■スポンサードリンク
わたしはあなたの涙になりたい
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
わたしはあなたの涙になりたいの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文章ならではの味わいに満ちていて、読みごたえと読みやすさのバランスも洗練された、とても素敵な物語でした。 ただ、主人公の最後の語りには、え?と思ってしまいます。その答えでは、本を買って読んでくれたら救ってあげたいです、泣かせてあげます、みたいに述べているようにも聞こえる気がするのですが。 読んでほしい、誰かを救いたい、が願いなら、なぜ無料で配らないのでしょう。 演奏を引き受けたヒロインや義手の製造者とは、その点でまったく態度が異なると思います。 生活費に困らず、食料を買い込んで引きこもっているところにも、無自覚な打算さを嗅ぎ取ってしまいます。 また、繰り返し語られていた物語化や消費がなるほどと思う一方で、予防線を張っているようにも受け取れました。 野球部の先輩やマネージャー、映画監督がこの物語で消費されていることについてはどう思っているか気になるところです。 塩化病の都合の良さも引っかかりをおぼえます。 白く、清めてくれる、涙の素、という部分では美しさが際立ちますが、腐らない、臭わないという部分で、臭いものに蓋をしている印象をどうしても受けてしまいます。 この感想は一個人の穿った視点によるものなので、どんな物語なのか気になる方は、是非一読して自分の目で確かめ、自分の感想を持ってほしいと思います。 個人的に気にかかるところがあることも含めて、完成度の高い、非常に力強い物語だと思いました。 この作者さんが今後、どのような物語を書いていくのかとても気になります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
優しい物語で感動した | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レトリックに自己満足のきらい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品のために初めてレビューをしました。 読んでくれ、それだけ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今年の小学館ライトノベル大賞(5年ぶり) 舞台は福島県郡山市 幼なじみの少年と少女の人生を語る物語 一本の映画をみたような深い読了感と脱力感。ページの中にこれ以上ない生命力を感じる作品はいまだかつて読んだことはない、傑作。 タイトル回収の時、本当にがち泣きした。 審査員はこう言った。 『一つだけ不満があった。タイトルがダサい。なんかどこかで聞いたようなタイトルで、ストイックな作風の作者が、この作品の主人公のようになにか読者に媚びた妥協をしたのだろうと思っていた。思っていたのに、ラストまで読んでその意味がわかって泣いた。最後まで読むとこのタイトルしか無かった。』 しばらく読みなおす事はないだろう。決して分厚い本ではないのだがそのくらい疲れた。 また数年後に会おう。映画館で これは涙で始まり、涙で終わる物語。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者の書きたいことが凝縮された作品。 震災や死に対する消費で誰かを傷つけないか繊細に考えられている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本当に、本当に、心から感動しました。 この感動を言い表す言葉を、私は十分に持ち合わせていませんが、本作に綴られた言葉を借りるなら、「小説でしか救えない何か」に出会えました。 傑作です。間違いなく、ここ数年間で読んだ小説の中で最高傑作でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こんなとこに書く事ではないかもしれませんが四季大雅様、本当に素敵な物語をありがとうございました。ただただ泣いてそして物語の暖かさに癒されました。今感じているこの思いも明日には風化してしまうのかもしれないけれど今この瞬間その感情を抱いているのは事実です。そしてそれを糧に私も物事に取り組んで参ろうと思います。 改めて本当に素晴らしい物語をありがとうございました。 この何よりもキラキラしてて、優しさの詰まった素晴らしい物語がより多くの人たちに届くことを願っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語にテーマが必要かどうかなんて議論され尽くしているけれど、テーマがなくともおもしろい作品は溢れてるし、テーマが伝わってないのに作者の意図していないこと、伝えようとしていないことまで伝えてしまう名作もある。 で、これはなにが言いたいのかよくわからなかった。もししゃぶり尽くされた「命って大切だよね」がテーマだとしたら宮崎駿も生命に対する侮辱を感じると思う。君の膵臓を食べたいみたいな「よーし、読者泣かせちゃうぞ!」って作品が好きなら合うのではないでしょうか。おすすめはしないし、CLANNADや金色ラブリッチェの足元にも及ばない。 ただ、「同じ境遇に立ったとき、嫌いだった父親を赦せた気がした」という描写は好き。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
