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さよなら妖精



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さよなら妖精の評価: 3.95/5点 レビュー 88件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全88件 41~60 3/5ページ
No.48:
(5pt)

面白かったです

続編が読みたくなる内容でした。 もちろんストーリーはこの本で完結しています。 非常に面白かったです。
さよなら妖精 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:さよなら妖精 (ミステリ・フロンティア)より
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No.47:
(5pt)

ある意味セカイ系

ユーゴスラビアから来日した天真爛漫な異国少女マーヤとの出会いを通して、どこか斜に構えた平々凡々な高校生守屋が、ユーゴの情勢に関心を持ち始め、人生を模索していく物語。思春期の青年が、自分の日常とはかけ離れた世界の動きに懊悩し、世界との距離感を必死に掴もうとする姿、そして無力感に打ちひしがれる様が、携帯電話も普及していない時代状況とマッチして、感傷的に描かれている。
創元社推理文庫とはいえ、ミステリーは味付け程度にすぎない。この小説の肝は平和な日本の一高校生に過ぎない守屋が、祖国ユーゴのため奮闘するマーヤとのバックボーンの差、抱える覚悟の違いに気付く「青春の挫折」にある。
物語の端緒は、本来かかわることの無い世界に生きる二人が雨宿りをきっかけに出会うベタベタなボーイミーツガールだが、後味は強烈だ。
学生が読めば、社会情勢に関心を向けるきっかけとなる啓発的側面もある。
さよなら妖精 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:さよなら妖精 (ミステリ・フロンティア)より
4488017037
No.46:
(2pt)

「ねぇ、〇〇君。・・・・・・あなた、幸福そうね?」

太刀洗にこう言われているのは貴方自身なのかもしれません。

登場人物に魅力があまり感じられず、物語に入り込んで行けませんでした。
そうして見ると、ペラい作り物のお話と感じてしまう。
見所は太刀洗が感情を爆発させるカミングアウトのシーンでしょうか。

お薦めはしません。
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No.45:
(5pt)

分かる人にはわかるだろう。合わない人には合わないだろう。

分かる人にはわかるだろう。合わない人には合わないだろう。
しかし一つ言えるのは、高校時代に弓道に勤しんでいた人は読むと面白いかもということ(控えめ表現)。
人生のなかでミステリしか読む気がない御仁はやめておいたほうが吉。
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No.44:
(2pt)

正直おもしろくないです

ざっくりいえば、異国からきた少女が何気なく生きてきた日常に彩りを与えるといった話です。
推理小説ということでところどころ日常に起こった謎を投げかけてきますが、それが対して本編と関わりがなく正直その部分をなくしても
物語にさして影響がないというところがつまらない。(話の途中でミニゲームを遊んでいるような感じ)
また、探偵役として主人公のほかに太刀洗万智という主人公以上に頭の切れる女性がいますが、この人がまた大して特徴のないキャラで
表によく出てくる割には印象に残らないのでなんのためにいるんだろうという疑問を持たざるを得ませんでした。

次回作はこの太刀洗万智という人物が主人公になるようですが、正直主人公にしてまで書くべきキャラクターとは思えません。
小市民シリーズや氷菓を読んでいると余計そう感じてしまいます。
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No.43:
(5pt)

ユーゴスラビアのことを知らない人も

ボーイズミートガールズ物の青春小説です。主人公達はユーゴスラビアから来た少女マーヤとの交流の話がメインで、これといって事件が起きたりはしません。この本を読んでユーゴスラビアと日本の違いを感じ、ユーゴスラビアのことを知りたくなりました。
現在はユーゴスラビアは解体されてしまい、国際的な関心事はイラクやシリアに向けられてしまってます。
リアルタイムでユーゴスラビア内戦を見た人ものちに知った人も、風化してはいけない、 血で争ってはいけない。そんな風に感じ取れました。
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No.42:
(4pt)

一見ファンタジーみたいなタイトルだけど

実際はリアルな日常を描いていて、ミステリーの要素もないではないけど、青春小説というのがいちばんピッタリはまるような気がします。

この本は作者の出世作らしいですね。
細かいこと言うと、主人公が妙に理屈っぽかったり、ミステリーの素材が(最後のひとつを除いては)あまりにも日常的すぎたりと気になるところはありますが、作者が書きたかったことを素直に読んでいくなら、最後はなかなか深い余韻を残す結末になっていると思います。
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No.41:
(2pt)

