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出口のない海
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出口のない海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 21~40 2/5ページ
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現代の我々には想像もできない戦争の中で生きる人々の姿、心境、そういった私の知りたかったことが丁寧に描かれていた。もともと私は戦争物が苦手だが、横山秀夫ファンなのでこの人の描く戦争は体験しようと思った。今の私の平凡な暮らしもこうした戦争の時代を経て存在することを強く認識した。この読後感は忘れず大切にしたいと思うし、読後は景色が美しく見えた。 | ||||
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自分はまだ二十歳です。戦争を知らない時代に生まれ知らない世代です。ですが、だからこそこういった小説を読んでみました。やはり心にくるものがあります。ぜひこのレビューを見た方も一読を。 | ||||
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感動し、考えさせられました。他の人にもおすすめの作品だと思います。是非読んでみてください。 | ||||
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戦時中の若者達の思い、葛藤、決意など心を打たれる内容でした。史実と重ねながら当時の状況を思い浮かべる事ができ、勉強になりました。 | ||||
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私の友人や家族はそれらを愛した。 良いアイテム! 高速 shiping!それが好きです! 良い品質は、製品の予想よりも、非常に満足フィット。評判は非常に良い、非常にタイムリーな配信、悪い上司ではなく、次の時間は何を購入する 非常に使いやすい! 強くお勧めします。 これは私の子供たちのイースタープレゼントです。 私は時間通りにそれを受け取り、私の子供はそれが素晴らしいと言った。 | ||||
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中学生の時、初めて人間魚雷と言う言葉を知った時身の毛のよだつ思いに駆られました。 本土まで制空権を取られた瀕死の日本が米国の機動部隊に一撃を加えようと思い付いた戦法のようです。 作品においては、回天に纏る話が随所に出て来て、その異様ともいえる状況を伝えてくれます。過酷な訓練、機密の秘匿、暗黒の空間での決死… 本書は回天に関わった人たちへのレクイエムになると感じます。 | ||||
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※以下ネタバレ有り。未読の方は注意して下さい。 この作品の良さは他のレビューにあるとおりなので、ぜひそちらをご参考に。 私は読後の気持ちを落ち着かせるために感想を書きます。以下、乱文を失礼します。 小説を読んだ際、私がなにより驚いたのは、並木の死に対して自分の心に浮かんだ思いについてだ。 はじめ、並木は回天に乗り特攻の末命を散らすのだろうとばかり思っていた。しかし彼は特攻ではなく訓練で亡くなる。 その時私はこう思った。なぜ、作者は並木の特攻を成功させてやらなかったのだろう。訓練中での最期などあまりにも不憫だ、と。 はっとした。読み進めているうちに、並木の特攻の成功を願うようになっていた。さんざん道徳の授業だとか夏休みの読書感想文だとかで戦争への反省を学んでいたはずなのに、小説内から漂ってくる主人公たちを取り巻く緊迫した空気にすっかり呑み込まれ、彼らが言う"成功"を成功だと思うようになっていた。ショックだった。若者が自分の命をもってして大勢の敵兵を殺す。それが本当に"成功"なのか? 戦時中にもし自分が生きていたら。きっと自分は戦争に疑問を抱き特攻などするべきじゃないと考えるだろう。読む前はそう思っていた。しかし実際には、それはとても難しいことなのかもしれない。空気がそうさせないのだ。何が悪で何が正義か。何が成功で何が失敗か。時代を取り巻く空気がそれを決めていたのだ。(そしてその空気こそが、回天から、海から出口を奪ったものの正体だったのかもしれない。)そのような空気の中で、並木の特攻の"失敗"を「良かった」と思う人間がどれほどいたと言うのか。 この小説からは、そういった"空気"に流されざるを得ない人の弱さを生々しく感じることができる。少なくとも私は身をもってそれを感じた。 並木の特攻が成功しなくて良かったと今なら思う。もちろん彼の最期は悲しいし悔やまれる。出来れば生きて魔球を披露して欲しかった。けれど、少なくとも彼は敵兵の命を一つも奪わずにすんだ。作者の、並木への思いやりだと思うのは考えすぎだろうか。 未読の方には読まれることをおすすめします。戦争に対する考え方の視点が一つ二つと増えるのではないでしょうか。 | ||||
