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小説8050
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小説8050の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全114件 21~40 2/6ページ
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いじめで引きこもった子の親が、不器用ながら頑張るというリーガル小説。8050というタイトルは、本を売るためのキャッチコピーととらえた方がいい。ひきこもりの子を持った家庭には、長期化すればするほど様々な問題が派生してくる。その問題をすべて取り上げていては、小説は長くなるし登場人物は多くなるし、難しすぎるテーマなのだ。 だから、一本決めた軸を見失わずにストーリーを書き上げ、途中で派生した問題や人物を次々と簡略化していく進め方はクレバーだった。さすがリジチョー。(最近我が家では応援の意味も込めて、真理子先生と呼ばず真理子理事長と呼んでいます) | ||||
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ぐいぐい引き込まれていきました!クライマックスまでは。終盤からいろいろついていけなくなりました。 まず息子が飛び降りる直前の、父親の激昂が解せない。それまで裁判に向けて、息子の再生のために、散々気を使って丁寧に接してきたのに、しかも直前に弁護士からおそらく息子は強制されてやったんだと説明されてたのに、あそこで突然激昂するかなぁ。 あと、弁護士が裁判の途中で突然人格が変わったように人を馬鹿呼ばわりするところ。なにか伏線があるのかなと思ったけど、特に何もなく。んー、あれは何だったのかが気になる。 全体的に父親目線で終始描かれていくけど、こういう題材だからこそ、引きこもり張本人の心情が見たかったなぁ。 | ||||
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面白いけど、引きこもり問題ではないんじゃないですか。 中学時代のイジメが原因だから親が主導で裁判して子どもが復活するって すごくファンタジーな気がします。そんな劇的なことって実際はないわけですし、 親の側の心理に焦点が当たりすぎて、子ども自身が自分の問題をどう捉えているのか 最後までわからない感じ。 イジメはその子達のせいですが、長期間引きこもったのは自分の責任だと思うので… なんかしっかり者の姉は男親から見たら可愛げがないもので、 弟は実態はただ甘やかされてるだけなのにイジメで引きこもりになるなんて 可哀想という構図にも非常にモヤモヤしたものを感じます…。 | ||||
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続きが気になり夢中になって読んだ。14歳から引きこもっていた長男の視点からの描写がないので、ひたすらもどかしい。 最後は悪を叩いて終わる半沢直樹的展開。ジェットコースターのような読書体験だった。 | ||||
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8050問題に興味があり読みました。非常に面白い。ぐいぐい読めます。 しかしみなさんおっしゃるように8050ではなく5020ですね。このまま40、50になったら終わりだ!と言われるので、30過ぎてしまった引きこもりの人にはお勧めできません。 いじめ裁判の描写はとても面白かった。親が裕福で恵まれているからこそできたことで現実にはなかなか難しそうだけれど小説としてはとても良い。弁護士のキャラも好き。 思い込みと正義感が強い父親、人の話を最後まで聞かずに事件が起きた。こういう父親が引きこもりの原因の一つなのでは?息子からお前のせいだと言われるくらいなのでは?と思ったけど、さすが賢くて優しい息子さんで丸く収まり、んー良かったねという感じでした。 | ||||
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親、教育に携わる人をはじめとしてすべての大人に読んでもらいたい。崩壊していた家族が、ある意味、再生していく物語としての側面もある。それよりも強烈に印象に残ったのは、「いじめ」がいかに一人の人間を壊して行くか、の描写であった。ここでは、被害者に焦点を絞るため、学校側のマイナス面しか出てこないが、実情は異なる。しかし、いじめ問題について、学校ができることは限られている。なんの権力も与えられていない。悪質ないじめは、早期に法の介入を導入すべき、と考えさせられた。 | ||||
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多くの方が指摘しているように、これは8050ではありません。イジメに関する小説です。 8050問題に対して、この作者だったらどのようなことを示してくれるだろうかと期待して読んだので、落胆しました。社会的な問題を商業的に利用しようとしていて、不快です。作者、出版社の姿勢を疑います。 そのいじめに関しても、作者はエッセイで、中学時代、自らもいじめにあっていたが、「新規まきなおし」ということを知っていて、いじめっ子たちが行かない進学校に進むことで打開できた、と書いていますが、だからからか、いじめに対してもそれほど追及できていません。主人公の父親や息子の行動も、ストーリーを展開するためとしか考えられない、ご都合主義的なものでした。 さらに付け加えると、描写の中に、同性愛者に対する嫌悪的な表現が散見されます。全く不必要に、です。これって、同性愛者に対する「いじめ」じゃないんでしょうかね。 自らも親の介護に少しは携わっただろうに、高齢者や介護をテーマにした前作はとんでもない駄作でしたが、この作者は社会的なことをテーマに小説を書くのは苦手なようです。 | ||||
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友達に薦められ8050という題名に興味を持ち読みました。 お父さんが息子の問題に向き合ったからこそ脱却できたのだろう。 8050と言う割には両親も若いし息子もまだまだやり直せるし引き返せる年齢で8050ではなく5020。 本当の8050はもっと悲惨。 大人になれば本人の問題だと見て見ないふりをして小遣いあげて朝昼晩の食事を部屋に運び洗濯掃除までしてあげれば働かなくても生きていけると感じとるのかな。 子育てに無関心な父親と過干渉で進路や生活にまで口出しして本人の気持ちを操縦する母親のもとに育って自分で巣立つことができなかった人ってもっと悲惨で悲しい。希望もないし光も見えない。 ある精神科医の話を聞いた。 区医をしていたときに保健所の職員が連れてきたひきこもりの男性は、90になった母親が認知症で徘徊してるのも気づかず保健所の人が母親を保護したら襖の奥からガサゴソと音がして聞いてみると『うちの息子が奥にいますよ』と悪びれるかとなく言ったそう。 親の年金で暮らして異変に気付けないくらいの引きこもりは害でしかない。 日本には病院にも行けないくらい病んでる引きこもりがたくさんいる。 本人が自分は病気だと認めないと病院にもつれていけない。 施設に入れろと言うが施設に入れるにも病院や役所に行くにも本人の了承が必要で無理に連れ出すと人権問題になるとのこと。 自分で立ち上がろうと藻掻くうちはまだ希望が見えるが人生諦めた引きこもりはどうにもならない。 | ||||
