★第29回電撃小説大賞《金賞》受賞作★ 　瞳を覗き込むことで過去を読み取り追体験する能力を持つ大学生・紙透窈一（かみすきよういち）。

「ウラシマトンネルって、知ってる?そこに入れば欲しいものがなんでも手に入るんだけど、その代わりに年を取っちゃうの―」。

22歳女子、実家のバスタブで暮らし始める 「人間は、テンションが高すぎる」ーー 磯原めだかは、人とはちょっと違う感性を持つ女の子。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

勇者は魔王を倒した。同時に――帰らぬ人となった。

姉を殺した七人への復讐に少女は命を捧げた 四方を山に囲まれた田舎町、阿加田町。

17歳の春休み。 東京での暮らしに嫌気が差した船見カナエは、かつて住んでいた離島・袖島に家出する。

嫌われ者の俺と他人からは見えない先輩、ふたりだけの「戦い」を始めよう。

「君を、私の専属カメラマンに任命します!」クラスの人気者・香織の一言で、輝彦の穏やかな日常は終わりを告げた。

僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは―。

この夏休みが終われば、もう二度と夏はこない。それでも僕らは恋をする。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

君と全力で生きた時間が僕の未来を変えたんだ 母の死をきっかけに幸せを遠ざけ、希望を見失ってしまった瑞樹。

続々重版『今夜、世界からこの恋が消えても』著者が贈る感動ラブストーリー 田舎町で祖父母と三人暮らし。

失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』。

〈沈黙の魔女〉モニカ・エヴァレット。無詠唱魔術を使える世界唯一の魔術師で、伝説の黒竜を一人で退けた若き英雄。

第18回MF文庫Jライトノベル新人賞《優秀賞》受賞作 目を覚ますと、私は見知らぬ洋館にいた。

犯罪王の孫と探偵王の娘、宿命の結ぶ二人は探偵学園にて相見える──! 日本で最も取得困難とされる国家資格、国家探偵資格を求めて日本中から生徒が集まる真理峰探偵学園。

十八、終わる夏。

家族を失い、人と関わらず生きる高1の僕は、モノクロの絵ばかりを描く日々。

具合が悪い日、面倒な日直の仕事がある日、定期テストの日……。彼女が学校に行くのが億劫な日に、私は呼び出される。

最愛の人の死には三億円の価値がある――。壮絶で切ない最後の夏が始まる。

卒業単位欲しさに訪れた研究室で俺を迎えたのは、目鼻立ちは整っているが、異様なまでに不機嫌な少女だった。

君と出会えた奇跡を、永遠に忘れない。たとえ君が人殺しだとしても。

物理法則に反する少女の無重力な青春 「宇良々川さん、最近ちょっと浮いてね?」 学校の休み時間、すやすやと眠る宇良々川さんは浮いていた――物理的に。

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。

なぜ少年はテロリストになったのか――衝撃と感動が迫りくる慟哭ミステリー 「すべて、吹き飛んでしまえ」 突然の犯行予告のあとに起きた新宿駅爆破事件。

二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。

旧校舎で見たのは、宇宙服を着た死体だった 「僕らの青春は奪われたんだ!」二◯二三年七月、緊急事態宣言も明け日常を取り戻しつつあった僕らは、受験勉強が本格化する前の思い出づくりとして深夜の旧校舎に忍び込んだ。

世界に仇なす《勇者》を殲滅せよ。 勇者、それは世界を救う特別な力。

初めて会ったはずの君に 僕はどうしようもなく惹かれた 中2の涼は転校先の学校で、どこか大人びた同級生・百合と出会う。

親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中２の百合。

落ちこぼれの少女が、スパイの世界で生きる理由。 『蛇』の悪夢は続く。

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。

皆が望む、「いい子」を演じていた。 あの家族に出会うまでは――。

高2の茜は、誰からも信頼される優等生。しかし、隣の席の青磁にだけは「嫌いだ」と言われてしまう。

預言者は勇者を求めて、幾度も世界をやり直していた。 魔王を倒してくれる勇者を求め、何度も世界をやり直す預言者。

無人島のコテージに滞在する男女の恋模様を放送する、恋愛リアリティーショー「クローズド・カップル」の撮影が始まった。

高校三年生の俺・君塚君彦は、かつて名探偵の助手だった。

千年前、女は神からの求婚を袖にして、愛する男と共に輪廻転生の呪いをかけられた。

あの日、わたしは《幽霊》と恋をした――。切なさ120%の青春恋物語。

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。

「君は、いつから来た?」 伝説の作品が、いま蘇る――! 高校二年生の鹿島翔香はある日、昨日の記憶を喪失していることに気づく。

極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。

妹の死から幸せを遠ざけ、後悔しない選択にこだわってきた透。

メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画」。日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく。

「永遠の命はほしい？」 巨大な版図を誇るラーマ国。

目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。

その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。

コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。

塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。

幼馴染みと十年ぶりに再会した俺。

“本の町”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。

ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。