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温室デイズ



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【この小説が収録されている参考書籍】
温室デイズ
温室デイズ (角川文庫)

温室デイズの評価: 3.82/5点 レビュー 34件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 21~22 2/2ページ
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No.2:
(5pt)

中学生にこっそり渡してあげたいのに、課題図書になって残念

どんな状態であろうとも、教室という空間で過ごさなければならない3年間。

その中学も残り僅か3年の二学期も半ばから、2人の女の子を交互に描いた。

崩壊してゆく中学校に望みをかけて声を挙げたみちるは、いじめの標的にされる。

仲良しだった優子は、みちるを救う行動も、みちるの現状を見ることも出来ず教室に入れなくなる。

そのみちると優子を卒業まで交互に描いた。

旨いなぁ・・・・・。

大人が想像した中学生って感じでもなく、

イジメで人格が変貌した当事者の叫びでもない。

教室に通うしかない中学生の現状の中で、

いじめから逃げないみちるの気持ちと、

いじめが発生した教室から逃げた優子が、

中学の温室と言われる環境とどう折り合いをつけて暮らしていくか。

教育委員会が実際にしていること、教師は駒の補充のような存在で、

崩壊に対し嵐が過ぎるのを待つだけのような大人たち。

でも、その嵐の中に通わなくてはならない中学生。

学校生活に意味があるのか考え始めてしまったとき、こっそりこの本を渡してあげたい。

課題図書に選ばれてしまったけど、ここまでリアルな本に対し、感想文を要求されるのは可哀想だ。

現役中学生には、教師や親に感想を強要されず、胸の中で反復させてあげたい。
温室デイズ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:温室デイズ (角川文庫)より
404394201X
No.1:
(5pt)

リアル

十数年前の中学時代の頃を思い出した。多少、荒廃してたのでそこにだけ澱む空気感が蘇ってきた。私には主人公の二人の放つ言葉にはリアリティーを感じ胸が痛くなった。閉塞感と焦燥感で満ちた学校も、社会という枠からすればやはり守られてる温室なのだという然という事実。けども、大人だけでなく子供も懸命にもがき苦しんで生きてるというのも事実。意外に、子供も大変なのだ・・・・・書きたい事はホントは沢山あるのだけども、あり過ぎて混乱してしまうのでこれ以上は止めにします。伝えたい事は一人でも多くこの本を手にとって読んでほしいという事、それだけです。
温室デイズ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:温室デイズ (角川文庫)より
404394201X

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