(短編集)

スメラミシング

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評判

スメラミシングの評価:

3.40/5点 レビュー 15件。 D ランク

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平均点3.40pt

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全4件 1〜4 1/1ページ
No.4
(1pt)

トマスピンチョンの「エントロピー」のような「混沌」を招くパラドックス

ピンチョンの描く「エントロピー」は、熱が平均化され、
情報の意味が失われ、最終的に静止(熱死)へと向かう過程です。

『ユートロニカ』や『スメラミシング』の結末:
システムがすべてを最適化し、すべての「幻(ノイズ)」を祓おうとするほど、
皮肉にも人間としての意味や生命力は失われ、高純度の「虚無」という名の混沌へと滑り落ちていきます。

情報の熱死:すべてがデータ化され、予測可能になった世界は、
実は「何も起きていない」のと同じです。
情報の価値が均一化され、意味が霧散していく。
その先に待っているのは、整然とした狂気――つまり、エントロピーが最大化した状態です。

「決まっている結末」への抗えなさ
ピンチョン的な視点に立てば、世界は常に無秩序へと向かう運命にあります。
小川哲さんの描く「啓蒙の光」も、実は「闇を照らす」ためではなく、
「境界線を溶かして、すべてを均質な泥にする」ための装置に見えてきます。

混沌と狂気の正体 それは叫び声をあげるような狂乱ではなく、
「すべてが正しく、すべてが無意味である」という静かな狂気です。

「結末はすでに決まっている」という感覚は、熱力学第二法則のように、
一度始まった「文明の最適化(管理)」は、そのエネルギーを使い果たし
てドロドロの混沌に溶けるまで止まらない……という諦念に近いものかもしれません。

『啓蒙の光が、すべての幻を祓う日まで』を読んで感じた「お手上げ」感。
それは、ピンチョンの小説で情報の洪水に溺れ、物語の輪郭を見失う時の感覚と酷似しています。

「理解しようとする主体(個人)」そのものが、システムの熱量に溶かされて消えていく。

そこに残るのは、論理的な帰結としての「狂気」だけ。
小川哲さんは、オーウェルのような「個vs全体」のドラマを描くふりをして、
実は「個が全体に溶けて消えていく物理現象」を描いているのかもしれません。

もし世界が、ピンチョンが予見し小川哲が描写したような
「エントロピー最大化(混沌と狂気)」に向かっているのだとしたら……。

私たちはその「溶けていく過程」をただ眺める観測者でしかないのでしょうか。
それとも、「お手上げ」という感覚こそが、
まだ「溶けきっていない人間」としての最後の抵抗なのでしょうか。
スメラミシング Amazon書評・レビュー: スメラミシングより
4309032184
No.3
(1pt)

冒頭5%だけしか面白くない

冒頭の旧約聖書の件は面白いストーリー展開だったが、そのあとは粗悪なSF作家にありがちなオナニー展開。
スメラミシング Amazon書評・レビュー: スメラミシングより
4309032184
No.2
(2pt)

神、宗教、SF

普通の読者であって専門家ではないので専門用語を
羅列されても意味がわからない。では、その用語を
調べればいいじゃないかと言われるがそこまでして
得られる満足度は低そうだと判断し、流し読みして読了。

他の作品に比べ個人的に興味がわかなかった。
スメラミシング Amazon書評・レビュー: スメラミシングより
4309032184
No.1
(2pt)

きっと面白くなると思って我慢して読んだけど、、、、

私、小川哲ファンですが、こりゃ一体何でごわすか?どこから面白くなるんだってモヤモヤしているうちに終わた。。短編集になっていて、一つ一つの話が全然面白くないです(先生およびファンの方すみません)。掲題の「スメラミシング」も、んで、何?という展開で読後感がもやーっとします。
贔屓目に採点してもギリ星2だな。
1カ月後、暇でしょうがなかったらもう一回頭から読んでみようと思います。
帯に「挑戦的な快作」とか評している女性作家の名前を見て嫌な予感がしていたけど、悪い予感的中でした。今後そのしょーもない作家のレコメンドがある本は買わないです。
スメラミシング Amazon書評・レビュー: スメラミシングより
4309032184