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禁断のパンダ
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禁断のパンダの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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冒頭部分は、軽快な印象を受けたのですが、読み進める内に、その内容にビックリ! 妊娠中の女性にはお勧めしません…。産み終わってから、ね♪ | ||||
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料理の表現については、他の方も書いていますが文句無しです。 しかし、いったい誰が主人公なんだろ、この話。 いちばんしっかりとキャラが立っていたのは2人のシェフ。 天才シェフ石国努と若手の才能あるシェフ柴山幸太。 この2人のどちらかが推理する話だったら面白かったのになあ〜 主役はやっぱり青山っていう刑事になるのかな。 しかし、この人個性が無くて、この人が活躍するシーンでは 読むスピードが止まりましたぜ(ーー; 誰を柱にストーリーを進めるのか、ちゃんと考えて書けば すごく面白い話になったんじゃないかな〜 | ||||
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文字だけで、人を嘔吐させることができるのだろうか。 このフィクションは、そんな活字の挑戦のように思いました。 食欲に原因を帰する犯罪は、腹が減ったコンビニ強盗くらいしか知りません。 なので、性欲に近い欲望としての食欲の描き方に衝撃を受けてしまいました。 読んでいる途中で、「食う」とか「おかず」とか、 食の言葉が性的な比喩として使われていることが、なんだか恐くなってしまいました。 逆に言えば、そういう空気をうまく掴んで利用しているのかもしれません。 カマキリの交尾後の共食いに対する素直な嫌悪感だとか、 妊婦というある種の記号の使い方も、かなり効果的に働いている気がします。 食欲も、性欲も、知りたい欲望。人間の尽きることのない好奇心。 だからこそ、ガンジーの言葉は、偉大なのでしょう。 感動的なストーリーではまったくないし、ミステリーとして読むことは忘れていましが、興味深いテーマでした。 ただ、気持ち悪いからあんまり本気で読みたくないですね。 | ||||
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関西弁をもう少しセーブしても良かったのでは? 受賞作を大幅に書き直したのでしょう。結構、ミステリーとしてもいいのでは? フランス料理の描写もなかなかのものです。 ちょっとグロすぎるのが難かな。 | ||||
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主人公が作る力強いフレンチ、天才シェフが作る繊細なフレンチ、そしてワイン。 一度でいいから味わいたい!と切実に願うほど、出てくる料理の描写が素晴らしい。 前半はその料理を味わうようにゆっくりで、 後半から苦いものを口にしてしまった感じで、一気に飲み込むように読んでしまった。 ストーリー性としてははっきり言って大味だ。でもミステリー小説で五感を刺激されたのが面白い。 ラストもデザートにスパイスを効かしたような終わり方。 | ||||
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前半と後半でかなり印象が変わってきます。 後半というのはストーリーの真相が見えてくるあたりのところです。午後の静かな時間に紅茶でも飲みながら… っていうのにはまず向いていません かなりショッキングな内容で自分の精神が弱いだけなのか、ちょっと気分が悪くなったりしました。 結末も、精神的に救いのないままあっという間でした。こんなに面白くて後味が悪いのは初めてです。(嫌味とかじゃなくてホントに)何か物を食べながら、もしくはご飯の前に読むのとかはやめたほうがいいかもです | ||||
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本屋でプッシュされていたので購入 可愛らしいイラストの表紙と帯には「美味しいミステリー」と書いているので 「これはちょっと小洒落たミステリーか!?」と内容を期待したが予想は裏切られたw (具体的にどのような展開になるかは伏せる) 物語は「料理人」と「刑事」の二人の目線で進む。 筆者は料理の専門学校を卒業しレストランで働いていた経験がある為か 料理に関するキャラや場面の描写は卓越しており涎をそそる程に上手い。 (また神戸弁の夫婦の会話が何ともカワイイ。方言は素晴らしい) しかし刑事の視点となると、型にはまったもので、あまり面白くは無い。 また「ミステリー」と銘打っているが特にこれといったトリックも推理も無い。 オチも半分読んだところで読めてしまう甘さもある。 正直「刑事」「捜査」は味わいの邪魔で純粋に料理パートのみで構成された方が 面白かったのではないかと思う。 長所と短所が白黒のパンダ模様さながらに入り混じっており好みが分かれるだろう。 「ミステリー小説」と期待せず読む事をオススメする。 | ||||
