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果てしなき渇き



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果てしなき渇きの評価: 2.97/5点 レビュー 96件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全96件 21~40 2/5ページ
No.76:
(1pt)

ツッコミ所満載。

失踪した娘の行方を追う元刑事の父親。
次々と明らかになる、父親ですら、いや父親だからこそ知らなかった娘の本当の顔。
使い古されたテーマだけど、最後には驚きの結末と感動を期待して購入しました。
ところが、思っていたものとは全然違う。悪い意味で。
言いたい事。ツッコミたい所がありすぎて困るレベルです。
まず、共感できる人がいなすぎる。
むしろ嫌悪感ばかりの人達で胸糞悪い。
いじめ、レイプ、ドラッグ、暴力、ばかり。とても生々しく私の嫌いな要素ばかりで、気持ち悪くなった。
主人公である父親がクズすぎる。
父親だって人間だから完璧を求めるわけではないが、これは酷い。
娘への歪んだ愛情が気持ち悪い。
しかも自分のした事を覚えていないなんて…。
たとえ酔っていても、荒れていても、愛する娘だったらあんなことはできないはず。いや、考えもしないだろう。
本当に家族としてやり直したいのか、
娘に許されて愛して欲しいのか、
父親という自分にただ酔っているようにも感じた。行動も浅はかすぎる。
気分を悪くしながらも読み進めたのは、本当の加奈子を知ればなにか救いがあると期待したから。
しかし、最後まで加奈子という人物が理解できなかった。
父親からされたこと。
それを知っていながら目を背けた母親。
ボーイフレンドのこと。
復讐心や、歪んだ心になってしまうのはわかるし同情もできる。
だか、やり過ぎ。
関係ない人を巻き込み過ぎ。
しかも、一番復讐したかったはずのド変態の悪人に制裁を加えなかったのも理解できなかった。
そこはやり遂げようよ!と、思ってしまった。
そのくせ、わざわざ恩師に娘のことを伝える意味がわからない。
あと、自分に好意をもっている「ぼく」に対してなぜあんなことができるのか。
ボーイフレンドと重なってもいいようなものの…。
歪んでいた、狂ってしまった、と言われればそれまでだけど。
だとしたら、ボーイフレンドへの深い愛や想いをもっと描いていてくれていれば…まぁまだ少しはマシだったかも。少しだけ。
こんなに苦手な小説は久しぶりだった。
新装版 果てしなき渇き 上 (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 果てしなき渇き 上 (宝島社文庫)より
4796680284
No.75:
(1pt)

主人公の父親がクズすぎる。

失踪した娘の行方を追う元刑事の父親。次々と明らかになる、父親ですら、いや父親だからこそ知らなかった娘の本当の顔。
使い古されたテーマだけど、最後には驚きの結末と感動を期待して購入しました。
ところが、思っていたものとは全然違う。悪い意味で。
言いたい事、ツッコミたい所がありすぎて困るレベルです。
まず共感できる人がいなすぎる。
むしろ嫌悪感ばかり感じる人達ばかりで胸糞悪い。
いじめ、レイプ、ドラッグ、暴力、ばかり。とても生々しく、私の嫌いな要素ばかりで気持ち悪くなった。
主人公である父親がクズすぎる。
父親だって人間だから完璧を求めるわけではないが、これは酷い。
娘への歪んだ愛情が気持ち悪い。
しかも自分のした事を覚えていないなんて…。
たとえ酔っていても、荒れていても、愛する娘だったらあんなことはできないはず。いや、考えもしないだろう。
本当に家族としてやり直したいのか、
娘に許されて愛して欲しいのか、
父親という自分にただ酔っているようにも感じた。行動も浅はかすぎる。
気分を悪くしながらも読み進めたのは、本当の加奈子を知ればなにか救いがあるかもしれないと期待したから。
しかし、最後まで加奈子という人物が理解できなかった。
父親からされたこと。
それを知りながら目を背けた母親。
ボーイフレンドのこと。
復讐心や歪んだ心になってしまうのはわかるし、同情もできる。
だか、やり過ぎ。
関係ない人を巻き込み過ぎ。
しかも、一番復讐したかったはずのド変態の悪人に制裁を加えなかったのもわからない。そこはやり遂げようよ!と、思ってしまった。
そのくせ、わざわざ恩師に娘のことを伝える意味がわからない。
あと、自分に好意をもっている「ぼく」に対してなぜあんなことができるのか。
ボーイフレンドと重なってもいいようなものの…。
歪んでいた、狂ってしまった、と言われればそれまでだけど。
だとしたら、ボーイフレンドへの深い愛や想いをもっと描いてくれていれば…まぁまだ少しはマシだったかもしれない。少しだけ。
こんなに苦手な小説は久しぶりだった。
新装版 果てしなき渇き 下 (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 果てしなき渇き 下 (宝島社文庫)より
4796680306
No.74:
(5pt)

