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一刀斎夢録
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一刀斎夢録の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全121件 61~80 4/7ページ
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浅田次郎さんの世界に引き込まれます。 知らず知らずの内に先を知りたくなり、読み進める内に一刀齋と自分が対座しているような不思議な感覚にさせてくれる作品でした。 終わりが見えてくるとまた再び振り出しに戻りたくなる。 驚き、緊張感、悲しみ、様々な感情が交錯する考えさせられる作品です。 新撰組の諸々の作品を読んでいる方に読んでいただきたいです。 | ||||
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損傷も皆無のきわめて上質の古本で満足して居ます。 そろそろ読もうかと思って居た処です。 | ||||
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作家の「壬生義士伝」にて強い感興を得ることができました。 中でも斎藤一の独白が秀逸であっった、 そうお感じになった読者も多かったのではないかと思います。 当然本作品を買い求める、というのも自然な流れではないでしょうか。 私も胸一杯の期待をもって、本作品をアマゾンで購入いたしました。 さて、読後感です。 半ば大いに楽しく、半ば肩すかし、どこか釈然としない、 というのが正直な感想です。 主人公の独白が延々と続く、不自然といえば不自然ですが、 それはそれで面白ければこだわらなくてよいと思います。 ただ余程の工夫、細工をしなければ無理があるとは思います。 ここまで期待を担いつつ満を持して、 というのならばとことんこだわってwikiでは「内的焦点化」というのだそうですが、 「壬生義士伝」と同じ手法で書いてみたら、もっと面白かったのではないでしょうか。 吉村貫一郎が盛岡弁で語る「斎藤先生こそまことの武士でがんす」を聞きたかったし、 ぶった斬られたあまたの男たち、 鉄漿も怪しい会津女、奥様のお言葉、 無情に捨てられた最初の奥様の恨み節、 或いはもて遊ばれた数多の京女、彼女らのはんなりしつつも毒気の強い怨嗟の声、 或いは逆もあったりして、 という風が楽しかったのでは、と思いました。 ひと癖もふた癖も、煮ても焼いても、という常人の水準をせせら笑う人斬りの名人、 なおかつあまたの修羅場を潜り抜け、生きに生き抜いた、 とことんしぶとい大剣豪の内面を記述する、なんとも魅力的な題材です。 そもそも際立った他者への攻撃性があり、虚無的、露悪的、 というよりも悪魔的ともいえる性格、 世の道徳、倫理常識を嘲るように軽々と跳躍していくあやうさ、ふてぶてしさ、 かといって単なる殺人嗜癖者、乱暴者でもなく、怪しくも底の知れない奥深さ、 並人間の知恵の及ばない怜悧さ、狡猾さ、 そんなカオスを丹念に、かつ面白おかしく記述しなければならないとは、 作家とは因果なものです。 魅力的ではあるものの、今の世のそれも生活世界で埋没しなおかつスレ切った読者の感興、 共感を得るためには相当な工夫、練りに練った作家のしたたかさが求められるのだと思います。 ふと疑問に思ったこと、 この人物は鬼神の如く強いのだけれど、何ゆえか貪欲な読者は納得できません。 強さを際立たせるのは弱さ、やはり弱さなのです、当然といえば当然ですが。 斎藤一自身が全く気づいていない、彼自身の無意識の彼方で抑圧している致命的な弱さ、怯堕、脆弱さ。 これを雛形として全体像に複雑な陰影を際立たせる、この辺を期待、切望したいところなのですが。 このような勝手気まま、わがまま放題の読者という不埒者をばっさり斬り捨てる気合いで、 またまた寝る間も惜しんで耽読せざるを得ない、そんな作品をガンガン書いてほしいものです。 | ||||
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面白い作品です。 本も綺麗でした。 またよろしくお願いいたします。 | ||||
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面白い作品です。 本も、綺麗でした。 またよろしくお願いいたします。 | ||||
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設定が浅田次郎らしく、ユニークでとってもおもしろい。作者がすっかりなりきっているねぇ。 | ||||
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解説の山本さんが書かれているように、浅田さんは「文章を紡ぐ名手」、その圧倒的な文章力によって最後まで<読まされて>しまいます。 しかしながら。 やはり斎藤一=一刀斎は喋り過ぎだと思うのです。 当代二番目、近衛の剣(道)士・梶原。 彼を気に行ったのはわかりますが、ほぼ初対面の相手に何故自らの核心までを吐露するのか。 <自分の為の独白>、相手は居ても居なくても同じと考えることにも無理があります。 また、独りが語ることができる記憶の量としても限界をあまりにも超えている。 『壬生義士伝』のように複数の人間が多角的に語った方が、例えそこに矛盾が生じたとしても、より真実に近い物語が描き出されるのように思われます。 “剣の奥義”についても、斎藤一が辿り着いた境地という次元で、必ずしも普遍化はできないでしょう。 西南の役を境に斎藤一を捨て去ったと梶原に語る一刀斎。 しかし、昔話をしている自体、未だ斎藤一でありつづけているということの証ですね。 面白い作品でしたが、期待していたほどではありませんでした。 | ||||
