月の裏側

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月の裏側の評価:

3.45/5点 レビュー 69件。 D ランク

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平均点3.45pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全26件 21〜26 2/2ページ
No.6
(3pt)

共同体

ある共同体が何かに巻き込まれたとき、しかもそれが避けがたいものであるとき、その中の人々はどういった行動をとるだろうか? 恐れおののき、惑い、そして…?小野不由美の『屍鬼』では、その共同体を崩壊させることによってカタルシスを得た。対して箭納倉の人々は、受容することによって平穏を得ることを選択した。このふたつは、両極であり、しかしよく似ている。なぜなら、共同体としてされる選択は「ひとつ」でしかなく、「ひとつ」の運命をたどるほかないからだ。その選択は、あるものにとっては意志的だが、またあるものにとっては気がつかないうちにそうなっていたというだけのものであったりする。しかし、その選択の結果は平等に、均一に確実に各人に配分される。白か黒か、グレーゾーンのない過酷さは、結局のところ共同体に属している人間の逃れられない重しであると、喉元に突きつけられるような気がした。
月の裏側 Amazon書評・レビュー: 月の裏側より
4877283986
No.5
(3pt)

共同体

ある共同体が何かに巻き込まれたとき、しかもそれが避けがたいものであるとき、その中の人々はどういった行動をとるだろうか? 恐れおののき、惑い、そして…?小野不由美の『屍鬼』では、その共同体を崩壊させることによってカタルシスを得た。対して箭納倉の人々は、受容することによって平穏を得ることを選択した。このふたつは、両極であり、しかしよく似ている。なぜなら、共同体としてされる選択は「ひとつ」でしかなく、「ひとつ」の運命をたどるほかないからだ。その選択は、あるものにとっては意志的だが、またあるものにとっては気がつかないうちにそうなっていたというだけのものであったりする。しかし、その選択の結果は平等に、均一に確実に各人に配分される。白か黒か、グレーゾーンのない過酷さは、結局のところ共同体に属している人間の逃れられない重しであると、喉元に突きつけられるような気がした。
月の裏側 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626
No.4
(3pt)

人の本質を問う!

人類はもとも水の中で生活していた。しかし「何か」から逃げるように地上に上がって、個別の個体として生きてきた。だが、今また「何か」によって、ひとつにさせられようとしている。奇妙な話だけれども、読んでいて惹きつけられる。失踪した人たちは「盗まれる」のだろうか?いや、もしかしたら本来の姿にもどされるだけなのかもしれない。人は人に対し、どこまでその本質をとらえていけばいいのだろう?大きなうねりのような生命の流れの中では、その問いさえも無意味なのかもしれない。
月の裏側 Amazon書評・レビュー: 月の裏側より
4877283986
No.3
(3pt)

人の本質を問う!

人類はもとも水の中で生活していた。しかし「何か」から逃げるように地上に上がって、個別の個体として生きてきた。だが、今また「何か」によって、ひとつにさせられようとしている。奇妙な話だけれども、読んでいて惹きつけられる。失踪した人たちは「盗まれる」のだろうか?いや、もしかしたら本来の姿にもどされるだけなのかもしれない。人は人に対し、どこまでその本質をとらえていけばいいのだろう?大きなうねりのような生命の流れの中では、その問いさえも無意味なのかもしれない。
月の裏側 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626
No.2
(3pt)

リアル

恩田さんの物語では「謎を謎のままで残す」ということが結構あると思います。「謎にドキドキして解きほぐされていく過程に夢中になってラストの真相でぐぐっと来たい」私にはちょっと物足りないかな?感がありましたが…。九州の片田舎で起こった非現実的な出来事。出来事自体にも、『ひとつになる』という誰しもが持っているような考えにもどきっとします。文の間の取り方やテンポで、作品の世界がとてもリアルに感じられました。キャラクターもそれぞれ立っていて魅力的でした。
月の裏側 Amazon書評・レビュー: 月の裏側より
4877283986
No.1
(3pt)

リアル

恩田さんの物語では「謎を謎のままで残す」ということが結構あると思います。「謎にドキドキして解きほぐされていく過程に夢中になってラストの真相でぐぐっと来たい」私にはちょっと物足りないかな?感がありましたが…。九州の片田舎で起こった非現実的な出来事。出来事自体にも、『ひとつになる』という誰しもが持っているような考えにもどきっとします。文の間の取り方やテンポで、作品の世界がとてもリアルに感じられました。キャラクターもそれぞれ立っていて魅力的でした。
月の裏側 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 月の裏側 (幻冬舎文庫)より
4344402626