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美食と殺人事件がどう繋がるのか!?訝しく読み続けましたが、 終盤で事件の真相が明らかになり、密接な繋がりがあると納得しました。 一見、不可解なタイトルの意味も美食家の口に語らせており、その意味の深さを知りました。 プロの評論家が評しているように、味覚表現には長けていますが、警察の動きが素人の想像の域を出ないのが残念。懸命にキャラクタを動かして歓心を買おうと作者がもがいていたのは認めますが。 でも、この作者がこれからどんな活躍をするのか気になるところです。 楽しめましたので評価は★4つです。 胃の腑に落ちました。ごちそうさま。 | ||||
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★内容的にも十分インパクトありました。グイグイと物語に弾き込まれて結構、おもしろかったです。★おいしいそうなお料理の数々に思わずフレンチで食べに行きたくなってしまったほど…。料理学校卒の方が書いただけあってお料理に関する知識が、とても良かったです。★そして、お話的には怖い!!とにかくラストも衝撃的。★味覚を追う方って…それだけしか見えなくなってしまうっていうお話がもたらす事件でした。う〜ん、私はもちろん普通のお食事で結構です^^; | ||||
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あらかじめ、ここのレビューや他のブログなどで、この作品の評価を拝見してから読みました。ミステリーとしては・・・みたいな批評が多かったので、特に期待せずに読み始めました。途中までは、皆さんの仰るとおり、主人公である料理人・幸太の登場するシーンだけが面白く、謎解きの部分などはイマイチだな、と思ってました。しかし・・・しかしです!! ラスト1行を読んだ瞬間、思わず「おお!そう来たか!!」と叫んでしまいました。その意味を理解しないと、この作品のミステリーとしての良さは分からないはずです。読者に想像の余地を残した、結構深い読後感になると思うんですけど・・・(ちなみに、ラストは幸太がアレをアレしてるんじゃないですよ。何か、誤読をしている方が多いようでしたので・・・念のため)これから読む方は、ぜひ間違えて読まないようにして下さい。面白さが半減しますよ!! | ||||
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少々甘めの星4つだ。というのも、ミステリーとして読むと、思い切り肩すかしをくらってしまう内容だからだ。だが、普通小説として読むと非常に面白い。おそらくは、極端に賛美両論分かれる作品だろう。複雑に練りこまれたプロットや、ラストに登場する意外な犯人等々の、ミステリーならではの面白さは希薄で、どうしてこの作品が「このミス大賞」に選ばれたのかと、首を捻ってしまう。しかしながら、それ以外の部分は抜群に面白いと思う。(特に、主人公が軸になる美食パートと最終章のスピード感溢れる展開)新人にしては文章も上手いし、的確で美しい比喩や、ラストの不穏な締め方など、そこらかしこに豊かな才能の片鱗がうかがえる。現在活躍中の作家の中にも、デビュー作は今いちだが、その後新しい作品が出る度に上手く、面白くなっている人もいる。たぶん、この拓未司という新人もそのタイプだろう。選考委員たちも、それを期待して大賞に決めたのだろうと思われる。とりあえずは、次の作品も読んでみたいと思える、楽しみな作家だ。 | ||||
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まず表紙が可愛く、目に飛び込んできたので買ってしまいました…☆あまりこてこてしたミステリーが苦手な私なので、「このミス大賞作品」は、読めるかな〜なんて思っていたのですが…。そんな私にも読みやすい、しかもとても描写が美しい作品だと思いました。あまり内容を詳しく書くと、ネタバレというやつになりそうなので控えますが、最終章に入ってからの展開が面白すぎて、一気に読んでしまいました☆オススメです◎ | ||||
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はっきり言って、素直に面白いです!!ただしそれは、ミステリー小説としてではなく、美食を題材にした普通小説としての面白さです。一応、全編を通してミステリー的な匂いは漂っていますが、それは物語を進行させるための少量のスパイスとしてしか機能していません。そのため、この小説のミステリーとしての評価には難しいものがあります。骨太のミステリーを楽しみたい、という人にはオススメできませんが、私としては充分に面白かったです。面白ければジャンルなんてどーだっていいじゃん!!と思える世界観を持った作品です。その点だけを評価すると、面白さにおいては、「このミス大賞」シリーズの中では、「チームバチスタの栄光」と双璧を成すのではないでしょうか?そういえば、「バチスタ」もミステリー色は薄かったですね・・・「このミス大賞」は、「この小説が面白い大賞」に変更した方がいいのでは・・・ | ||||
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