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黄金流砂
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黄金流砂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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とても面白かった。井沢元彦の「義経はここにいる」とともに日本史に興味を持って読んだが、ともにサスペンス要素も面白く楽しめた。こちらは強いて言えば、エピローグみたいなものがなく、突然終わった感があり、そこだけ気になり星4つ。 一般的な歴史の勉強をする中で義経や平泉など、日本史に興味を持ち、教科書には載らない仮説を読むならこういった小説は良いと思う。 | ||||
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有名な賞を取られた作品だと聞き 読みましたが、確かに素晴らしい 秀作でした。 時を同じくしてスカパーで 放送もされてまして此方も 拝見しました。 ドラマも良かったです。 | ||||
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中津文彦さんのデビュー作品のようで、かなり興味を持って読ませて頂きました。トリックも?と有りますが、歴史が好きなので楽しく読ませて頂きました。 | ||||
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岡島二人の焦茶色のパステルと江戸川乱歩賞同時受賞した歴史ミステリー長編。 地方都市が舞台で、特定業界に所属する主人公が専門知識を必要とされるネタのため全国各地を巡っているうちに連続殺人が起こって・・・と一昔前の江戸川乱歩賞作品の典型イメージに忠実なはっきり言えばオッサン臭い歴史ミステリーものだが、義経の晩年の伝承と奥羽地方の歴史と黄金伝説が入り混じり、更に古文書暗号解読まで盛り込んだ歴史ミステリーとしてはかなり上出来の作品である。 別にこれだけでもいいのだが、乱歩賞応募作ということで、かなり手垢の突いた鉄道アリバイによる殺人事件もあるが、こちらはあくまで乱歩賞だから仕方なく入れこまざるを得なかったということで、流すのが読書上の作法だろう。 前半はやけにゆっくりした展開なのに後半の特に終章辺りはかなりダイジェストみたいな展開になってしまうが、これも応募規定のページ数制限のためと言える。 かなり唐突なうやむやな幕切れだが、歴史ミステリーという雄大な時間そのものを対象にしているので、逆にこういうあっけない幕切れでもいいではないか。 | ||||
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黄金を巡る古代伝説と暗号とを織り交ぜた、読み応えのある推理もの。前半は少し暖万な進み具合ですが、がぜん後半盛り上がり、非常に面白く読み応えあり。お勧めの本です。 | ||||
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江戸川乱歩賞 1982年 受賞作二編。 ■焦茶色のパステル 週刊文春 1982年 総合1位 焦茶色のパステルカラー?がタイトルから受ける印象。実際は、黒鹿毛(焦茶色)の競走馬の名前だったりする。本作は、パステルを含む競走馬二頭と、競馬の関係者する二名の同時殺害事件の謎解きで、このタイトルに解決のための糸口が提示されている。 殺害された競馬記者の妻とその親友が探偵役なのだが、離婚寸前の夫婦という設定のせいか、夫の死亡という現実に直面しての捜査活動に違和感がない。テンションの高い親友にひっぱられてたどりつく真相(whoよりwhyの方)は、ひとひねりが効いている。 前提知識がなくとも楽しめる競馬ミステリ(の一種?)である。岡嶋二人のその後の活躍を予感させる江戸川乱歩賞受賞作=デビュー作。 ■黄金流砂 週刊文春1982年 総合3位 三つの殺人事件と、奥州藤原氏 黄金伝説にまつわる暗号解読、昭和になって発見された奥羽山系の無名峰を巧みに組み合わせている。歴史ミステリの趣あり、特に藤原三代に興味があるのならば、十分に楽しめると思う。一方で、殺人事件に関する、トリックや、動機は、よくある話し という印象である。決着のつけ方も、唐突で、不満が残ってしまう。応募作品であるがゆえの枚数制限なのかなぁ。 途中、面白かったので残念。 | ||||
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週間文春1982年 総合3位 第28回 江戸川乱歩賞受賞作品 平泉文化史の権威 高村教授が殺害された。新聞記者 法願総一郎は、事件を追ううちに、義経北行伝説や奥州藤原三代の歴史的な謎との関連に気づいていく・・・。 三つの殺人事件と、奥州藤原氏 黄金伝説にまつわる暗号解読、昭和になって発見された奥羽山系の無名峰を巧みに組み合わせている。歴史ミステリの趣あり、特に藤原三代に興味があるのならば、十分に楽しめると思う。一方で、殺人事件に関する、トリックや、動機は、よくある話し という印象である。決着のつけ方も、唐突で、不満が残ってしまう。応募作品であるがゆえの枚数制限なのかなぁ。 途中、面白かったので残念。 | ||||
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歴史学者の高村が何者かに殺害された。「あひる…」というダイイングメッセージを残して。新米新聞記者の法願、高村の弟子・広瀬は、それぞれ調査を開始する。 第28回江戸川乱歩賞受賞作。同時受賞に『焦茶色のパステル』(岡嶋二人著)。 資料を読み、それを紡ぎ合わせて一つにする。そういう意味では、歴史と推理小説というのは似ていると思う。歴史を別解釈にする、という「歴史ミステリ」なんてものも存在しているわけであるし。本作も、そのような魅力が詰まった作品と言える。 殺された歴史学者が持っていた一枚の古文書。その中に記された暗号。それを巡って奥州藤原氏、源義経に纏わる話が次々と出てくる。多少、小難しい説明はあるものの、この解釈であるとかは、まさに歴史ミステリといった趣で非常に面白く読むことができた。(この解釈を受け入れるかどうかは別にして)歴史であるとかが好きな人は楽しく読めるのではないだろうか? ただ、欠点もいくつか。まず、事件に関してであるが、トリックがかなり強引な時刻表トリックであること。時刻表トリックは、そもそもがアンフェアだと思っているのだが、それを承知の上でもちょっと…と感じる部分があった。もう1つ。これは、乱歩賞にありがちなのだが、最後がドタバタしてしまっている点。作品のまとめ方に難がある。この2つがどうも気になって仕方が無かった。 「歴史ミステリ」としての面白さは良かったのだが、「推理小説」としてはちょっと…という風に思った。 | ||||
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源義経北行と平泉の古文書を軸に進む推理小説。古文書解読に魔方陣を使った暗号解読も絡む。説明っぽい部分も多いが楽しめる。乱歩賞受賞作だけにロジックは緻密。だが、古文書と源義経北行と殆ど関係無いというのはもったいない。といって、古文書に記された内容が北行の謎を解いてはありがちすぎる。このへんのバランスかなと思う。前振りから流れで、最後の一ひねりが欲しかったので星三個としました。 | ||||
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