人間豹

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人間豹の評価:

3.90/5点 レビュー 10件。 D ランク

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No.1
(1pt)

たためなかった大風呂敷

正直言って、明智小五郎が登場する作品の中でも最低の出来と言うほかはない。
お話は、半人半獣の怪人・恩田がその人間離れした身体能力と残忍さ、狡猾さでもって悪事の限りを尽くすと言うものだが、取ってつけたように登場した名探偵明智小五郎が妻の文代を拉致されるなど終始振り回されっぱなしで、最後は追い詰めた恩田にまんまと逃げられてしまい、何故恩田の様な半人半獣の怪物が生まれたのか謎が明らかにされる事もなかった。

おそらく、江戸川乱歩は深く先まで考えずに強烈な悪の主人公として恩田と言うキャラクターを考えたが、物語をどう収束させるかいい方法が見つからず、こんなうやむやな結末にしたのだろう。
たためない大風呂敷を無暗に広げるなと言わざるを得ない。
人間豹 (江戸川乱歩文庫) Amazon書評・レビュー: 人間豹 (江戸川乱歩文庫)より
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