第三回「このミステリーがすごい!」大賞作品だけあって、最後まで面白く読めました。

ある悲劇的な事象が発生したとき、その周囲の人々は、自分との関係性を勝手に想像し、やがては自滅していくという物語でした。

藤島の、行方不明の娘を探す心理は理解でき読み進められましたが、やがて暴走がエスカレートするうちに、次第と馳星周のような、悪の教典の蓮実のような、サイコパス的人格が露見していく点に混乱してしまいました。

第三回「このミステリーがすごい!」大賞作品だけあって、最後まで面白く読めました。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.73:
(5pt)

圧倒的★5

心理描写が少ないとか動機が不純とかいわれてるけど、普通に読めば中学生でも気持ちを汲み取れると...

たしかに多少理解し難いところもありますが、そこもこの作品の評価すべきところだと思います。

内容はあまりにも濃く、また非日常的なのに登場人物の感情が生々しリアルに書かれていて。フィクションと分かっていても、なんとなく現実味のある話に感じました。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.72:
(5pt)

暴力とセックスと暗黒と

大型トラックにドーンとブチ当てられたような、実に重量級のショックを受けました。
映画のほうを先に観たのですが、あのわけのわからない映画が、実は原作にかなり忠実に作られているということが、本作を読んでわかりました。

暴力的なセックスの写真を見て、主人公が勃起するというシーンがありました。
実は読んでいて、私も同じでした。
おそろしいです。
おぞましいことに、自分の中に暴力的な性へのあこがれ、みたいなものがあるということを、引きずりだしてしまう小説です。
一方、あまりの過激さに、とても万人に勧められる小説でないことも事実です。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.71:
(3pt)

映画見てから読むべし

乾き。
の映画を見て分からない所が多すぎてもっと知りたいと思い原作の果てしなき乾き。を購入しました。

映画では父目線ばかりでしたが、こちらの本ではいろんな目線からの思いが描かれている為、あの時こうだったのか!と理解できるものが多々あります。
映画の中では映像化できなかったのでしょう。そついう細かい点がこちらにはひしひしと綴られていました。

多分原作を先に読んでいればこの映画を見ることもなかったのかと思います。
それくらい映画より詳細や情報があり読んでいるだけでも気分が悪くなる事がありました、、、

映画では精神科に通っていたことや、こまかい設定を省かれていた為にびっくりしました。
だからあのシーンでこうなったのかと。
チョウとかも映画では名前でしか聴かなかったので悪い人ってのはわかりましたが誰?ってなってましたもん。

映画を見た方はこちらの原作を読んでよりかなこの心理状況や父親の心理状況を把握して欲しいなと思います。

少女にここまで狂わされてしまう友達、父親や政治家、チョウなどのことが特によく小説にはかかれてました。
ただ、現実味がなさすぎてちょっとやり過ぎやろ!っと思ってしまいましたが..