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さすが浅田さん! 一気に読み切ってしまいました。 とても面白い作品です。 情感が豊か、というのはまさにこの本の描写のようなことを言うのでしょう。 しかしながら。 あえて申し上げるならば、<設定>にかなり無理があると思います。 果たして激動の時代を生き抜いてきた斎藤一が、いかに晩年に至ったとはいえ、容易に他人(=梶原)を信用し、自らの最も奥深い部分を何夜にも渡り語り聴かせるでしょうか? 幕末の剣客と明治の“剣豪”、朝廷・幕府を守護することを自負していた新撰組と近衛将校、“共通項”があるといえばあるにせよ、あまりに非現実的です。 「自らの過去を整理する為、自分の為に語った。 梶原でなくても誰でもよかった。」という仮説も立てることができるでしょう。 それにしても、独白にしては長過ぎる気は致します。 ひとの記憶というのは曖昧なもので、大昔の場面場面の詳細を克明に描くことができるひとは稀です。 しかし、皆無ではありません。 ある国の、かつてゲリラ戦士であった方の記憶力は圧倒的でした。 浅田さんの“斎藤一”ももしかすると同じ類の能力を持ち合わせていたのかもしれませんね。 | ||||
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大正元年の東京本郷。 斉藤一老人が、自宅を訪ねてきた若き青年将校と酒を酌み交わしながらの昔話し。 その語りに引き込まれて、読者も一緒に会津の酒を飲んでいる気分にさせてくれる(浅田節すごい) 実際に謎の多い人物、斉藤一の悪魔的魅力が炸裂していて、一気に上下巻を読んだ。 (子孫の方が読んだら怒るんじゃないかな?!と思ったくらい悪魔) あの激動の時代に、危険な任務を背負い生き抜いた人物だから、 小説同様に人並み外れた強靭な肉体と技と精神を持っていたと思う。 増々、史実の斉藤一にも興味を持ってしまった。 新選組三部作の中で、私は一番これが好きです。 | ||||
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健気な鉄之助くんとの絡みが、とにかくせつない。 下巻でも相変わらず悪魔な一さん。 でも、こういう不器用な愛情表現しかできない男っているんだろうな~と思ってしまった。 もう、ラストは・・ | ||||
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おもしろく読み進んだが、結末が今ひとつ納得がいかず、あまり感動しなかった。やはり壬生義士伝の深い感動には勝てず。 | ||||
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浅田氏の書は、往々にして現代パート(主な話よりも時系列的に後の部分)があり、 回顧談的な手法により話が進められる。 もっとも、浅田氏の書はその現代パートが不必要であるものが多く、中には有害なものすらある(ex.日輪の遺産)。 しかし本書は、幕末と明治における人間心理等のコントラストが上手く書かれており、 現代パートでの明治時代の近衛軍人の内面が、幕末を生きた人間の内面と上手く対比されているところが興味深い。 現代人の及ばない明治時代の人間ですら恐れおののく、幕末の人間の語りに引き込まれることとだろう。 本書は珍しく現代パートが活きた書であるが、 僭越ながら、願わくば今後浅田氏は現代パートを書くのをやめて、書のボリュームを二分の一にしてもっとシンプルにして欲しい。 | ||||
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浅田次郎ですから読ませます。ですが、どうしても天切り松 闇がたりシリーズを読んでいるような気になり、読み進む程に、新撰組の斎藤一からはどんどん遠くなる印象でした。また、私の個人的思惑の斎藤一像とは違うのも違和感の大きな原因かもしれません。 | ||||
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一気に上下巻を読んでしまいました。下巻の最後には思わず唸るような結末が待っていました。文中で斎藤一が語っていたことが、全てここに向かっていたのだなという感じです。浅田次郎さんの本は好きでよく読んでいましたが、相変わらずの引き込まれる場面描写やストーリーには本当に凄い作家さんだなと思ってしまいます。読みはじめると続きが気になって仕方なくなることでしょう。お勧めです。 | ||||
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男とは!!!!!どう生きるべきかを教わりました。 気に入っています!!! | ||||
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男とは!!!!!どう生きるべきかを教わりました。 気に入っています!!! | ||||
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誰もがよく知る幕末を、淺田次郎が描く三部作の最終話は、新撰組副長助勤 三番隊組長 斎藤一を語り部とする設定で紡がれていく。 時は明治天皇崩御の刻。近衛隊の若き中尉で剣術大会の有望選手が、幕末の人斬り職人の斎藤一と廻り合い、酒を酌み交わしながら連夜語られる新撰組の真実に引き込まれて行く。 明治と幕末。ふたつの時代の終演に立ち会った斎藤一。。。 人斬りとして駆け抜けた生きざまに、爽快感すら感じる真っ直ぐな生き方に感動した。 | ||||
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どこまでが事実で、どこからがフィクションかはわかりませんが、江戸から明治となって、それまで刀には魂が宿るように考えていた武士が、どのような変化を強いられていたかを教えてくれる歴史小説です。 また西南の役は武士という厄介者を日本という国からなくして近代国家に近づけるために、西郷隆盛と大久保利通が仕組んだ策略という新説にもなぜか説得力を感じてしまいました。 そして最後に自身の分身と相対して、知る奥義は確かに難しいものだと感じ入りました。 | ||||
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鬼。技。命。武士。 こんな時代は二度と来て欲しくはないが、心に心棒は必要。 中世から現代への、極めて重要な精神世界の変容。 作者の構成力、筆致に脱帽。 上巻は只の人斬りで嫌になる。 辛抱心棒。 | ||||
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名作。 鬼。技。命。武士。 こんな時代は二度と来て欲しくはないが、心に心棒は必要。 中世から現代への、極めて重要な精神世界の変容。 作者の構成力、筆致に脱帽。 上巻は只の人斬りで嫌になる。 辛抱心棒。 | ||||
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