黄昏の百合の骨

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評判

黄昏の百合の骨の評価:

4.08/5点 レビュー 61件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.08pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全65件 21〜40 2/4ページ
No.45
(4pt)

前作が読みたくなりました

レビューを見ると、この前にもう1冊あるんですね。
私は「ヨハン」が結構好きなので、あの学園のダークな雰囲気をまとった
この話も面白かったです。

出てくる女性、みんな裏表があって怖いです。
思わせぶりなヒロインのいう「こちら側」と「あちら側」、気になって気になって。

「麦の海〜」探して読むことにします。

しかし、何が怖いってラブラブカップルになっちゃう朋子ちゃんたち。
彼女は、ヒロイン以上に「あちら側」」の人なんじゃないですか??
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)より
4062123320
No.44
(4pt)

前作が読みたくなりました

レビューを見ると、この前にもう1冊あるんですね。
私は「ヨハン」が結構好きなので、あの学園のダークな雰囲気をまとった
この話も面白かったです。

出てくる女性、みんな裏表があって怖いです。
思わせぶりなヒロインのいう「こちら側」と「あちら側」、気になって気になって。

「麦の海〜」探して読むことにします。

しかし、何が怖いってラブラブカップルになっちゃう朋子ちゃんたち。
彼女は、ヒロイン以上に「あちら側」」の人なんじゃないですか??
黄昏の百合の骨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.43
(4pt)

ネタばれしてます

いつの頃からか恩田作品は読まなくなってましたが、このシリーズは理瀬が可愛いので買いつづけようと思います。
「〜だわ」「〜かしら」で喋るクールで品のいい理瀬ちゃんがとても好きです。



しかし「闇の世界」。でっかいもん持ち出してきたなあと読者は心配。 「話に収集がつかなくなったら、はいこれ使えば解決」みたいな使い方をさんざされてきたモチーフなので、安易な方向に行かないといいんだが。
とはいえリアルに世界を股にかけて各国情勢を解き、商談&スパイする理瀬が読みたいのかと言われるとなんかそれも違うような。
「何故私はパパの娘として生まれてきたの!?運命を呪うわ!」なんて方向に行くのかなー。 (今回ちょっとそんな進行の片鱗が)
笑顔で人を殺し、その後センチになっちゃうような(で、読者から突っ込まれるような)(勿論作者はそこまで計画済み) 美しい悪魔少女の活躍が読みたい…


楽しく読み終え満足してるんですが、理瀬シリーズとしては二作目で早くも番外編、って印象です。また、そうでないと困る気もする。前回あれだけ風呂敷広げ、今回も思わせぶりな事ばかり匂わせといて、続編もご近所ミステリ風味だったら肩透かしだし。




…どう展開して行くんだろう…。前作で終わってた方が良かったのかな…
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)より
4062123320
No.42
(4pt)

ネタばれしてます

いつの頃からか恩田作品は読まなくなってましたが、このシリーズは理瀬が可愛いので買いつづけようと思います。
「〜だわ」「〜かしら」で喋るクールで品のいい理瀬ちゃんがとても好きです。



しかし「闇の世界」。でっかいもん持ち出してきたなあと読者は心配。 「話に収集がつかなくなったら、はいこれ使えば解決」みたいな使い方をさんざされてきたモチーフなので、安易な方向に行かないといいんだが。
とはいえリアルに世界を股にかけて各国情勢を解き、商談&スパイする理瀬が読みたいのかと言われるとなんかそれも違うような。
「何故私はパパの娘として生まれてきたの!?運命を呪うわ!」なんて方向に行くのかなー。 (今回ちょっとそんな進行の片鱗が)
笑顔で人を殺し、その後センチになっちゃうような(で、読者から突っ込まれるような)(勿論作者はそこまで計画済み) 美しい悪魔少女の活躍が読みたい…


楽しく読み終え満足してるんですが、理瀬シリーズとしては二作目で早くも番外編、って印象です。また、そうでないと困る気もする。前回あれだけ風呂敷広げ、今回も思わせぶりな事ばかり匂わせといて、続編もご近所ミステリ風味だったら肩透かしだし。