んー……

Kindleで読んだが、50%読んだ時点で、ストーリーの変異がほとんど見当たらず、「大丈夫か?」と思った。人物も描かれているとは言いがたい。(古典部ほど区別がつかなかった)
登場人物全員が暗い!(マーヤは除く)
結局クライマックスは送別会の酒宴て何?
短編の構成で長編を書いたような感じがした。
面白い読み方を提案するなら、本書には恋愛感情は一切記されていないが、ないはずはなかろう。マーヤが男だったらこの話は成立しないのだから。そのへんの隠れた感情を探し出すのもミステリーの醍醐味?かもしれない。
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No.40:
(3pt)

米澤作品の大ファンだが、これはあんまり好きじゃない

現代史随一の複雑な民族的事情を抱えた地域から来た妖精のような少女、彼女に対して微妙な思いを抱く高校生たちの群像、そして後日潭。非常に深いテーマを扱った作品。いや、テーマじゃないのかな。単なる味付けだろうか?
この著者の腕は非常に高い。それでも、バルカン半島に生きることの意味は伝わるべくもないわけで、味付けなのかテーマなのかわからないくらい、ちょっともやもやしたものが残る。深刻な気持ちで読み進めると、とってつけたような推理要素が邪魔くさい。妙に推理能力だけ突出した性格というのも、エンターテインメントと割り切って読めた他のシリーズ中なら効果的だったが、沈鬱なこの作品では極力普通の十代らしく描いているせいで奇妙に感じる。
ヒロインについて行きたいと申し出る主人公の気持ちも、あまりに幼稚で空回りしている。もちろん、それは高校生の感傷であるから、幼稚でいいのだ。ただし、きれいに突き放して描くのか、幼稚さに感情移入を求めるのか、どちらか決めかねているために説得力がない状態になっただけのように私には読めた。
変な話だが、作者の技量の高さをこれほど感じた作品は少ない。簡単な言葉で映像が鮮やかに浮かぶし、事件がなくても興味が持続する理知的な文章だ。人物像も見事。しかしこの材料、舞台装置だと、どうしてもより高度な基準で測りたくなり、それだけでは足りないと思ってしまう。
これを果敢な試みと言っていいのか。それで高評価を与えることは、文学としてみることを意味する。だが私の意見では、文学としてみることはテクストを超えて著者の人間そのものを巻き込んだ形で評価することだ。私はこの著者を好きであることは人後に落ちないつもりだが、さすがにそこまではどうかな(笑)。
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No.39:
(1pt)

おそるおそる低評価のレビューを書きます

儚い羊たちの祝宴を読んでなかなか切れ味のある落ちをかく作家さんだと思い、評価の高いこの本を買ってみたのですが間違いでした。
この本をミステリーだと思って買った私も悪いです。日常の謎みたいな部分もありますがどれも無理やりこじつけたようなもので入れないほうがいいのでは?というものばかりでした。
青春のもやもやした感じのある悲しいお話は悪くはないと思いましたが冗長におもえました。
あと地の文がいちいち倒置法?みたいに書かれていてきざっぽいというかとにかく読みづらいです。とくにセリフ前の地の文が受け付けませんでした。
エンターテイメント性やおどろきなどを求めている方はやめておいた方がいいと思います。
でも、これだけ評価が高いのですから私がごく少数派なのだろうと思います。
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No.38:
(5pt)

太刀洗LOVE

米沢さんの2大傑作のひとつだと思います。
もうひとつは夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)です。
日常系ミステリの中でも、推理要素以外の全体を見て最高峰だと思います。
この作品で作者を知りファンになり「夏季・・・」で更に好きになりました。
なんといっても本作は太刀洗さんに尽きます。主人公は足元にも及びません。常に上を行っ
ています。
ライトレベルオンリーなユーザーに読んで欲しい、そしてミステリを知って欲しいなと思います。
作者は「毒」というか「悪意あるハハッピーエンド崩し」をしているようで☆を削ってしま
う作品があるのですが、ハッピーエンド好きな私でもこの結末は極めて納得。そしてこの二人の後
日談にも感動です。後日談はまだ書けると思うので、いつかまとめて文庫化して欲しいと思
います。
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No.37:
(3pt)

