月の裏側

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月の裏側の評価:

3.45/5点 レビュー 69件。 D ランク

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平均点3.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全76件 41〜60 3/4ページ
No.36
(4pt)

楽しく読めるホラー

だいぶ前に読んだスティーブン・キング氏の「IT」をちらっと思い出しました。
だけど、双方ともホラーで、町のそこかしこを流れる「水路」がキーワードなのですが、人が殺される、暴力のちりばめられたキング氏のものとはちょっと雰囲気が違います。
また、一般的なサイコホラーとも違う。
サイコホラーが苦手な人も楽しく、なおかつ怖がりながら読めます。
恩田さんの作品は多く読んでいますが、これを読んだ時点ではこういうSF(?というのかな。現実ではない)ホラーは初めてでした。
それで、起こっている事件について、もっと現実的な謎解きを色々想像していたので、展開にちょっと驚きました。
でも面白かったです。後半、終わり近くのコンビニでの出来事は、一緒にぞぞぞーっとしました。
旅好きとしては、この話がモデルとなっている九州の水郷の町にも、いずれ行かなくては、と思っています。歴史のある、趣のある町が舞台です。
月の裏側 Amazon書評・レビュー: 月の裏側より
4877283986
No.35
(4pt)

楽しく読めるホラー

だいぶ前に読んだスティーブン・キング氏の「IT」をちらっと思い出しました。
だけど、双方ともホラーで、町のそこかしこを流れる「水路」がキーワードなのですが、人が殺される、暴力のちりばめられたキング氏のものとはちょっと雰囲気が違います。
また、一般的なサイコホラーとも違う。
サイコホラーが苦手な人も楽しく、なおかつ怖がりながら読めます。
恩田さんの作品は多く読んでいますが、これを読んだ時点ではこういうSF(?というのかな。現実ではない)ホラーは初めてでした。
それで、起こっている事件について、もっと現実的な謎解きを色々想像していたので、展開にちょっと驚きました。
でも面白かったです。後半、終わり近くのコンビニでの出来事は、一緒にぞぞぞーっとしました。
旅好きとしては、この話がモデルとなっている九州の水郷の町にも、いずれ行かなくては、と思っています。歴史のある、趣のある町が舞台です。
月の裏側 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626
No.34
(4pt)

街の軌跡

初期恩田ホラーのなかでもぴかいちの作品。水郷の町で起きる失踪事件に共通するのは、ぬらぬらとしたあの存在。モデルとなった彼の地、確かになにかがいそうです。
月の裏側 Amazon書評・レビュー: 月の裏側より
4877283986
No.33
(4pt)

街の軌跡

初期恩田ホラーのなかでもぴかいちの作品。水郷の町で起きる失踪事件に共通するのは、ぬらぬらとしたあの存在。モデルとなった彼の地、確かになにかがいそうです。
月の裏側 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626
No.32
(5pt)

よくできているじゃないか

 どこか寂しさの残る作品です。
 「盗まれた町」という作品のオマージュなんですが、さすがですね。日本的情緒というか、郷愁というか、共同体の人間心理とじりじりと迫り来るホラー感覚が素晴らしい。
 なかでもいちばんすごい手法がチャプター12から13への移り変わりですね。恐怖で盛り上げて盛り上げておいて、安らぎの中へすとんと落とす。落として落として落としていく。安らぎの中に不安を覆いかくしたんですね。すごかった。
月の裏側 Amazon書評・レビュー: 月の裏側より
4877283986
No.31
(5pt)

よくできているじゃないか

 どこか寂しさの残る作品です。
 「盗まれた町」という作品のオマージュなんですが、さすがですね。日本的情緒というか、郷愁というか、共同体の人間心理とじりじりと迫り来るホラー感覚が素晴らしい。
 なかでもいちばんすごい手法がチャプター12から13への移り変わりですね。恐怖で盛り上げて盛り上げておいて、安らぎの中へすとんと落とす。落として落として落としていく。安らぎの中に不安を覆いかくしたんですね。すごかった。
月の裏側 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626
No.30
(4pt)

狂気

この小説からは、ピンク・フロイドの「狂気」がきこえてくる。まず心臓の音だ。無人の町からは、レジの音が急に流れてくるかもしれない。
静かな流れの恐ろしさもある。掘り割りに潜むものが、次第に大きくなり、ある日全体を支配してしまう。日常とは、みんなが同じ状態になれば、それが日常になるということなのだと思う。
月の裏側 Amazon書評・レビュー: 月の裏側より
4877283986
No.29
(4pt)

狂気

この小説からは、ピンク・フロイドの「狂気」がきこえてくる。まず心臓の音だ。無人の町からは、レジの音が急に流れてくるかもしれない。
静かな流れの恐ろしさもある。掘り割りに潜むものが、次第に大きくなり、ある日全体を支配してしまう。日常とは、みんなが同じ状態になれば、それが日常になるということなのだと思う。
月の裏側 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626
No.28
(5pt)