両親ともにどこか自分の娘を守るというより育てる事に放棄していたのかと捉えられます。
お互いが自分で必死になっていく様などもかなりリアルに書かれてました。

父親がなんせリアルに描かれていて最終的には映画には書かれてなかった父親とチョウの関係だったりで本当にびっくりさせられることばかりでした。

GOOD POINT
表現が浮かぶほどえげつない。
いろんな視点での見方がしやすい。
娘に許して欲しいとでも思っているのか単に今更に父親をやり直したいのか目的は掴めないが娘に対しての父の行動力。
大げさではあるがかなこの企みと行動力。
当事者の心理が完全には伝わらない分、読者があれこれ考えて個人の視点で解決する所もある。
映画ではなかった父に対してかなこからの制裁があったことから父に対しての復讐でしょうか?そんなものがあり物語の収まりがよかった。

BAD POINT
父、若者と視点切り替えで綴られているため、どの場面で起こっていたのかがわかりにくく、2つの視点のリアルタイムが掴みにくい。
厚手の本ですが正直そこを細かく書かなくてもいいんじゃないの?って思う点がたくさんありました。
かなこと関わる人達についてはもうリアル味が欠けてしまい、読んでる最中にそんなわけあるかいっ。となんどかつっこんでしまうほど。

あくまで個人的ですが私は2日で読みきりましたが映画を見た後は後味の悪さがありましたが、この本を読んですっきりできた為に星3です。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.70:
(2pt)

軽くは読めないです

読んだ後の後味感というか…非常に悪かったです。軽い気持ちで読み始めたのは、後悔でした。
でも、そういう気持ちになるくらい、描写など表現は凄いと思います。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.69:
(5pt)

良い!

雰囲気が映画『冷たい熱帯魚』にかなり近い。
最初のシーンで元妻が呼び出すところが非常に違和感。
主人公が崩壊していくストーリー展開が好み。
棟方と緒方だっけ?この二人の漢字が近過ぎて
混乱したのは俺だけ?
映画化されたようだがR15ってことは大分抑えたな。
普通に映像化したらR18の内容。エログロです。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.68:
(4pt)

エンターテイメントではない

人間の生臭いような目を逸らしたいような描写をあえて書き連ねるようにしていますね、残酷な話もエグイ話も数多と読んできましたがそういった作品でも省かれるようなあえて言うなら「人間性」を描いています。

主人公の行動言動心理、話の展開、家族間のタブー、人間関係の醜さ、暴力、性欲、獣性、目を逸らしたくなるような物に溢れて救いがたい、私も含めてですが多くの人が読んでいて不快な気持ちになるのでしょう。

深町秋生の作品は良くも悪くも娯楽性が強いものが多いですが、この作品は毛色が違います。

何度も読み返さなくても良いが読む価値はあると思えるようなそんな作品です。

父と娘だけではなく誰もが皆渇きにもがいているのでしょう。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.67:
(1pt)

こんな不快な気分にさせる作品は珍しいですね。学生が書いたのか?と思いました。

こんな不快な気分にさせる作品は珍しいですね。学生が書いたのか?と思いました。あり得ない無能な主人公がうだうだと探っていきますが不快要素でいっぱいです。妻子をレイプして、娘をレイプしたのは都合よく忘れててます。しかも屑のような小学生をさらってレイプさせる組織とか出してきて皆殺しにしたらまだすっきりするものを大半の屑はただ痛めつけるだけとかフラストレーションがたまります。私はこの種の屑どもは小説の中なんだから殺せよと思ってしまいました。とにかくいらっとさせたり、フラストレーションがたまる作品ですね。まるでひねくれた不良が書いたようなゴミ本です。これを対象に選んだ人間って「意識高い系」なんだろうなと思います。だいたい終戦直後までならともかく金持ち親父ががシャブやって中学生の尻を掘ってる写真を取られてたら骨までしゃぶられるし平然と職業生活など続けられるわけがないだろうと思いました。小説はあり得ないことだらけですが、ただの不快なあり得ない物語は不要です。この選考委員達はただただ愚かだなと感じました。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.66:
(5pt)

映画だけを観た人は是非読んでみてほしい

映画だけでは語られてない部分が把握できました。 映画だけだと星は2つです。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.65:
(1pt)

