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モルフェウスの領域
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モルフェウスの領域の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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今の医療技術では治らない病気をコールドスリープすることで、 病気の進行を遅らせ医療技術の進歩を期待するという、 まだまだ先だけど実際将来あるんじゃない?的な展開から入ります。 コールドスリープから目覚めるまで、眠っている間に起きたこと、目覚めの後と、うまく書かれていて非常に楽しめました。 予備知識として、バチスタシリーズ「ナイチンゲールの沈黙」を事前に読んでいると、登場人物のことがよりわかるのでより楽しめると思います。 また、具体的な名前は明かされませんが断片的に登場する医務官は「ブラックペアン1988」の渡海医師かと思われますので、「ブラックペアン1988」も読んでおくといいかなと。高階病院長のこともわかりますからね。 | ||||
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題名がいい、表紙がいい、実に好み。 そして、「モルフェウス」という言葉の響きがいい。文学、神話の趣き。 更に「領域」と来ましたか。科学的な分析の香り。 ファンサービスに手抜きはないと言える、海堂作品のカメオ出演が実に憎い。 大人のファンをも、そして中高生から小学生までのファンを増やしたと言われる、 『医学の卵』との抱き合わせ作品とも言える。 『螺鈿迷宮』の色彩をわずかに引き継ぎながらも、良質のSFの魅力も。 主人公の「涼子」さんにいたく心惹かれる。 その知性、母性、女性性の彼方に自分の理想を垣間見た。 自分自身がこういう生き方に憧れているとも言える。 厚労省から文科省に話が飛んだ時点で、「ゆとり教育」批判の新しい形かとさえ一瞬思った。 騒いで勉強しない連中は眠らせて学ばせよ、と。それは冗談として、 実に楽しめる仕上がり。 ストレートな続編が欲しいけれど、難しいだろうなあ・・・。 | ||||
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題名がいい、表紙がいい、実に好み。 そして、「モルフェウス」という言葉の響きがいい。文学、神話の趣き。 更に「領域」と来ましたか。科学的な分析の香り。 ファンサービスに手抜きはないと言える、海堂作品のカメオ出演が実に憎い。 大人のファンをも、そして中高生から小学生までのファンを増やしたと言われる、 『医学の卵』との抱き合わせ作品とも言える。 『螺鈿迷宮』の色彩をわずかに引き継ぎながらも、良質のSFの魅力も。 主人公の「涼子」さんにいたく心惹かれる。 その知性、母性、女性性の彼方に自分の理想を垣間見た。 自分自身がこういう生き方に憧れているとも言える。 厚労省から文科省に話が飛んだ時点で、「ゆとり教育」批判の新しい形かとさえ一瞬思った。 騒いで勉強しない連中は眠らせて学ばせよ、と。それは冗談として、 実に楽しめる仕上がり。 ストレートな続編が欲しいけれど、難しいだろうなあ・・・。 | ||||
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コールドスリープ、特にその運用に伴う人権に関する法律の問題を扱った作品 2012〜2015年の出来事が綴られています コールドスリープ以外にも記憶改ざんソフトウェア、人工凍眠学習といった技術も出てきます ある意味、SFともとれる内容だった あまりにも心の狭い感想かもしれませんが、コールドスリープはあまりにもコストが掛かりすぎる 利用できる者は極僅か あまりにも特殊なケースすぎて、あまり関心が持てなかった 著者の作品の例にもれず、既存のキャラクターが色々と顔を出します | ||||
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コールドスリープ、特にその運用に伴う人権に関する法律の問題を扱った作品 2012〜2015年の出来事が綴られています コールドスリープ以外にも記憶改ざんソフトウェア、人工凍眠学習といった技術も出てきます ある意味、SFともとれる内容だった あまりにも心の狭い感想かもしれませんが、コールドスリープはあまりにもコストが掛かりすぎる 利用できる者は極僅か あまりにも特殊なケースすぎて、あまり関心が持てなかった 著者の作品の例にもれず、既存のキャラクターが色々と顔を出します | ||||
