行作品であるが、この頃はまだ確立しておらずにびっしりと多めの文章は読み応えがあると言うよりもちょっとまどろっこしい。冒険小説であるが殺人トリックにも重きを置いていて、最後の最後にトリックの真相が明かされる。ご都合主義的な展開も多々あり、西村寿行の初期作品としての青臭さが感じられる。 | ||||
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