ひどすぎる

ここまでひどい小説と久々に出会いました。
これが「このミス」大賞作って、どれだけ賞のレベルが低いのでしょう。

レイプや売春など強要された性と暴力、麻薬のシーンばかり過剰に丁寧で、心理描写や展開の説明など読者が知りたいことについては浅くしか描かれず。
加奈子が悪に染まっていった動機が結局わからないままでした。
なぜ罪のない同級生や下級生、恩師までも陥れたのか。
小説で説明されたことだけで納得すると思っているなら、読者をなめすぎですね。

読んでいる途中からどんどん気分が悪くなり、読後感は最悪でした。
二度とこの作者の小説も、「このミス」受賞作も読みません。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.64:
(4pt)

ヒロインすげえいいよ。キスしてくれてありがとう。

なんとなく自分が好きな作品の傾向がわかった。
こういう穴が開いてて、そこに吸い込まれていったり、
傍から見てどれだけ愚かしくてもそこに飛び込んで行ったりする
やつがいい。漏れないように塞いで回るだけのは大嫌いだ。

俺はここ最近は読み物は海外一辺倒で、たまに読む国産は
幼稚すぎて本当にげんなりさせられてたけど、こいつは悪くない。
ただ、シャブはずるいと思う。ってか大丈夫?
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.63:
(3pt)

心温まる、家族の再生のお話、ではなかった。出会いたくなかった小説。

読みたい→ 面白そうだな → え? → 読みたくない! エグすぎる! → 読みたくない! こいつもこいつも最低すぎる! →読 みたくない! 思っていたよりもさらにエグすぎる! → 読みたくない! ひどすぎる → 読みたくない! オチがひどすぎる!

そんな感じで、読みたくないのに最後まで読ませられたのは、作者の力量と作品に込められた圧倒的な悪意の熱量によるものだろう。

物語の基本は「行方不明になった娘を、家族から疎外された父親が捜す!」というもので、探偵小説みたいなものかなと思って読んで行ったのだが、途中からものすごくエグい方向性へ舵切りしていく。父親は最低最悪と言ってよい、傲慢で暴力的な、野獣のような存在。娘は・・・。たくさんの人間が巻き込まれ、無残に、陰惨に死んでいく。血と暴力と狂気の小説だ。生々しい暴力とどす黒い感情の連鎖。韓国映画を見ているような感じだろうか。しかし、今まで見てきたどの韓国映画よりもエグい。吐き気がするほどおぞましい瞬間の連続なのだ。ホラー小説でもないのに、よくもここまでどす黒い世界を描けるものだ。作者は普通じゃない。

作者に「衝撃的なイベントを次々に配置するサービス精神やバランス感覚」「未体験の最悪世界の語り口」「勢いのある、熱をおびた文章」など読ませる力があるので、嫌々ながら最後まで読んでしまった。

ただ、この小説、竜頭竜胸竜胴蛇尾なのだ。最後の20ページくらいで、納得いかない杜撰さが露呈する。なんじゃそりゃとツッコミたくなる点が5個くらい連続して出て出てきて、納得行かないまま終わる。せっかく500ページもエログロに耐えて読んできてこれかよ、といった感じ。ここまで暴力や性があれば、何かとてつもないラストと、テーマ性を見せてくれるものだと期待するのに、なんだか平和で、地味に幕を閉じる。変なの・・・。どクズ主人公が、あそこまで娘に執着する理由や背景がよくわからないまま終わったのもがっかり。スピード感はあったし興奮しながら読んだが、詐欺にあった気分。

文章が悪いと言われているが、そうは思わない。不親切な悪文はノワールの基本だと思っている。心情描写や比喩、生々しさを感じさせるエグい表現が上手いと思った。

違う作品も買ってあるので、楽しみ。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.62:
(3pt)