…どう展開して行くんだろう…。前作で終わってた方が良かったのかな…
黄昏の百合の骨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.41
(5pt)

平凡だから惹かれるんだよ

『三月は深き紅の淵を』→『麦の海に沈む果実』→『黄昏の百合の骨』と続く。
この世の中には、光があれば影がある。
光の世界を往く者は、決して相容れぬと知りながら影の世界に焦がれる。影の世界を往く者は、光と影の明確な違いに諦めた様により深い闇に落ちていく。自分が平凡だからこそ、『自分とは違う』『特別』に惹かれてしまう。
それを『三月〜』から続く主人公理瀬の家族が明確に示していると思う。

本筋はミステリ。
理瀬は祖母が生前暮らしていた家に住み、ジュピターを処分しろという遺言の謎を解く。
この人の本に出てくる男性は本当に魅力的な人が多いです。
理瀬のいとこである稔も亘も正反対の性格の魅力を持っているし、『麦の海に〜』にも登場するヨハンも非凡だからこそ平凡な私は魅力的だと感じるのでしょう。
理瀬もに憧れる。あんな強い芯の通った女の子になりたかった自分を物語に求めてる。(不毛ですね(笑))

そんな不思議な魅力がある登場人物の非凡な日常ってやっぱり読みたくなる。自分が平凡だからこそ光にも闇にも憧れる。
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)より
4062123320
No.40
(5pt)

平凡だから惹かれるんだよ

『三月は深き紅の淵を』→『麦の海に沈む果実』→『黄昏の百合の骨』と続く。
この世の中には、光があれば影がある。
光の世界を往く者は、決して相容れぬと知りながら影の世界に焦がれる。影の世界を往く者は、光と影の明確な違いに諦めた様により深い闇に落ちていく。自分が平凡だからこそ、『自分とは違う』『特別』に惹かれてしまう。
それを『三月〜』から続く主人公理瀬の家族が明確に示していると思う。

本筋はミステリ。
理瀬は祖母が生前暮らしていた家に住み、ジュピターを処分しろという遺言の謎を解く。
この人の本に出てくる男性は本当に魅力的な人が多いです。
理瀬のいとこである稔も亘も正反対の性格の魅力を持っているし、『麦の海に〜』にも登場するヨハンも非凡だからこそ平凡な私は魅力的だと感じるのでしょう。
理瀬もに憧れる。あんな強い芯の通った女の子になりたかった自分を物語に求めてる。(不毛ですね(笑))

そんな不思議な魅力がある登場人物の非凡な日常ってやっぱり読みたくなる。自分が平凡だからこそ光にも闇にも憧れる。
黄昏の百合の骨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.39
(5pt)

物語の世界にどっぷり

この方の作品は、読んでる側がラストで拍子抜けしてしまう事が多いのですが、この作品は最初から最後まで作者の魅力が詰まっています。
読み終えた後もしばらく本の世界に浸かりっぱなしでした。文句なしに星5つです。
ジャンル的にはミステリーなのに、恩田陸さんの文章を通して読むと、その世界がファンタジーのようにも感じる素敵な作品です。
印象的で不思議なタイトルも、この物語の世界観や内容とぴったりです!
初めて《黄昏の百合の骨》を読んだ方は、理瀬の回想に本編にはいない人物が出てくるせいで、少し混乱すると思います。
世界観や登場人物がある程度リンクしている、他作品を読まなくても本編への理解に支障が生じない、その程度なら他作品との接点を明記する必要はないと思います。
しかし、明らかに続いている話でありながら、解説以外にそれが書いてないのは不親切だと思います。
私は《黄昏の百合の骨》を読む前に、《麦の海に沈む果実》を読みました。
麦の海に〜は、主人公の理瀬が魔女の家にやってくる数年前に通っていた日本の学校が舞台です。
雰囲気はどちらも素敵ですが、起きる事件すらその世界観の一部になってしまうぐらい、黄昏の百合の骨よりもファンタジー的な雰囲気が強い作品です。
私は《麦の海に沈む果実》も一緒に読む事をお薦めします。その方が《黄昏の百合の骨》をずっと楽しめると思います。
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)より
4062123320
No.38
(5pt)