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横山秀夫と言えば警察小説と言われるくらい警察小説の名手であり、私も横山氏の警察小説の大ファンである。 その横山氏が書いた戦争小説。 一体、どんな話になるのかと思い手に取ったのだが、想像以上に素晴らしい作品だった。 発射と同時に死を約束される人間魚雷兵器「回天」。 ヒジの故障のため、大学野球部では活躍ができなかった甲子園優勝投手の並木浩司。 その並木が自ら回天への搭乗を志願したのはなぜか? 物語は並木や、並木の野球部の仲間たちや家族。 そして恋人の美奈子などの細やかな心境を描きながら淡々とすすんでいく。 「並木の死」という約束された結末へ向かって。 戦争小説でありながら、派手な戦闘シーンや凄惨なシーンは描かれる事はない。 ただ、静かに「死」へ向かっての物語が展開されていく。 それが哀しい。凄惨な戦闘シーンを描くよりも何倍も戦争の悲惨さが表現されている。 70年前、日本には夢や希望を捨て、家族や恋人との幸せな時間を捨て、自らの命と引きかえに故郷を守ろうとした青年が数多く存在した。 そして、若い命を散らしていった。 私達の現在の平和な生活は彼等の尊い犠牲の上に成立している。 その事を今の日本人は忘れてはならないと強く思わされた。 他の横山秀夫の作品と比べても、一番心に残った。 おそらく、これから何度も読み返す愛読書になると思う。 | ||||
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前からほしかった、本なので満足しています、またよみたいのがあれば購入したいです。 | ||||
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自分の死を悟った時から、短いからこそ真の人生の目的を凝縮した生き方に共鳴。 | ||||
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甲子園で活躍し、大学野球での活躍をも期待されたエース。しかし、故障により活躍の場を失った。 それでも諦めず、魔球を編み出す夢に賭けた。そんな野球青年の夢を奪ったのは、戦時中という最悪の時代背景であった。 太平洋戦争が勃発し、もはや野球どころではない。若い男子は徴兵にとられる。 戦争でお国のために死ぬことを求められ、生きることは悪とされる。 野球部の面々は散り散りになり、陸海空軍へ… 戦争では死ぬ確率は高いとはいえ、生きる可能性もあるはずだった。 ところが、人間魚雷「回転」へと乗り込むことにもなれば、もはや死しかありえない。 生きる望みをなくし、自暴自棄になりながらも、魔球への望み=生への希望を最後まで捨てられなかった。 戦争の悲惨さ、愚かさをあらためて思い知ることができるリアリティーのある作品。 主に警務課を主人公とした警察小説が主軸の作品だと思っていたが、戦争を題材としたこのような作品があること自体に驚いた。 しかも、最後まで飽きさせることなく、横山秀夫氏らしい熱い作品であった。 | ||||
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泣けます(TT) これを読んで、基地のあった島へ行きたくなりました。 そして、手をあわせてきたいです。 | ||||
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戦争小説だからではなく横山秀夫氏の小説だから、ということで購入しました。 しかしいい意味で期待を裏切られ、きちんとした「戦争小説」でした。 初めて読んだのは20代前半で、しかも初めての戦争小説でしたがとっつきにくさも全くなくスラスラと最後まで一気に読めました。 ミステリーで名高い著者のまた違った一面を見せられ、改めて感謝と尊敬の念を抱かざるを得ません。 ここから感想です。 「回天」に焦点をあてた事が何より印象的。当時日本に特攻兵器は色々ありましたが、最期に空を、陽の光を見る事なく、ただ一人真っ暗な海の中で静かに散っていった人達がいる。(もはや「散った」という表現が適切なのかわからなくなる哀しさです) 回天という兵器を知ってはいても、その悲惨さ、物々しさを'感じる'事はなかなか難しいですが、この作品を通して物語として知る事で、リアルに、身近に感じる事ができました。心を寄せる、それこそが現代に生きる者ができるせめてもの弔いかもしれません。 そして物語ですが、当時を美化するでもなく、反対に悲観的でもなく、ごく淡々と、あの時代を受け入れて進んでいきます。(実際にそこに生きる者にとっても、きっとそのように淡々と物事が進んでいくのだろうと想像させられます) しかしその淡々さの中に、心に迫るものがありページをめくる手を止められませんでした。この辺は横山秀夫氏の技術といえるかもしれません。 最後に、、 当然ながら特攻隊員は決して兵器などではなく一人の、それぞれの物語をもった「人間」であった事。 そのような人間が戦争によって人生を翻弄された事。このような恐ろしい兵器を我が国が使用した事。勝利の為とはいえど貴重な戦闘員の命をこのように扱った事。これらに対しては改めて憎悪と怒りを覚えます。 しかしそれと同時に、あの時代を生きた者にとっては、戦争や死は受け入れるしかないものであり、その中でそれぞれの生の意味を見出そうとする事、これは決して美化でもなんでもなくそういうものなのだと考えさせられました。 その悲しき葛藤、それこそが戦争の一番の恐ろしさかもしれません。 読了後は、涙のひとつも出ないほど、ただひたすらにその'重さ'と向き合う時間になりました。 血や戦闘、敵国の描写もほぼなく、主人公の心理描写に重きを置いたからこそこのように感じる事ができたのだと思います。 若い子でも読みやすく感情移入もしやすいと思いますし、私のように初めての戦争小説にも、また回天を知るにもとてもいい小説だと思います。 私はこれが初めての戦争小説で本当に良かったです。 少しでも多くの人が、回天を知って、今もどこかの海の底で眠っている英霊たちに少しでも思いを寄せる事があれば、著者にとっても本望かもしれません。 | ||||
