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マルチの子



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【この小説が収録されている参考書籍】
マルチの子 (文芸書)
マルチの子 (徳間文庫)

マルチの子の評価: 4.24/5点 レビュー 17件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

被害者であると同時に、加害者でもある可能性の世界

表向きには「予防医学」「サスティナブル」「金融革命」など高尚な目標を掲げながらも恥ずかしげもなく「外車に乗る」「タワマンに住む」「月収7桁万円」など極めて卑近な目標を大声で叫んでしまう学生サークル的経済ネットワークに群がる人々が繰り広げる群像劇。「枕」「色恋」「自爆」「引き抜き」「(エセ)心理学」「完全な詐欺」など裏技、犯罪も満載です。

ちょっと饒舌になりすぎたきらいが否定できず「このシーンはいらないでしょう?」という場面が散見されます。多すぎる登場人物とその家族背景、実際の事件とのリンク、大人のお遊び時間数件、拉致と救出などはどうなんでしょうか?

先達である新庄耕「ニューカルマ」と結末が同じであるところが「やはり!」なのか「え?」なのか、完全に読者にその判断をゆだねるところもよくできた小説だと思います。
マルチの子 (文芸書)Amazon書評・レビュー:マルチの子 (文芸書)より
4198653011

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