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ルパンの消息
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ルパンの消息の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全137件 41~60 3/7ページ
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あっという間に読み切りました。なんとなく面白そうなタイトルに惹かれて買ったのですが、最初から最後まで面白くて一気に読んじゃいました。最後の最後いろんな事実が明らかになって読んでいる中で疑問に思ったいろんなことが本の先になっていく移り変わりはとても爽快でした。 | ||||
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警察小説のイメージが強い筆者なので、その先入観から最初の20Pはなかなか進まなかったが、それがどうして。回想シーンである青春時代に起こった殺人事件の描写がすごく生き生きとして、一気に惹き込まれ、謎が謎を呼ぶミステリーのオンパレードだった。その様々な伏線が、後半でどんどん繋がっていく様は鳥肌モノ。テンポも良く、無駄な展開もなく、これがほぼ処女作という筆者の力量に感服させられた。高校時代特有の葛藤や切なさを描いた青春小説であり、緻密な推理小説であり、硬派な警察小説であり。なんとも贅沢な一冊。出会えてよかった! | ||||
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著者がサントリーミスリー対象に応募したときの作品に加筆修正したものだそうです。 殺人の告発があったものの時効完成まで1日しかないという状況。 警察がこれをどう打破するのかが最初の興味。 事件当夜の回想が長くて、やや中だるみはするものの、その中に伏線がたくさんはってあり、ラストに生きてくる。 3億円事件まで絡めて、よくできたミステリー。 | ||||
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横山秀夫といえば、警察小説という印象で、固い印象があり今まで読んだことがありませんでした。 思い切って読んでみてびっくり、ミステリー、サスペンス、青春、警察、社会派など様々なジャンルの要素があり、 また、どの側面から見ても超一級と言っていい作りとなっております。 特に個人的には推理小説としてここまで伏線がきれいに回収された作品を見たことがありませんでした。 さらに感服するのは、伏線を伏線と思わせないように作られていることです。 この作品は、食わず嫌いの方にも是非読んでほしいです。 面白くないはずがないというくらい出来上がってます。おすすめです。 | ||||
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最後まで飽きずに読み終える事ができた。 登場人物がそれぞれに個性的で、家庭環境等も含め興味深い内容でした。 ネタばれになってしまうが、最初から気になっていた“橘”の心中を思うと、切なくて涙が出て止まらなかった | ||||
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高校時代のやり取りがアップテンポで読みやすい。小出しに真相が明かされていくにつれてだんだんテンションも上がり、伏線が少しずつ回収されていく。回収のし忘れもなく、読後感がとても良い。最後の方ではちょっと泣けてしまいました。これで横山先生にハマり、短編集を買い漁っています。 | ||||
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「ルパンの消息」、横山秀夫がまだ新聞記者をしていた時に書いた長編作品と言う事にまず驚いた。 にも拘らず横山秀夫作品の中で確実にTOP3に入るくらいの驚愕作であることは間違いなし。 15年前に起きた女教師の自殺。 しかし、一本の電話から殺人事件の様相へと一変する。 時効まで24時間。自殺なのか他殺なのか。。。。 15年前当時の人間模様の相関関係から複雑さが窺える。 ビー玉を散らばしたような布石が沢山有るのに 最後の最後まで読者は犯人をつかめない。 当初高校時代の悪ガキ三羽烏が悪戯にかまけて行った盗み。 そんな彼らだからこそ、仲間意識が強く相手を庇う。 庇う事が愛であるならば15年前に自殺として済んだ事件を、 再び呼び戻したのも愛する心からである。 横山秀夫ワールドを知りたい人に一番最初に読んでもらいたい作品です。 | ||||
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最後の最後まで伏線が展開されていて、読みごたえがありました。 | ||||
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最後の最後まで繰り広げられた読者の予測を上回る話の展開に脱帽です。 本当によく話が練られているなと感じました。 ミステリー好きにはたまらないのではないでしょうか。 文句なしにおもしろかったです。 | ||||
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「半落ち」から始まって作者の作品は色々と読んできましたが、最近「64」を読んだのをきっかけに、改めて古い作品を読んでみたいと思い、本作を手に取りました。 重厚な警察小説というイメージの強い作者ですが、本作は作家生活の早い時期に書かれたためか、警察内部の闘争のような重苦しい話はなく、純粋に謎解きの面白さでもって読み進めることができます。時効が目前に迫る15年前の学校内で起こった殺人事件、当時学校に忍び込んでいた高校生3人組を中心に事件の解明が進められますが、意外な展開あり、どんでん返しありで最後まで息をつかせぬ展開、十分に堪能することができました。 初期の作品ということで荒削りな部分も感じられますが、私は重厚すぎるくらい陰鬱な警察小説よりも本書のような軽快感ある作品に好感を覚えます。 | ||||
