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警官の酒場
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警官の酒場の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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(最近作の)ワンパターンといえばワンパターン。 佐伯、津久井、小島がそれぞれ異なる端緒を掴んで、最終的に真相に辿りつく…。 とはいえそれが面白い。 特に本作はシリーズの完結とあって三人プラスワンが落ち着くところに落ち着いて、それも心地よい。 五点満点でいいと思います。 | ||||
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・描かれる事件も、引き起こす犯罪者も、様相・背景に今日性を備えてはいる。 また追う警察官も、組織内での軋轢や葛藤、関係を含む個人的事情も同様にである。 斯様に登場人物は全て、様々屈折を持っっているかのように置かれるが、度合い、背負う事情は浅く、関係も単純で淡い。何処までも纏い付いて離れない執拗さもなく、坦々とし過ぎている。しかも筋の移り行きが、面白い訳でもない。それも一日の出来事として終わらせてしまっている。 要は、動機を含む全て、納得性を持たせるには如何にも浅く、読後に残り得るものがないのである。 直木賞もこの程度か、と残念に思う。 | ||||
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内容すごく良かった。 | ||||
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道警1シリーズ完結?佐伯と小島の先行きは、津久井と安西は、新宮は、笑う警官からそれぞれの人間関係の苦悩がかいまれ、周りを囲む同僚上司後輩警官との葛藤が読んでいて身近に感じた作品でした。次回作に期待します。 | ||||
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著者の作品は当たりはずれあるけど、道警シリーズは常に面白い。 本作もテンポよく状況が変わっていきそれぞれの刑事の活動が一つに収束していく様は見事な展開である。 昔の事件のおさらい的な描写もあり、すっかり忘れていた内容もすんなると頭によみがえってくる。 これで第1シーズン終わったとのことだけど、このペースで行ったら第2シーズンが終わりまで何年かかるというか終われるのだろうか。 | ||||
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このシリーズは別々の部署にいる仲間がそれぞれの案件から、最後は一つの大きなヤマを解決するところが、爽快です。他の警官が「ナンで佐伯が!?」と言うセリフがたまりませんでした。でも今回のラストは「新章」へのプロローグか…? ワクワクが止まりません!早く次回作が読みたい‼️ | ||||
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道警シリーズ、定番の面白さです。一気に読み終えた。 | ||||
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道警大通警察署シリーズ、24時間以内で解決するスピード感は、筆者ならでは刻限サスペンスで一気に読み進められます。 帯に第一シーズン完結記念?! 読後は佐伯、津久井、小島、新宮のこれからを想像して、ワクワクしてます。次回作を期待します。 | ||||
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佐々木譲を読むのは「時を追う者」(2023/5月)以来になります。「北海道警察10 樹林の罠」(2022/12月)に続く北海道警察シリーズ・最新作。 7月の札幌。札幌方面大通署・巡査部長、小島百合は女子高生がスマホを盗られる担当事案に巻き込まれます。刑事三課・警部補、佐伯は、父親の認知症に薄々気づきながら、上司の伊藤から警部昇任試験を受験するよう促された矢先、小ぶりの自動車窃盗事件を受け持つことになります。 そして、舞台は苫小牧市中心部から少し離れた丘陵地帯へ。競走馬を育成する「岩倉牧場」に闇サイトのアルバイトで集められた四人の実行役によって強盗事件が発生し、あろうことかその中の一人が猟銃欲しさに経営者を殺害してしまいます。この事件の首謀者は一体誰なのか?事件はどう変遷していくのか?時折、実行犯の一人、栗崎の視点がインサートされますが、読み応えがありました。米国のクライム・ノヴェルを読んでいるような冷静な犯罪者視点が事件を逆サイドから照射しています。 一方、本部機動捜査隊・巡査部長の津久井と巡査長の滝本はサッポロファクトリーで発生した障害事件に駆り出されています。三人三様の事件が小出しに交錯しながら、牧場で発生した強盗事件へと次第に収斂していくことになります。ここまででしょう(笑)。 これ以上のネタバレは厳禁ですが、しかし(笑)、ラストは収斂する事件の大いなる幕引きとしてタイトルどおり「警官の酒場」へと誘われることになります。あの警官たちの清潔な居場所へと。 私は津久井も、ジャズ・ピアニストの安西奈津美も、そして佐伯も小島百合も巡査・新宮もそれぞれがそれぞれに幸せになってほしいと願います。何故なら「国家権力」に正々堂々と立ち向かい、長い間、多くの葛藤を乗り越えつつ心の平穏を保ち、それでも尚守るべき市民と共闘し、哀しみを分かち合い、<警官>として無垢な人々に奉仕し続けた彼らにはきっと本当の<大人>の神様からの贈り物が贈られてしかるべきだと心から思えるから。とにかく、幸せになってほしい。 最後に、現実的な苦労と過酷な事件をこれからも背負うことになる警官、佐伯へ。私はスタンダード・ジャズを繰り返し聞くリスナーの心意気のように何度でも言い続けます。 "Play it for me again." □「北海道警察 11 警官の酒場」(佐々木譲 角川春樹事務所) 2024/2/2。 | ||||
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