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風致の島



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【この小説が収録されている参考書籍】
風致の島
風致の島 (講談社文庫)

風致の島の評価: 3.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

「ピカレスクロマン」「悪漢小説」の後継者として大期待

船戸与一なきあと馳星周は「いいひと」路線に転換をはかったためこのジャンルはぽっかりと空いています。悪人には違いないのだが、正義感をひた隠しにしてどこか憎みきれない人間味あるキャラクターをたてて、巨悪と対峙し頭脳戦で勝利する、という大筋からははずれていない本作は読みごたえがありました。

ただし、騙し騙されの心理戦だけで進行したほうが主人公の「純愛」が極まった気もします。地政学的な敵国を巻き込み軍隊に近い編成の圧倒的火力による襲撃を受けての「船戸与一的全員死亡」にすれば究極の無常観も味わえたと思います。もちろんあまりにグロテスクな描写についても好き嫌いがはっきりでてしまいますが・・・。

希望があるのかないのか微妙なラストですがぜひさらなる復讐戦に挑んでほしいです。
風致の島Amazon書評・レビュー:風致の島より
4065215641

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