なんだか中途半端な感じ

まるで作者自身の過去の体験を書いているような物語です。なんと言うか、ノンフィクション風の小説って感じでしょうか。
そのせいか、純粋にフィクションとして読むとどことなく中途半端な感じが否めません。物語として、より面白くするための脚色をわざと拒否している、そんな「匂い」がします。
リアルで悲惨な世界情勢を下敷きにした作品らしく、結末に至るまで好ましいどんでん返しは起こりません。読者のカタルシスを拒絶することで、主人公たちの切なさや痛みを描き出しているように読めますが、今一つ作者の狙いが絞りきれない感じがします。
あと、作中の伏線が回収されていないような気がするのですが、これは私の読み込み不足でしょうか?ユーゴから来た少女マーヤが、掌中に隠したナイフで投げられたリンゴを切り裂いて見せ、他の登場人物たちから違和感を持たれる場面がありましたが、これは完全にスルーされたまま終わってしまいました。そのほかにも、彼女が護身術に長けていることをうかがわせる描写もありましたが、こうした伏線は全く生かされることはありませんでした。実は、こうした伏線から、「マーヤの訪日には、異文化を研究するという表向きの目的のほかに、隠された真の目的があった」というような物語の展開を予想していたのですが、掠りもせずに裏切られました(苦笑)。
そうしたこともあって、私には、ストーリー全体が消化不良で中途半端に感じられて仕方がありません。
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No.36:
(5pt)

お勧めです。

切ない・・・、でもこんな学生時代があったらとも思う。
読んで損はしない作品です。
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4488017037
No.35:
(5pt)

さようなら

主人公はなんとなく生きてる普通の高校生。まさに読者の等身大で自分のやりたい大きな夢を持ってそれに向かって進んでいくマーヤが眩しく、惹かれる想いには痛いほどに共感できました。
日常の謎といいますか、普段の暮らしの中の小さなミステリが多くでてきます。
やや、冗長に思うこともありましたが、どれも思わずはっとしてしまうような質の高いものになっていると思いました。
また日本の文化や習慣だとかの豆知識が沢山でてきて面白かったです。
この時代設定でマーヤがユーゴ出身ということでバットエンドなのは想像していましたが、それでもやっぱり切ない。

最初は語り口がやや周りくどい印象を受けましたが、読み進めていくうちに気にならなくなりました。
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No.34:
(4pt)

切ない余韻が残る良作

この物語は日記を読み返して一年前の回想から、外国から来たマーヤという少女との日々の記憶を追っていく、という物語形態をとっています。
しかし序盤、というよりかなり後半までは、非常に平和的な内容だったのでそこまでは大きな驚きもなく読み進みました。哲学的な意味がありますか?」というのが口癖の彼女が興味を持った様々な不思議な出来事を、主人公と友人たちが、時に自分たちも頭をひねりながら考えていく。要は、「小さな謎」と呼べるものが散りばめられながらそれが主人公たちにとって新鮮な日々として描かれていきます。
ここの部分を退屈と感じてしまう人もいるかもしれませんね。
しかし面白いのは後半で、彼女の祖国、彼女の正体についてそれまでの日々に散りばめられたヒントを鍵に解き明かしていくというのが、物語り全体としての「大きな謎」となっています。世界史観念的な話も少なからず含まれていてやや煩わしいですが、その辺の細かな話をちゃんと読めばちゃんと面白い謎として出来ていると思います。

更に言えば、真に魅力的なのはキャラクターで、序盤を退屈ながらも読み進めさせるのはキャラクターの面白さでしょう。
そこはかとなく漂う青春の香り。切ないラスト。 一読の価値はあると思いますよ。
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No.33:
(4pt)

こういうのもミステリー作品なのか?