物語の世界にどっぷり

この方の作品は、読んでる側がラストで拍子抜けしてしまう事が多いのですが、この作品は最初から最後まで作者の魅力が詰まっています。
読み終えた後もしばらく本の世界に浸かりっぱなしでした。文句なしに星5つです。
ジャンル的にはミステリーなのに、恩田陸さんの文章を通して読むと、その世界がファンタジーのようにも感じる素敵な作品です。
印象的で不思議なタイトルも、この物語の世界観や内容とぴったりです!
初めて《黄昏の百合の骨》を読んだ方は、理瀬の回想に本編にはいない人物が出てくるせいで、少し混乱すると思います。
世界観や登場人物がある程度リンクしている、他作品を読まなくても本編への理解に支障が生じない、その程度なら他作品との接点を明記する必要はないと思います。
しかし、明らかに続いている話でありながら、解説以外にそれが書いてないのは不親切だと思います。
私は《黄昏の百合の骨》を読む前に、《麦の海に沈む果実》を読みました。
麦の海に〜は、主人公の理瀬が魔女の家にやってくる数年前に通っていた日本の学校が舞台です。
雰囲気はどちらも素敵ですが、起きる事件すらその世界観の一部になってしまうぐらい、黄昏の百合の骨よりもファンタジー的な雰囲気が強い作品です。
私は《麦の海に沈む果実》も一緒に読む事をお薦めします。その方が《黄昏の百合の骨》をずっと楽しめると思います。
黄昏の百合の骨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.37
(5pt)

いつもながら素晴らしい

 まず、タイトルが魅惑的。『黄昏の百合の骨』って、普通に考えたら全く意味のわからない言葉なのですが、恩田作品だと違和感なく受け入れられるから不思議です。
 『麦の海に沈み果実』は若干ファンタジー色も感じられましたが、こちらはミステリーそのもの。祖母が死んだのは本当に事故だったのか、二人の叔母が探しているものは何なのか、理瀬の友達・朋子に恋いこがれる高校生が突然行方不明になったのはなぜか・・・まさに謎のオンパレード。それだけでも飽きないのですが、そこかしこに伏線が張られているため、丁寧に読む必要がありますよ。その方が最後まで楽しめます。
 前作と直接からむ話はあまりないですが、やはり先に『麦の〜』を読んだ方がより理瀬の世界を楽しめると思います。最後の最後まで息をつかせぬ展開、買って損しませんよ。
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)より
4062123320
No.36
(5pt)

いつもながら素晴らしい

 まず、タイトルが魅惑的。『黄昏の百合の骨』って、普通に考えたら全く意味のわからない言葉なのですが、恩田作品だと違和感なく受け入れられるから不思議です。
 『麦の海に沈み果実』は若干ファンタジー色も感じられましたが、こちらはミステリーそのもの。祖母が死んだのは本当に事故だったのか、二人の叔母が探しているものは何なのか、理瀬の友達・朋子に恋いこがれる高校生が突然行方不明になったのはなぜか・・・まさに謎のオンパレード。それだけでも飽きないのですが、そこかしこに伏線が張られているため、丁寧に読む必要がありますよ。その方が最後まで楽しめます。
 前作と直接からむ話はあまりないですが、やはり先に『麦の〜』を読んだ方がより理瀬の世界を楽しめると思います。最後の最後まで息をつかせぬ展開、買って損しませんよ。
黄昏の百合の骨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.35
(5pt)

