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一刀斎夢録



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【この小説が収録されている参考書籍】
一刀斎夢録 上
一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)

一刀斎夢録の評価: 4.29/5点 レビュー 121件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(2pt)

どうだ俺は上手いだろうと、いう文章が嫌味

文章に外連味がありすぎて、ちょっと辟易する。また主人公・斉藤一というキャラクターにも共感することができなかった。現実的に「それってありうる?」というくらいのご都合主義的書き方も散見された。 作者はいったいこの小説で何が言いたいのか? 終盤にむかって、どんどん息切れしていく。新選組3部作のなかでは、もっともレベルが低い。期待していただけに残念。
一刀斎夢録 上Amazon書評・レビュー:一刀斎夢録 上より
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No.11:
(2pt)

主人公にまったく共感できない。好感も持てない。

「壬生義士伝」も「輪違屋糸里」もそれなりに面白かったが、これは後味の悪いものになった。
主人公である斎藤一に魅力がないからだろう。この本を読んで、なんだかんだいって、やはり斎藤一は単なる殺し屋だったじゃないかと思った。性格が暗い。悪すぎる。悪くてもいいが、悪漢にさえなっていない。まったく爽やかでない。(司馬遼太郎を見ならうべき) また無口だといわれる斎藤一が、この本の中で、あまりにしゃべりすぎる。また、作者がその語り口に自ら酔っているのが最所から鼻についていたが、物語が終盤に近づくにつれて、どんどんそれが顕著になる。エンディングも結着がつかず、首を傾げる。週刊誌連載のために、余計なことを書きすぎて、それをそのまま書籍化したことに問題があるのではないか。あまりに冗長。上巻から下巻になって、どんどんその問題があらわになっている。また、斎藤一の剣の奥義も、わかったようなわからないような内容で、まったく腑に落ちなかった。酒のシーンも描写がひどい。七日間飲みつづけ、しかも、ひどい二日酔いで、大事な剣の試合にはたしてのぞめるのだろうか。疑問だ。
一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)Amazon書評・レビュー:一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)より
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No.10:
(1pt)

残念な終盤

人の心理や背景の情景やら丁寧に書き込んであり、なかなかの作と思う。しかし終盤に至り、市村鉄之助が、それまでまったく小柄な人物として描かれていたのに、急に大柄な丈夫となって登場するのはガッカリである。リアリティーを欠き作品の魅力が失せてしまった。残念である。作者はやる気なくしたのかな?
一刀斎夢録 上Amazon書評・レビュー:一刀斎夢録 上より
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No.9:
(1pt)

あまり面白くない。

浅田次郎の作品で、興味がある斉藤一が主人公のため、購入した。
無口そうな印象のある斉藤一が、過去の出来事を延々と語る構成です。
司馬遼太郎作品にある映像的な臨場感がなく、物語に入り込めなかった。
半分で、読むのをやめた。
一刀斎夢録 上Amazon書評・レビュー:一刀斎夢録 上より
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No.8:
(1pt)

だらだらと説明調の文章と無理な展開で退屈な一冊でした。

上巻は描写というより、説明、しかも主人公斎藤一の口を借りた作者の感慨を吐露している部分が多く、退屈な展開でした。残念ながら下巻になってもその傾向は変わらず、だらだらと説明、しかも時として横道に逸れた展開です。ですから人物が躍動しない。結局は間延びのした一作となっています。週刊誌連載という形式のせいでしょうか?帯には「慟哭の結末」とありますが、相当無理な、しかも狙いのよくわからない終わり方です。結果として、この小説の主人公は誰なのか?本筋と言えるものは何なのか?はっきりしていません。読後感が「さんざん読者を引っぱって来て、これか!あほらしい、読んで損した・・・・・」というものだったのは自分だけでしょうか?
一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)Amazon書評・レビュー:一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)より
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No.7:
(1pt)

残念。

書籍下部が全ページに渡り、およそ1cmから2cmの高さで、濡れた跡と、濡れによるヨレがハッキリと残っており、これで程度が良いとしているのは大変残念。
上巻を一気に読み、さて下巻へ、という楽しみが一気に萎えました。
当該ショップの利用は控えたいと思います。
一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)Amazon書評・レビュー:一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)より
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No.6:
(2pt)

斎藤一が余りにもお喋り好き

斎藤一が余りにもお喋り好きで興醒めします
お年寄りがダラダラぐだぐだグズグズと新撰組について話しています
一刀斎夢録 上Amazon書評・レビュー:一刀斎夢録 上より
4163298401
No.5:
(2pt)

うーん・・。

新撰組に詳しい人は楽しめるかもしれないけど・・、あまり新撰組に詳しくない私には、?ってカンジでした。
回想が時系列ないので、余計に混乱し・・、あと、なんの面識もない若者に年を取った斉藤一が訪ねてきたからといっていろいろ過去を語るかなぁ?と、その設定にも疑問を感じます。
ただ、新撰組に詳しい人にはいい小説家もしれないので星2つで。
一刀斎夢録 上Amazon書評・レビュー:一刀斎夢録 上より
4163298401
No.4:
(2pt)

天満屋騒動は!?