大切な人が「別の何か」と入れ替わっていたら...怖い。

作品の舞台となるのは、九州の水源都市「YANAKURA(架空)」
私は九州なんて一度も行った事がありませんが、読んでいる内に何故かとても懐かしい感覚に襲われました。
これはとても不思議で、今までにこんな作品には出会ったことがありません。
挿絵もないのに、その場その場の風景がとてもリアルに、鮮明に感じられる、恩田さんの描写力には感服します。
読んでいる間は、現実とは違った「YANAKURA」の中で生活している錯覚を覚えるほどでした。
事件の手がかりとなるアイテムにも個性があり、興味を惹かれます。
取材テープに混ざる異音、ちぎれた作り物の指、遺体を焼いた後に残る骨以外のもの...などなど。
本格的なミステリーと思うと肩透かしを喰らいます。
SFホラーくらいに思って読むと良いかもしれません。
ストーリーが次から次へと意外な方向へ展開していくので、飽きがきません。それどころか先が気になって仕方なくなります。
なので、分厚いですが一気に読めてしまいます。
ラストは賛否両論有ると思いますが、それは他の恩田陸作品にも言えること。恩田陸が好きな人には絶対お奨めです。
私は現実的で論理的な結末より、精神世界で締めくくられるような不安定なラストが大好きです。
恩田陸さん初心者の方は「MAZE」あたりから入るのがお奨めです。
「MAZE」もラストが賛否両論あるので、それで気に入ったら読むと良いかもしれません。
月の裏側 Amazon書評・レビュー: 月の裏側より
4877283986
No.27
(5pt)

大切な人が「別の何か」と入れ替わっていたら...怖い。

作品の舞台となるのは、九州の水源都市「YANAKURA(架空)」
私は九州なんて一度も行った事がありませんが、読んでいる内に何故かとても懐かしい感覚に襲われました。
これはとても不思議で、今までにこんな作品には出会ったことがありません。
挿絵もないのに、その場その場の風景がとてもリアルに、鮮明に感じられる、恩田さんの描写力には感服します。
読んでいる間は、現実とは違った「YANAKURA」の中で生活している錯覚を覚えるほどでした。
事件の手がかりとなるアイテムにも個性があり、興味を惹かれます。
取材テープに混ざる異音、ちぎれた作り物の指、遺体を焼いた後に残る骨以外のもの...などなど。
本格的なミステリーと思うと肩透かしを喰らいます。
SFホラーくらいに思って読むと良いかもしれません。
ストーリーが次から次へと意外な方向へ展開していくので、飽きがきません。それどころか先が気になって仕方なくなります。
なので、分厚いですが一気に読めてしまいます。
ラストは賛否両論有ると思いますが、それは他の恩田陸作品にも言えること。恩田陸が好きな人には絶対お奨めです。
私は現実的で論理的な結末より、精神世界で締めくくられるような不安定なラストが大好きです。
恩田陸さん初心者の方は「MAZE」あたりから入るのがお奨めです。
「MAZE」もラストが賛否両論あるので、それで気に入ったら読むと良いかもしれません。
月の裏側 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626
No.26
(5pt)

同じことを思った。

小さい頃、自分の見ている世界は、本当にみんなと同じだろうか、
そう思ったことが頻繁にありました。
自分が青だと思って青と言っている色は、
実は他の人の目には自分が赤と思っている色なのではないだろうか。
そんなふうに不安になったことが、何度もあって。
みんなと一緒は嫌、個性的でいたい。
そう思っているのに、でもなぜか時々、どうしようもなく不安を感じていて。
そのためか、この作品を読んで、
ひとつの共同体になることを、実はみんな望んでいるのではないか、と思ってしまいました。
みんなが一緒はコワイけど、
1人だけ違うほうがもっとコワイ。
月の裏側 Amazon書評・レビュー: 月の裏側より
4877283986
No.25
(5pt)

同じことを思った。

小さい頃、自分の見ている世界は、本当にみんなと同じだろうか、
そう思ったことが頻繁にありました。
自分が青だと思って青と言っている色は、
実は他の人の目には自分が赤と思っている色なのではないだろうか。
そんなふうに不安になったことが、何度もあって。
みんなと一緒は嫌、個性的でいたい。
そう思っているのに、でもなぜか時々、どうしようもなく不安を感じていて。
そのためか、この作品を読んで、
ひとつの共同体になることを、実はみんな望んでいるのではないか、と思ってしまいました。
みんなが一緒はコワイけど、
1人だけ違うほうがもっとコワイ。
月の裏側 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626
No.24
(5pt)

SF小説ですね

九州のとある街で起こる事件を中心に、展開するお話。歴史と、文学が好きな作家のようです。中学生から大人まで読める楽しいお話です。映画化されたら見てみたいなと思います。
月の裏側 Amazon書評・レビュー: 月の裏側より
4877283986
No.23
(5pt)