黒い理瀬がいい

「三月は深き紅の淵を」から始まった水野理瀬(を中心とした)シリーズの一作。時系列としては「麦の海に沈む果実」の続編にあたる作品です。
前作で自分の目標に目覚めた理瀬が、その後のイギリス留学から戻って長崎の古い洋館で暮らしながら、その家に隠された秘密について探っていくのが主なストーリー。洋館の謎に、魔女のような叔母2人に、美しい青年のいとこ2人、ひとくせある理瀬の友人たち(と既に亡くなっている祖母)が主な登場人物で、もちろん殺人事件つき。
前作の結末で出自が(半分くらい)明らかになり覚醒した理瀬は、高校生ながら闇の部分をいかんなく発揮する一方、年相応の感傷も時には顔をのぞかせます。お互いの心の裏を読みつつ、祖母が残した館の謎を解き、殺人事件の真相も明らかにしていく過程は、ドロドロしていて期待を裏切りません。
初読者向けではないですが、「麦の海〜」だけでも読んでいれば十二分に楽しく、物語の世界にどっぷりと浸かって幸せな時間を過ごせます。
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)より
4062123320
No.34
(5pt)

黒い理瀬がいい

「三月は深き紅の淵を」から始まった水野理瀬(を中心とした)シリーズの一作。時系列としては「麦の海に沈む果実」の続編にあたる作品です。
前作で自分の目標に目覚めた理瀬が、その後のイギリス留学から戻って長崎の古い洋館で暮らしながら、その家に隠された秘密について探っていくのが主なストーリー。洋館の謎に、魔女のような叔母2人に、美しい青年のいとこ2人、ひとくせある理瀬の友人たち(と既に亡くなっている祖母)が主な登場人物で、もちろん殺人事件つき。
前作の結末で出自が(半分くらい)明らかになり覚醒した理瀬は、高校生ながら闇の部分をいかんなく発揮する一方、年相応の感傷も時には顔をのぞかせます。お互いの心の裏を読みつつ、祖母が残した館の謎を解き、殺人事件の真相も明らかにしていく過程は、ドロドロしていて期待を裏切りません。
初読者向けではないですが、「麦の海〜」だけでも読んでいれば十二分に楽しく、物語の世界にどっぷりと浸かって幸せな時間を過ごせます。
黄昏の百合の骨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.33
(5pt)

これはヤバい

恩田陸の真骨頂といえます
上辺はかわいい女の子とかっこいい男の子達が出てきて
美しい光景と郷愁が支配する恩田陸ワールドですが、
中をのぞいてみると圧倒的なほど暗くドロドロした世界が
広がっています。
また、でてくる女性も少女もあどけなさを残しているのに
大人の女性のしたたかさを持っている。それは主人公も
例外ではありません。
善は悪をひきたてる存在という言葉は前作の少女から女性に
成長した理瀬らしく、また現実世界にも通じる言葉だと思い
ました。
こんなにも幻想的なのに物語の端々に深く現実が横たわり、
悪意が渦巻いている。なのに、それを美しいと思ってしまいました。
この読後感は読んだ者にしかわからない。
ああ、だめだ。しばらく恩田ワールドからぬけれそうにありません。
黄昏の百合の骨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.32
(5pt)

余韻を引く

「麦の海に沈む果実」の続編「黄昏の百合の骨」、タイトルからして魅力的。
読んでると、静かにその世界に沈んでいくような、不気味な魅力に没頭してしまう。
祖母の遺言により、白百合荘に帰ってきた理瀬。2人の叔母と暮らし高校に通う。
祖母の遺言の謎、死の謎、失踪の謎、百合の謎・・・
一文字一文字しっかり読んで自分なりに推理したけど、”最後まで気が抜けないな!”
というのが感想。本当、気が抜けない!
今、読もうか迷ってるなら、肌寒くなった秋口に読むのがお勧め。この世界観とピッタリだと思うから。
ああ、こういう世界観の本は余韻に浸ってるのも心地いい。
次の本になかなか進めない幸せ!いいねいいね。
黄昏の百合の骨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.31
(4pt)

ちょっと怖いかも

恩田さんの作品が大好きで、ほとんどの小説は読みました。この作品は「麦の海に沈む果実」の続編です。そして理瀬が黒くなってます。もっと純粋な美少女なイメージを持ってたので少しショックでした。作品としてはとてもおもしろかったです。ただ少し怖い、背筋がゾクッとくるところがあるので、ちょうど今の季節にはもってこいかもしれませんね。ただ、この作品を読む前に必ず前作「麦の海に沈む果実」を読んでからでないとおもしろさが半減します。
黄昏の百合の骨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.30
(5pt)