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ほんまは、この時代に書かれた、作品が、一番ノリノリ勢いを感じる。 この題材のルパンは、見えそうで、見えない立ち位置に、ずっと居た。 | ||||
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横山秀夫の小説はほとんど読んでいたのですが、これは読んでいませんでした。 時代は古いのですが、それが味になっていて一気に読んでしまいました。 | ||||
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横山さん初めて読みました。最後はどんでん返しでとても良かったです。文も読み易く一気読みでした。また他の本も読んでみたいと思います。 | ||||
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最後の最後まで気が抜けない小説で、とてもおもしろかったです。 横山さんの小説は主人公にちょっと暗い感じがあるのですが、この小説も不思議と後味は良いです。 ルパンという怪盗のイメージをうまく小説に取り入れていて、ストーリーも巧で、推理小説好きにはおススメです。 | ||||
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横山秀夫の処女作。 "15年前に自殺をした女教師は殺人だ!" 時効成立24時間前の突然のタレコミに、その当時高校生だった不良3人組喜多竜見橘は容疑者として拘留される。そして当時3人が入り浸っていた喫茶ルパンのマスター内海は、時効となった3億円事件の容疑者だった! 複雑に絡み合った人間模様に誰が犯人なのか!? 処女作でありながら完成された作品であり、横山秀夫のレベルの高さを再度認識したΣ(゜Д゜) | ||||
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読後もタイトルにちょっと違和感はあるけれど、内容は期待どおり!面白かったー^^v やはり横山秀夫は裏切りません♪ | ||||
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『ルパンの消息』は、第9回サントリーミステリー大賞(1991年)佳作賞を受賞した、横山秀夫さんのデビュー作だ。現在、単行本として出版されているものは改稿されているようだが、例年の大賞作品とひけをとらない素晴らしい作品である。 警察にもたらされた出処不明のタレコミ。それは、15年前の女教師自殺が、他殺であったというものだった。時効成立まで24時間。所轄に送り込まれた本庁の捜査一課強行犯捜査第四係 溝呂木義人 以下、溝呂木班は、真相解明に向け捜査を開始する。 容疑者として浮かんだのは、当時、女教師 嶺舞子の勤務する高校の不良学生 喜多芳夫。喜多は、舞子の学校内で死体が見つかった頃、仲間の竜見譲二郎、橘宗一と”ルパン作戦”と称する試験問題の強奪を実行中だったのだ。無実を主張する喜多。しかし、過去を回想するうちに意外な真実が次々を明らかになっていく・・・ 近年の横山秀夫作品のように、読んでいて頭に血がのぼるような沸騰感が少ない。心を抉ってくるような棘のあるやり取りが、あまり描かれていないからなんだろう。そういう興奮を求めていると、前半はかなりモタモタして辛いかもしれない。そもそも、やさぐれた不良高校生三人が、試験問題を盗み出すために全力を尽くすというのもピンとこなかったりする。 とはいえ、ミステリとしてはとても良く出来ている。全ての登場人物が、一つの殺人事件の周辺で何らかの関わりを持っているのだが、これが捜査を通じて紐解かれていく様が痛快だ。事件の接点でそれぞれがそれぞれの思惑でとった行動が、複雑な状況を作り上げている。この会話、この出来事には、こういう裏があったのだという。過剰なほどに伏線が張りまくられているのだけど、人間模様を含めて全ての仕掛けを解きほぐしてしまう。ラストは怒涛の展開で、幾度となくあっと驚いて、まだ、これでもかとひねってくる。ホロリとくるシーンもあって満足感が大きい。ぶっこみ過ぎの感ありなのだが、横山秀夫さんの気合の入れ具合がひしひしと伝わる作品だ。 当時の三億円事件の時効を取り込んでいるのだが、これまたひねりに一役かっている。 | ||||
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主筋の女教師殺害事件の回想の中で語られる事件とは直接関係がないような事柄が、最後にすっと指定された場所に落ち着いていくのに感心します。よく練られた良い作品ですね。 | ||||
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横山秀夫の処女作。 15年前に起こった、女教師自殺事件が、実は殺人だったとタレこみがある。 当初の容疑者は、当時高校生だった3名の男子生徒。 基本的に、話は3人の供述を基に進んでいく。 時効が迫る中での、取調べ官と容疑者とのやり取りは、緊迫感があり引き込まれる。 徐々に明らかになっていく謎は、人間の本質を得ており説得力を持って響く。 警察と犯人との駆け引きや、人間の内面を描く点については、 現在の横山秀夫作品の片鱗を伺わせるものである。 最後の、犯人の行動や動機については、多少の強引さを感じる。 | ||||
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一気読みでした 引き込まれますね、流石といった感じ ミステリー特有のある場所でスカッと全貌が見える感覚は気持ちが良いです。 | ||||
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