「日常的な謎」を解き明かす、そういうミステリー作品があるのは知っているし、他にも何冊か読んではいる。それでも、本書は本当にミステリー作品なのか? これがまず読み進めて感じたこと。何か、謎でも何でもないことを無理やり謎解きに持ち込んでいるようで、不自然に感じることが多々あった。

また、太刀洗のキャラクターも不自然というか無理やり作った設定(本当にこんな女子高生がいるのか)という感じで、好きになれないし、どうしても読み進めていて違和感を感じてしまう。

そういう不満はあれども(ミステリー作品なのかどうかは別として)、ストーリーは素晴らしく、守屋のどうしてもマーヤを探しにユーゴへ行きたい、そして感じる無力感、失意、やり切れなさ、には共感できる。

それとまた、旧ユーゴの6つの国の名前や位置関係など、ほとんど知らなかった身としてはすごく勉強にもなった。
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No.32:
(5pt)

無情感を描いた傑作

所詮、全てはあらかじめ失われている。
しかし、生き物は全て光に向かって飛ぼうとするものなのだ。
生きていくことの無常を哀切を込めて瑞々しく描いた傑作。
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No.31:
(5pt)

個性的な本だな、と

米澤さんのイメージからミステリを予想していたので、展開には少々がっかりした。しかし最後まで一気に読むことができたのは、他の部分で魅力を感じたからだ。普通の高校生が異国の少女と出会い、交流を深め、そして別れる。とてもシンプルな物語のはずなのに、異国少女の特徴的な言い回しや、日本文化への個性的な着眼点、それに反応する高校生たちの対比に惹きつけられるものがあった。良くできた物語と感じました。
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No.30:
(4pt)

高校生達とユーゴスラビア人のマーヤとのふれあいを描く青春ミステリー

高校生達とユーゴスラビア人のマーヤとのふれあいを描く青春ミステリーというべきか。第1章と第2章はマーヤとのふれあいについて振り返る。マーヤは日本の文化に興味を持ち、その都度「哲学的意味はありますか」とたずねる。第3章になってマーヤがどこから来てどこへ帰ったのかという謎解きが始まる。手がかりはマーヤの過去の発言である。

大枠は残された高校生達にはユーゴスラビアの6つの共和国(スロベニア、クロアチア、マケドニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ)のうち、マーヤがどこから来てどこへ帰ったのか謎解きをはじめるというミステリーですね。

最初は退屈だなと思ったが、第3章になってやっと謎解きが始まるのかという感じだった。謎が解決したときは切ない印象を持った。こういう結末なのかってね。守屋の無念さということもそこでわかる。ミステリー色は少ないかもね。

守屋がユーゴスラビアに行きたいといって、マーヤがそれをとめたのは当たり前ですよね。ユーゴスラビアの現実を実感しているのと実感していないのは違いすぎるからね。守屋がユーゴスラビアに行かなくてもマーヤと会ったことで何かが変わればいいのではないかとは思った。


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No.29:
(4pt)

平和ボケしたお子様高校生と紛争地帯からきた少女の邂逅を描くの異色青春小説

海外にいるときに祖国に異変が起こることは大変な恐怖です.本作はユーゴスラヴィア解体から内戦へ至る激動の時期に、日本へ訪れていたユーゴ出身の少女マーヤと日本人高校生たちの邂逅の物語です.米澤作品の特徴である「日常の謎」をマーヤが提供し、主人公の守屋、大刀洗ら推理、解説していく日常パートとマーヤの言動の記録から彼女の出身地探しを推理してゆく謎解きが中心におかれていますが。ポイントは平和で満ち足りた日本で生きるお子様主人公守屋が、外の世界からきた妖精のような理想に満ちた少女に憧れ、紛争地帯に行きたいとだだをこねる姿のみっともなさ.マーヤと同じ年代でありながら、あまりに無知で幼い姿が嘲笑を込めて描かれていることです.マーヤに観光にくるにはあぶないからといわせてまでも自分の愚かさがわからず、あまつさえ彼女を追ってユーゴへ向かおうとし、大刀洗に現実を突きつけられるラストには溜飲が下がる思いでした.海外にでて見聞を広げることは重要なことですが、危険な地域に興味本位で出かけていき、周りに迷惑をかけるような人間になってはいけません.
さよなら妖精 (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:さよなら妖精 (ミステリ・フロンティア)より
4488017037

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