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温室デイズ



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【この小説が収録されている参考書籍】
温室デイズ
温室デイズ (角川文庫)

温室デイズの評価: 3.82/5点 レビュー 34件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

内容はちょっとガッカリ

本自体は当然問題無いが、内容が想像と全く違いガッカリでした
温室デイズ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:温室デイズ (角川文庫)より
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No.7:
(3pt)

やさしい作風から骨太の新境地へ―温室の崩壊と再生への希望

これまでのやさしい作風から一転、テーマ、内容ともに、骨太の新境地。

学校は温室のようなガラス張りの戦場。
暖かくてぽかぽかして、多種多様の植物がのびのび育つはずの温室。
その温室は冷えきって、枯れる寸前の植物たち。瀕死の温室。

温室の崩壊、学校崩壊を起こした学校の物語。

正義感から中学卒業目前に虐められる側へシフトしたみちる、
虐めを受け続け、不登校になる優子、ふたりの視点を交互に出して描かれます。

それは小学校の高学年から始まっていました。
虐められる子、虐める子、パシリ、不良。
いつのまにかじぶんにつたキャラ。その役割を演じ続ける子どもたち。

冷たい温室(学校)、温室の中のさらなる温室(保健室)、温室の外の別の温室(フリースペース)。
いくら場所を変えても、温室は温室の狭い枠。

そんな現実をつきつける小説。
子どものいない人には、衝撃的な学校の現場を知ることになります。

フリースペースでの場面に、考えさせられます。
「本や映画の感想を意気揚々と話す」「ろくなやつじゃない」奴、道下。
その道下に、君もみんなで同じことをする教室にいるのが嫌になったんだろうと共感を求められると、こう反発する優子。
「本当に知的なら、教室にいるわ。同じ制服を着て、同じ教科書使うだけで自由が奪われたと思うのは、知的能力が低い証拠よ」
ならばなぜ学校に行かないのか、自問する優子。優子も学校を嫌いにはなれないのだ、という複雑な思いが伝わってきます。

希望を持って描かれるラストシーンも印象的でした。
現実にはありえないとしても、学校の現場にいる人なら、こう描くでしょう。
温室デイズ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:温室デイズ (角川文庫)より
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No.6:
(3pt)

温室デイズ

この学校生活のどこが温室なんだろうと思うほど過酷。
閉鎖的という意味での「温室」なら分かるが、決してぬくぬく育っているわけではない。
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404394201X
No.5:
(3pt)

そんなに頑張らなくてもいいのに

いじめにまっこうから立ち向かうみちる。
いじめられても、毎日教室に向かう。
担任すら、みちるがいじめられていることを気がつかないふりをするのに。

強いなぁ、と感じたが、我が子にはこの方法は選んで欲しくない。
あんまり張りつめすぎると切れてしまうよ。
頑張りすぎないで。

友達の優子のように、保健室登校したり、不登校するのもひとつの方法なんだろうけど、実際そうするのも、かなりの勇気が必要なんだと思う。
弱音を吐くのも強さなんだけどな。
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No.4:
(3pt)

タイトルが良い。

なるほどなあ、と思わせるタイトルでした。まさに現在の子ども達の日々を表したタイトル。
テーマとしてはとても重たく、まさに現代の子ども達の日常を描いていたと思ったのですが、正直なところ多少物足りなかったかなあ、という気持ちも…。もっと単純じゃないかと思うところもあれば、そんなに簡単ではないよな、と思うところもありました。
「一番書きたかった」と言うようにテーマへの思い入れは感じましたが、瀬尾さんらしい心の微細な描き方や、日々の中の何気ないけれどすごく特別な一つ一つをすくいあげるような表現があまり見られず、ちょっと物足りなさを感じたのも事実です。
個人的には瀬尾さんの小説がとても好きなので、だからこそこの小説には満足しきれませんでした。
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No.3:
(3pt)

先入観

著者が現役の中学校教諭であることを認識した上で読んでいるせいか、

ところどころでメッセージ性を感じすぎてしまい、著者の作風である

飄々とした雰囲気よりも、テーマそのものの重さが際立ってしまった

「学校でのいじめ」を瀬尾さんが描くとどうなるんだろう、

という期待をもって読み始めたのが、どことなくありきたりな作品の印象を受けた
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No.2:
(3pt)

瀬尾まいこにしては

最近は純文系で長くしっかりした構成の本を読むことが多かったので、ちょっと肩の力を抜きたくて、さらっと読めて読後感も爽やかな瀬尾まいこを読んで、少し休憩しようと思って購入した。
今作のテーマは中学で起こるいじめ。作者の現役教師の視点さながらのリアルな設定や人物描写はよくできてるし、ご都合主義や安っぽいハッピーエンドなんかにしない所も、いつもながら程々で良いと思う。ただ、今回はいじめがテーマなので瀬尾まいこの持味の一つであるユーモア溢れる会話がほとんど無い。(「図書館の神様」や「卵の緒」にあった、軽妙愉快な台詞達…。)もともとあっさりした作風でパターンが決まりがちな作者だけに、ユーモアが無いとなると面白みが欠けてしまう。
なので、簡単に読みすぎてしまい、あれ?これで終わり?といった感じ。
まぁ、作者の「ほどほどに書く巧さ」に、私自身飽きてきたのかもしれない。「今回もこれ位でいいでしょ」みたいな。
素直に読めない私も、嫌な読み手になったんだなぁ
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No.1:
(3pt)

中学校はもう温室じゃない

クラス崩壊やいじめの問題は珍しくなくなっている。だからと言って見過ごすことは

できないのだが・・・。一人の人間が標的にされていても、誰もとめる人はいない。

担任までもが見て見ぬふりをする。こんなことが実際に多くの学校で起こっている。

読んでいてつらかったが、反面怒りも感じた。一人を寄ってたかってみんなでいじめる

ことに何の罪悪感も感じない今の子供たち。それをとめようともしない大人たち。

世の中、どこかおかしい。中学校生活はもうぬるま湯ではないのだ。見せかけだけの

「温室」の中にいる子供たちは、これからどうなるのだろう?先が全く見えないことに、

とても不安を感じた。
温室デイズ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:温室デイズ (角川文庫)より
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