フィクション大いに結構。冒頭から坂本龍馬暗殺実行犯が斎藤であった。これも結構。ただし、それならばなぜ作者は龍馬暗殺に対する報復である「天満屋騒動」に一切触れないのか?龍馬を始末したのが斎藤とするならばひねりのきいた面白い「天満屋騒動」が描けたのではないか。史実は斎藤率いる新選組が酒宴で盛り上がったところを海援隊に踏み込まれ、自身部下に命を救われたという最もカッコ悪い斎藤一。作者の筆力をもってしても物語の展開上、このエピソードはいかんともし難く、避けたいということだろうか。
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No.3:
(2pt)

残念な内容

これまで、浅田次郎は好きな作家の一人だった。勿論、「壬生義士伝」も「輪違屋糸里」も楽しく拝読したし、その筋書きにワクワクしたものである。
振り返って本書である。
斎藤一というテロリスト(異論はあるにしても)を語り手に、新選組、戊辰戦争、文明開化、西南戦争を筋立てしていくのだが、そこに武士としての矜持や死生観を盛り込んでいる。プロットとしては歴史小説が大好きな自分には魅力的ではある。
しかし、書かれている内容は首を捻らざるをえない。
だらだらと続く語りは纏まりがなく、モノローグの限界を感じざるを得ない。本来は幕末3部作の掉尾を飾るはずが、どうにも消化不良を感じる内容になってしまっている。
本当に残念な作品だ。
一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)Amazon書評・レビュー:一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)より
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No.2:
(2pt)

冗長で独りよがりな作品

浅田次郎の作品は「終わらざる夏」に続いて二作目だが、「終わらざる夏」の大半が登場人物が手紙で自分のことを語っていたように、本書では元新撰組の斉藤一が近衛師団の梶原中尉に対して、自己の遍歴を語るスタイルとなっている。

従って、新撰組時代では無口であったとされる斉藤も冗舌に語らざるを得ないわけだが、余りに冗長すぎて違和感を感じた。「終わらざる夏」と同様にそもそも設定に無理があるのだ。

設定に無理があっても話が面白ければそれはそれでいいのだが、本書で取り上げられた新撰組は鳥羽伏見の戦い以降の負け戦と西南戦争が中心で、それはそれでこのようなことがあったのかと興味深く読めたのだが、いかんせんストーリーに盛り上がりがない。最後の逸話も「聞かせれば剣を捨てるほどの殆(あやう)い話」と勿体ぶった前振りがあった割にはさほどでもなかった。そして最後に梶原と榊の試合のシーンも、中途半端に終わるのではないかと危惧していた通りの終わり方で拍子抜け。このような終わらせ方を余韻があってよいと思う人もいるかも知れないが、自分に言わせれば一番難しい部分を描かない作家の手抜きか力量のなさとしか思えない。

登場人物に魅力を感じないのも「終わらざる夏」と同様。斉藤一を始めとするキャラクターに共感することができなかった。浅田次郎の小説はこれで2冊目だが、長い割には読んだ後の充実感に欠ける作品であり、二度と読みたいとは思わない一方で、無性に司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読み直したくなった。
一刀斎夢録 上Amazon書評・レビュー:一刀斎夢録 上より
4163298401
No.1:
(2pt)

人斬りが人の命と命の絆の尊厳を

既に「上巻」のレビューとして書いてしまったが、浅田 次郎が、大衆小説作家であることは充分理解しているものヽ、この程度の死生観で、世のinnocent な読者を煙にまくのは、ここまでにして欲しい。左利きを生かして「竜馬」までも殺しながら(竜馬斬りと西郷決起の筋書読みが今回の売りか)生き残り、逃げ残った人斬り哲学をこうまでグダグダ喋られるのを読むにはかなりの辛抱が要った。書く必然性がある作品はもっと良い意味の緊迫感がある。代わりに、黒鉄 ヒロシの「新撰組」(PHP版)396頁を是非一見されることをお勧めする。たった文庫本の1頁で斉藤 一のご面相から、裏表のある不気味なキャラまで書き込まれている。本来、無思想集団の一員に筋の通った史観を語らせようとすると、何と持って回った切れの悪い語り口になるものか(語り手の視点という利刃を与えても)、改めて痛感せざるを得ない。もっとも、浅田ファンは宝塚ファンと一緒で、男役のダンディズムに白目を剥いて興奮する傾向があるが、それも又結構なことではあろう。
一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)Amazon書評・レビュー:一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)より
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