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泣けました。映画も観ましたが、絶対に原作を読んでもらいたい1冊です。 | ||||
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面白くてあっという間に読んでしまった。 特攻に行った人々、そして特攻しそびれた人々がどんな心境にいたのか 少しわかるような気がした。今まで知らなかった回天の構造や整備について、また 出撃時の状況などもわかりやすく描き出されていて、勉強になった。 ただやはり『きけわだつみのこえ』の和田さんの文章ほどの臨場感はなくて、 ストーリー展開もかっこよく読みどころ満載で、まあそれは小説なんだから当たり前の ことだろう。小説だから安心(?)して読めるのであって、この本の参考文献として 挙げられている和田さんの著書を読んだら精神的に参るだろうと思ってはいるのですが。 | ||||
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この時代の話は辛いです・・・ 横山さんの 警察小説は個人ですが、 この話は時代・国家に 押し流されていく話で 国民は辛いです。 永遠の0は、この話と近いですが どう捉えても この時代の「特攻の話」は 辛すぎます。 特に、死に切れなかった人たちは・・・ もう二度と「こんな戦争」に 国民を巻き込んではいけません・・ | ||||
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筆者の素晴らしい描写力で、人間魚雷とこれに関わる若者、家族らを上手く描写しており、最後は泣けた。タイトルの意味も途中で気づいた。ところで、偶然にも本書を読み終えた直後、TBSドラマ「僕たちの戦争」で使った回天の実物大木製模型を霞ヶ浦の予科練平和記念館で見学でき、感慨深まった。回天の太さ(胴回り)は予想通りだったが、長さが随分あって驚かされた。また記念館の隣の自衛隊側の展示室まるごと使って公開された当時の手紙は若者ながら皆達筆で、入隊試験の倍率は70倍だったそうで、本書の主人公を含め勉学に長けていたのだと納得。本書は時間が経ったらまた読みたい。 | ||||
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青春時代の横では当たり前の様に戦争がある時代。 現在の私達には想像が難しいのですが、筆者の描写により、その時代の若者の感覚を上手く表現していると思いました。 お国のために… と言われる時代に彼らが何を思ったか。 魔球、回天、家族、恋人、友人と、一貫して同じキーワードで進んでいく物語ですが、その時代に生きた主人公達の息遣いが聞こえてくるような、楽しくもあり、やはり切ない気分にさせてくれる文章でした。 若者から、青春を忘れかけた世代の方々も楽しめる作品だとおもいます。 | ||||
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戦争の悲惨さを表現するとき、ドラマや小説、マンガでは、神風特別攻撃隊をテーマにするものが多い。 横山秀夫さん『出口のない海』は、特攻隊に身を投じた青年 並木浩二が主役の青春小説だ。ただし、並木が搭乗するのは戦闘機ではなく、人間魚雷「回天」。「回天」は、一度発射されると標的に当たるか否かは別として、確実な死が約束されてしまうという人間兵器である。 ヒジを壊して野球への夢を断念しかけた並木は、再起を目指す中、ふっと特攻隊に志願してしまう。ちょっとした気持ちのゆれが、並木の命にタイミリミットを設定するのだ。まさに未来に向かって歩き出そうとした青年へ、運命のいたずらともいうべき悲劇が訪れる。 本作品は、戦争青春小説としてはありがちではあるかもしれない。 何かを守るために儚く散っていく命。極限状態の中で育まれていく友情。仲間に希望を託し、青年たちは自らを犠牲にして死地に赴くという、王道スタイルだ。 並木を中心に登場人物たち純粋な心情がむねをうつ。成り行きで特攻隊員となってしまった並木は、何のために命をなげうたねばならないのか逡巡する。そして、やっと出した結論が、本作品に輝きを放っているように思う。並木の最期が予想外であったのだが、であるからこそ深い感動を与えるのだろう。 本作品は、横山秀夫さんの警察小説のような沸騰感がない。しかし、後味は、他の作品と通じるような寂しさの中に清々しさを感じることができるだろう。 | ||||
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家族との最後の時、恋人との心情面、かなり泣ける内容でした。 命のあり方を見つめるには素晴らしい内容です。 | ||||
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