冗長になりそうな表現もめっちゃ読みやすかった。キャラ全員に共感できて夢中になって読み進めてしまった。 ラノベっぽくないという声もあるけどラノベだからこそ、より没入しやすかった思う。 今年ダントツの作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ただただ鬱展開なだけ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
希少難病、死、喪失に自家中毒を起こす主人公のわずかな救いとなる者たちを襲う悲劇。 「泣かせる話」要素全部載せの作劇。もしこれがガガガではなく、礒光雄の推薦がなければ 決して手に取らないような作品。プロローグはリズムに乗りにくいが一転本編からはかなり 「読みやすい」エピソードが始まるのだが、これが曲者。テンポが上がって話に入り込みそう になると再三作者本人からメタな視点でツッコミが入る。さらにその読みが浅いもう一段の 水準を要求してくる。 まさか評論ならぬ小説のなかでで「物語を消費しないで」と、言葉で突きつけられるとは。 さらに二転三転カラクリじかけの技工とのたうつ情熱で、読み終わるまで読者を離さない。 思春期にこれを読まされたら熱に浮かされたろうと畏怖するライトノベルの皮を被った「何か」。 表現する語彙がなく、ぜひご自身でお読みくださいというしかない、価格をはるかに超越する一品。 いつまでもピアノの調べが耳に響き続ける、爽やかな傷跡のような作品をご堪能ください。 蛇足ながら是非この作者の「毒にも薬にもならない」ラブコメを読ませてください、ガガガさん。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品はネットを見ればかなり絶賛されていますが、一つポイントがあります。 昔流行った「世界の中心で愛を叫ぶ」という作品がありましたが、いわゆるこれ系の作品です。 なので、これ系にまったく触れた事がない人はかなり感動すると思いますし、良い作品だと感じると思います。 逆に、これ系に辟易してる人にとっては作品を素直に受け取れず、「これ系はもういいよ」という 感想になると思います。 基本最初から最後まで悲しいエピソードのフルコースが来ます。流れとしては最初から最後のオチまで 世界の中心で愛を叫ぶ系の話なので、何が違った味付けとかは特にありません。なので、この本を読む際はこのジャンルの読書経験があるかどうかを念頭に置いて読むことをお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
筆舌に尽くしがたい気持ちです。 この作品に出合えた事に感謝しています。 ただ、終盤にかけての部分を職場での休憩中に読んでしまったことに後悔しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小学館ライトノベル大賞で『大賞』を受賞したこの作品。ライトノベルかどうかと言われるとなかなか微妙なところだが、この賞ではライトノベルっぽくない小説も多く受賞しているのでそこはたいした問題にはならないだろう。 塩化病という全身が塩になり死んでしまう架空の病気が重要な要素となってきますが、これはおそらく聖書に出てくる話をもとにしているのだと思います。読んでみればわかりますが、作者の知識量がすごい! きっとその膨大な知識からこの塩化病という架空の病を作り出したのでしょう。 文章も読みやすくすっと頭に入ってきます。小説が苦手な人でもこの小説なら最後まですんなり読むことができるのではないでしょうか。 タイトルに関しては意味がよくわからないと思う人がいるかもしれませんが、それは小説を読めばきっとわかることでしょう。もうこのタイトルでしかありえないと思えるほどしっくり来ています。 さすがは大賞をとるほどの作品です。 次の作品が今から楽しみです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
数年ぶりのガガガ文庫の大賞受賞作ということで、自分はあまり読まないジャンルだろうと思いつつ、ゲスト審査員の講評も読んだ上でかなり期待していました。 泣きながら本を読む、というのは自分の感受性が(恐らく)貧弱なのもあってあまりなかったのですが、物語の後半はずっと泣いていたかもしれません。下手なレビューはこの作品に失礼だと思うので控えますが、いつまでも自分の中で大切にしていたい作品であり、これから何度も読み返して少しでも理解を深めていきたいと思っています。 初めてレビューしました。一人でも多くの人がこの作品を読んでくれると嬉しいです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!