外見では人は判断できないな

初めてこの作家の小説を読みました。
読んでみたいなとは思っていたけど、ちょっと二の足踏むところもあって。
これは評判が良かったので 読みました。
女性作家らしく 女性の本質というか 怖い部分を見事引き出していましたね。
ひたすら隠そうとしているものとは なんぞや・・・。
百合じゃなきゃだめな 何かが・・・・。 面白かったです。
黄昏の百合の骨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.29
(5pt)

またしても、やられた

以前から気になっていた作品でここでの評価も高かったので購入しました。予想以上に面白くて読後もぼーっと余韻に浸ってしまいました。 最初から最後まで本当に気が抜けない展開です。「麦の海に沈む果実」と合わせて読んでもいいと思います。恩田作品に登場する女達は、したたかで隙がない。理瀬もそんな女性のひとり、静かな湖のような―。
黄昏の百合の骨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.28
(5pt)

語りの妙技

最後まで一気に読み進むことの出来る作品です。謎と伏線が見事で思わずうならずにはいられない作品です。読む手を小説に世界に引きずり込みながら楽しませてくれる技は、見事です。今までの作品を読んでいなくても、十分に楽しむことが出来ます。
黄昏の百合の骨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.27
(5pt)

水野理瀬クロニクル

恩田陸の名作長編「麦の海に沈む果実」の続編。
前作は物語の中のような(まあ物語なんですが)学園の中での幻想的なミステリで、ファンタジー色も強かったが、今作はグッとミステリ色が濃くなり、随所に散りばめられた謎や伏線が、一癖も二癖もある色とりどりの人物によって紡がれる。
誰が味方か、誰が敵か、何を考えているのか、事件の真相は…?ラストのラストまで気を抜けない、静かなミステリ。聡明な主人公・水野理瀬にシンクロしながらも諸処のキャラの目線に立って読み進めてください。
前作からの継続キャラが少ない上、ストーリー上の内容もそれほど関連していないため、前作を見なくても十分楽しめるが、やはり目を通しておいた方が面白い。
恩田陸はスピンオフや予告編などは目にするが、このシリーズほど地続きなシリーズは珍しい。構想段階と言われる完結作「薔薇の中の蛇」にも期待!
「悪は全ての源なのだ―善など、しょせん悪の上澄みの一部に過ぎない。悪を引き立てる、ハンカチの縁の刺繍でしかないのだ。」 本文197ページより
黄昏の百合の骨 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (講談社文庫)より
4062756943
No.26
(5pt)

人との駆け引きは演技

恩田陸の名作長編「麦の海に沈む果実」の続編。
前作は物語の中のような(まあ物語なんですが)学園の中での幻想的なミステリで、ファンタジー色も強かったが、今作はグッとミステリ色が濃くなり、随所に散りばめられた謎や伏線が、一癖も二癖もある色とりどりの人物によって紡がれる。
誰が味方か、誰が敵か、何を考えているのか、事件の真相は…?ラストのラストまで気を抜けない、静かなミステリ。聡明な主人公・水野理瀬にシンクロしながらも諸処のキャラの目線に立って読み進めてください。
前作からの継続キャラが少ない上、ストーリー上の内容もそれほど関連していないため、前作を見なくても十分楽しめるが、やはり目を通しておいた方が面白い。
恩田陸はスピンオフや予告編などは目にするが、このシリーズほど地続きなシリーズは珍しい。構想段階と言われる完結作「薔薇のなかの蛇」にも期待!
「あのばあさんも、異様な迫力があった。威厳というか、誰にも干渉させない、という意思のようなものが全身に滲み出ていた。みんな陰でひそひそ悪口を言っていたが、要するに、みんな彼女の持つ雰囲気に威圧され、彼女を恐れていたのだ。」本文122ページより
黄昏の百合の骨 (Mephisto Club) Amazon書評・レビュー: 黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)より
4062123320