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白鳥・田口シリーズの「ナイチンゲール〜」に繋がるものである、というのが、佐々木アツシが登場する作品についての共通の認識であろう。 本作がそのような作品であることは間違いない。 しかし設定されている条件は若干SFじみている。 厳密にはミステリとはいえないので大丈夫だと思うが、扱われているテーマは「コールドスリープ」である。 近年、米国アルコー財団で話題になっている「クライオニクス」ではない。 ハインライン「夏への扉」で扱われているものである。 「2001年宇宙の旅」とか石森「リュウの道」をご存知であろうか。 「エイリアン」でもよい いずれもSFである。 ひと昔前なら、「コールドスリープ」はSFの題材であった。 しかし、現在ではまだ一般的ではないが、不可能ではない医療技術のひとつである。 これを導入した場合に生じるであろう患者のアイデンティティの問題や周辺の社会的な諸問題を提示するのが、本作品における著者の目的であろう。 著者はこれまでにも、さまざまな作品で地域医療、終末期医療、産婦人科医療等をテーマにしてきた。 本作ではそのテーマが将来的なものである分、おそらく従来の作品より静謐なものになったのではないかと思う。 書き方によっては、もっとアクションを多用することもできたはずである。 この静かな中に込められた著者の熱い思いを読み取るのが本作の醍醐味であるが、他の海堂作品とは単純に比較しにくいであろう。 テーマが重いのは相変わらずであるが。 海堂作品には、おなじみのキャラクターが登場するという楽しみがあり、本作でもあの天才外科医が登場する。 ただ、具体的な名前は明記されていない。 「ブラックペアン」の、まさにブラックジャックのようなイメージだった彼の登場は、その再登場とさらなる活躍を期待させるものであり、その意味でも本作は重要なポジションを占めるものである。 | ||||
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白鳥・田口シリーズの「ナイチンゲール〜」に繋がるものである、というのが、佐々木アツシが登場する作品についての共通の認識であろう。 本作がそのような作品であることは間違いない。しかし設定されている条件は若干SFじみている。厳密にはミステリとはいえないので大丈夫だと思うが、扱われているテーマは「コールドスリープ」である。近年、米国アルコー財団で話題になっている「クライオニクス」ではない。ハインライン「夏への扉」で扱われているものである。「2001年宇宙の旅」とか石森「リュウの道」をご存知であろうか。「エイリアン」でもよい。いずれもSFである。 ひと昔前なら、「コールドスリープ」はSFの題材であった。しかし、現在ではまだ一般的ではないが、不可能ではない医療技術のひとつである。これを導入した場合に生じるであろう患者のアイデンティティの問題や周辺の社会的な諸問題を提示するのが、本作品における著者の目的であろう。 著者はこれまでにも、さまざまな作品で地域医療、終末期医療、産婦人科医療等をテーマにしてきた。本作ではそのテーマが将来的なものである分、おそらく従来の作品より静謐なものになったのではないかと思う。書き方によっては、もっとアクションを多用することもできたはずである。この静かな中に込められた著者の熱い思いを読み取るのが本作の醍醐味であるが、他の海堂作品とは単純に比較しにくいであろう。テーマが重いのは相変わらずであるが。 海堂作品には、おなじみのキャラクターが登場するという楽しみがあり、本作でもあの天才外科医が登場する。ただ、具体的な名前は明記されていない。「ブラックペアン」のまさにブラックジャックのようなイメージだった彼の登場は、その再登場とさらなる活躍を期待させるものであり、その意味でも本作は重要なポジションを占めるものである。 | ||||
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内容はみなさんが書かれてるので割愛。 ほとんど涼子の独白と行動に集約されているのはずなのにちょっとだけですが散漫な感じがします。 いろいろな人がちょっこっと登場したり名前だけでたり、全作を読み返したり時系列に並べたくなります。 が、あの人があの人が!あんな所にいたなんて。今も「名が指し示す運命に従った」生き方をしているのか、と感慨にふけります。 | ||||
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内容はみなさんが書かれてるので割愛。 ほとんど涼子の独白と行動に集約されているのはずなのにちょっとだけですが散漫な感じがします。 いろいろな人がちょっこっと登場したり名前だけでたり、全作を読み返したり時系列に並べたくなります。 が、あの人があの人が!あんな所にいたなんて。今も「名が指し示す運命に従った」生き方をしているのか、と感慨にふけります。 | ||||
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泣いた。海堂作品ではじめて泣いた。従来のロジカルモンスターばかり登場する作品群も面白いが、この作品は心に響く。医療ミステリーという枠組みを越え、素晴らしい物語だと思います。 | ||||
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泣いた。海堂作品ではじめて泣いた。従来のロジカルモンスターばかり登場する作品群も面白いが、この作品は心に響く。医療ミステリーという枠組みを越え、素晴らしい物語だと思います。 | ||||
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