ミリは猫の瞳のなかに住んでいる



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初公開日(参考)2023年03月
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長編小説

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ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)

2023年03月10日 ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)

★第29回電撃小説大賞《金賞》受賞作★  瞳を覗き込むことで過去を読み取り追体験する能力を持つ大学生・紙透窈一(かみすきよういち)。退屈な大学生活の最中、彼は野良猫の瞳を通じて、未来視の能力を持つ少女・柚葉美里(ゆずのはみり)と出会う。  猫の瞳越しに過去の世界と会話が成立することに驚くのもつかの間、『ミリ』が告げたのは衝撃的な『未来の話』。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

ミリは猫の瞳のなかに住んでいるの総合評価:8.22/10点レビュー 9件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

ミリは猫の瞳のなかに住んでいるの感想

要素盛り沢山な所が面白くもあり、複雑に感じる所でもありというのが率直な感想でした。
情報量が多いというか詰め込み過ぎというか、読書が夢中になり辛かった為かもしれません。とはいえ面白い作品でした。

作品傾向は青春SFミステリー。
主人公は過去視。ヒロインは未来視。猫の瞳を通じてその二人が出会い、主人公が遭遇した銃殺事件を調査していくという流れ。事件はミステリパート。
2人の恋愛模様はパソコン画面でのリモート会話のような過去と未来で猫の瞳を通して接続される設定であり、今風の遠距離恋愛の物語を感じました。時間軸と猫の組み合わせなどSFの小ネタを感じる所が豊富。ミステリの小ネタも盛り沢山です。キャラクターの良さを描いた演劇部の活動内容も面白く読めました。

ただもどかしいのはどれも話のメインになるような設定のエピソードを300P台の本書に詰め込んでいる為か把握し辛い。密度が凄いとポジティブに捉える事もできますが読書のリズムと情報量が合わないと感じました。話が急展開になったり、感情移入する前に結果がでてきてしまったりと、凄い面白い事をしているのに味わい辛かったです。これは著者が好きな設定や展開をとにかく盛り込んだようにも感じて必然性が感じられなかったのも要因です。特に第四幕からは大事な魅せ所なのに驚きや感動を味わう間もなく次々と進めているような駆け足を感じます。間や演出があればもっと読者の心を掴めそうなのにと勿体なさを感じました。

一方、序盤の学園エピソードは惹きこまれます。キャラの濃い阿望先輩登場や演劇のエチュードは惹きこまれました。序盤は丁寧に描かれている為か学園箇所面白かったです。
表紙やヒロインも可愛くて絵柄や意味深なタイトルも好み。あと文章中で登場人物にすべてルビがふってあるのは読み易くて良かったです。この人なんて読むんだっけ?という煩わしさがありません。最初の登場シーンだけルビを振るのではなく、全ページで人物名のルビがあるので物凄く読み易い作りは好感です。最近の電撃文庫はこういうフォーマットにしたのかな。

と、良い所もそうではない所もいっぱい感じた作品でした。

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egut
T4OQ1KM0
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No.8:
(4pt)

おもしろかった

おもしろかった
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4049148765
No.7:
(4pt)

期待しすぎた

前作がとても良かったのと設定も面白かったので期待していました。
設定上仕方ないのもありますが、前作と違い、主人公とヒロインの関係の深掘りが弱かったので、主人公の喪失感やラストシーンでの感動も弱まってしまいました。演劇部分に割かれるページ数がさすがに多すぎたのかもしれません。
ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)より
4049148765
No.6:
(4pt)

SFミステリーもの。

読み終えたときに河野裕「サクラダリセット」、野崎まど「[映]アムリタ」を思い出す。
SF要素は過去視、未来視のシンプルな設定が序盤で活かされてます。物語のつかみはバッチリで、中盤から演劇の描写が続きます。物語に関連する形で劇の内容も詳細に描写されているので中弛みしやすい構成でしたが終盤にかけて伏線は回収されています。粗が目立つところはありますが作品として十分楽しめました。
ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)より
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No.5:
(4pt)

一流とは。

この著者のデビュー作を読んだ身からすると、期待と不安の両方があったのですが、不安の方が的中してしまった印象が強く、やや残念な思いです。

一流へのこだわりが強いように見受けられますが、前作同様、わざわざ二流三流あるいは論外の人物を登場させて、『ああいう連中とは違う』とでもいうような描写をする必要はあるのでしょうか。
まるで、レストランでのマナーや知識がない人物を嘲笑っているようにも見受けられ、それ自体が一流の行為からかけ離れている印象を受けてしまいます。

どうせならその筆力で、超一流を目指す者同士がしのぎを削り合う様の方を描いてほしかったです。

ミステリーやSFのテイスト、現代の空気も盛り込んだ物語でしたが、前作を読んだ経験が邪魔してしまったせいか、若く美しく聡明なヒロインから承認される主人公という構図の使い回しと、文章力やトリックを張るための技術優先の印象も強かったです。
ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)より
4049148765
No.4:
(5pt)

恋愛だけでもない、ミステリーだけでもない、ここにしかない読書体験が楽しめる!

ジャンル分けするとしたら恋愛とミステリーの合わさったものに少し不思議な要素も組み合わさっているので正確なジャンル分けは難しそうな作品です。

しかし、その複数の要素をうまく組み合わせて恋愛もミステリーも最後の場面に集結させている手腕はさすがとしか言いようがありません!
ところどころに散見される普通の人は知らないような情報も作者がしっかりと調べて書いているのだなと感心しました。

恋愛小説としても楽しめる、ミステリーとしても楽しめる、さらには読んでいるだけでも勉強になる、そんなお得な一冊がここにありました!
ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)Amazon書評・レビュー:ミリは猫の瞳のなかに住んでいる (電撃文庫)より
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