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小説8050
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小説8050の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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(ネタバレです) 8050問題というより、いじめ問題ですね いじめが原因でひきこもり、 そのままなら8050問題に発展するところを 父親の奮起により.... だからか、私の場合は少し肩透かしをくらった感は否めない はっきりとした原因や対処法がないのが 8050で困っていることだと漠然と思っていて。 この本はあくまで読み物なので これでいいんですよね、失礼しました。 | ||||
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8050問題がテーマと思い読み始めたので、 50代親と20代になったばかりの息子の話で出鼻をくじかれました。中学時代に受けた壮絶・陰湿ないじめのせいで引きこもりになった息子を立ち直らせるべく(親としての責任を今こそ果たすべく)、父親主導で裁判を起こす物語。 なぜこの紛らわしいタイトル?? グイグイ話は進んでそれなりに面白くて読めましたが、事態の深刻度に対して都合好く展開していく感は拭えませんでした。 何よりも、妻や子供たちに対しての横暴で独りよがりな父親の描かれ方に引いてしまったし。 (すぐ「馬鹿野郎!」と言い放つなど) | ||||
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ぐいぐい引き込まれていきました!クライマックスまでは。終盤からいろいろついていけなくなりました。 まず息子が飛び降りる直前の、父親の激昂が解せない。それまで裁判に向けて、息子の再生のために、散々気を使って丁寧に接してきたのに、しかも直前に弁護士からおそらく息子は強制されてやったんだと説明されてたのに、あそこで突然激昂するかなぁ。 あと、弁護士が裁判の途中で突然人格が変わったように人を馬鹿呼ばわりするところ。なにか伏線があるのかなと思ったけど、特に何もなく。んー、あれは何だったのかが気になる。 全体的に父親目線で終始描かれていくけど、こういう題材だからこそ、引きこもり張本人の心情が見たかったなぁ。 | ||||
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面白いけど、引きこもり問題ではないんじゃないですか。 中学時代のイジメが原因だから親が主導で裁判して子どもが復活するって すごくファンタジーな気がします。そんな劇的なことって実際はないわけですし、 親の側の心理に焦点が当たりすぎて、子ども自身が自分の問題をどう捉えているのか 最後までわからない感じ。 イジメはその子達のせいですが、長期間引きこもったのは自分の責任だと思うので… なんかしっかり者の姉は男親から見たら可愛げがないもので、 弟は実態はただ甘やかされてるだけなのにイジメで引きこもりになるなんて 可哀想という構図にも非常にモヤモヤしたものを感じます…。 | ||||
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話題となっている「引きこもり、いじめ、8050問題」の資料からすべての要素を詰め込み、極端な一つの架空の事例をストーリーとして提供している。 フィクションとしては興味深く、かつマスコミ受けしそうな架空の事例であるが、実際には5020問題であり、面白そうなことを寄せ集めたフィクションで独創性には乏しく、8050問題の全体像は見えず、問題提起にもなっていない。 一方で、教育委員会やNPO、弁護士などへの限界や過度の期待の戒めを提起しており、この点は評価できる。 | ||||
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いじめと遊びの違いくらい、物心ついた人間ならわかるでしょうに、いじめた本人も親も、先生までもが友達同士のじゃれあい、的に考えてる事自体、考えられない。 息子の一言で裁判まで考えた父なのに、なぜ最後に息子を信じてやらなかったのか? そこにとても違和感を感じ、残念です。 お姉さんの弟に対する思いは、とてもリアリティがありました。 | ||||
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「…子どもの出来なんて、籤(くじ)みたいなもんだと思わない?」 「どんなうちにだって、何本かハズレが入ってる。どんなにちゃんと育てたつもりでも、ハズレが入ってる」 このセリフがとても象徴的です。そしてさらにこう続きます。 「だけどね、ハズレだからって、私たちハズレ券を捨てるわけにはいかない。(中略)それが親の務めよね」 ひきこもりの息子を持つ男性歯科医の一家が、この問題にどう向き合っていくかが描かれます。やがて、息子の引きこもりが始まった背景に、いじめの存在が見えてきます。 文章が読みやすく、展開が分かりやすく、最後まで楽しんで一気に読めました。 いじめという問題に、家族が取りうる選択肢が描かれ興味深かったです。一方で、実際のひきこもりの問題は、この物語のように、一つの原因があって、それに取り組めば改善していく、という単純なものばかりではない気もしました。もっと複合的で、すぐに解決できない原因でひきこもりになってしまった人たちはどんな選択肢が取りうるのだろう‥と、読みながら思いを巡らしてしまいました。現代日本が抱える根深い問題に切り込んだ作品としても、評価できるのではないかと思いました。 | ||||