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中学生以下の子を持つ親、特に父親には是非読んでもらいたい内容です。 単なる引きこもりの話しではなく、親として何をすべきなのかを考えさせられました。 | ||||
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林真理子さんは恋愛系、不倫系ジャンルの印象が強く、あまり好きな作家さんではないのですが、この本は発売からずっと気になっていて読みたかった本でした。 中古でお安く手に入れることができて、ありがたいです。(美品でした) 内容は…重たいテーマでした。 思春期の子を育てている私にダイレクトに刺さり、感情移入して涙まで出てしまい… 読み終わった後も、さまざまなことを考え、自分と重ねています。 大変読み易くなっており、あまり読者をしない方にもおすすめですよ。 | ||||
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面白いかったです。夢中で読みました。 翔太くんが可哀想だった。自分の子供だったら‥と思うと心が震えました。それぞれの家族の視点があってどの人の気持ちもわかります。 いいお父さんですよね。途中から 奥さんの当たりがキツくて奥さんがイヤになってきた。 さすがに林先生です。裁判の展開は読んで いてドキドキでした! | ||||
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引きこもりの子がいる家族の日常や心理描写のほか、夫婦のすれ違い(夫より友達とのLINEに救いを求める妻など、よくわかる)、いじめの実態、引きこもり関連の悪質ビジネスなど非常にリアルで、読み始めたら本を置けない、さすが林真理子さん、と思いました。 | ||||
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公立中と違って私立中はイジメが無いと言われていたのは、昔の話。両者の違いは経済力くらいなのであろう。学校以外に落ち着いて過ごせる場所が有ったら、長年の引きこもりにならずに済んだのかもしれない。この本では父親が息子の側についたが、世間の父親は、後から家族に加わった子供より、自分が選んだ女性であるところの母親の味方になるケースが多いような気がした。 | ||||
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一気読みでした。読んでいくうちにハラハラしました。これが現実だとするとすごい怖いなと思いました。また、親子が奮起する姿が、上手に描かれてていて、衝撃的でした。 親子問題いろいろ世間では見えない所たくさんあると思いますが、細かい所まで書かれています。長い年月をかけて戦っていく姿に家族愛や人間愛を感じました | ||||
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読んでいて何度も苦しくなる場面があったが、それでもページをめくる手は止まらぬほど引き込まれた。この本に出会えたことに感謝します。 | ||||
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最近の林真理子さんは雑誌の短いコラムの文章ばかり目に入っていて、正直こんなに安定感のある文章、取材力で最初から最後まで書ききる方だったのかと改めて驚いた次第です。 8050というタイトルですが、主人公一家は40代と20代の親子、8050まで少し時間があるからこその苦悩がリアルです。 最初は引きこもりの息子とどうやって8050に突入していき、死んでいくのかという話なのかと思っていましたが、そうではなくて、8050問題になるきっかけをつくったイジメの問題に改めて向き合うという家族のお話でした。 過程で父親が、息子に求めるのはスペックでも行動でもなく、その存在だけなのだと初めて気づく、といった描写は、40代にしては陳腐な気づきではないかという気もしましたが、そこがわからなかったからこそこんなにも長い間一家で苦しんだのだろうと思うし、この家庭では大切な気づきだったのだと思います。 | ||||
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8050問題 同じような年頃の子を持つ者として抉られるような気持ち。 とにかく文章が読みやすく、どうなるの?どうなるの?と夜な夜な読み進めました。寝不足です。 自分は母親ですが完全に父、大澤正樹の目線で読んでいました。 壮絶ないじめの内容を目の当たりにした時、子はどんな気持ちで生きていたのかを想像しただけで苦しくなりました。 それと並行して夫婦仲も壊れていく、これも痛い程共感できる。 地獄のような話だけれど、なくは無いよね…という思い。いや、むしろあるね。 夫婦の言い合いのシーンは本当にまるで自分たちが喧嘩しているかのようにストレス溜まりました。 そして一緒に絶望しました。 ぐわーってストレス溜まって、フッと優しさに触れて涙が溢れ、感情がおかしくなる一冊。面白かった。 | ||||
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8050問題ではなくイジメからくる不登校を経たひきこもりがテーマ。内容と題名があっていない。 | ||||
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本の状態も良く、価格も安く、丁寧な包装に、予定配送日より早く手元に届きました。 | ||||
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8050問題がエンタメ小説になるのか、と期待して読んだら大ハズレ。 年齢からして5020だし、引きこもりというより、いじめの話。7年後でも裁判はできる(この小説のように証拠や証人がいれば)という点は目新しいし、それを通じて本人や家族が再生するという点では良いお話。 ただ、実際の8050問題はこんなに単純じゃないし、当事者たちは日々絶望と後悔を抱いて生きているんだろうと思う。内容は8050に無関係なのに、それをタイトルにして釣るっていうのは、ちょっと不愉快。 それから、後半で姉の取るある行動、いくらなんでも突飛すぎ。お話だなあ、という気がして興ざめだった。 | ||||
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