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邪魔



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【この小説が収録されている参考書籍】
邪魔
邪魔〈上〉 (講談社文庫)
邪魔〈下〉 (講談社文庫)

邪魔の評価: 4.03/5点 レビュー 125件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.03pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全95件 21~40 2/5ページ
No.75:
(5pt)

推理がとても面白い。

女房が読みたいというので購入。女房好みの推理がとても面白かったそうです。
邪魔〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.74:
(5pt)

犯罪小説

恭子はスーパーでパートをしている普通の主婦。夫婦仲も悪くはなく、子供と夫との一家団らんを楽しんでいる。

そんなある日、夫の茂則の会社で火事があり、茂則は火傷を負う。放火の疑いがあり、警察が捜査に乗り出す。暴力団が絡んでいる可能性もある。

刑事が茂則に形式的な事情聴取をするのだが、なぜか茂則は予想以上に動揺する。茂則は会社の経理の責任者で、近々本社からの会計監査が入る予定だった。何かを隠していると確信する刑事たち。

そんなこととは知る由もなく、パート生活に戻る恭子。

そして、また同じ手口での放火が起きる。犯人は誰なのか。そして、その背後にある真相とは・・・?

平凡だが幸せなはずの日常が、ざわざわとし始める。わずかな疑惑。それに向かって動く警察。そんな中で話は進展していく。

その途中で、衝撃的な事実が明らかになったりもする。なかなか飽きさせずに読ませてくれる小説だ。取材のおかげか、登場するヤクザの描写にもリアリティーがある。

犯罪小説なので、ハッピーエンドになるとは言えない。しかし、ちょっとしたことで道を踏み外していく普通の人の姿がリアルに描かれている。

文学賞を取るのにふさわしい作品といえるだろう。
邪魔〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.73:
(4pt)

「最悪」には及ばないが、魅力あり

「最悪」は完成度の高い傑作だったが、それに比べると「邪魔」はそれほどうまく行っていない感はある(もちろん、面白いが)。
「最悪」では3人の主人公がいずれもみごとな造形だったけれど、「邪魔」では主婦と刑事はいいが、もう1人の高校生が弱い。
だから、この作品では2人の主人公の物語と言った方がよく、その分、3人が主人公の「最悪」に比べて浅い感じになる。
ただ、この主婦と刑事は面白い。
主婦はなんとなく結婚した夫がしだいに邪魔になっていく。
刑事は妻を事故で失い、その喪失感から妻の母親との義理の親子関係だけに生きている。
主婦の方は途中からどんどん変化して、最後はすべてを捨ててしまう。
刑事は、実は、ネタバレになるので詳しくは書かないけれど、刑事の話は後半、ミステリーというよりは幻想小説、怪奇と幻想の世界に近くなる。
このあたりの破天荒な展開は面白い。ただ、小説としてのまとまりとして見ると、破綻している感じはする。
その点「最悪」はフィニッシュが決まって、落ち着くところに落ち着いた作品だった。
「最悪」で味をしめた手法なのだろうが、2匹目のドジョウはなかなかいないもので、「邪魔」は「最悪」ほどうまく行っていないが、ぎりぎり、小説としての魅力と面白さを維持することに成功している。
興味深いのは、刑事と、主婦の勤めるスーパーの社長がともに主婦に亡き妻の面影を見るところだ。
社長は薄汚い悪役に描かれているが、ストイックな刑事と薄汚いワル社長が実は同じコインの表裏と考えれば、これは面白い設定だ。この社長をもっと大きな役にすればよかったかもしれない。
邪魔〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.72:
(4pt)

シンデレラストーリーを望みましたが(笑)

奥田英朗さんの作品、好きです。登場人物を絡ませていくトコが楽しいです。…しかし、こちらの『邪魔』でもそうですが最後の恭子の行動は、ん〜(笑)納得がいかないです。もぉ少し恭子がすくわれてもいい様におもいます。
邪魔〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.71:
(5pt)

同時進行のストーリーは結末で収斂。

同時にいくつものストーリーが進行するのは、作者の真骨頂。 映画的でとてもいい。
邪魔〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.70:
(5pt)

同時進行のストーリーは結末で収斂。

同時にいくつものストーリーが進行するのは、作者の真骨頂。 映画的でとてもいい。
邪魔〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.69:
(4pt)

内容は最高でした。

空中ブランコがとても良かったので、それから
何作か続けて読んでいます。いつも思うことですが
呆れるくらい浅はかな人間が登場しますよね。
でも、それぞれの深層心理に焦点をあてながら
リアルにそしてテンポよく進められるストーリーは
圧巻です。個人的には、登場人物のそれぞれが皆
現実から逃避しているがために、事が複雑になり
取り返しのつかない事態を生んでいるのではないかと
感じました。邪魔、という表題には少しだけ疑問が
残ります。
邪魔Amazon書評・レビュー:邪魔より
4062097966
No.68:
(4pt)

題名「邪魔」の意味とは

及川と刑事九野との執拗な駆け引きが展開するがなかなか及川は尻尾を出さない。
一方及川の妻恭子は夫の放火の事実を知ると愛する二人の子供を守るためある行動にでる。
意外な結末が待ち受ける。
題名の「邪魔」の意味がわかってくる。
単純な放火事件では済まない面白さがある。
一般文学通算930作品目の感想。2014/11/16 21:50
邪魔〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.67:
(5pt)

面白い

物語が複雑に絡み合っていて、とても面白い。飽きさせずに読ませる
邪魔〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.66:
(4pt)

