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闇の中をどこまで高く



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【この小説が収録されている参考書籍】
闇の中をどこまで高く (海外文学セレクション)

闇の中をどこまで高くの評価: 4.20/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

埋めることができない心の中の空洞を延々と見せられる

複数の朝刊で取り上げられた書評を読む限り、未知のパンデミックが猛威を振るう近未来を舞台にした終末SF長編ということで、これはもう私の好きなジャンル(例えばスティーブン・キング『The Stand』や小松左京『復活の日』、ジョン・ウィンダム『トリフィド時代』のような)作品ではないか、と期待満々でハードルを上げすぎたのでしょう、読後感としては「ちょっとガッカリ」
 長編作品とのたてつけですが、連作短編小説の積み重ねといった構成で、中にはいくつかSF小説ならではのワクワク感あるお話(感染者の臓器移植のために遺伝子操作で豚の体内に人間の臓器を作るうち言葉をしゃべる豚が誕生する『豚息子』や地球から何光年も離れた宇宙へ人類が居住することができる惑星を探し旅する『百年のギャラリー、千年の叫び』)もありましたが、全体的になんだか暗い「喪失感」の膜が作品全体を覆っており、そこから突き抜けた感が得られません
 複数の登場人物らの、埋めることができない心の中の空洞を延々と見せられているような感じ
 本作に対する評価は、たぶん本作に何を期待するかによって差が出るのではないでしょうか
 私のように終末SFを期待するとかなり肩透かしです
 残念
闇の中をどこまで高く (海外文学セレクション)Amazon書評・レビュー:闇の中をどこまで高く (海外文学セレクション)より
448801688X

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