SF小説ですね

九州のとある街で起こる事件を中心に、展開するお話。歴史と、文学が好きな作家のようです。中学生から大人まで読める楽しいお話です。映画化されたら見てみたいなと思います。
月の裏側 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626
No.22
(4pt)

「個性」と「マジョリティ」

水郷の町で起きる奇妙な連続失踪事件。失踪した者たちは皆、しばらくすると帰ってくる。その間の記憶を無くしてはいるのだが、決して嫌な感じはしなかったと言って…。そして、調べて行くうちに彼らは「盗まれた」ようだと気づく。作中で面白かったのが、「人間は生物学上の都合から別々のものになりたがっている一方で、一つにもなりたがっている。」というくだり。「個性」という言葉が流行であるように、自分が他の人と別物であることを望みながらも一方で、少数派であることを極端に恐れる。本作の主人公たちの「盗まれる」ことによって「自分で無くなる」ことを恐れながら、一方で「盗まれる」ことで多数派になった者たちの安堵、心地よさも知っていて…。作品の形としては、ホラーというか、SFというかを用いて「恐怖」が前面にあるのだが、その中で、「個性」と「多数派」を同時に求める人間の面白さを感じた。なかなか不思議な味わいのある作品だと思う。
月の裏側 Amazon書評・レビュー: 月の裏側より
4877283986
No.21
(4pt)

「個性」と「マジョリティ」

水郷の町で起きる奇妙な連続失踪事件。失踪した者たちは皆、しばらくすると帰ってくる。その間の記憶を無くしてはいるのだが、決して嫌な感じはしなかったと言って…。そして、調べて行くうちに彼らは「盗まれた」ようだと気づく。作中で面白かったのが、「人間は生物学上の都合から別々のものになりたがっている一方で、一つにもなりたがっている。」というくだり。「個性」という言葉が流行であるように、自分が他の人と別物であることを望みながらも一方で、少数派であることを極端に恐れる。本作の主人公たちの「盗まれる」ことによって「自分で無くなる」ことを恐れながら、一方で「盗まれる」ことで多数派になった者たちの安堵、心地よさも知っていて…。作品の形としては、ホラーというか、SFというかを用いて「恐怖」が前面にあるのだが、その中で、「個性」と「多数派」を同時に求める人間の面白さを感じた。なかなか不思議な味わいのある作品だと思う。
月の裏側 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626
No.20
(5pt)

とにかく怖い!読み終わっても怖い!

じっくりじっくり恐怖が押しよせてきて、いてもたってもいられなくなる恐怖・・・というものをこの本で味わいました。恐怖だけでなく、「自分とは、人間であることとは・・・」というように、「自分」についても考えさせられた作品です。SFとも言い切れず、ホラーともいいきれない、不思議な、でもすぐそばで起こっていそうなお話です。「人としての恐怖」がじわじわと迫ってくる数時間でした。登場人物にも感情移入できるし、終わりかたも、恩田陸にしては珍しく、「そう、それしかないよね、このお話のおしまいは・・」っていう感じでした。九州の柳川。もう、怖くていけないかも。
月の裏側 Amazon書評・レビュー: 月の裏側より
4877283986
No.19
(5pt)

とにかく怖い!読み終わっても怖い!

じっくりじっくり恐怖が押しよせてきて、いてもたってもいられなくなる恐怖・・・というものをこの本で味わいました。恐怖だけでなく、「自分とは、人間であることとは・・・」というように、「自分」についても考えさせられた作品です。SFとも言い切れず、ホラーともいいきれない、不思議な、でもすぐそばで起こっていそうなお話です。「人としての恐怖」がじわじわと迫ってくる数時間でした。登場人物にも感情移入できるし、終わりかたも、恩田陸にしては珍しく、「そう、それしかないよね、このお話のおしまいは・・」っていう感じでした。九州の柳川。もう、怖くていけないかも。
月の裏側 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626
No.18
(4pt)

これは怖かった…

ホラー要素が強くて、現実的。だからこそ味わえてこの恐怖感。窓の外の雨の音や夜の暗闇が、いつもどおりのはずなのにこの本を読んだ後は別格とも言える、存在感を感じずにはいられない。最後まで読んでいくつかの謎が残る。でも、その余韻が恩田陸特有なものだとも言えるだろう。
月の裏側 Amazon書評・レビュー: 月の裏側より
4877283986
No.17
(4pt)

これは怖かった…

ホラー要素が強くて、現実的。だからこそ味わえてこの恐怖感。窓の外の雨の音や夜の暗闇が、いつもどおりのはずなのにこの本を読んだ後は別格とも言える、存在感を感じずにはいられない。最後まで読んでいくつかの謎が残る。でも、その余韻が恩田陸特有なものだとも言えるだろう。
月の裏側 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626