リアルで身近すぎて心にのしかかる

最初の方はオヤジ狩りの話から始まることで、どこか他人事のような雰囲気に感じますが、妻帯者でサラリーマンならどこかありがちな展開に引き込まれていくと思います。

少しの気の緩みから、どんどんドツボに嵌っていく主人公を、周りの登場人物を中心にした話で伝えていきます。もう続きが気になって下巻も即購入してしまいましたよ。

家族の幸せなありふれた生活、そして配偶者の安心がどれほど大切かを再認識することのできる文庫です。登場人物の心理がすごく伝わってくるので、読んでいると疲れてきます。引き込まれていくので、時間のある時にゆっくりお読み下さい。
邪魔〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.65:
(4pt)

物足りない

それなりに楽しめたものの盛り上がってくるのが遅く、あまり話がまとまらず終わるので
読み終えてもどうにもスッキリしない
主役の一人ともいえる渡辺も居ても居なくても変わらない存在感で、刑事絡みのしがらみの
話もごちゃごちゃしただけで何らかの結末を迎えるわけでもなくどうにもいまいち
楽しめないわけではないが、最悪と比べるとかなり物足りない作品
邪魔〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.64:
(4pt)

面白いけれど…

面白いです。でも、内容が重くて読むのが辛い。それでも読んでしまう…っていう感じで、すぐ読んでしまいました。気持ちが沈んでいる時は、読まない方がいいかも。
邪魔〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.63:
(4pt)

内容は好きだ

ストーリーの展開があまりにも、予想に沿いすぎてかえって面白くなってくる。
人はみんなろくでなしだという、作者の意図が共感できた。
邪魔Amazon書評・レビュー:邪魔より
4062097966
No.62:
(5pt)

ハラハラしたまま読了。

ヒタヒタと悲劇が忍び寄る気配。
うやむやにして知らんふりする時の人間の心情。

勤め人なら誰でも少しは心当たりあるモヤモヤ。

色々な人物からの様々な視点から話が進み、
飽きることなく、一息に読んでしまいました。
邪魔〈下〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈下〉 (講談社文庫)より
4062739682
No.61:
(4pt)

人間の心の脆さを綴った作品

物語の主題は刑事もの。

ある会社で起こった火事の犯人の捜索ということで
物語は流れています。
それを追っているのは、
数年前に妊娠中の奥さんを事故で亡くし、
それ以来不眠症に陥り、
精神的にも不安定になっている九野薫。
奥さんを事故で亡くすまでは、
警視庁でも有望視されていた刑事。
でもその彼の危うさは一見日々の捜査には現れない。
が、その彼が唯一心安らげられる義母関係性の中に、
実はしっかりと描かれている。
そして、その主題の火事の第一発見者で自身も火傷を
おったものの、容疑者として追い詰められていく
火災が起こった会社の従業員及川。
そしてその妻の恭子。
ある時期の若者が陥りやすい、無力感の中で、
学校や家からはみ出してしまい、
その仲間の中でしか生きられないがために、
事件に巻き込まれていく裕輔。
勘違いの恋愛に自身を崩壊していく、
九野の同僚(?)刑事花村。
放火事件捜査を通して、それぞれの心の脆さを、
これでもかと描いていく。
正直読んでいて苦しくなっていくけれど読むことを
辞められないそんな一冊です。
LAST九野の結末には少しストレスが残るけれど、
それまで家族であることを守ることに必死となり、
放火まで起こしてしまいながら、
最後家族をキッパリ捨てて、
港町に一人自由に生きる道を選んだ恭子に、
本当に不思議だけれど、自分も肩の力がふと抜けた気がしました。
邪魔Amazon書評・レビュー:邪魔より
4062097966
No.60:
(5pt)

ヒューマニズム

スーパーのパート、刑事、チンピラ。それぞれの社会のヒエラルキーで葛藤する様は、誰もが共感し、応援したくなるのではないだろうか。物語を作るお手本のような作品。

チンピラにはもっと酷い目にあって欲しかったのだが、それは作者の優しさかな。
邪魔Amazon書評・レビュー:邪魔より
4062097966
No.59:
(5pt)

一気に読めます!おすすめしたい一冊

奥田さんの「最悪」と「邪魔」は大好きな一冊です。
スピード感と読みやすさ、読み手の野次馬根性を満たしてくれる内容の濃さがあると思います。

意外とゴシップ好きな女性には面白く読めるんではないでしょうか。

私にとっては読み終わったあともブックオフに売らずにとって置いてある数少ない作品の中の1つです。
邪魔〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.58:
(4pt)

邪魔

単なる犯罪小説ではなく、人間描写に深みがある面白い本だった。壊れていく主人公の主婦にリアリティがあり、人ごとではない感じがした。
邪魔〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.57:
(4pt)

主人公を好きになれるかどうか

市井の普通の人が、運命のあやに巻き込まれて転落してゆく、という著者の他作品(「最悪」など)と、物語の基本構造は共通している。
つまり、登場人物たちのキャラ・背景の設定が異なるだけ。それでも、その転落の仕方が、周到な伏線とその回収の仕方によって、同じ著者の他作品を読んでいても改めて楽しめる。
本作品では、徐々に壊れてゆく主人公の主婦、及川恭子が好きになれるかどうかが、読後の満足感に大きく関連するだろう。
自分は、この恭子の行動が愚かしいとは思いながらも、惹き込まれるように感じたので、本作品は楽しかった。
邪魔〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674
No.56:
(4pt)

みんながどつぼにはまってゆく

重い。量も内容も。どんどん壊れていく日常と社会。「最悪 (講談社文庫)」のときと同様、だめ若者にだめ親父、平凡な女性。今回はさらに既に壊れている刑事も加え、みんながどつぼにはまってゆく。あともどりはできない。それでもやっぱり明日はくるんだなぁ。
邪魔〈上〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:邪魔〈上〉 (講談社文庫)より
4062739674

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