四日間の奇蹟

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評判

四日間の奇蹟の評価:

3.38/5点 レビュー 205件。 B ランク

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平均点3.38pt

Amazonレビュー一覧

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全222件 221〜222 12/12ページ
No.2
(4pt)

それでも泣かせる作品

「このミステリーがすごい!」大賞第1回受賞作にふさわしい作品。ふだんから本に親しんでいる読者なら、また、本にではなく映画に親しんでいる読者にも、この作品を読み進めて行くと、ある時点で有名な別の作品が頭に浮かぶだろう。ヘタなミステリー・推理小説なら、その時点で読了してしまったかのように白けてしまうのだが、この作品はそうではない。実は、その部分に至るまでのページ数もかなりのもので、そこからこの作品の本質的なストーリーが始まるといっても過言ではないのだが、それも感じさせずにそこまでの枚数、そして後半を一挙に読破させてしまう作者のすばらしい力量がある。四日間という区切られた期間を長編で丹念に追う筆致は、そうした読者をがっかりさせてしまう可能性をまったくと言っていいほど排除している。事故でその才能を活かせなくなった音楽家、その事故をきっかけに音楽家と暮らすことになり、その才能を受け継ぎつつある少女、また、彼らの人生にとって重要な役割を果たすことになるもう一人の登場人物。彼らの織りなす心情が、作品を通して登場するピアノ曲のように細やかに、そして激しくつづられていく。そうした彼らに訪れた再度の転機となる第二の大きな事故後の数日間のストーリーは、陳腐な表現だが涙無くしてページを繰ることができない。この「四日間の奇蹟」は、巻末の選評にもあるように、「有名な先行作品」を持つことが弱点であるどころか、それを超えて新たな定番になると言ってもいいくらいの作品と言えよう。惜しむらくは、読者たる私に音楽の素養がまったくないことくらいだろうか。
四日間の奇蹟 Amazon書評・レビュー: 四日間の奇蹟より
4796630597
No.1
(4pt)

それでも泣かせる作品

「このミステリーがすごい!」大賞第1回受賞作にふさわしい作品。ふだんから本に親しんでいる読者なら、また、本にではなく映画に親しんでいる読者にも、この作品を読み進めて行くと、ある時点で有名な別の作品が頭に浮かぶだろう。ヘタなミステリー・推理小説なら、その時点で読了してしまったかのように白けてしまうのだが、この作品はそうではない。実は、その部分に至るまでのページ数もかなりのもので、そこからこの作品の本質的なストーリーが始まるといっても過言ではないのだが、それも感じさせずにそこまでの枚数、そして後半を一挙に読破させてしまう作者のすばらしい力量がある。四日間という区切られた期間を長編で丹念に追う筆致は、そうした読者をがっかりさせてしまう可能性をまったくと言っていいほど排除している。事故でその才能を活かせなくなった音楽家、その事故をきっかけに音楽家と暮らすことになり、その才能を受け継ぎつつある少女、また、彼らの人生にとって重要な役割を果たすことになるもう一人の登場人物。彼らの織りなす心情が、作品を通して登場するピアノ曲のように細やかに、そして激しくつづられていく。そうした彼らに訪れた再度の転機となる第二の大きな事故後の数日間のストーリーは、陳腐な表現だが涙無くしてページを繰ることができない。この「四日間の奇蹟」は、巻末の選評にもあるように、「有名な先行作品」を持つことが弱点であるどころか、それを超えて新たな定番になると言ってもいいくらいの作品と言えよう。惜しむらくは、読者たる私に音楽の素養がまったくないことくらいだろうか。
四日間の奇蹟 (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 四日間の奇蹟 (宝島社文庫)より
4796638431