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いつもの林真理子さんと全然違うと思いました。 社会派でしたが、内容の重さの割には、心が動かされませんでした。 | ||||
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話題性のあるタイトルと作家名とで買いました。 とても読みやすく、人物の描写や心情において人間の暗部を込めた書き方が、いつもの流石の林真理子で、 ニラニラしたり共感したりで夢中になり読みました。 近所の、母親が死んで引きづり出される中年のシーンは恐怖を煽るのがうまいなと思いました。 そういったところは表現のうまさや共感させられる部分があり本自体は夢中になり読み進めていくのですが、、 大枠のストーリーの展開には、 少し「創作臭さ」を感じ、ご都合主義な進み方に興ざめする思いもありました。 行間を読めということなのかわかりませんが、 父親や翔太の心情の変化がいまいちよくわからなかったり、気付いたら翔太が普通にものわかりがよくなっていってるような… 尊厳を踏みにじられた人間が、情けなさと憎しみと手詰まり感で押し潰されている様子をもう少し読みたかったです。 しかし、8050問題やひきもり問題は、本当にどうしたらいいのか誰もわからない複雑かつ絶望的なことだからこそ、この本のように割とライトに書かれている方が救いがあるのかな、とも思いました。 劇中の登場人物は二十歳ですが、実際に中学以来20年30年とひきこもる人が増えている現代で、 共感し合える人はできたとて、どうすることが正解なのか当事者達からしたら答えがないのだから、ただ救いのない現実を書いたり最悪な展開を書くよりはいいのかも… しかし林真理子さんは、 下流の宴でも思いましたが、 作品のテーマやキャラの意地悪い視点は面白いのですが、展開のファンタジーさや読後の充実感がいまいちなところが最近残念だなと思います。 | ||||
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さすが林真理子さん。 とても読みやすく、睡眠時間を割いて一気に読みました。 ただ、内容からすると、8050というタイトルは、最早やりすぎ。 昨今、問題になっていて、話題になっているトピックを拝借している印象を受ける。 内容が奥深いものなら、納得してしたかもしれないが、そうでもなく ネタバレになるかもしれないので、まだ読まれてない方は、この先は進まれないよう、、、 この小説に登場する両親は、父母ともに、自分の子供より自分や自分の立場を第一に考えてきたひと。 ともあれ、ここに登場する両親は、自覚すらないのかもしれないが、おそらく昭和には、この手の親がとても多く、子供をくじ引きに例えるあたりは、自身の未熟さ、子育て能力や、向き合う能力がないことを棚上げして、子供をハズレと思うことで、自分が間違っていたわけではないの思いたいのかもしれない。 子育ては思うようにいかないのが当たり前。 全てではないが、覚悟のない親が招いている事態であることを、もう少し掘り下げる必要があると個人的には感じ、最後の納め方にも腑に落ちない、無理矢理感が否めない。現実はもっと最悪のエンディングが多くあるのだから。 | ||||
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なぜだろう、林真理子の小説を読んでも、その世界の住人になれない。浸れない。微に入り細に入り、懇切丁寧に、ト書きのように登場人物の心象風景を説明してくれるので、ものすごくわかりやすいのだが、浅瀬でチャプチャプしている感じ。この本は母のリクエストにより購入。無事に親業が終わりつつあると安堵した様子。いやいや、いろんなことがあったよ、忘れたの?今そんなこと言ってられるのは、親が偉かったの?私たちが偉かったの?お父さんという救いがあってよかったねーなんてのんきな母。現実はもっと厳しい。3人の子どもとの30年後に向けて、しっかりせねば。 | ||||
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弁護士に暗に「バカはお前だ」と言われているのに気付きもせず、浅い思考で満足して直情的に自分が正しいと思い込み周りを傷付け突き進む。 妻と子供たちは被害者であり良くも悪くも思考し続けた賢者、父親は知らずのうちに加害者になっている浅はかなバカで無反省。 最終的に父親の孤立と絶望しか残らず、しかも父親本人はそれにあんまり気付いていないというのが非常に怖かった。 父親の言動・考え方が自分と一致することばかりで震えた。 | ||||
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5020だと思います。 | ||||
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興味引くリアルな出だしでしたが 中盤以降はいじめ問題です まだ、やり直しのできる息子の年代と 活力のある親だから、解決の方に 向かいました 実際の8050問題ははるかに困難で 厳しいと思います 林さんの小説は取り上げるテーマは 惹かれるのですが、内容ががっかりなことが多く 残念です | ||||
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まぁ面白くは有ったのですが… この本の題名は正しくは「5020」ですね 親が50代で子が20代ならば この小説の様にやり直しも効くでしょう まぁ…本物の「8050」なら娯楽小説にはなら無いですしね… | ||||
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