登場人物が全員気持ち悪いです

行方不明になった女子高生「加奈子」
すごい美人ですごく頭がいいらしい・・・
を、父親の元刑事の藤島が探すうちに、
とんでもないことが判明するんですけど。
とにかく暴力、暴行の描写が延々と続いて
非常に気持ち悪いです。
かつ、出てくる登場人物が全員気持ち悪いです。
「加奈子」はとても頭がいいらしいけど。
どこがいいのか良くわかりません。
加奈子がそこまで壊れる必然性がちょっと理解不能。
父親の藤島はとにかく嫌な男。
で、この小説、今年映画になったそうですが・・・
うーん。。。
これだけ気色悪いのをどんな風に映像化したのか
激しく気になる(笑)
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.61:
(4pt)

救いは無いけど

ここの評価、低いですね。映画化されたし図書館では予約待ちが何十人もいるというのに。確かに内容は暴力とクスリと売春、腐った警察、イカれたガキども、悪魔のような少女。読んでても目を背けたくなるようなストーリー。でも目が離せないのは事実。私は久々に本を夜中まで一気読みしました。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.60:
(5pt)

なかなかきつい内容でしたね。。。

中古ですがとてもきれいな状態でした。発送も迅速に対応していただきありがとうございました。
今回はですが映画の宣伝を見て興味をもちもした。個人的には決して嫌いではないですが、全般的にとてもダーティでエグイ内容なので、
年頃の子供の母親としてはかなりきつかったです。 自分の中ではこの主人公の父親とは役所さんがかなり違うイメージなので
どう演じているのかとても気になりました。
新装版 果てしなき渇き 上 (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:新装版 果てしなき渇き 上 (宝島社文庫)より
4796680284
No.59:
(3pt)

半日で読んだ

普段多くは本を読まないのであくまで読書素人の意見です。
映画化され、(映画は見てませんが)、小説が気になり読んでみました。
確かに続きは気になり、ざざっと最後まで読んでしまいました。スピード感はあると思います。
あまり推理もせず読んでたので、結末はそれなりに楽しめました。
しかし娘がグレた原因など、単純さも否めない。しかも娘は彼氏と実際どういう関係だったのか、最後までよく分かんないで終わってもやもや。なぜ娘がそこまでのことが出来たのか、彼女の二面性もよく分からない。ただのぶっとんだイカレタ少女だったんだな、という印象。
娘だけでなく、みんなの心の闇が理解できないまま終わる。
抽象的な表現でなく、もう少しそこを書いて欲しかった。
反対に、無駄な強姦シーンなどがあって不快。残虐描写がある作品は数あれど、必要性が感じられない暴力描写が多い作品だったように思います。
他の方が仰るように文章が下手…かどうかは分かりませんが、確かに、今誰が喋ってるのか、順番にゆっくり見ないと分からないところもある。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.58:
(1pt)

読むのは時間の無駄。

朝日新聞の売れてる本という見出しの書評に、海外のノワール小説風展開とか、現代の都市論として読み解くことができると書いてあるのに興味を持って、読んでみたが、あとがきに書いてあるようなエルロイの影響下にあるというよりは、エルロイもしくはトンプソンの模倣でしかない。当然、藤原と元女房の桐子の設定や台詞も1940年代のアメリカの犯罪小説に出てくるような人物を日本に置き換えただけのようにしか思えない。文庫本の100ページ過ぎあたりの藤原が桐子を犯すようなセックス場面はまるで昭和40年代の独立プロのピンク映画を見ているようで、度を過ぎた作り話に辟易して、ここで投げ出した。ミステリー大賞を取ったというが、選者のレベルも相当低いのかと思う。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601
No.57:
(3pt)

思ってたよりは…

…悪くないかな、とは思ったのですけれど、他レビューで書かれているような文章レベルの低さ、登場人物の掘下げの物足りなさは確かにあります。
それでも物語を展開してゆく力はあるかな、と思いました。
ただ致命的な欠陥と言えると思うのですが、主人公の父親の娘、加奈子に対する思い入れが随分勝手なところです。
というか、離婚してほっといてた娘に対して急にこだわり始めて、その動機が希薄。
「主人公が勝手」というよりは著者が描くべき動機づけが書かれてない、ということだと思います。
果てしなき渇きAmazon書評・レビュー:果てしなき渇きより
4796644601

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